JPH0744917B2 - 食器洗浄機用噴射ノズル - Google Patents

食器洗浄機用噴射ノズル

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JPH0744917B2
JPH0744917B2 JP1293188A JP29318889A JPH0744917B2 JP H0744917 B2 JPH0744917 B2 JP H0744917B2 JP 1293188 A JP1293188 A JP 1293188A JP 29318889 A JP29318889 A JP 29318889A JP H0744917 B2 JPH0744917 B2 JP H0744917B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、食器洗浄機用噴射ノズルに関する。
〔従来の技術〕
食器洗浄機用噴射ノズルには、大別して回転式ノズルと
固定式ノズルの2種類があり、従来、それぞれ種々なも
のが提案されている。(例えば、実開昭55−4756号公
報,実開昭51−16963号公報,実開昭63−163761号公報
参照) 〔発明が解決しようとする課題〕 回転式ノズルは、回転によって洗浄室全体に散水を均一
行なうことが可能であるが、食器が接触するなどして回
転を阻止されると均一な散水が得られなくなるといった
問題や、回転部分の構造が複雑で部品点数も多く高価で
あるといった問題がある。
一方、固定式ノズルは、それ自体安価であるものの、当
該ノズルの開口方向に散水が偏って洗浄室全体に散水を
均一に行うことが難しいといった問題がある。
本発明は、上記した種々な問題を考慮してなされたもの
であり、安価で洗浄室全体に均一な散水が可能な食器洗
浄機用噴射ノズルを提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記した目的を達成するために、本発明においては、断
面を円形に形成され一端を閉塞されるとともに他端を洗
浄室に向けて開口されて閉塞端に接線方向に向けて開口
する流入口が設けられてなる食器洗浄機用噴射ノズルに
おいて、中心に貫通孔を設けた環状円板を前記他端開口
からノズル開口方向に所定量離して同心的に配置した。
この場合において、前記環状円板を所定間隔にて複数枚
配置し、前記他端開口から離れるにしたがって各環状円
板に設けられた貫通孔を小径とすることも可能である。
また、上記した目的を達成するために、本発明において
は、断面を円形に形成され一端を閉塞されるとともに他
端を洗浄室に向けて開口されて閉塞端に接線方向に向け
て開口する流入口が設けられてなる食器洗浄機用噴射ノ
ズルにおいて、中心部の開口率が小さく外周部の開口率
が大きくなるように多数の貫通孔を設けた凸面円板を、
前記他端開口部に取付けた。
〔作用〕
中心に貫通孔を設けた環状円板を噴射ノズルの他端開口
からノズル開口方向に所定量離して同心的に配置した食
器洗浄機用噴射ノズルにおいては、流入口に洗浄水が供
給されると、その洗浄水は円形に形成された周壁の内側
に沿って閉塞端から開口端に向けて渦巻状に旋回して流
動し、開口端から環状円板に向けて噴射される。しかし
て、開口端から環状円板に向けて噴射された洗浄水の一
部は環状円板に当たって環状円板の外周に向けて流れ、
環状円板の外周縁と他端開口間に形成される環状の隙間
を通して環状円板の径方向外方へ噴射される。また、開
口端から環状円板に向けて噴射された洗浄水の残部は環
状円板の中心に設けた貫通孔を通してノズル開口方向へ
放射状に噴射される。したがって、当該噴射ノズルの開
口方向に向けて洗浄水を的確に噴射させながら、通常は
散水させ難い当該噴射ノズルの開口方向に略直交する方
向に向けても洗浄水を積極的に噴射させることができ
る。
また、上記した環状円板を所定間隔にて複数枚配置し、
前記他端開口から離れるにしたがって各環状円板に設け
られた貫通孔を小径とした食器洗浄機用噴射ノズルにお
いては、各環状円板毎に上記した作用が得られて、洗浄
水が各環状円板毎に環状円板の径方向外方へ噴射され、
円板状に広がる多層の噴射流が得られる。したがって、
この食器洗浄機用噴射ノズルにおいては、当該噴射ノズ
ルの開口方向に略直交する方向に向けて多量の洗浄水を
積極的に噴射させることができる。
また、中心部の開口率が小さく外周部の開口率が大きく
なるように多数の貫通孔を設けた凸面円板を、噴射ノズ
ルの他端開口部に取付けた食器洗浄機用噴射ノズルにお
いては、流入口に洗浄水が供給されると、その洗浄水は
円形に形成された周壁の内側に沿って閉塞端から開口端
に向けて渦巻状に旋回して流動し、開口端から凸面円板
に向けて噴射される。しかして、凸面円板においては、
中心部の開口率が小さく外周部の開口率が大きくなるよ
うに多数の貫通孔が設けられているため、凸面円板の中
心部から噴射される単位面積当たりの噴射量より外周部
から噴射される単位面積当たりの噴射量が多い。したが
って、当該噴射ノズルの開口方向に向けて洗浄水を的確
に噴射させながら、通常は散水させ難い当該噴射ノズル
の開口方向に略直交する方向にむけても多量の洗浄水を
積極的に噴射させることができる。
〔実施例〕
以下に、本発明の一実施例を図面に基いて説明する。
第1図〜第3図に示した家庭用食器洗浄機においては、
本体10が前壁11,両側壁12・13,後壁14及び底壁15を備え
るとともに円弧状遮蔽板16とタンク17を備えていて、前
方上部にスライドドア(以下、単にドアという)18によ
って開閉される開口部Aが形成されるとともに、後方上
部に上壁19によって覆蓋される開口が形成されている。
また、本体10内には、ドア18によって開閉される洗浄室
R1にラック20とともに収納される食器21に上下から洗浄
水を噴射するための噴射ノズル22,23がそれぞれ配設さ
れていて、これら両噴射ノズル22,23には、タンク17と
底壁15間に形成される機械室R2内に設けた循環供給装置
24(供給ポンプ24aと供給パイプ24b,24c,24dからなる)
によりタンク17内の洗浄水が加圧供給されるようになっ
ている。なお、機械室R2内には、循環供給装置24の他
に、強制排水装置25(排水ポンプ25aと排水パイプ25b,2
5cからなる)が設けられるとともに、図示を省略した各
種の部品・部材および制御装置(前壁11に設けた操作ス
イッチ26によって動作して所定の洗浄サイクル及びすす
ぎサイクルにて循環供給装置24,排水装置25等の作動を
制御する装置)等が収納されている。
円弧状遮蔽板16は、本体10の上壁19より僅か下方にて左
右両端を両側壁12,13に固着されて所定量後方に延びて
いて、噴射ノズル22を支承しており、両側壁12,13の後
端上部,後壁14の上部及び上壁19とによって上方に空間
R3を形成するとともに、両側壁12,13等とによって下方
に洗浄室R1を形成している。空間R3は、開放時のドア18
を収納する収納空間としての機能を有するとともに、高
温の洗浄水が噴射ノズル22,23から噴射されることによ
り膨張する洗浄室R1内の空気の一部を外部に排出する排
気通路としての機能を有している。なお、膨張した空気
の一部は、上壁19に設けた通気孔19aを通して外部に排
出されるとともに、上壁19の先端と閉止状態のドア18の
後端(図示上端)との間に形成される隙間を通して外部
に排出されるようになっていて、これに伴う水蒸気(水
滴)は上壁19に設けた突起19bによって外部への排出を
阻止されるようになっている。
タンク17は、その周縁部を前壁11,両側壁12,13及び後壁
14に固着されていて、噴射ノズル23を支承しており、所
要量の洗浄水を収容可能となっている。またタンク17に
は、機外からタンク17内に洗浄水を供給するための給水
装置27(図示省略の湯沸器又は水道に接続される符号を
付した給水パイプとこのパイプ中に介装した図示省略の
給水弁等からなる)が設けられるとともに、排水装置25
に対して並列に排出パイプ28が設けられている。排出パ
イプ28は、タンク17の底部から導出された第1パイプ28
aと、機外に配設される排出口28b1を有する第2パイプ2
8bからなり、中間部すなわち両パイプ28a,28bの接続部
にはタンク17における規定水位loより上方の第1オーバ
ーフロー水位l1に位置する頂部Hが形成されており、こ
の頂部Hの機内部分には排水装置25の排水パイプ25cが
接続されて開口するとともに連通パイプ29が接続されて
開口している。連通パイプ29は、第1オーバーフロー水
位l1より上方の第2オーバーフロー水位l2にてタンク17
に上端を接続されて開口し、下端を排出パイプ28におけ
る第1パイプ28aの立ち上がり側にて頂部Hに接続され
て開口している。なお、連通パイプ29のタンク17及び頂
部Hへの開口方向は、図示のように上下方向でなくて横
方向であってもよく、適宜変更可能である。
ドア18は、その前端部外側に把手18aを一体的に有して
いて、遮蔽板16と同様に円弧状に形成されており、本体
10の開口部Aの左右両側、すなわち両側壁12,13の前方
縁にそれぞれ連続して設けた一対のガイドレール31,32
に両側にて開口部に沿って摺動可能かつ開口部に略直交
する方向にて係合可能に嵌合されている。このドア18
は、把手18aを持って上下動(回動)することにより開
閉できるようになっており、そのときには両ガイドレー
ル31,32内及び円弧状遮蔽板16の上面を摺動するように
なっていて、本体10からはみ出すことはない。なお、ド
ア18の閉止位置はドア18の一端(図示下端)18bがタン
ク17の前端部17aと当接することにより規定されてい
て、そのときにはドア18の他端(図示上端)18cが円弧
状遮蔽板16の前端部と所定量重合するようになってお
り、また開放位置は把手18aが上壁19の前端に当接する
ことにより規定されており、そのときに上壁19が上方へ
大きく変形しないように両ガイドレール31,32の上端に
は係合突起31a,32aが形成されている。また、ドア18は
上壁19を外した状態にて後方へ回動することにより両ガ
イドレール31,32から外すことができ、更に上方へ持ち
上げることにより本体10から取り外すことがきるように
なっている。
上壁19は、その前縁を除く周縁を両側壁12,13と後壁14
の上縁に接合させた状態にて3本のビス33により両側壁
12,13と後壁14に脱着可能に取付けられていて、上述し
たように、開放時のドア18を収納する収納空間としての
機能と洗浄室R1内の空気の一部を外部に排出する排気通
路としての機能を有する空間R3を形成する機能と、ドア
18の開放位置を規定するストッパとしての機能を備えて
いる。
各ガイドレール31,32は、第4図にてガイドレール31側
を例として詳細に示したように、断面コ字状に形成され
ていて、ドア18の左右両側とによりラビリンスが形成さ
れるとともに、下端にて本体10のタンク17に連通する水
誘導路Pが形成されている。また、本体10における開口
部Aの下端すなわち前壁11の上端には受皿34が形成され
ている。受皿34は、左右両端にまで連続して設けられて
いて、両ガイドレール31,32とドア18との嵌合部から洩
れ出てドア18の表面を流下する水と、ドア18とカバー19
間の隙間から排出される水蒸気がドア18の表面にて水滴
となって流下する水が受け止められるようになってお
り、これらの水はタンク17内に流れるようになってい
る。
上記のように構成した本実施例においては、洗浄室R1内
に食器21をラック20に入れて収納するとともに、タンク
17内に洗浄水を洗剤とともに略規定水位loとなるように
所定量供給し(この給水は、開口Aから手作業にて湯を
供給することによってもよく、また図示を省略した給水
スイッチを操作し給水装置27の給水弁を開いて行っても
よい)、操作スイッチ26を操作して洗浄サイクルを開始
すると、タンク17内の洗浄水が循環供給装置24のポンプ
24aにより設定時間加圧供給され両噴射ノズル22,23から
食器21に噴射されて食器21が洗浄される。設定時間経過
後には、循環供給装置24のポンプ24aが停止すると同時
に排水装置25のポンプ25aが所定時間作動してタンク17
内の洗浄水が機外に排出される。また、排出終了後に
は、排水装置25のポンプ25aが停止するとともに、給水
装置27の給水弁が開いて機外から洗浄水がタンク17内に
連続して供給され、かつ循環供給装置24のポンプ24aが
作動して、すすぎサイクルが設定時間実行される。設定
時間経過後には、循環供給装置24のポンプ24aが停止す
ると同時に排水装置25のポンプ25aが所定時間作動して
タンク17内の洗浄水が機外に排出される。
しかして、本実施例においては、連通パイプ29の下端を
排出パイプ28における第1パイプ28aの立ち上がり側に
て頂部Hに開口させたため、規定水位loでの洗浄時にお
いて連通パイプ29内に洗浄水が流入しても、その洗浄水
は排出パイプ28の立ち上がり部分(第1パイプ28aの一
部)に流下して実質的にタンク17内に戻るため、長時間
の洗浄に際しても洗浄水不足が生じることはない。
また、本実施例においては、すすぎサイクルにおいて給
水装置27から洗浄水が連続して供給されるようにしてあ
るため、タンク17内の水位が第1オーバーフロー水位l1
以上(但し、第2オーバーフロー水位l2未満)になる
と、タンク17の底部から排出パイプ28の第1パイプ28a
を通して頂部Hに至った洗浄水が頂部Hを越えて排出パ
イプ28における第2パイプ28bの排出口28b1から機外に
排出される。このときには、排出パイプ28の頂部H内の
空気が連通パイプ29を通してタンク17内に排出されるた
め、排出パイプ28の頂部Hを越える洗浄水は同空気によ
り排出を阻害されることはない。排出パイプ28からの排
水量と給水装置27からの給水量が同じであれば、水位は
変化しないものの、給水量が排水量より多いと水位が順
次上昇して第2オーバーフロー水位l2に至る。この間に
おいては、排出パイプ28を流れる洗浄水によって頂部H
内が負圧になるため、連通パイプ29を通して空気が吸入
されて空気混入が排出パイプ28を通して機外に排出され
る。
また、タンク17内の水位が第2オーバーフロー水位l2以
上になると、連通パイプ29内にも洗浄水が流入して自然
排水またはサイフォン作用による排水によりタンク17内
の洗浄水が排出パイプ28及び連通パイプ29を通して機外
に迅速に排出される。なお、かかる排出作用により、タ
ンク17内の水位が第2オーバーフロー水位l2未満になる
と、連通パイプ29内に空気が流入するようになり、サイ
フォン作用が消失して以後のオーバーフロー排水は排出
パイプ28を通した自然排水のみとなる。
ところで、本実施例においては、上方の噴射ノズル22と
して本発明による噴射ノズルが採用されている。噴射ノ
ズル22は、第5図,第6図及び第7図にて拡大して示し
たように、水平断面を円形に形成され上端を閉塞される
とともに下端を開口された円筒状の本体部分22aと、こ
の本体部分22aの上端一側に一体的に設けられて供給パ
イプ24dが接続される角筒状の接続部分22bと、本体部分
22aの下方(ノズル開口方向)に所定量離して配置した
環状円板22c(これは図示省略の支持部材により本体部
分22aに吊下支持されていて、第6図及び第8図にて示
したように中心に貫通孔22c1が設けられている)からな
り、本体部分22aの閉塞端には接線方向に向けて開口す
る流入口22a1が設けられている。
かかる噴射ノズル22においては、供給パイプ24dを通し
て流入口22a1に洗浄水が供給されると、その洗浄水は円
形に形成された周壁の内側に沿って閉塞端から開口端に
向けて渦巻状に旋回して流動し、本体部分22aの下端開
口から環状円板22cに向けて噴射される。
しかして、本体部分22aの下端開口から環状円板22cに向
けて噴射された洗浄水の一部は環状円板22cに当たって
環状円板22cの外周に向けて略水平方向に流れ、環状円
板22cの外周縁と本体部分22aの下端開口間に形成される
環状の隙間を通して第6図の一点鎖線で示すように環状
円板22cの径方向外方へ噴射される。また、本体部分22a
の下端開口から環状円板22cに向けて噴射された洗浄水
の残部は環状円板22cの中心に設けた貫通孔22c1を通し
て第6図の一点鎖線で示すように放射状に噴射される。
したがって、本実施例においては、当該噴射ノズル22の
開口方向に向けて洗浄水を的確に噴射させながら、通常
は散水させ難い当該噴射ノズル22の開口方向に略直交す
る方向(略水平方向)に向けても洗浄水を積極的に噴射
させることができる。
第9図は、上記環状円板22cの下方に所定間隔を有して
第2の環状円板22dを配設したものであり、第2の環状
円板22dの中心に設けた貫通孔22d1は上記貫通孔22c1よ
り小径とされている。このため、第9図に示した噴射ノ
ズル22においては、略水平方向に噴射される水を二層状
にでき、噴射ノズル22の外周部位、すなわち洗浄室R1の
上方部位における洗浄効果を向上させることができる。
また、第10図は、噴射ノズル22の本体部分22aの下端開
口部に多数の貫通孔22e1を有する凸面円板22eをリテー
ナ22fを用いて固定したものであって、貫通孔22e1の大
きさは凸面円板22eの中心部において小さく外周部にお
いて大きくしてあり、中心部の開口率が小さく外周部の
開口率が大きくしてある。
このため、第10図に示した噴射ノズル22においては、流
入口22a1に洗浄水が供給されると、その洗浄水は円形に
形成された周壁の内側に沿って閉塞端から開口端に向け
て渦巻状に旋回して流動し、本体部分22aの下端開口か
ら凸面円板22eに向けて噴射される。しかして、凸面円
板22eにおいては、中心部の開口率が小さく外周部の開
口率が大きくなるように多数の貫通孔22e1が設けられて
いるため、凸面円板22eの中心部から噴射される単位面
積当たりの噴射量より外周部から噴射される単位面積当
たりの噴射量が多い。したがって、本実施例において
は、当該噴射ノズル22の開口方向に向けて洗浄水を的確
に噴射させながら、通常は散水させ難い当該噴射ノズル
22の開口方向に略直交する方向に向けても多量の洗浄水
を積極的に噴射させることができる。
第11図は、第10図に示した凸面円板22eに代えて中心部
の開口率と外周部の開口率が略等しくなるように貫通孔
22e1を設けた凸面円板22e(単体では貫通孔22e1を通し
て洗浄室R1に水を均一に噴射させることができる)を採
用するとともに、この凸面円板22e内に第6図に示した
環状円板22cと同等の機能を有する環状円板22cを同心的
に配置したものであり、この噴射ノズル22においては、
環状円板22cの機能と凸面円板22eの機能が相乗的に得ら
れる。
〔発明の効果〕
以上要するに、本発明においては、固定式の噴射ノズル
でありながら、当該噴射ノズルの開口方向に向けて洗浄
水を的確に噴射させながら、通常は散水させ難い当該噴
射ノズルの開口方向に略直交する方向に向けても洗浄水
を積極的に噴射させることができて、洗浄室全体に略均
一に散水することができる。したがって、当該噴射ノズ
ルの開口方向に対応して配置した食器は勿論のこと、そ
の周囲に配置した食器をも的確に洗浄することができ、
食器を収納する洗浄室全体の有効利用を図る(換言すれ
ば、食器を洗浄できない部位を少なくする)ことができ
て当該食器洗浄機の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は食器洗浄機の一実施例を示す縦断側面図、第2
図は同正面図、第3図は同斜視図、第4図はガイドレー
ルとドアの嵌合部を示す拡大端面図、第5図は第1図に
示した上方の噴射ノズルの拡大平面図、第6図は同縦断
側面図、第7図は同斜視図、第8図は第6図に示した環
状円板単体の斜視図、第9図は環状円板を二枚配設した
噴射ノズルを示す縦断側面図、第10図は開口端部に凸面
円板を設けた噴射ノズルの一例を示す縦断側面図、第11
図は開口端部に環状円板と凸面円板を設けた噴射ノズル
の一例を示す縦断側面図である。 符号の説明 22…噴射ノズル、22a…本体部分、22a1…流入口、22c…
環状円板、22c1…貫通孔、22d…環状円板、22d1…貫通
孔、22e…凸面円板、22e1…貫通孔、R1…洗浄室。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面を円形に形成され一端を閉塞されると
    ともに他端を洗浄室に向けて開口されて閉塞端に接線方
    向に向けて開口する流入口が設けられてなる食器洗浄機
    用噴射ノズルにおいて、中心に貫通孔を設けた環状円板
    を前記他端開口からノズル開口方向に所定量離して同心
    的に配置したことを特徴とする食器洗浄機用噴射ノズ
    ル。
  2. 【請求項2】前記環状円板を所定間隔にて複数枚配置
    し、前記他端開口から離れるにしたがって各環状円板に
    設けられた貫通孔を小径としたことを特徴とする請求項
    1に記載の食器洗浄機用噴射ノズル。
  3. 【請求項3】断面を円形に形成され一端を閉塞されると
    ともに他端を洗浄室に向けて開口されて閉塞端に接線方
    向に向けて開口する流入口が設けられてなる食器洗浄機
    用噴射ノズルにおいて、中心部の開口率が小さく外周部
    の開口率が大きくなるように多数の貫通孔を設けた凸面
    円板を、前記他端開口部に取付けたことを特徴とする食
    器洗浄機用噴射ノズル。
JP1293188A 1989-11-10 1989-11-10 食器洗浄機用噴射ノズル Expired - Lifetime JPH0744917B2 (ja)

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