JPH0743878Y2 - 電磁スイツチにおけるターミナルハウジングの保護構造 - Google Patents

電磁スイツチにおけるターミナルハウジングの保護構造

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JPH0743878Y2
JPH0743878Y2 JP8927290U JP8927290U JPH0743878Y2 JP H0743878 Y2 JPH0743878 Y2 JP H0743878Y2 JP 8927290 U JP8927290 U JP 8927290U JP 8927290 U JP8927290 U JP 8927290U JP H0743878 Y2 JPH0743878 Y2 JP H0743878Y2
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JP
Japan
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terminal
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terminal housing
switch
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JP8927290U
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光裕 小暮
稔 高橋
宏志 酒井
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株式会社三ツ葉電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車や自動二輪車等の車両に搭載されるス
タータスイツチとして使用される電磁スイツチにおける
ターミナルハウジングの保護構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種スタータスイツチとして使用される電磁
スイツチは、エンジンキーをONしたことに伴うコインの
励磁によりプランジヤ側の可動接点が、該可動接点と対
向するバツテリ端子側およびモータ端子側の各端子ボル
トに架橋状に接触することでスイツチング作動をするよ
うに構成されている。
ところでこのものにおいて、スイツチカバーに端子ボル
トを螺子部が貫通して外部に突出するように取付け、そ
してこの突出する螺子部に導電ケーブルを回り止めされ
る状態で取付ける必要が有る。そこで従来、例えばこれ
がバツテリ側の端子ボルトである場合、第6図に示す如
く、スイツチカバー21の端子ボルト9突出部位に、端子
ボルト9が貫通するようにしてターミナルハウジング22
を当てがい、そして端子ボルト9にワツシヤ13、14を挿
入しナツト15で緊締することで端子ボルト9をターミナ
ルハウジング22と共にスイツチカバー21側に一体取付け
し、そしてこの様に一体取付けされた端子ボルト9の螺
子部に、さらにバツテリに接続されるケーブル12の先端
に設けた端子板12aを、ターミナルハウジング22に形成
した位置決め溝22bから引き出す状態で挿入し、これを
ナツト16で緊締取付けするようにしている。
しかるにこのものでは、前記ナツト15の緊締に伴いター
ミナルハウジング22をスイツチカバー21に一体取付けす
るため、ターミナルハウジング22のスイツチカバー接当
部に、端子ボルト9に挿入したワツシヤ13が抜止め係止
するための係止部22aをボルト軸心に向けて筒底状に形
成し、この係止部22aをワツシヤ13とスイツチカバー21
とのあいだで挟むように構成していた。このため、前記
ナツト15により緊締力が、係止部22aに働くことになつ
て、係止部22aが破損しやすいという問題が生じる。こ
れを回避するためには、係止部22aを肉厚にして前記緊
締力に耐えられるようにするか、スイツチカバーを割れ
にくい軟質素材によつて形成することが提唱される。し
かしながら前者の場合には、スイツチカバーが大型化し
て軽量コンパクト化の要求に反することになつて採用で
きるものではなく、また後者の場合には、スタータスイ
ツチの如くエンジン近傍に配されて大きな高温差のある
環境に晒されるものでは、熱膨張を考慮したとき、低温
状態では必要な緊締力を確保できない惧れが有るうえ
に、材質の劣化も硬質のものに比して早く、耐久性が充
分確保できない等の問題があつて採用することはできな
い。
[課題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一掃
することができる電磁スイツチにおけるターミナルハウ
ジングの保護構造を提供することを目的として創案され
たものであつて、スイツチカバーと、該スイツチカバー
に底面部が当接して組付けられる筒状のターミナルハウ
ジングと、スイツチカバーに貫通組込みされ、ターミナ
ルハウジング内に突出する端子ボルトと、ターミナルハ
ウジングに遊嵌するようにして端子ボルトに貫通組込み
されるワツシヤと、端子ボルトをスイツチカバーに緊締
すべく螺装される第一ナツトと、導電ケーブルに接続さ
れ、ターミナルハウジングに回り止め状に取付けられる
状態で端子ボルトに貫通組込みされる端子板と、該端子
板を緊締すべく端子ボルトに螺装される第二ナツトとを
備えて構成される電磁スイツチにおいて、前記ターミナ
ルハウジングの底面には、スイツチカバーのターミナル
ハウジング突当て面に形成した凹部に嵌入すべくスイツ
チカバー側に向けて突出し、かつ前記端子ボルトに組み
込まれたワツシヤの抜止め係止をすべくボルト軸心側に
向けて突出する凸部を形成すると共に、さらにスイツチ
カバーのターミナルハウジング突当て面は、凸部が凹部
に嵌合した状態で、凸部のワツシヤ対向面に対して略同
等か端子ボルト先端側に位置するように設定して、前記
端子ボルトに挿入せしめたワツシヤがスイツチカバーの
突当て面に接当して受止め支持されるように構成したこ
とを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、端子ボルトのスイ
ツチカバーに対する緊締力を、スイツチカバー側で受け
るようにして、ターミナルハウジングの保護を計るよう
にしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1はスタータスイツチとして使用される電
磁スイツチ(スタータスイツチ)であつて、該電磁スイ
ツチ1は、ヨーク2、エンドプレート3、励磁コイル
4、可動鉄心5aを備えるプランジヤ5、可動鉄心5aに絶
縁材6を介して取付けられる可動接点7、ヨーク2に被
冠される後述のスイツチカバー8等の各種の部材装置を
用いて構成されていること等は何れも従来通りである。
前記スイツチカバー8は、フエノール樹脂、あるいは6,
6−ナイロンにガラスウールを混合させる等、硬質の適
宜絶縁性素材によつて一体成形されるものであるが、前
記可動接点7と対向する底部には、頭部9a、10aがスイ
ツチカバー8内に位置し、先端側がプランジヤ5の軸心
方向を向いてスイツチカバー8から外方に突出するよう
バツテリ側端子ボルト9およびモータ側端子ボルト10が
適宜間隔を存して貫通している。
11はターミナルハウジングであつて、該ターミナルハウ
ジング11は、筒形状をし、スイツチカバー8における前
記バツテリ側のボルト貫通部に突当てることになるが、
ターミナルハウジング11は、上記スイツチカバー8に突
当てられる底面部も含めて筒状となつていて、その内径
が後述するように端子ボルト9の螺子部に挿入する平ワ
ツシヤ13、スプリングワツシヤ14が何れも底部まで遊嵌
するように設定されている。そしてこのターミナルハウ
ジング11の底面部には凸部11aが突設されている。つま
りこの凸部11aは、スイツチカバー8側に向けて突出
し、スイツチカバー8の突当て面部に形成した凹部8aに
嵌入して、ターミナルハウジング11の軸心回りの回止め
をするようになつているが、さらにこの凸部11aは、端
子ボルト9の軸心方向に向けて突出していて、前記端子
ボルト9に挿入した平ワツシヤ13が抜止め係止されるよ
うになつている。そして前記凸部11aを凹部8aに嵌入せ
しめてターミナルハウジング11をスイツチカバー8に突
当てた状態で、凸部11aの平ワツシヤ対向面11bは、スイ
ツチカバー8のターミナルハウジング突当て面8bに対し
てこれと略同等か僅かな間隙δを存してスイツチカバー
8側に没入するよう設定されている。そして前記ターミ
ナルハウジング11をスイツチカバー8に突当てた状態
で、端子ボルト9の螺子部に平ワツシヤ13、スプリング
ワツシヤ14を挿入し、さらにナツト15を螺入緊締するこ
とによつて端子ボルト9はスイツチカバー8に一体的に
取着されることになるが、このときの緊締力は、平ワツ
シヤ13が接当するスイツチカバー8の突当て面8bに受け
止められて、これよりもスイツチカバー8側に没入する
凸部11aのワツシヤ対向面11bには殆ど働かないように設
定される。
一方、12はバツテリ(図示せず)側に接続される導電ケ
ーブルであつて、該導電ケーブル12の先端部に一体的に
取付けられた端子板12aが前記ナツト15によつて取付け
られた端子ボルト9に挿入され、さらにナツト16による
緊締によつて一体的に緊着されることになるが、ターミ
ナルハウジング11には、端子板12aの位置決めをするた
めの位置決め溝11cが形成されていて、ここに端子板12a
が回止め状に嵌合する構成になつている。
叙述のごとく構成された本考案の実施例において、前述
したようにバツテリ側の端子ボルト9およびターミナル
ハウジング11はナツト15の螺入による緊締によつてスイ
ツチカバー8に一体的に止着されることになるが、この
とき端子ボルト9に最初に挿入した平ワツシヤ13は、ス
イツチカバー8の突当て面8bに直接接当することになつ
て、ナツト15による緊締力は、スイツチカバー8によつ
て受け止め支持されることになつて、突当て面8bに対し
て略同等位置か僅かな間隙δを存してスイツチカバー8
側に没入する凸部対向面11bに働いてしまうことがな
く、この結果、凸部11aは保護されることになつて割れ
る等の破損を確実に回避できることになる。
しかもターミナルハウジング11は、凸部11aがスイツチ
カバー8に設けた凹部8aに嵌入しているため、軸心回り
の回動が規制されて、正確に位置決めされることにな
る。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、ターミナルハウジングは、凸部がスイツチカバ
ー側の凸部に嵌入して軸心回りの回動が規制されると共
に、凸部にワツシヤが係止して抜止め状に組付けられる
ことになるが、このワツシヤが係止する凸部は、従来の
ようにスイツチカバーとワツシヤとのあいだに緊締挟持
されることがない。そしてナツトによる緊締力は、スイ
ツチカバー側に受止め支持されることになる。従つてタ
ーミナルハウジングの回止めおよび抜止め係止をするた
めの凸部の有効な保護が計れることになつて割れる等の
破損を確実に回避できることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る電磁スイツチにおけるターミナル
ハウジングの保護構造の実施例を示したものであつて、
第1図は第2図で示すA−A線で断面した電磁スイツチ
の断面図、第2図はスイツチカバーにターミナルハウジ
ングを組付けた状態を示す正面図、第3図は同断面図、
第4図は同背面図、第5図は要部の分解斜視図、第6図
は従来例を示す要部断面図である。 図中、1は電磁スイツチ、7は可動接点、8はスイツチ
カバー、9は端子ボルト、11はターミナルハウジングで
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイツチカバーと、該スイツチカバーに底
    面部が当接して組付けられる筒状のターミナルハウジン
    グと、スイツチカバーに貫通組込みされ、ターミナルハ
    ウジング内に突出する端子ボルトと、ターミナルハウジ
    ングに遊嵌するようにして端子ボルトに貫通組込みされ
    るワツシヤと、端子ボルトをスイツチカバーに緊締すべ
    く螺装される第一ナツトと、導電ケーブルに接続され、
    ターミナルハウジングに回り止め状に取付けられる状態
    で端子ボルトに貫通組込みされる端子板と、該端子板を
    緊締すべく端子ボルトに螺装される第二ナツトとを備え
    て構成される電磁スイツチにおいて、前記ターミナルハ
    ウジングの底面には、スイツチカバーのターミナルハウ
    ジング突当て面に形成した凹部に嵌入すべくスイツチカ
    バー側に向けて突出し、かつ前記端子ボルトに組み込ま
    れたワツシヤの抜止め係止をすべくボルト軸心側に向け
    て突出する凸部を形成すると共に、さらにスイツチカバ
    ーのターミナルハウジング突当て面は、凸部が凹部に嵌
    合した状態で、凸部のワツシヤ対向面に対して略同等か
    端子ボルト先端側に位置するように設定して、前記端子
    ボルトに挿入せしめたワツシヤがスイツチカバーの突当
    て面に接当して受止め支持されるように構成したことを
    特徴とする電磁スイツチにおけるターミナルハウジング
    の保護構造。
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JPH0446327U JPH0446327U (ja) 1992-04-20
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