JPH0744538U - 蓄冷熱部材を有する建築物 - Google Patents
蓄冷熱部材を有する建築物Info
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- JPH0744538U JPH0744538U JP1364894U JP1364894U JPH0744538U JP H0744538 U JPH0744538 U JP H0744538U JP 1364894 U JP1364894 U JP 1364894U JP 1364894 U JP1364894 U JP 1364894U JP H0744538 U JPH0744538 U JP H0744538U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本考案は、建築物2の室内側に、屋根裏空間2
0に連通する内側通気層7が形成されるように、外壁材4a
および屋根材4bの室内側に断熱材5が面方向に張り巡ら
され、床下部分には、外気を床下空間16に導入可能な連
通パイプ44あるいは床下換気口、棟下部分には、屋根裏
空間内空気を屋外に導出可能な棟下換気口14が形成さ
れ、連通パイプ44およびこれら換気口14にそれぞれ開閉
ダンパ28が設けられており、前記床下空間16には、石、
岩、割栗石、ブロック、レンガ等から成る蓄冷熱部材54
が床下空間の10〜90%を占め、かつ蓄冷熱部材54間
に十分な通気空間が形成されるように装着されている建
築物である。 【効果】 本考案に係る建築物は、断熱性に優れると共
に、良好な蓄冷熱作用を有するので建築物内の熱エネル
ギーを有効に制御することができる。
0に連通する内側通気層7が形成されるように、外壁材4a
および屋根材4bの室内側に断熱材5が面方向に張り巡ら
され、床下部分には、外気を床下空間16に導入可能な連
通パイプ44あるいは床下換気口、棟下部分には、屋根裏
空間内空気を屋外に導出可能な棟下換気口14が形成さ
れ、連通パイプ44およびこれら換気口14にそれぞれ開閉
ダンパ28が設けられており、前記床下空間16には、石、
岩、割栗石、ブロック、レンガ等から成る蓄冷熱部材54
が床下空間の10〜90%を占め、かつ蓄冷熱部材54間
に十分な通気空間が形成されるように装着されている建
築物である。 【効果】 本考案に係る建築物は、断熱性に優れると共
に、良好な蓄冷熱作用を有するので建築物内の熱エネル
ギーを有効に制御することができる。
Description
【0001】
本考案は、床下部分に蓄冷熱部材が配置され、この蓄冷熱部材を利用して建築 物内を有効に冷却ないし通気を行う蓄冷熱部材を有する建築物に関する。
【0002】
建築物の高断熱化を図るために、建築物における各部屋を包括的に囲繞するよ うに断熱材が張設された建築物が開発されるようになってきた。
【0003】 このような建築物内で冷房あるいは暖房を行うには、従来では、冷房装置また は暖房装置により行っているが、これら装置を用いることなく、またはこれらと 併用して自然エネルギーを利用した冷房あるいは暖房が求められている。
【0004】 ところが、周囲を包括的に断熱材で囲繞するようにした建築物では、建築物内 の通気が不十分になり易いと共に、自然エネルギーを利用し難いという不都合を 有している。
【0005】
本考案は、上述した従来技術が有する不都合を解消するためになされ、断熱材 で包括的に周囲を囲繞していながら、建築物内の通気性に優れ、特に夏期時にお いて、自然エネルギーを利用して建築物内の冷却を行うことのできる蓄冷熱ブロ ックあるいは蓄冷熱部材を有する建築物を提供することを目的としている。
【0006】
このような目的を達成するために、本考案に係る蓄冷熱ブロックを有する建築 物は、少なくとも建築物の室内側に、屋根裏空間に連通する内側通気層が形成さ れるように、外壁材および屋根材の室内側に断熱材が面方向に張り巡らされ、床 下部分には、外気を床下空間に導入可能な床下換気口、棟下部分には屋根裏空間 内空気を屋外に導出可能な棟下換気口が形成され、これら両換気口にそれぞれ開 閉ダンパが設けられている建築物であって、 前記床下部分または床下空間には、蓄冷熱部材が装着してあることを特徴とし ている。
【0007】 即ち、本考案に係る蓄冷熱部材を有する建築物は、少なくとも建築物の室内側 に、屋根裏空間に連通する内側通気層が形成されるように、外壁材および屋根材 の室内側に断熱材が面方向に張り巡らされ、床下部分には、外気を床下空間に導 入可能な連通パイプあるいは床下換気口、棟下部分には、屋根裏空間内空気を屋 外に導出可能な棟下換気口が形成され、連通パイプおよびこれら換気口にそれぞ れ開閉ダンパが設けられている建築物であって、 前記床下空間には、石、岩、割栗石、ブロック、レンガ等から成る蓄冷熱部材 が床下空間の10〜90%を占め、かつ蓄冷熱部材間に十分な通気空間が形成さ れるように装着してあることを特徴としている。
【0008】 前記床下部分または床下空間には、内側通気層と床下空間との空気の循環を図 るファンが装着してあることが好ましい。 このような本考案に係る蓄冷熱部材を有する建築物によれば、たとえば夏の昼 間等のように外気温度が高い場合には、全換気口および連通パイプを閉じ、各部 屋の冷房装置を起動させると共に、床下ファンを起動させれば、床下部分または 床下空間に設置された蓄冷熱部材に夜間蓄えられた冷熱が、前記ファンによって 内側通気層、屋根裏空間及び床下空間を循環する空気と熱交換し、部屋周囲の温 度を低下させ、各部屋の冷房装置による冷房効果を補助する。
【0009】 また、夏の夜間等のように、外気温度が比較的低い場合には、全換気口及び連 通パイプのダンパを開けると共に、ファンを起動し、外気を床下換気口から床下 空間に取り入れ、それを蓄冷熱部材間隙間を通して内側通気層に導き、屋根裏空 間及び棟下換気口を通して建築物外部に排出する。これにより、屋根裏の熱気を 戸外に排出し、比較的低温の外気を各部屋及び内側通気層に導き、建築物内を自 然エネルギーを利用して冷房する。それと共に、夜間の冷熱を蓄冷熱ブロックま たは蓄冷熱部材に蓄え、これを昼間の冷房に利用することができる。
【0010】 なお、蓄冷熱部材は、冷熱のみでなく、温熱も蓄えることが可能なので、この 温熱を利用した暖房も可能である。
【0011】
以下、本考案を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。 図1,図2は蓄冷熱ブロックを有する建築物の概略断面図、図3は係る建築物 の制御装置の一例を示すフローチャート図である。
【0012】 図1に示す建築物2は、外壁材4a及び屋根材4bの室内側に断熱材5を面方 向に張り巡らし、外壁材4aと断熱材5との間に、外側通気層6を形成し、断熱 材5の室内側には、内側通気層7を形成している。前記外側通気層6と内側通気 層7とは、直接には相互に連通しないようにしているが、内側通気層7は屋根裏 空間20と常時連通され、棟下換気口14を介して連通可能になっている。
【0013】 ここに、前記外壁材4aとしては、モルタル壁、サイディング壁、コンクリー ト壁等が例示されるが、その他の壁材であっても良い。また、屋根材4bとして は、かわら屋根材、スレート屋根材、金属板平ぶき屋根材等が例示されるが、そ の他の屋根材であっても良い。
【0014】 また、前記断熱材5としては、合成樹脂発泡断熱板が好ましく、ポリスチレン 、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂を発泡させて得られた独立微細構 造の発泡板が好ましい。なかでも高度の剛性と断熱性および透湿抵抗の高いポリ スチレンの押出し発泡板を用いるのが効果的である。
【0015】 壁および屋根中に配設される断熱材5は、図1に示すように一層だけ張設する ようにしても良いが、二層積層されるように張設しても良い。 このような断熱材5の室外側に形成される外側通気層6は、壁および屋根内側 を隈なく行き渡っている。一方、内側通気層7は、各部屋10の周囲を隈なく行 き渡っており、屋根裏空間20とも連通している。各部屋10間の内側通気層7 aは間仕切り間に形成される。在来の木造建築物構造にあっては、間仕切り間に 必然的に隙間が形成され、その隙間が内側通気層7aとなる。
【0016】 各部屋10には、冷房装置12あるいは暖房装置を設置するようにしても良い 。また、ここでは、各部屋10の室内側内装材に、内側通気層7と室内とを適宜 連通する開閉自在な室内換気口13を設けてある。すなわち、各部屋10の室内 を画する内装材の一部に、内側通気層7と各部屋10の室内とを適宜連通する換 気口13を設け、この換気口13を適当な開閉手段で開閉自在にしている。換気 口13の具体的な取付位置は、部屋10の下方に設ける場合には、たとえば幅木 あるいは壁の一部である。また、部屋10の上方に設ける場合には、周縁もしく は天井に取付ければ良い。
【0017】 図1および図2では、このような建築物において、その床下部に、蓄冷熱用ブ ロック30が床下面方向に沿って配置される。各蓄冷熱用ブロック30には、通 孔32が形成してあり、この通孔により、床下空間16と内側通気層7とが連通 するようになっている。
【0018】 蓄冷熱用ブロック30としては、比熱が大きい材料で構成された通孔を有する ものであれば何でも良いが、たとえばコンクリートブロック、多孔質押出コンク リート板、多孔質セラミックなど、あるいは石、岩、割栗石、ブロック、レンガ などが用いられる。
【0019】 このような蓄冷熱ブロック30が配置された床下部分の例えば略中央には、床 下空間16の空気を前記内側通気層7,7a方向に送風可能な床下ファン34が 装着してあることが好ましい。
【0020】 本実施例に係る建築物2における床下空間16を構成するための基礎40は、 次に示す構造を有していることが好ましい。 基礎40は、地盤上に面方向に伸延するようにコンクリートが打設されて形成 されたべた基礎体41と、このべた基礎体41の周囲にコンクリート打設によっ て、一体に形成された断面L字形状の外周り基礎体42と、この外周り基礎体4 2の内側に、所定間隔で立設され、前記べた基礎体41とコンクリート打設によ って一体に形成された柱状体(図示せず)とから成っている。
【0021】 このような基礎40におけるべた基礎体41の表面は、ハケ引き仕上等の手段 で粗面化処理することが好ましい。このように、べた基礎体41の表面を粗面に することによって、熱交換面積を増大させ、コンクリートから成るべた基礎体4 1に、蓄熱ないし放熱作用を有効に発揮させることができる。すなわち、このよ うな基礎40上に建築物2を建てた場合には、床下空間を利用して、冬には太陽 熱と地中熱を有効に暖房等に利用でき、夏には夜間冷気と床下冷気とを有効に冷 房等に利用することが可能になる。
【0022】 外周り基礎体42の一部には、床下換気口18が形成してある。床下換気口1 8は、戸外と床下空間16とを連通するためのものである。 床下換気口18には、床下開閉ダンパ24が回動自在に装着してあり、この床 下換気口18を開閉し、外気を床下空間16に選択的に取り入れるようにしてい る。床下開閉ダンパ24は、板状の断熱材で構成されるのが好ましい。この床下 開閉ダンパ24は断熱性として熱貫流率(k) がk=2.5kcal/m2h℃以下、 気密性能がJIS A 1516 建具の気密性試験方法の気密性等級に記載される8等級 以下、好ましくは2等級以下が好ましい。これらの性能は寒冷地で使用されてい る2層ガラス入り塩ビ枠サッシ(断熱サッシ)、例えばエクセルウインド(鐘淵 化学工業(株)製)と同程度の性能であり、換気口が閉ざされた状況では、断熱 サッシ同様、断熱気密上の問題が発生することがなくなるからである。このよう な性能を有する床下開閉ダンパ24としては、枠、框を塩ビ製とし、本体部分に 断熱材をサッドイッチとしたパネルを使用し、開閉部には気密材を用いることで 製作することが出来る。
【0023】 床下開閉ダンパ24を遠隔操作により開閉するために、このダンパ24にはワ イヤーやモータあるいはこのモータの駆動を制御する制御部等からなる開閉駆動 手段を設けることが好ましい。
【0024】 また、建築物周囲に張り巡らされた断熱材5の頂部付近には、棟下換気口14 が形成してある。棟下換気口14は、屋根裏空間20内空気を屋外に導出可能に なっており、屋根材4bの頂部に形成した棟換気口22に連通するようになって いる。
【0025】 前記棟下換気口14には、片持ち式の棟下開閉ダンパ28が回動自在に装着し てあると共に、棟下ファン29が装着してある。棟下開閉ダンパ28は、床下開 閉ダンパ24と同様な断熱性、気密性を有するパネルで構成されることが好まし い。この棟下開閉ダンパ28も遠隔操作により開閉するために、開閉駆動手段が 設けられることが好ましい。前記棟下ファン29は棟下換気口14が開口した場 合に、屋根裏空間20内の空気を戸外に排出することが可能になっている。
【0026】 なお、好ましくは、前記床下換気口18及び棟下換気口14の室外側に、網状 体(図示せず)を張設し、虫や小動物等が床下空間16あるいは屋根裏空間20 に入り込まないようにすることが望ましく、しかもこの網状体(図示せず)とし ては、網戸等に用いられる網体等が用いられ、取り外し自在とすることが好まし い。
【0027】 この建築物2では、外周り基礎体42の外周に断熱材が張り巡らされているこ とが好ましく、この断熱材と連続するように、建築物の壁および屋根に断熱材5 を張り巡らせることが好ましい。これにより、床下空間16の断熱性も保持され 、床下空間での結露を有効に防止することが可能になる。
【0028】 また、この建築物2では、冬期において、床下換気口18および棟下換気口1 4を、それぞれ床下開閉ダンパ24および棟下開閉ダンパ28により閉塞した場 合に、高断熱化および高気密化を容易に図ることが可能になり、暖房の効率を大 幅に高めることが可能になる。このことは、夏期における冷房を行なう場合にも 同様である。
【0029】 次に、このような建築物2における各換気口14,18及びファン29,34 の制御手段の一例について説明する。 図3に基づき説明すると、ステップ100で制御がスタートすると、ステップ 101へ行き、このステップ101で、建築物2の外部に設けられ外気温度を検 知する外気センサにより、外気温の1日あるいは所定時間の平均気温を算出し、 その値をTm とする。
【0030】 次にステップ102では、この平均外気温度Tm が所定温度To 以上か否かを 判断する。もし、そうであれば(Tm≧To)、季節が夏もしくはそれに相当する ような日であると判断し、ステップ103へ行く。ステップ103からステップ 107までの制御は、季節が夏あるいはそれに相当する日における制御である。
【0031】 ステップ103では、冷房装置12におけるクーラスイッチが入っているかど うかを判断し、クーラが入っている場合には、ステップ104へ行く。ステップ 104へいく場合とは、クーラスイッチが入っているような場合であり、外気温 が高い夏の昼間に相当する場合である。この場合には、図1に示すように、全換 気口13,14,18を閉じるように、開閉ダンパ28,24を制御すると共に 、床下ファン34を起動する。これにより、建築物内の気密性を確保しつつ、床 下ファン34を起動し、建築物内で空気を循環させることにより、床部に設置さ れた蓄冷熱ブロック30に夜間に蓄えられた冷熱を、循環する空気と熱交換させ 、部屋周囲の温度を低下させ、各部屋の冷房装置による冷房効果を補助する。な お、換気口14,18は必ず閉じることが好ましいが、換気口13は必ずしも閉 めなくてよい。
【0032】 また、クーラが入ってない場合には、夏の夜間時のように、比較的外気温度が 低い場合と判断できるので、その場合には、ステップ106,107へ行き、図 2に示すように、全換気口13,14,18を開けるように、開閉ダンパ28, 24を制御し、床下ファン34及び棟下ファン29を起動し、冷風を床下空間1 6に導入し、それを蓄冷熱ブロック30の通孔32を通して内側通気層7,7a に導き、屋根裏空間20及び棟下換気口14を通して建築物外部に排出する。こ れにより、屋根裏20の熱気を戸外に排出し、比較的低温の外気を各部屋10及 び内側通気層7,7aに導き、建築物内を自然エネルギーを利用して冷房する。 それと共に、夜間の冷熱を蓄冷熱ブロック30に蓄え、これを昼間の冷房に利用 することができる。なお、前記換気口13については、必ずしも開ける必要はな い。
【0033】 次にステップ105では、このような制御を行うための制御スイッチが入って いるか否かを検知し、スイッチが入っていなければ、制御は終了する。また、ス イッチが引き続き入っている場合には、ステップ101へ戻り、制御を続行する 。
【0034】 ステップ102で、Tm <To と判断された場合には、季節が冬もしくは冬に 相当する日と判断できるため、そのような場合には、ステップ109へ行く。 ステップ109では、全換気口13,14,18を閉じるように、開閉ダンパ 24,28を制御し、ステップ105に行く。その結果、開閉ダンパ24,28 は閉じたままとなり、建築物内の気密性は確保される。なお、換気口13につい ては、必ずしも閉じなくても良い。
【0035】 なお、本考案は種々に改変できる。 たとえば、図4に示すように、外周り基礎体42に床下換気口を設けることな く、床下空間16と外気とを、地中に配設された連通パイプ44を通して連通さ せるように構成しても良い。この連通パイプ44の床下側端部は床下空間16に 開口し、外気側端部は外気に開口するようになっている。地下に埋設した連通パ イプ44の途中には、開閉ダンパ(図示せず)を設け、その制御を行うことが好 ましい。このような地中に配置した連通パイプ44を通して外気を床下空間16 に導入することにより、地下の冷熱あるいは温熱も有効に利用できるのでさらに 都合が良い。
【0036】 また図5に示すように、床下空間16内に、床下空間16相互を連通させる通 孔50を有する蓄冷熱ブロック52を配置するようにしても良い。この実施例で は、床下ファン34は、通孔50における一方の出口に装着してあり、通孔50 内を通過した空気が床下空間16および内側通気層を循環可能になっている。
【0037】 なお、前記各例において、床下ファン34は必ずしも装着しなくとも良い。 また、本考案は、図6に示すように、床下空間16内に、蓄冷熱部材54を、 床下空間16の10〜90%を占めるように、かつ蓄冷熱部材54間に充分な通 気空間が形成されるように装着(配置)しても良い。
【0038】 以下、このような図6に示す本考案についてさらに詳細に説明する。 図7,図8は、図6に示す蓄冷熱装置を有する建築物の概略断面図である。 図7に示すように、本考案の一実施例に係る建築物2は、外壁材4a及び屋根 材4bの室内側に断熱材5を面方向に張り巡らし、外壁材4aと断熱材5との間 に、外側通気層6を形成し、断熱材5の室内側には、内側通気層7を形成してい る。前記外側通気層6と内側通気層7とは、直接には相互に連通しないようにし ているが、内側通気層7は屋根裏空間20と常時連通され、棟下換気口14を介 して連通可能になっている。
【0039】 ここに、前記外壁材4aとしては、モルタル壁、サイディング壁、コンクリー ト壁等が例示されるが、その他の壁材であっても良い。また、屋根材4bとして は、かわら屋根材、スレート屋根材、金属板平ぶき屋根材等が例示されるが、そ の他の屋根材であっても良い。
【0040】 また、前記断熱材5としては、合成樹脂発泡断熱板が好ましく、ポリスチレン 、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂を発泡させて得られた独立微細構 造の発泡板が好ましい。なかでも高度の剛性と断熱性および透湿抵抗の高いポリ スチレンの押出し発泡板を用いるのが効果的である。
【0041】 壁および屋根中に配設される断熱材5は、図7に示すように一層だけ張設する ようにしても良いが、二層積層されるように張設しても良い。 このような断熱材5の室外側に形成される外側通気層6は、壁および屋根内側 を隈なく行き渡っている。一方、内側通気層7は、各部屋10の周囲を隈なく行 き渡っており、屋根裏空間20とも連通している。各部屋10間の内側通気層7 aは間仕切り間に形成される。在来の木造建築物構造にあっては、間仕切り間に 必然的に隙間が形成され、その隙間が内側通気層7aとなる。
【0042】 各部屋10には、冷房装置12あるいは暖房装置を設置するようにしても良い 。また、本実施例では、各部屋10の室内側内装材に、内側通気層7と室内とを 適宜連通する開閉自在な室内換気口13を設けてある。すなわち、各部屋10の 室内を画する内装材の一部に、内側通気層7と各部屋10の室内とを適宜連通す る換気口13を設け、この換気口13を適当な開閉手段で開閉自在にしている。 換気口13の具体的な取付位置は、部屋10の下方に設ける場合には、たとえば 幅木あるいは壁の一部である。また、部屋10の上方に設ける場合には、周縁も しくは天井に取付ければ良い。
【0043】 本実施例では、図6あるいは図7,図8に示すように、床下空間16内に、蓄 冷熱部材54を装着(配置)する。この蓄冷熱部材54は、上述したように床下 空間16の10〜90%を占めるように、かつ部材54間に十分な通気空間が形 成されるように装着(配置)する。この通気空間(空隙)により、床下空間16 と内側通気層7とが連通するようになっている。蓄冷熱部材54としては、石、 岩、割栗石、ブロック、レンガ等が例示されるが、これらに限定されない。
【0044】 このような蓄冷熱部材54が配置された床下部分の例えば略中央には、床下空 間16の空気を前記内側通気層7,7a方向に送風可能な床下ファン(図示せず )が装着されていることが好ましいが、この床下ファンは必ずしも装着しなくと も良い。
【0045】 本実施例に係る建築物2における床下空間16を構成するための基礎40は、 次に示す構造を有していることが好ましい。 基礎40は、地盤上に面方向に伸延するようにコンクリートが打設されて形成 されたべた基礎体41と、このべた基礎体41の周囲にコンクリート打設によっ て、一体に形成された断面L字形状の外周り基礎体42と、この外周り基礎体4 2の内側に、所定間隔で立設され、前記べた基礎体41とコンクリート打設によ って一体に形成された柱状体(図示せず)とから成っている。
【0046】 このような基礎40におけるべた基礎体41の表面は、ハケ引き仕上等の手段 で粗面化処理することが好ましい。このように、べた基礎体41の表面を粗面に することによって、熱交換面積を増大させ、コンクリートから成るべた基礎体4 1に、蓄熱ないし放熱作用を有効に発揮させることができる。すなわち、このよ うな基礎40上に本考案に係る建築物2を建てた場合には、床下空間を利用して 、冬には太陽熱と地中熱を有効に暖房等に利用でき、夏には夜間冷気と床下冷気 とを有効に冷房等に利用することが可能になる。
【0047】 上記蓄冷熱部材54が装着される床下空間16は、例えば図1,図2に示すよ うな床下換気口18を外周り基礎体42に設け、または、設けることなく、もし くは、図6あるいは図7,図8に示すように、床下空間16と外気とを、地中に 配設された連通パイプ44を通して連通させるように構成しても良い。
【0048】 なお、この連通パイプ44の床下側端部は床下空間16に開口し、外気側端部 は外気に開口するようになっている。 地下に埋設した連通パイプ44の途中には、図示せぬ開閉ダンパ(「連通パイ プ開閉ダンパ」ともいう。)を設け、その制御を行うことが好ましい。このよう な地中に配置した連通パイプ44を通して外気を床下空間16に導入することに より、地下の冷熱あるいは温熱も有効に利用できるのでさらに都合が良い。
【0049】 このように連通パイプ44の途中に図示せぬ開閉ダンパ(以下、「連通パイプ 開閉ダンパ」ともいう。)が回動自在に装着してあると、外気を床下空間16に 選択的に取り入れることができる。開閉ダンパは、板状の断熱材で構成されるの が好ましい。この連通パイプ開閉ダンパは断熱性として熱貫流率(k) がk=2. 5kcal/m2h℃以下、気密性能がJIS A 1516 建具の気密性試験方法の気密性等 級に記載される8等級以下、好ましくは2等級以下が好ましい。これらの性能は 寒冷地で使用されている2層ガラス入り塩ビ枠サッシ(断熱サッシ)、例えばエ クセルウインド(鐘淵化学工業(株)製)と同程度の性能であり、換気口が閉ざ された状況では、断熱サッシ同様、断熱気密上の問題が発生することがなくなる からである。このような性能を有する連通パイプ開閉ダンパとしては、枠、框を 塩ビ製とし、本体部分に断熱材をサッドイッチとしたパネルを使用し、開閉部に は気密材を用いることで製作することが出来る。
【0050】 開閉ダンパを遠隔操作により開閉するために、このダンパにはワイヤーやモー タあるいはこのモータの駆動を制御する制御部等からなる開閉駆動手段を設ける ことが好ましい。
【0051】 また、建築物周囲に張り巡らされた断熱材5の頂部付近には、棟下換気口14 が形成してある。棟下換気口14は、屋根裏空間20内空気を屋外に導出可能に なっており、屋根材4bの頂部に形成した棟換気口22に連通するようになって いる。
【0052】 前記棟下換気口14には、片持ち式の棟下開閉ダンパ28が回動自在に装着し てあると共に、棟下ファン29が装着してある。棟下開閉ダンパ28は、連通パ イプ開閉ダンパと同様な断熱性、気密性を有するパネルで構成されることが好ま しい。この棟下開閉ダンパ28も遠隔操作により開閉するために、開閉駆動手段 が設けられることが好ましい。前記棟下ファン29は棟下換気口14が開口した 場合に、屋根裏空間20内の空気を戸外に排出することが可能になっている。
【0053】 なお、好ましくは、前記床下換気口に相当する連通パイプ44及び棟下換気口 14の室外側に、網状体(図示せず)を張設し、虫や小動物等が床下空間16あ るいは屋根裏空間20に入り込まないようにすることが望ましく、しかもこの網 状体(図示せず)は、網戸等に用いられる網体等が用い、取り外し自在とするこ とが好ましい。
【0054】 この建築物2では、外周り基礎体42の外周に断熱材もしくはその一部に木材 が張り巡らされていることが好ましく、この木材もしくは断熱材と連続するよう に、建築物の壁および屋根に断熱材5を張り巡らせることが好ましい。これによ り、床下空間16の断熱性も保持され、床下空間での結露を有効に防止すること が可能になる。
【0055】 また、この建築物2では、冬期において、連通パイプ44および棟下換気口1 4を、連通パイプ開閉ダンパおよび棟下開閉ダンパ28をそれぞれ閉塞すること により閉塞した場合に、高断熱化および高気密化を容易に図ることが可能になり 、暖房の効率を大幅に高めることが可能になる。このことは、夏期における冷房 を行なう場合にも同様である。
【0056】 次に、このような建築物2における各換気口[室内換気口13,棟下換気口1 4,連通パイプ44]及びファン[棟下ファン29,床下ファン(図示せず)] の制御手段の一例について説明する。
【0057】 図3に基づき説明すると、ステップ100で制御がスタートすると、ステップ 101へ行き、このステップ101で、建築物2の外部に設けられ外気温度を検 知する外気センサにより、外気温の1日あるいは所定時間の平均気温を算出し、 その値をTm とする。
【0058】 次にステップ102では、この平均外気温度Tm が所定温度To 以上か否かを 判断する。もし、そうであれば(Tm≧To)、季節が夏もしくはそれに相当する ような日であると判断し、ステップ103へ行く。ステップ103からステップ 107までの制御は、季節が夏あるいはそれに相当する日における制御である。
【0059】 ステップ103では、冷房装置12におけるクーラスイッチが入っているかど うかを判断し、クーラが入っている場合には、ステップ104へ行く。ステップ 104へいく場合とは、クーラスイッチが入っているような場合であり、外気温 が高い夏の昼間に相当する場合である。この場合には、図7に示すように、全換 気口13,14、連通パイプ44を閉じるように、開閉ダンパ28、連通パイプ 開閉ダンパ(図示せず)などを制御すると共に、床下ファン(図示せず)を起動 する。これにより、建築物内の気密性を確保しつつ、床下ファンを起動し、建築 物内で空気を循環させることにより、床部に設置された蓄冷熱部材54に夜間に 蓄えられた冷熱を、循環する空気と熱交換させ、部屋周囲の温度を低下させ、各 部屋の冷房装置による冷房効果を補助する。なお、換気口14、連通パイプ開閉 ダンパなどは必ず閉じることが好ましいが、換気口13は必ずしも閉めなくてよ い。
【0060】 また、クーラが入ってない場合には、夏の夜間時のように、比較的外気温度が 低い場合と判断できるので、その場合には、ステップ106,107へ行き、図 8に示すように、全換気口13,14、連通パイプ44を開けるように、棟下開 閉ダンパ28、連通パイプ開閉ダンパを制御し、床下ファン(図示せず)及び棟 下ファン29を起動し、冷風を床下空間16に導入し、それを蓄冷熱部材54の 通気空間(空隙)を通して内側通気層7,7aに導き、屋根裏空間20及び棟下 換気口14を通して建築物外部に排出する。これにより、屋根裏20の熱気を戸 外に排出し、比較的低温の外気を各部屋10及び内側通気層7,7aに導き、建 築物内を自然エネルギーを利用して冷房する。それと共に、夜間の冷熱を蓄冷熱 部材54に蓄え、これを昼間の冷房に利用することができる。なお、前記換気口 13については、必ずしも開ける必要はない。
【0061】 次にステップ105では、このような制御を行うための制御スイッチが入って いるか否かを検知し、スイッチが入っていなければ、制御は終了する。また、ス イッチが引き続き入っている場合には、ステップ101へ戻り、制御を続行する 。
【0062】 ステップ102で、Tm <To と判断された場合には、季節が冬もしくは冬に 相当する日と判断できるため、そのような場合には、ステップ109へ行く。 ステップ109では、全換気口(室内換気口13,棟下換気口14,連通パイ プ44)を閉じるように、開閉ダンパ28、連通パイプ開閉ダンパなどを制御し 、ステップ105に行く。その結果、開閉ダンパ28、連通パイプ開閉ダンパは 閉じたままとなり、建築物内の気密性は確保される。なお、換気口13について は、必ずしも閉じなくても良い。
【0063】 なお、本考案は、上述した実施例に限定されるものではなく、種々に改変でき る。 また、本考案に係る建築物2の基礎構造は、上述した実施例に限らず、布基礎 構造またはその他公知の基礎構造であっても良い。
【0064】
以上説明してきたように、本考案に係る建築物によれば、断熱材で包括的に周 囲を囲繞し、床下空間に効率的な蓄冷熱部材を配置しているので、冬期において は、優れた断熱性を有することから暖房費を節減でき、また夏期時において、自 然エネルギーを利用して建築物内の冷却を効率的に行うことができると言う優れ た効果を奏する。また、本校案の建築物は、屋根裏空間と床下空間とを外気から 断熱区画すると共に両者を連通するように断熱材を配置しているので、建築物内 の通気性に優れているので、蓄冷熱部材を介して空気流通をすることにより、建 築物内の熱エネルギーを有効に制御することができる。
【図1】 図1は、蓄冷熱ブロックを有する建築物の概
略断面図である。
略断面図である。
【図2】 図2は、蓄冷熱ブロックを有する建築物の概
略断面図である。
略断面図である。
【図3】 図3は、建築物の制御装置の一例を示すフロ
ーチャート図である。
ーチャート図である。
【図4】 図4は、蓄冷熱ブロックを有する建築物の概
略断面図である。
略断面図である。
【図5】 図5は、他の実施例に係る建築物の要部概略
断面図である。
断面図である。
【図6】 図6は、他の実施例に係る建築物の要部概略
断面図である。
断面図である。
【図7】 図7は、図6に示す蓄冷熱装置を有する建築
物の概略断面図である。
物の概略断面図である。
【図8】 図8は、図6に示す蓄冷熱装置を有する建築
物の概略断面図である。
物の概略断面図である。
2・・・・建築物、 4a・・・・外壁材、 4b・・・・屋根材、 6・・・・外側通気層、 7・・・・内側通気層、 5・・・・断熱材、 18・・・・床下換気口、 14・・・・棟下換気口、 24・・・・床下開閉ダンパ、 28・・・・棟下開閉ダンパ、 30,52・・・・蓄冷熱ブロック、 32,50・・・・通孔、 34・・・・床下ファン、 29・・・・棟下ファン、 54・・・・蓄冷熱部材。
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも建築物の室内側に、屋根裏空
間に連通する内側通気層が形成されるように、外壁材お
よび屋根材の室内側に断熱材が面方向に張り巡らされ、
床下部分には、外気を床下空間に導入可能な連通パイプ
あるいは床下換気口、棟下部分には、屋根裏空間内空気
を屋外に導出可能な棟下換気口が形成され、連通パイプ
およびこれら換気口にそれぞれ開閉ダンパが設けられて
いる建築物であって、 前記床下空間には、石、岩、割栗石、ブロック、レンガ
等から成る蓄冷熱部材が床下空間の10〜90%を占
め、かつ蓄冷熱部材間に十分な通気空間が形成されるよ
うに装着してあることを特徴とする蓄冷熱部材を有する
建築物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994013648U JP2565742Y2 (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 蓄冷熱部材を有する建築物 |
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JP1994013648U JP2565742Y2 (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 蓄冷熱部材を有する建築物 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0744538U true JPH0744538U (ja) | 1995-11-21 |
JP2565742Y2 JP2565742Y2 (ja) | 1998-03-18 |
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ID=11839055
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JP1994013648U Expired - Fee Related JP2565742Y2 (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 蓄冷熱部材を有する建築物 |
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JP (1) | JP2565742Y2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5221994B2 (ja) * | 2008-03-28 | 2013-06-26 | 大和ハウス工業株式会社 | 地中熱利用室内空調システム |
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-
1994
- 1994-10-11 JP JP1994013648U patent/JP2565742Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2565742Y2 (ja) | 1998-03-18 |
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