JPH0744725U - 発泡シートトレイ - Google Patents

発泡シートトレイ

Info

Publication number
JPH0744725U
JPH0744725U JP003320U JP332095U JPH0744725U JP H0744725 U JPH0744725 U JP H0744725U JP 003320 U JP003320 U JP 003320U JP 332095 U JP332095 U JP 332095U JP H0744725 U JPH0744725 U JP H0744725U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
sheet tray
thickness
tray
foam sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP003320U
Other languages
English (en)
Inventor
徹 吉見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Kasei Co Ltd filed Critical Sekisui Kasei Co Ltd
Priority to JP003320U priority Critical patent/JPH0744725U/ja
Publication of JPH0744725U publication Critical patent/JPH0744725U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 側壁部2と底部1とが一体に成形された熱可
塑性樹脂製シートトレイにおいて、側壁部の肉厚を底部
の肉厚よりも薄くするとともに、側壁部にはその最上部
に、水平方向に延出するフランジ3を形成し、さらに少
なくとも一つの階段状の拡幅部分4をその全周に亘りか
つ底部1と平行状態で形成する。 【効果】 底部の肉厚よりも側壁部の肉厚を薄くし、か
つ側壁部に階段状の拡幅部分を設けたことにより、外観
上の違和感を生ぜずに、充分な水平方向圧縮強度を持ち
かつ余分な積み重ね空間を生じないシートトレイを得る
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、発泡シートシレイ、特に、肉、魚、野菜などの食料品の容器として 用いられる熱可塑性樹脂発泡シートシレイに関する。
【0002】
【従来の技術】
肉、魚、野菜などの生鮮食料品の包装容器として熱可塑性樹脂発泡シートトレ イが広く実用に供されている。これらシートトレイに生鮮食料品を載置収容し、 これにポリ塩化ビニリデン、ポリエチレンなどの合成樹脂フィルムで被覆して包 装して商品化されることが多い。この種のシートトレイは取扱い易さなどの観点 から長方形の形状で使用されることが多く、しかも包装に際し通常被覆する合成 樹脂フィルムの延伸方向をシートトレイの長さ方向のとるので、シートトレイは その長さ方向において幅方向に多くの圧迫力を受ける。 その圧迫により、特に長い方の側壁は中央内方向に向けて引っ張られ、さらに は水平に作られたシートトレイの底面部が丸く湾曲する。これにより側壁部に破 損が生じたりあるいは安定性が損なわれ、外観上も好ましくない。
【0003】 このような問題点を解決する手段として、その強度を増すためにシートトレイ の側壁肉厚を大きくすることが考えられるが、それは材料費の高騰を招くばかり でなくシートトレイの積み重ねの嵩体積が増大しより多くの保管スペースを必要 とするなど、必ずしも好ましくない。一方、より薄い肉厚で所要の強度を持った シートトレイを得る目的で、例えば、トレイの底部の幅方向の中央部かつ内方に 向けて、底部を弧状に湾曲させたもの(実公昭54−32721号公報)、トレ イの側壁を2段に折曲し外側側壁を内側側壁よりも大きく傾斜させたもの(実公 昭54−32722号公報)が提案されている。このものは横方向からの圧迫に 対して強い抵抗を示しトレイの変形、破損を防止している。他の手段として、図 3に示されるように、トレイの側壁の厚さを底部の厚さより薄いものとし、該側 壁外表面にフランジに沿って延在する突条を形成したもの(実開昭57−352 06号公報)が提案されている。このものは側壁部の厚さを薄くしたことにより 原材料の低減を図ることができるとともに側壁外表面にフランジに沿って延在す る突条の作用により充分に強度を有するトレイを提供している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この種のシートトレイは、上記したように幅方向の圧迫力に対して所要の抵抗 力を持つことが必要であり、一方において原材料の低減および保管スペースの狭 小化の観点から肉厚の薄いものが求められる。図3に示される形状のトレイは、 先に記したように上記の要件をある程度満足したものではあるが、図示されるよ うに、同一形状のトレイを積み重ねた場合に側壁部の外表面に設けた突条が下方 のトレイの上方のフランジのコーナー部に当接してしまい、トレイ同士は互いに 間隔hを保った状態でしか積み重ねることができず、トレイを多数保管しようと する場合少なからぬ積み上げ高さをを必要としている。
【0005】 従って、本考案の目的は、上記のような不都合を解決した熱可塑性樹脂発泡シ ートトレイをうることを目的としており、より具体的には、より少ない原材料で 製造することができるものでありながら、所要の幅方向の強度を持ちかつお互い 同士を密接した状態で重ね合わせることができる熱可塑性樹脂製シートトレイを うることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、側壁部と底部とが一体に成形された熱 可塑性樹脂発泡シートトレイであって、側壁部の肉厚を底部の肉厚よりも薄くす るとともに、側壁部には少なくとも一つの階段状の拡幅部分がその全周に亘りか つ底部と平行状態で形成されていることを特徴とする発泡シートトレイを開示し 、提供する。側壁部が底部より肉薄にされていることにより従来のものよりも原 材料り低減が図れかつ側壁部に形成される階段状の拡幅部分によりシートトレイ の幅方向に作用する押圧力に対して充分な抵抗を示す。そして、側壁部が肉薄で あることと拡幅部分は階段状となっていることとが相まって上下方向に複数個重 ね合わせた場合に、シートトレイは相互に密接状態で重合することが可能となり 、積み重ね高さを低くすることができスペースの低減効果が生じる。側壁部の最 上部に、水平方向に延出するフランジをさらに設けることにより、幅方向に作用 する押圧力に対して一層の抵抗を付与することが可能となる。
【0007】 シートトレイ成形品の深さを約10から50ミリ、側壁部の厚みを約1.5か ら2.4ミリ、階段状の拡幅部分の上下の水平部分の幅が約0.5から1.5ミ リ、および階段状の拡幅部分の上方の水平部分と下方の水平部分との間隔が約1 .0から4.0ミリでもって形成されていることは、実用に供するシートトレイ として好ましい態様である。
【0008】 本考案に使用されうる熱可塑性樹脂発泡シートトレイの素材は、例えば、ポリ スチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどの発泡シートな どをあげることができる。特に般用されるものは発泡倍率2〜10倍の厚さ2から 5mmの発泡ポリスチレン樹脂シートであり、シートの延伸方向をトレイの長手 方向にとった長方形のシートトレイがこの考案の対象として好適である。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を実施例に基づきより詳細に説明する。なお、説明において各部 分についてその厚さ、角度などの数値を記すが、これはあくまでも好適な実施例 での参考的数値にすぎず、本考案の発泡シートトレイはこのような数値のものに 限定されるもではないことは明らかであろう。
【0010】 図1は、本考案による発泡シートトレイの断面図を示している。図示されるよ うにシートトレイは約4mm程度の肉厚を持つ底部1、および底部1の周囲から 外広がりに(好ましくは約55度)上方に向けて延出する一体成形された側壁部 2を有しており、該側壁部2の肉厚は底部の肉厚より薄く、好ましくは底部の肉 厚の40から60%に形成される。なお、この側壁部の肉厚は薄ければ薄い程、 その積み上げ高さを低減てきるが全体の強度との関係から上記のような値が現実 的である。側壁部2の上端部には通常のシートトレイと同様に水平方向外方に延 出するフランジ3を形成してもよい。
【0011】 本考案の発泡シートトレイにおいては、該側壁部2の任意の位置に少なくとも 一箇所、図示のものにあっては側壁部2の上方端近傍に、一つの階段状の拡幅部 分4を側壁部2の全周に亘りかつ底部1と平行状態に形成する。図示されるよう に、階段状の拡幅部分4はシートトレイの内側に位置する上方の水平面部分5お よびシートトレイの外側に位置する下方の水平面部分6とを有し、好ましくは各 水平面部分の幅を側壁部の肉厚の30から40%の幅とし、かつ、上下の水平面 5、6間の距離を底面1の肉厚の25から100%のものとする。この階段状の 拡幅部分4の上記上下の水平面部分の長さは、その値が大きい程横方向の力に対 しての抵抗力は増大し、また、上下の水平面5、6間の距離はその値が大きい程 、発泡シートトレイ全体の剛性が増大すると解されるが、シートトレイとしての 実用性を考慮すれば、上記の値が現実的なものである。
【0012】 本考案にあっては、水平方向圧縮強度を向上させる目的で側壁部に形成される 拡幅部分4が階段状をしているために、水平方向の強度の増加はもちろんのこと 、同一のシートトレイを複数個重ね合わせた場合に、図示されるようにその内表 面部を密接させた状態で積み重ねることがでる。それにより、相互間に余分な空 間を発生させることなく、同一空間により多くのシートトレイを保管することが できる。
【0013】 なお、この階段状の拡幅部分を側壁部に複数段設けることもでき、それにより さらに水平方向圧縮強度を向上させることができる。 以下、本考案に基づき作成した実際のシートトレイを従来のものと比較して説 明する。 原料に発泡ポリスチレンを用い図1に示す形状の下記の寸法のシートトレイを 作成した。
【0014】 成形品の大きさ:195x120x25ミリ(長さx幅x深さ) 使用原反 220g/m2 厚み1.7mm a;底部厚み−−−−−−−−−−−−−− 4.0ミリ b;側壁厚み−−−−−−−−−−−−−− 2.3ミリ c;側壁テーパ角度−−−−−−−−−−− 55度 d;上下の側壁水平面部の幅−−−−−−− 1.1ミリ e;上下の側壁水平面部の垂直方向の距離− 3.5ミリ 比較例として、図2に示すような形状のシートシレイ、すなわち、階段状の拡 幅部分を側壁部に形成しない点を除き他の条件は図1のものと同一のシートトレ イを作成した。
【0015】 両者を各50枚積み重ねたところその高さは共に228ミリであり、側壁部に 形成した階段状の拡幅部分は、積み重ね高さに影響を与えなかった。 また、成形品の口部長手方向中央部を内側に向かい、400ミリ/分の速度で 10ミリ圧縮したところ、そのときの反発力、すなわち、成形品口部圧縮強度は 本考案のものにあっては668g、比較例にあっては613gを示し、明らかに その水平方向圧縮強度の向上を示した。
【0016】
【考案の効果】
底部の肉厚よりも側壁部の肉厚を薄くし、かつ側壁部に階段状の拡幅部分を設 けたことにより、外観上の違和感を生ぜずに、充分な水平方向圧縮強度を持ちか つ余分な積み重ね空間を生じない発泡シートトレイを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による発泡シートトレイの断面図。
【図2】従来例による発泡シートトレイの断面図。
【図3】他の従来例の発泡シートトレイの積み重ねた状
態の断面図。
【符号の説明】
1…底部、2…側壁部、3…フランジ、4…拡幅部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁部と底部とが一体に成形された熱可
    塑性樹脂発泡シートトレイであって、側壁部の肉厚を底
    部の肉厚よりも薄くするとともに、側壁部には少なくと
    も一つの階段状の拡幅部分がその全周に亘りかつ底部と
    平行状態で形成されており、かつ、側壁部の最上部には
    水平方向に延出するリブを有していることを特徴とする
    発泡シートトレイ。
JP003320U 1995-04-14 1995-04-14 発泡シートトレイ Pending JPH0744725U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP003320U JPH0744725U (ja) 1995-04-14 1995-04-14 発泡シートトレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP003320U JPH0744725U (ja) 1995-04-14 1995-04-14 発泡シートトレイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0744725U true JPH0744725U (ja) 1995-11-28

Family

ID=18251094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP003320U Pending JPH0744725U (ja) 1995-04-14 1995-04-14 発泡シートトレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0744725U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269805A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Fp Corp 包装用容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269805A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Fp Corp 包装用容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4446969A (en) Reinforced nestable containers
US3563445A (en) Plastic tray structures
US3700096A (en) Food packaging tray
NZ242706A (en) Polymeric food container: biassed open hinge of rectangular channel segments
JP3513644B2 (ja) 食品用容器
US3338723A (en) Sliced bacon package and tray employed therein
JPS5929499B2 (ja) 容器
JP5425580B2 (ja) 物流容器
US3664568A (en) Insulated plastic bucket
JPH0744725U (ja) 発泡シートトレイ
JP3131449U (ja) 容器蓋及び包装用容器
US3578235A (en) Tray for carmels
JP6892104B2 (ja) 樹脂成形品
JP4783403B2 (ja) 容器蓋及び包装用容器
JP6966109B2 (ja) 包装用容器
JPH04118314U (ja) 発泡シートトレイ
JP5469378B2 (ja) 包装用容器
JP6250352B2 (ja) 物流容器
JP2004299690A (ja) 食品用容器
JP2020147363A (ja) 包装用容器
JPS584807Y2 (ja) 食品用トレイ
JP4603322B2 (ja) 食品用容器
EP4091788A9 (en) Method of manufacturing a food container and the product thus obtained
JPS636005Y2 (ja)
JP5577112B2 (ja) トレー容器