JPH0744367Y2 - ダブルプランジャチップ - Google Patents

ダブルプランジャチップ

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JPH0744367Y2
JPH0744367Y2 JP1989119600U JP11960089U JPH0744367Y2 JP H0744367 Y2 JPH0744367 Y2 JP H0744367Y2 JP 1989119600 U JP1989119600 U JP 1989119600U JP 11960089 U JP11960089 U JP 11960089U JP H0744367 Y2 JPH0744367 Y2 JP H0744367Y2
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bush
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inner diameter
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正光 久保田
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ダイカスト機のダブルプランジャチップに関
する。
[従来の技術] ダイカスト機における従来のダブルプランジャチップを
第2図により説明すると、 アウタプランジャロッド31のねじ部にパッキン32を挿入
してアウタチップ33を螺着し、このアウタチップ33に設
けた環状の通水路34に連通して、冷却水を流すための給
水穴35と排水穴36とをアウタプランジャロッド31に穿設
している。このアウタプランジャロッド31を介して不図
示の油圧シリンダで前後進する前記アウタチップ33の内
径にはインナプランジャロッド37にパッキン38をはさん
で螺着されたインナチップ39が進退自在に嵌合されて不
図示の油圧シリンダで前後進可能となっており、その内
部に挿入された冷却管40から冷却水を供給してインナチ
ップ39を冷却するようになっている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のダブルプランジャチッ
プにおいては、インナチップとアウタチップは直接接触
しており、相互に両方共進退自在に前後進するために、
このインナチップとアウタチップの間の摺動面に潤滑油
を供給することが困難であり、潤滑が不十分になり磨耗
により寿命が短く、またダブルプランジャチップを立形
の射出装置に使用した場合は、アウタチップの通水室の
先端部が上位部となり、この先端部に空気が溜り、冷却
効率が悪いという問題があった。
ここに本考案の目的は、従来のダブルプランジャチップ
におけるインナチップとアウタチップの間の摺動面に潤
滑油を供給時に、摺動面への強制潤滑の困難さを排除
し、給油が簡単に行なわれ、摺動面の磨耗を防ぐととも
に、ダブルプランジャチップを立形の射出装置に使用し
た場合でもアウタチップの通水室に冷却水を供給時、通
水室の先端部に空気が溜り冷却効率の低下することを防
ぐことのできるダブルプランジャチップを提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本考案に係るダブルプランジ
ャチップは、円筒状のアウタチップと前記アウタチップ
の内径面に嵌挿された棒状のインナチップの二重構造を
成し、溶湯をキャビティに充填後、前記インナチップの
みをキャビティ内の凝固しつつある溶湯に押込み、溶湯
に高圧を付加して加圧鋳造するダイカスト機のダブルプ
ランジャチップにおいて、 前記円筒状のアウタチップと、前記アウタチップの内径
に嵌着され、外径面は前記アウタチップ内径との間に環
状の通水室を形成する円筒状のブシュと、前記ブシュ外
径面の両端部に各々設けられ、前記通水室を液密にする
Oリングと、前記ブシュの内径面に摺動自在に嵌挿さ
れ、外径面と前記ブシュ内径面の間に環状の油室を設け
た軸心に冷却水を導く孔を穿設した棒状のインナチップ
と、前記ブシュに設けられ通水室に連結して、前記通水
室へ冷却水を導入、排出する、少なくとも2個の通水孔
と、前記ブシュに設けられ油室に連結して、前記油室へ
潤滑油を導入する給油孔と、前記ブシュに直列に設けら
れ、前記アウタチップの一端の内径面に螺着されて、前
記ブシュを軸方向に押して、アウタチップに固定すると
ともに前記ブッシュの通水孔に連通する冷却水を導入、
排出する少なくとも2個の通水孔と前記ブシュの給油孔
に連通して、前記ブシュの給油孔へ潤滑油を導入する給
油孔を有する円筒状のアウタプランジャと、前記アウタ
プランジャの通水孔の中の排出用の孔に螺着され、前記
通水室の先端部に開口する排水管とから成ることを特徴
とする。
[作用] 円筒状のアウタチップと棒状のインアチップの間に設け
た円筒状ブシュの外周面および円周面に夫々冷却水を排
出入する通水室と強制潤滑油の給油室を設けたので、プ
ランジャチップの冷却および潤滑が行なわれる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図に基づいて説明する。
円筒状のアウタチップ11の内径面に円筒状のブシュ12を
取着し、そのアウタチップ11の内径面と前記ブシュ12の
外径面との間に環状の通水室16を形成し、このブシュ12
には前記通水室16に冷却水を導入、排出する少なくとも
2個の通水孔17が連結され、前記ブシュ12の外径面の両
端部に前記通水室16を液密にするOリング14および15が
取着されている。
また、前記ブシュ12の内径面には棒状のインナチップ20
が摺動自在に嵌挿され、前記ブシュ12の内径面と前記イ
ンナチップ20の間に環状の油室19を設けられ、潤滑油を
導入する給湯孔18に連結されている。また、前記インナ
チップ20の軸心には孔が設けられ、その中に冷却水を導
く冷却水パイプ26が、前記インナチップ20に直列に螺着
して固定されたインナプランジャロッド25を挿通して取
着されている。また、前記アウタチップ11の一端の内径
面にはアウタプランジャロッド21が直列に螺着され、前
記ブシュ13を軸方向に押して固定されている。このアウ
タプランジャロッド21には前記ブシュ12の給油孔18に連
通して、このブシュの給油孔18に潤滑油を導入する給油
孔27が設けられているとともに前記ブシュ12の通水孔17
に連通して、この通水孔17に冷却水を導入、排出する複
数の通水孔23が設けられており、さらにこの通水孔23の
中の排出用の孔には排水管24が螺着され、前記ブシュ12
の通水孔17を挿通して通水室16の先端部28に開口してい
る。
これにより、ブシュ12の内径面と、インナチップ20外径
面との間の摺動面に形成された油室19へ、前記ブシュ12
の給油孔18をとうして、アウタプランジャ21の給油孔27
を連通することができるとともに、アウタチップ11の内
径面とブシュ12の外径面との間に形成された通水室16の
冷却水の排水管24の排出口を通水室16の先端部に設ける
ことができる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、アウタチップの
内径にブシュを取着して、このブシュの内径面とインナ
チップの外径面との間に摺動面に強制潤滑を行なうこと
ができるので、給油を簡単に行なえ、摺動面の磨耗を防
止できるとともに、アウタチップの通水室の先端部に、
排水管の排出口を設けることにより通水室の先端部に空
気が溜って、冷却水排出を阻害し、冷却効率の低下する
ことを防止できるダブルプランジャチップを提供できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す図、第2図は従来のダブ
ルプランジャチップの構造を示す概略断面図である。 11…アウタチップ、12…ブシュ、20…インナチップ、21
…アウタプランジャロッド、24…排水管、31…アウタプ
ランジャロッド、33…アウタチップ、37…インナプラン
ジャロッド、39…インナチップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状のアウタチップと、前記アウタチッ
    プの内径面に嵌挿された棒状のインナチップの二重構造
    を成し、溶湯をキャビティに充填後、前記インナチップ
    のみをキャビティ内の凝固しつつある溶湯に押込み、溶
    湯に高圧を付加して加圧鋳造するダイカスト機のダブル
    プランジャチップにおいて、 前記円筒状のアウタチップと、 前記アウタチップの内径に嵌着され、外径面は前記アウ
    タチップ内径との間に環状の通水室を形成するする円筒
    状のブシュと、 前記ブシュ外径面の両端部に各々設けられ、前記通水室
    を液密にするOリングと、 前記ブシュの内径面に摺動自在に嵌挿され、外径面と前
    記ブシュ内径面の間に環状の油室を設けた軸心に冷却水
    を導く孔を穿設した棒状のインナチップと、 前記ブシュに設けられ通水室に連結して、前記通水室へ
    冷却水を導入、排出する、少なくとも2個の通水孔と、 前記ブシュに設けられ油室に連結して、前記油室へ潤滑
    油を導入する給油孔と、 前記ブシュに直列に設けられ、前記アウタチップの一端
    の内径面に螺着されて、前記ブシュを軸方向に押して、
    アウタチップに固定するとともに前記ブシュの通水孔に
    連通する冷却水を導入、排出する少なくとも2個の通水
    孔と前記ブシュの給油孔に連通して、前記ブシュの給油
    孔へ潤滑油を導入する給油孔を有する円筒状のアウタプ
    ランジャと、 前記アウタプランジャの通水孔の中の排出用の孔に螺着
    され、前記通水室の先端部に開口する排水管とから成る
    ことを特徴とするダブルプランジャチップ。
JP1989119600U 1989-10-12 1989-10-12 ダブルプランジャチップ Expired - Fee Related JPH0744367Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4716577U (ja) * 1971-03-26 1972-10-26
JPS5041243U (ja) * 1973-08-13 1975-04-26
JPS5828687Y2 (ja) * 1979-06-05 1983-06-22 日産自動車株式会社 ダイカスト装置のプランジャ構造

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JPH0357462U (ja) 1991-06-03

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