JPH0744573B2 - 遅延検波回路 - Google Patents

遅延検波回路

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JPH0744573B2
JPH0744573B2 JP1253571A JP25357189A JPH0744573B2 JP H0744573 B2 JPH0744573 B2 JP H0744573B2 JP 1253571 A JP1253571 A JP 1253571A JP 25357189 A JP25357189 A JP 25357189A JP H0744573 B2 JPH0744573 B2 JP H0744573B2
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克人 小山
素良 森藤
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Yagi Antenna Co Ltd
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Yagi Antenna Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、高周波モデムを用いたデータ機器の復調に用
いられる遅延検波回路に関する。
[従来の技術] 近年、高周波モデムを用いたデータ機器が増加し、中で
も周波数の有効利用、耐ノイズ性の観点等から特殊なコ
ード変換を行ってから変調を行う方式が用いられるよう
になり、その復調方式として、遅延検波方式が多く用い
られている。
第3図に従来の遅延検波方式の回路構成例を示す。
同軸ケーブルに接続される接栓11を通った高周波信号
は、始めに受信部(RX)12において増幅された後、中間
周波数への変換が行われ、次にバンドパスフィルタ(BP
F)13を通過することによって不要な周波数成分が除去
される。その後、その信号は2分配され、一方は直接乗
算回路15に送られ、他方は遅延回路14を通ってデータ1
ビット分だけ遅延された後に同じく該乗算回路15に送ら
れる。
乗算回路15では、前記バンドパスフィルタ13から直接送
られてきた信号と前記遅延回路14を通ってデータ1ビッ
ト分だけ遅延されて送られてきた信号とを用いて乗算を
行い、その乗算結果を出力する。乗算回路15から出力さ
れた信号は、さらにローパスフィルタ(LPF)16を通る
ことによって高周波成分が除去され、検波出力となる。
この検波出力は、パルス整形回路17によってデジタル信
号に変換される。
次に上記遅延回路14の詳細な構成を第4図により示す。
同図で遅延回路14は、遅延部14aと増幅部14bとからなる
ものであって、遅延部14aは遅延時間に合った長さの同
軸ケーブル21で構成され、増幅部14bは同軸ケーブル21
による位相のずれを補正するための位相補正回路(EQ)
22、同軸ケーブル21による信号の減衰を補うための増幅
回路(AMP)24、増幅回路24の利得を調節するためのア
ッテネータ(ATT)23とから構成されるようになってい
る。
[発明が解決しようとする課題] このように従来の遅延回路14では、遅延部14aに同軸ケ
ーブル21を用いるため、遅延時間によっては長いケーブ
ルが必要となり、そのために回路構成が大きくなってし
まうという欠点を有していた。
また、同軸ケーブル21の位相のずれを補正するための位
相補正回路22や同軸ケーブル21による信号の減衰を補う
ための増幅回路24、この増幅回路24の利得を調節するた
めのアッテネータなど、周波数特性、減衰量を補正する
ための回路や調整が必要となる。
さらに、基準位相信号が1ビット前のデータ信号である
ため、雑音や歪みを取り除くためのバンドパスフィルタ
13を外部に設ける必要がある。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、同軸ケーブルを用いることな
く、小さな回路構成で調整の必要のない遅延検波回路を
提供することにある。
[課題を解決するための手段及び作用] すなわち本発明は、入力されたデータ信号の1ビット分
の遅延時間差を有する2つの弾性表面波バンドパスフィ
ルタ(以下「SAW-BPF」と略称する)を、方向性を有す
る2分配回路を前段に介して接続し、前記SAW-BPFの2
つの出力を次段の乗算回路に送出するようにしたもの
で、遅延回路に同軸ケーブルを用いることなく、回路の
構成が小さくなると共に、調整の手間を不要とすること
ができるものである。
[実施例] 以下図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図はその構成例を示すもので、31は2相のPSK変調
されたデータ信号を伝送する同軸ケーブルを接続するた
めの入力接栓、32は入力信号を増幅するための高周波増
幅回路及び中間周波数に変換するための周波数変換回路
からなる受信部(RX)、33は中間周波数を増幅するため
の中間周波増幅回路(AMP)、34は方向性を有し、信号
を2分配するための2分配回路(DIST)、35はデータ信
号の1ビット分の遅延時間差を持つ2つのSAW-BPFから
なる遅延回路、36は位相検波するための乗算回路、37は
高周波成分を取り除くためのローパスフィルタ(LP
F)、38は検波出力をディジタルに変換するためのパル
ス整形回路である。
続いて上記2分配回路34及び遅延回路35の詳細について
第2図により説明する。2分配回路34は、入力インピー
ダンスを半分に下げるために用いられる高周波トランス
41、半分に下がった不平衡入力を4倍の平衡出力に変換
するために用いられるバイファイラ巻きの4:1高周波ト
ランス43、高周波特性改善用コンデンサ42、アンバラン
ス分の電力吸収用抵抗44から構成され、端子間のアイソ
レーションが充分とれて、方向性を有するようになる。
上記のような構成にあって、その動作は以下に示すよう
になる。
外部の同軸ケーブルを伝送する2相のPSK変調されたデ
ータ信号は、入力接栓31から本遅延検波回路に受信部32
に入り、ここで増幅された後に中間周波数に変換され
る。中間周波数に変換されたデータ信号は、次いで増幅
回路33で所定の増幅率をもって増幅され、その後に2分
配回路34の入力端子aよりで2分配される。分配された
データ信号は、それぞれ遅延回路35の2つのSAW-BPF45,
46を通され、ここで雑音や歪みが除去されると同時に、
1ビット分の時間だけ遅延される。
SAW-BPF45,46の両出力端子b、cから出力される遅延さ
れたデータ信号は、次段の乗算回路36に送出される。そ
して、この乗算回路36で乗算によって得られた検波出力
は、続くローパスフィルタ37で不要な高周波成分が除去
された後、パルス整形回路38によってデジタル値に変換
されて出力される。
上記遅延回路35の特徴として、一つのケースの中に2つ
のSAW-BPF45,46が入っているため、回路構成が非常に小
さく、かつ、調整を行なう必要がないという利点を有し
ていることが挙げられる。
ただし、一つのケースの中に2つのSAW-BPF45,46が入っ
ていることから、入出力端子が非常に接近しており、そ
のため各SAW-BPF内で反射が生じた場合、反射した信号
がお互いの入力に回り込んでしまうということが起きて
しまう。
そのため、入力端子間で充分アイソレーションがとれる
ように、方向性を有する2分配回路34をの前段に介して
遅延回路35を乗算回路36との間に接続するようにしたも
のである。
遅延回路35における遅延時間は、弾性表面波バンドパス
フィルタを製作する際に容易に調整することが可能とな
ることから、後での調整が不要となる。
また、遅延回路35に弾性表面波バンドパスフィルタを用
いることにより、単に信号を遅延するだけでなく、デー
タ信号中の雑音や歪みを除去する機能をも併せ持ち、外
付けのフィルタが不要となるいう利点を有する。
以上の点から、部品点数、コスト、調整工数の面で、従
来方式と比べて大きな低減をはかることができ、極めて
生産性の高い遅延検波回路とすることができる。
[発明の効果] 以上詳記した如く本発明によれば、データ信号を1ビッ
ト分遅延の時間差を有する2つの弾性表面波バンドパス
フィルタを方向性の有する2分配回路を介して接続し、
前記弾性表面波バンドパスフィルタの2つの出力を次段
の乗算回路に送出するようにしたので、同軸ケーブルを
用いることなく、小さな回路構成で調整の必要のない遅
延検波回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の回路構成を示すブロック
図、第2図は第1図の2分配回路及び遅延回路の構成を
示すブロック図、第3図は従来の遅延検波回路の構成を
示すブロック図、第4図は第3図の遅延回路の詳細な構
成を示すブロック図である。 11,31……入力接栓、12,32……受信部(RX)、13,24,33
……増幅回路(AMP)、14,35……遅延回路、14a……遅
延部、14b……増幅部、15,36……乗算回路、16,37……
ローパスフィルタ(LPF)、17,38……パルス整形回路、
21……同軸ケーブル、22……位相補正回路(EQ)、23…
…アッテネータ(ATT)、34……方向性2分配回路、41
……高周波トランス、42……高周波特性改善用コンデン
サ、43……4:1高周波トランス、44……電力吸収用抵
抗、45,46……弾性表面波バンドパスフィルタ(SAW-BP
F)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタルデータ変換後に搬送波信号で2相
    のPSK変調された高周波信号からなるデータ信号を復調
    する遅延検波回路において、 高周波トランスと2つの出力側に電力吸収用抵抗とを備
    えて構成される、方向性を有し、中間周波変換されたデ
    ータ信号を2分配する2分配回路と、 この2分配回路の出力するデータ信号をそれぞれ1ビッ
    ト分の時間差を設けて遅延させ、次段の乗算回路に出力
    する2つの弾性表面波バンドパスフィルタからなる遅延
    回路と を具備したことを特徴とする遅延検波回路。
JP1253571A 1989-09-28 1989-09-28 遅延検波回路 Expired - Lifetime JPH0744573B2 (ja)

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JPH03117058A JPH03117058A (ja) 1991-05-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01160144A (ja) * 1987-12-17 1989-06-23 Nec Corp 復調回路
JP2921845B2 (ja) * 1989-03-14 1999-07-19 ケイディディ株式会社 遅延検波形復調装置

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