JPH0743979A - 電子写真装置及び放電装置 - Google Patents

電子写真装置及び放電装置

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JPH0743979A
JPH0743979A JP19111593A JP19111593A JPH0743979A JP H0743979 A JPH0743979 A JP H0743979A JP 19111593 A JP19111593 A JP 19111593A JP 19111593 A JP19111593 A JP 19111593A JP H0743979 A JPH0743979 A JP H0743979A
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JP
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resistance layer
photoconductor
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JP19111593A
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English (en)
Inventor
Akira Kumon
明 九門
Jiyunichi Nawama
潤一 縄間
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 感光体の汚染が無いこと、環境変動に強いこ
と、また、低オゾン発生である電子写真装置に用いる帯
電方法を提供する。 【構成】 剛体の軸1上に、弾性層2、絶縁層3、抵抗
層4と各層の機能を分離し、表面粗さの小さいフィルム
上に抵抗層4を設けることによって表面粗さの小さい帯
電ローラを実現した。また、給電を抵抗層側から行うこ
とによって低湿度下でも局部的な異常放電を避けること
ができ、カブリの発生を抑えた。さらに、弾性層2と抵
抗層4間はフィルムによってブロックされているので合
成ゴム等から成る弾性層からの感光体汚染物の析出を防
止できる。また、弾性層によって感光体との接触は確実
に行われ、環境変動の無い放電装置が実現でき、良好な
画像が得られる電子写真装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、ファクシミリ、
プリンターに係り、特に電子写真装置及び放電装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真装置はオフィスユースの
目的からパーソナルユースへと移行しつつあり小型化、
メンテフリー等を実現する技術が求められている。パー
ソナルユースを目的とする小型のプリンターは、配置さ
れる場所が机上の隅であったり、一般の家庭で使用され
る場合が想定され、メンテンンス性やオゾン排気が少な
い等の条件が満たされることが普及のポイントとなる。
【0003】電子写真方式の複写機、プリンターは、画
像形成のために感光体を帯電する。帯電方法として従来
から多く用いられた方法はコロナ放電器を使用するもの
で、接地された金属のシールド(感光体に面する部分は
開口されている)の中に直径50〜100μm位の金属
線を被帯電体である感光体から数ミリから10ミリ程、
度、離し架張して高電圧を印加しコロナを発生させるも
のである。放電は金属線と金属のシールド間で主に起こ
るため、電流の多くが金属のシールドに流れ、多量のオ
ゾンが発生した。特に、負放電の場合は放電が不安定な
ため、コロナ放電器と感光体間に電圧印加のできる制御
電極を設け、感光体の表面電位を均一にする構成の帯電
器が多く用いられており、この場合は特に放電電流が大
きくなり発生オゾン量も多い。シールド効果を活かす公
知例として、特公昭41−18311号公報に針状帯電
器の放電安定化の例が開示されている。針状の放電電極
の周囲に放電安定化補助電極として金属板シールド、ロ
ーラ形状のシールドを設け、針、補助電極、感光体間の
位置関係を詳しく示している。また、ローラ形状のシー
ルドは被帯電体である感光体と接触し被帯電体の送り機
能も備えている。
【0004】これに対し感光体に接触させたローラやフ
ァーブラシを用いて帯電する方法が提案されている。接
触式の帯電方法は微小な空間でのコロナ放電であるため
放電電流を低く抑えることができ、オゾン量を減少させ
ることができる。
【0005】図4a、4bは特公平3−52058号公
報に掲載された帯電装置の構成を示す概略図である。図
4aにおいて、20は感光体ドラムで、20aは導電性
基材、20bは感光層である。導電性基材20aは接地
されている。21は帯電ローラで図4bのA領域で感光
体ドラム20の感光層20aと接触している。22は帯
電ローラに電圧を印加する電源である。以上のように構
成された帯電装置について、以下その動作について説明
する。
【0006】感光体ドラム20上に均質な電荷を付与す
るため、図5に示すような電圧波形を印加する。図5に
おいて、VTHは放電開始電圧、Vmax、Vminは直流に加
え交流を印加するときのピーク値を示している。実際に
重畳する交流はVmax−VminがVTHの2倍以上になるよ
う印加される。感光体ドラム20と帯電ローラ21の接
触領域では、帯電ローラ21に直流と交流が重畳された
電圧が印加されているので、たとえ感光体ドラム20に
過剰な電荷がのっても、過剰な電荷を逆向きの放電によ
って帯電ローラ21に戻すことができる。この電荷授受
を放電により起こすため上記設定がされている。交流の
振動は感光体ドラム20と帯電ローラ21が徐々に離れ
ていく領域で減衰し、印加した直流電圧に集束する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した転写方法は以
下に示す課題が生じる。 1.針や細線を用いた帯電装置は、放電安定化を図るに
はシールド電極が必要で次の課題が生じる。 (1)針あるいは細線間での放電を起こし多量のオゾン
が発生する (2)シールドに流れ込む電流が多く容量の大きい電源
が必要である (3)多量に発生するオゾンのため、針や細線が汚れ、
保守が必要となる (4)多量に発生するオゾンのため、排気ファン等装置
が複雑且つ大型化する 従って、小型、パーソナルユース用の複写機、プリンタ
ーには不向きの技術である。 2.感光体に接触するローラに直流と交流を印加する帯
電方法は次の課題が生じる。 (1)感光体とローラは完全密着できないので、振動電
界によって接触域で空気振動が生じ不快音を発する (2)交流電源を用いるので、電源コストが高くなる 3.弾性の導電性抵抗層ローラを感光体に押し当てる方
法は次の課題が生じる。 (1)ローラの押圧力を両端で加える場合、中央部で押
圧力不足となり、ローラや感光体の表面凹凸によるムラ
が生じ易い。 (2)ローラを合成ゴム等の弾性体で構成すると、低分
子量分のゴム成分が析出して感光体を汚染し、画像ボケ
等を生じ良好な画像が得られない。 (3)低湿度環境下ではローラの抵抗が上がり、中心の
導電性軸より供給される電荷が不足する。このため、ロ
ーラの中でも抵抗の低い部分に電荷が集中するため局部
的な放電異常を生じ、画像上カブリとなり画像品位を低
下させる。
【0008】本発明は上記課題に鑑み、オゾン発生の少
ない、保守の不要な電子写真装置及び放電装置を提供す
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は下記の構成を特徴とする電子写真方法及び
帯電手段である。
【0010】本発明は、像担持体と、該像担持体表面を
帯電させる帯電手段と、像担持体上に画像情報に応じて
潜像を形成する潜像形成手段と、前記潜像を顕像化する
現像手段と、前記顕像を受像紙に転写する転写手段とを
具備した電子写真装置であって、前記帯電手段が剛体軸
上に弾性層、絶縁層、抵抗層を順次設けたローラ形状の
部材を前記像担持体に近接させ、前記抵抗層に電圧を印
加することを特徴とする電子写真装置である。
【0011】または、像担持体と、該像担持体を帯電さ
せる帯電手段と、像担持体上に画像情報に応じて潜像を
形成する潜像形成手段と、前記潜像を顕像化する現像手
段と、前記顕像を受像紙に転写する転写手段とを具備し
た電子写真装置に用いる放電装置であって、前記帯電手
段が剛体軸上に弾性層、絶縁層、抵抗層を順次設けたロ
ーラ形状の帯電部材を、前記像担持体に近接させ、前記
抵抗層に電圧を直接印加するか、または、尖端状部材の
放電を利用して電荷供給することを特徴とする放電装置
である。
【0012】
【作用】上記課題に対する本発明の解決原理を順次説明
する。
【0013】(ア)表面の凹凸ムラの防止 先ず、感光体表面の帯電ムラが生じる原理を説明する。
【0014】図6は、体積固有抵抗106〜107Ω・c
mの弾性の帯電ローラを感光体に当接させて従動回転さ
せた場合の感光体と帯電ローラの接触状態を示すモデル
図である。図6において、33は感光体、33aはアル
ミニウム基材、33bは感光層、34は帯電ローラであ
る。感光体33と帯電ローラ34間に外部から電圧Vr
を印加したときの空隙にかかる電圧Vgは次式のように
表される。 Vg=(Vr−Vd)z/(z+dOPC/κ″)・・・(1) Vr:帯電ローラ印加電圧 Vd:感光体表面電位 dOPC:感光層膜厚 κ″:感光層誘電率 z :空隙幅 ここで、式(1)の空隙電圧曲線とパッシェン曲線を空
隙幅に対してプロットすると図7のようになる。放電は
(1)式による放電Vgがパッシェンによる放電開始電
圧を上回ると起こる。放電後の感光体表面電位ムラは次
のように説明される。帯電ローラ34は表面に凹凸を有
しているため、平滑な面を有する感光体33と近接する
と図8に示す近接時の拡大図のように様々な空隙距離を
有することになる。帯電ローラ34の凹部をA、凸部を
Bとすると図7中では空隙距離の異なる2点で空隙電圧
曲線はパッシェン曲線と交わる。即ち空隙距離の大きい
凹部Aは、空隙距離の小さい凸部Bよりも右側でパッシ
ェン曲線と交わる。A点の放電開始電圧VTH(A)とB
点の放電開始電圧VTH(B)とを比較すると VTH(A)=VTH(B)+ΔVTH ・・・(2) で示される放電開始電圧差ΔVTHが生じムラとなる。空
隙幅のムラは帯電ローラ34のみの表面凹凸だけでなく
感光体の33の表面粗さによっても生じる。
【0015】本発明では、表面の凹凸ムラの防止するた
め剛体の軸上に、発泡性の高い弾性層を設ける。この弾
性層上に約50〜80μmの絶縁性フィルム層を設け、
このフィルム層上に表面抵抗が106〜107Ω/□の抵
抗層を付ける。抵抗層は樹脂バインダー中にカーボン等
の導電性紛体を分散させて得る。絶縁性のフィルムの表
面粗さは最大粗さが約1μm以下であるので、この上に
設けられた抵抗層の表面粗さは10μm程度のものが容
易に得られる。フィルム厚もわずか50〜80μmであ
るので弾性力によって感光体33との接触は充分確保さ
れる。
【0016】(イ)低湿度環境下での局部異常放電の防
止 導電性の軸上に合成ゴムからなる導電性の弾性層を設け
る場合、例えば、軸の直径6mm、帯電ローラの外径φ
12mmとすると弾性層は3mmの厚みになる。導電性
はゴム材質中に導電性粉末やイオン性のものを混合して
得るので環境(7℃/20%RH〜33℃/80%R
H)に対して約2桁位の抵抗変動を生じる(導電性軸と
帯電ローラ表面間の抵抗)。特に低温低湿環境下では帯
電ローラ抵抗が上昇して、帯電ローラ表面の電荷が不足
するため、表面粗さの大きい部分や導電性の高い部分で
局部的な放電が生じ易い。本発明では最外層に抵抗層を
設け、給電は抵抗層に直接行う。また、抵抗層は樹脂の
バインダー中に導電粉末を分散したものを用いるため環
境に対して約1桁の変動に抑えることができた。これに
よって、低湿度環境下での局部異常放電が防止される。
【0017】(ウ)帯電ローラによる感光体の汚染防止 従来の帯電ローラが合成ゴムを主体として構成するた
め、合成ゴム中に低分子量成分が残留し、これが、高温
度環境下で表面に析出、感光体を汚染した。合成ゴム中
には導電性の成分が含まれるので感光体表面の抵抗を低
下させ画像ボケを起こす。本発明では、弾性層と抵抗層
間に絶縁性のフィルムを介するので、弾性層に合成ゴム
を用いてもフィルムで含有する低分子量成分はブロック
され感光体を汚染しない。
【0018】
【実施例】図1は本発明に従う帯電ローラの構成断面図
である。1は剛体軸(ここではステンレス軸を用いる)
である。2は発泡スポンジ層で、スポンズ硬度はアスカ
ーCで30度以下である。3はスポンジ層上に設ける絶
縁性フィルムチューブで、約50〜100μmのポリエ
チレンテレフタレートチューブを用いる。4は抵抗層
で、ポリカーボネート樹脂中に導電性カーボンを分散し
て用いる。抵抗層4は絶縁性フィルムチューブ上にスプ
レーや浸漬塗布方法で作製される。本実施例では剛体軸
1の直径φ8mm、抵抗層4を含む外径をφ12mmと
した。本実施例に用いる感光体は、アルミニウム合金基
材上に電荷発生層としてフタロシアニン顔料と樹脂を分
散したものを設け、その上にヒドラゾンとポリカーボネ
ート樹脂とを混合して電荷輸送層とし、感光層の膜厚を
20μmとなるよう塗布した負帯電型の有機感光体を使
用した。図2は、前述した帯電ローラを組み込んだ電子
写真装置の構成概略図である。5は感光体で外径はφ3
0mmである。6は帯電ローラで感光体と所定の圧力で
接触し感光体と従動回転する。本実施例では帯電ローラ
6の両端にそれぞれ500gの荷重を架けて押圧した。
このときの接触ニップは約1mmであった。7は帯電ロ
ーラ6に電圧を印加するための導電性スポンジで、抵抗
は約102〜103Ωで帯電ローラ6に接触しており、帯
電ローラ6表面の異物除去クリーナーも兼ねている。8
は帯電ローラ6に電圧印加するための電源である。9は
感光体に像露光に行うための露光装置、10は露光後の
潜像を顕像化するための現像装置で、感光体5に磁性の
現像剤であるトナーを付着させるために感光体5に内包
した固定の磁場発生用磁石11と電圧を印加して画像部
以外の余分なトナーを回収するための導電性部材からな
る回収ローラ12からなる。回収ローラ12には交流
(AC)と直流(DC)が単独または重畳して印加され
る。13は感光体5に接触するように設定された転写ロ
ーラである。転写ローラ13は導電性の磁性金属からな
る軸の周囲に導電性ゴムを設けた弾性のローラである。
14は受像紙を転写ローラ13に導入する導電性部材か
らなる突入ガイド、15は導電性部材の表面を絶縁被覆
した搬送ガイドである。突入ガイド14と搬送ガイド1
5は直接あるいは抵抗を介して接地している。16は受
像紙、17は感光体5表面に転写後残留するトナーをク
リーニングするためのクリーニング装置、18はトナー
である。
【0019】上述した装置を用いて動作を説明する。先
ず感光体5は面速度33mm/sで回転している。帯電
ローラ6には導電性スポンジ7を介して電源8より定電
圧が印加される。印加電圧は所望の感光体5の表面電位
に感光体5と帯電ローラ6間の放電開始電圧を加えた電
圧を印加する。放電開始電圧とは図3に示すように、帯
電ローラ6に印加する電圧を徐々に上げていくと感光体
5がある印加電圧時点から帯電を始める、この開始電圧
のことである。本実施例では、500Vの感光体5表面
電位を得るに当たって、放電開始電圧580Vを加えた
1080Vを印加した。帯電後、露光装置9で感光体5
表面電荷による潜像を現像装置10によって顕像化す
る。顕像化は、感光体5の基材内部に内包した磁石11
によって感光体5表面に磁性現像剤としてのトナー18
を付着させる。感光体5の表面電位と近似の現像バイア
スを回収ローラ12に印加する反転現像法を用いると、
露光装置8によって露光された部分の感光体表面電位は
低くなり、この部分に負極性に帯電したトナー18が付
着し、感光体表面電位の高い非画像部のトナー18は回
収ローラ12に回収される。感光体5が転写ローラ13
接触位置に到達すると同時に、受像紙16が感光体5と
転写ローラ13の接触部に供給される。転写ローラ13
にはトナー18と反対極性の定電流が印加されており静
電力で受像紙16にトナー18が転写される。本実施例
では約4μAの定電流で行った。この時B4サイズの受
像紙16ベタ黒を転写した時のインピーダンスは、33
℃/80%RHの環境下で約100MΩ、7℃/20%
RHの環境下で約400MΩであった。受像紙16は感
光体5より分離され、搬送ガイド15を経て定着装置
(図示せず)を通り、トナー18は受像紙16上に固着
される。転写工程後の感光体5上の転写せずに残留する
トナー18はクリーニング装置17にで廃トナーボック
スに回収される。本実施例に示した帯電ローラ6を用い
ることによって、33℃/80%RHの高湿度下、7℃
/20%RHの低湿度下でもカブリ等の発生もなく良好
な画像が得られた。
【0020】(実施例2)実施例1では、帯電ローラ6
に導電性スポンジ7を接触させて抵抗層4に直接給電し
たが、薄い金属板を鋸歯状に加工した尖端状の部材に電
圧を印加して抵抗層4と尖端状部材間に放電を起こし、
抵抗層4に電荷供給しても良い。本実施例では尖端状部
材として厚さ0.1mmのステンレス板を用い、高さ3
mm、ピッチ2mmの鋸歯を用いて給電を行った。鋸歯
への印加電圧は約2〜3kVで約5〜10μAの電流が
流れた。この方法でも33℃/80%RHの高湿度下、
7℃/20%RHの低湿度下共にカブリ等の発生もなく
良好な画像が得られた。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明は、像担持体と、該
像担持体表面を帯電させる帯電手段と、像担持体上に画
像情報に応じて潜像を形成する潜像形成手段と、前記潜
像を顕像化する現像手段と、前記顕像を受像紙に転写す
る転写手段とを具備した電子写真装置であって、前記帯
電手段が剛体軸上に弾性層、絶縁層、抵抗層を順次設け
たローラ形状の部材を前記像担持体に近接させ、前記抵
抗層に電圧を印加することを特徴とする電子写真装置に
よって環境に依存しない良好な画像が得られる。
【0022】前述したように、剛体の軸上に、弾性層、
絶縁層、抵抗層と各層の機能を分離し、表面粗さの小さ
いフィルム上に抵抗層を設けることによって表面粗さの
小さい帯電ローラを実現した。また、給電を抵抗層側か
ら行うことによって低湿度下でも局部的な異常放電を避
けることができ、カブリを抑えることができる。さら
に、弾性層と抵抗層間はフィルムによってブロックされ
ているので合成ゴム等から成る弾性層からの感光体汚染
物の析出を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における画像形成装置及び放電
装置に用いる帯電ローラの構成断面図
【図2】本発明の実施例における帯電ローラを組み込ん
だ電子写真装置を示す正面断面図
【図3】本発明の実施例における帯電ローラの抵抗層と
感光体に電圧を印加したときの放電開始電圧を示す特性
【図4】(a)従来の帯電装置の動作説明のための概略
図 (b)帯電部材が像担持体に接触している様子を示す概
略図
【図5】従来の帯電部材への印加電圧波形を示す図
【図6】感光体と帯電ローラの接触状態を示すモデル図
【図7】感光体と帯電ローラ間の空隙電圧とパッシェン
曲線を空隙幅に対してプロットした図
【図8】感光体と帯電ローラの接触状態を示す拡大図
【符号の説明】
1 剛体軸 2 弾性層 3 絶縁層 4 抵抗層 5 感光体 6 帯電ローラ 7 導電性スポンジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、該像担持体表面を帯電させる
    帯電手段と、像担持体上に画像情報に応じて潜像を形成
    する潜像形成手段と、前記潜像を顕像化する現像手段
    と、前記顕像を受像紙に転写する転写手段とを具備した
    電子写真装置であって、前記帯電手段が剛体軸上に弾性
    層、絶縁層、抵抗層を順次設けたローラ形状の部材を前
    記像担持体に近接させ、前記抵抗層に電圧を印加するこ
    とを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】像担持体と、該像担持体を帯電させる帯電
    手段と、像担持体上に画像情報に応じて潜像を形成する
    潜像形成手段と、前記潜像を顕像化する現像手段と、前
    記顕像を受像紙に転写する転写手段とを具備した電子写
    真装置に用いる放電装置であって、前記帯電手段が剛体
    軸上に弾性層、絶縁層、抵抗層を順次設けたローラ形状
    の帯電部材を、前記像担持体に近接させ、前記抵抗層に
    電圧を直接印加するか、または、尖端状部材の放電を利
    用して電荷供給することを特徴とする放電装置。
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