JPH0744111U - 断熱ダクト - Google Patents
断熱ダクトInfo
- Publication number
- JPH0744111U JPH0744111U JP11410891U JP11410891U JPH0744111U JP H0744111 U JPH0744111 U JP H0744111U JP 11410891 U JP11410891 U JP 11410891U JP 11410891 U JP11410891 U JP 11410891U JP H0744111 U JPH0744111 U JP H0744111U
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- Japan
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- duct
- heat insulating
- insulating material
- metal
- inorganic fiber
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目 的】この考案は、金属製ダクトと無機繊維質断熱
材料を、ダクトの取り付け施工以前に、各々接着結合さ
せ、複合材料化した空調、排煙等、に用いる断熱ダクト
に関するものである。 【構成】金属製円形ダクトと無機繊維質断熱材料を接着
結合して作る断熱ダクトに関するものである。
材料を、ダクトの取り付け施工以前に、各々接着結合さ
せ、複合材料化した空調、排煙等、に用いる断熱ダクト
に関するものである。 【構成】金属製円形ダクトと無機繊維質断熱材料を接着
結合して作る断熱ダクトに関するものである。
Description
【0001】
この考案は、建築物の空調や排煙等の為に用いられるダクトに利用される。ダ クトと断熱材料が、接着結合され、複合化した断熱ダクトに関するものである 。
【0002】
従来行われている、建築物の空調等の加熱空気用ダクトの施工と、その断熱施 工は、 (1)金属製ダクトを現場施工した後、そのダクトに、断熱材料を取り付け施 工する。(この方法が一般的である) (2)無機繊維質断熱材料のみで作った断熱ダクトを施工する。 2通りの方法が用いられている。(1)の方法は、ダクト施工と断熱材施工の 職方が異なり、且つそれぞれに熟練を必要とする。(2)の方法は、断熱材で直 接ダクトを作り、取り付け施工するので、コスト低減が可能である。然し、断熱 ダクトの強度、ダクト内の無機繊維材料の飛散、空気速度の制約等の欠点がある 。いずれの方法も、断熱ダクト施工には,熟練を必要とする。又空調ダクト及び 排煙ダクトの設置空間は、一般的に狭く設置空間内での作業能率は減少するもの である。
【0003】
現状行われている空調、排煙等の断熱ダクトの施工についての課題点は、 (1)断熱ダクトのトータルコスト。 (2)施工に熟練が必要で、熟練職方でないと、施工が難しい。 (3)施工の上手、下手による、空気の漏洩の問題。それにより熱損失の増加 。 (4)無機繊維材料の飛散 等がある。(1)、(2)は、主として金属製ダクトに断熱材を施工する方法 の場合の課題である。(2)、(3)、(4)は主として断熱材のみで作った断 熱ダクトの課題である。(3)、(4)の対策としての、ダクト外皮の取り付け 、ダクト内面の樹脂塗装等必要となる。有機化学物質を多く用いると、火災時、 類焼の危険性の可能性が増大する。
【0004】
本考案の断熱ダクトは、薄い金属板からなる、テーパー付き円形ダクト上に、 無機繊維断熱材料に含まれる、結合剤の接着力を応用して、筒状断熱材の製造工 程中に上記金属ダクトと一体成型し、二つの異なった材料からなる、複合構造の 断熱ダクトを作る事により、上記の課題の解決を図る事が出来た。即ち、金属板 の厚さを、13以下にしても、取り扱い及び施工強度共、満足のゆく断熱ダクト の生産が可能となった。それ故、軽く、トータルコストの安価な、空気漏洩の少 ない、無機繊維材料の飛散の無い、不燃材のみで構成された、断熱ダクトが出来 た。内側に薄い金属板を用いているので、軽くて、丈夫であり、その金属板を利 用して、熟練を必要とせず、簡単に施工出来る事が、本考案の断熱ダクトの特徴 である。
【0005】
本考案の断熱ダクトは、従来のダクト施工と異なり、金属製ダクトと断熱材を 、ダクト施工以前に、それら二種類の材料を接着させ、複合化させることで、次 のような特徴を具備する。(1)強度が向上する。(2)取り扱い性能が向上す る。(3)断熱材の突き付け隙間なく施工できる。(4)熟練者でなくとも取り 付け可能である。
【0006】
【実施例1】 以下に本考案の実施例を説明する。 (1)金属板として0.2ミリ厚さの鉄板をもちいる。 (2)鉄板を図−2に示すように円筒状に巻き、重さね部を鋲で止める。 (a)長さは、1030ミリ、外径は、片側300ミリ、もう一方296 ミリ。 (b)外径300ミリ側に、端から8ミリを中心とした位置に、6ミリ径 のボルト穴を明ける。他の一方の端部に図−2のごとく切り込みす る。 以上が、本考案の、断熱ダクトに用いられる金属製ダクトである。 (3)(2)の鉄製ダクトを、無機質繊維保温筒の成型に用いる型管の代用と して使用し、通常の無機質繊維保温筒の製法と同様の方法で、本考案の 断熱ダクトを作った。即ち、(2)の鉄製ダクトの表面に、樹脂を含ん でいるロックウール断熱材料を30ミリ厚さに巻きつけ、その後、樹脂 を硬化させ、鉄製ダクトとロックウール断熱材の一体構造の断熱ダクト を作り、最後に、断熱層の耳部を切断して、図−1に示す様の形に仕上 げて、本考案の断熱ダクトを作った。 断熱ダクト自体の強度は、断熱材の強度より飛躍的に増加した。又鉄板 ダクトと断熱材との接着も効果的であることが、証明された。
【実施例2】 以下に実施例1で作った、本考案の断熱ダクトの施工例を説明する。 (1)図−2の3のボルト穴に図−3の5ミリ径の締め付けボルトを差し込む 。 (2)別の断熱ダクトの図−2の4の切り込み溝を(1)の締め付けボルトに 差し込む。 (3)(2)の断熱ダクトを切り込み溝に従い、時計回り方向に回す。これで 2本の断熱ダクトが、密着して接合することができた。 (4)図−3の締め付けボルトに座金を入れ、ナットで締めた。 以上の実施例から判るように、鉄板と柔軟性のある、ロックウール断熱材を接 着して作った、鉄板と断熱材の複合体である、本考案の断熱ダクトは、新しい施 工方法を可能とした。即ち、締め付けボルトを利用して、(a)色々の他の金具 の取り付け。(b)滑車の取り付け等により、移動、固定等に対し、簡単に対応 が可能となる。又図−3の締め付けボルトと図−2の4の切り込み溝のはめ合い で、断熱ダクトの断熱材と断熱材の突き合わせ部の隙間を無くできるのも本考案 の断熱ダクトの特徴である。
【0007】
以上の結果からして、グラスウール、ロックウール、セラミックウール等の無 機繊維質断熱材料とアルミ板、鉄板、ステンレス板等の金属板との組み合わせに より,空調ダクト、排煙ダクト、配線用耐火ダクト等、に利用可能である。又従 来方法より、誰でも、何処でも、安く、確実に性能保証が出来る方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の断熱ダクトの断面図
【図2】金属製ダクトの平面図
【図3】締め付けボルト側面図
1は無機繊維質断熱材 2は金属製ダクト 3はボル
ト穴 4は切り込み溝 5は座金 6は締め
付けボルト
ト穴 4は切り込み溝 5は座金 6は締め
付けボルト
Claims (2)
- 【請求項1】アルミ、鉄、ステンレス等の金属製ダクト
と、クラスウール、ロックウール、セラミックウール等
の無機繊維質断熱材料を接着結合して、複合構造化し
た、断熱ダクト。 - 【請求項2】無機繊維質断熱材料の生産工程で、金属製
ダクトを型管として用い、その表面に断熱材を成型し、
断熱性及び耐火性を具備させた請求項1の断熱ダクト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11410891U JPH0744111U (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 断熱ダクト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11410891U JPH0744111U (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 断熱ダクト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0744111U true JPH0744111U (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=14629328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11410891U Pending JPH0744111U (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 断熱ダクト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0744111U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007507680A (ja) * | 2003-10-06 | 2007-03-29 | サン−ゴバン・イソベール | 空調または換気チャネル |
KR101976520B1 (ko) * | 2019-01-10 | 2019-05-10 | 주식회사 유성엔지니어링 | 전차용 배연기 및 이의 제조방법 |
-
1991
- 1991-12-13 JP JP11410891U patent/JPH0744111U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007507680A (ja) * | 2003-10-06 | 2007-03-29 | サン−ゴバン・イソベール | 空調または換気チャネル |
KR101976520B1 (ko) * | 2019-01-10 | 2019-05-10 | 주식회사 유성엔지니어링 | 전차용 배연기 및 이의 제조방법 |
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