JPH0743839B2 - デイスク再生装置 - Google Patents

デイスク再生装置

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JPH0743839B2
JPH0743839B2 JP60010872A JP1087285A JPH0743839B2 JP H0743839 B2 JPH0743839 B2 JP H0743839B2 JP 60010872 A JP60010872 A JP 60010872A JP 1087285 A JP1087285 A JP 1087285A JP H0743839 B2 JPH0743839 B2 JP H0743839B2
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disc
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disk
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春重 中垣
孝雄 荒井
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は光学式のディジタルオーディオディスク(DA
D)プレーヤ,ビデオディスクプレーヤなどに係り、特
にディスクの欠陥,傷に対するトラック飛びのディスク
偏心依存性を改善する装置に関するものである。
〔発明の背景〕
ディスクの欠陥,傷に対するトラック飛び(トラッカビ
リティと称す)を改善する方法として例えば特開昭51−
8818号および特開昭56−41538号公報に示されるよう
に、トラックからの反射光量を光電変換する1対の光電
変換器と、これらの出力信号からそれぞれ記録情報の周
波数成分のみを通過増幅させる1対の帯域アンプと、こ
の帯域アンプの出力信号の波形のそれぞれの包絡線を検
出する1対の包絡線検出器を備え、これら包絡線検出器
の出力を比較することによりトラックずれ量に応じた誤
差信号を得るトラック誤差信号検出方式(以下AM検波方
式と称す)が知られている。
このAM検波方式は原理的にディスクに記録されている信
号成分だけを帯域制限アンプなどによって通過させ、そ
れ以下の傷などによるトラッキングに有害な信号成分と
は無関係の低い周波数成分をカットしてしまうため、デ
ィスクに傷があっても本来のトラックをはずれて光ピッ
クアップが傷上を追跡するのを防止することができ、傷
に対するトラッカビリティが改善されるものである。
しかしながら、傷トラッカビリティ性能を左右する重要
な要素の1つにディスクの偏心があり、偏心が大きい程
ピックアップのオフトラックが大きくなって傷トラッカ
ビリティが顕著に劣化するが、この点に関しては上記の
AM検波方式でも配慮がなされていなかった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は上述の欠点をなくし、ディスクの欠陥,
傷に対するトラッカビリティのディスク偏心依存性を改
善する好適な装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するため本発明は、ディスク偏心による
ピックアップのオフトラック量を低減するようディスク
回転周波数領域のサーボゲインを回路的に高め、オフト
ラック量を抑圧して傷トラッカビリティを改善するよう
にしたことを特徴とする。
〔発明の実施例〕
第1図は本発明によるディスクの欠陥,傷に対するピッ
クアップのトラッカビリティのディスク偏心依存性を改
善するトラッキングサーボ装置を示したものであり、同
図において1は光学式のディスク、2はディスクモー
タ、3は光学式のピックアップ、4はトラックからの反
射光量を光電変換するための受光素子8と各受光素子出
力電流を電圧に変換する一対の電流−電圧変換器9およ
び10とそれぞれの電流−電圧変換器出力からディスク記
録情報の周波数成分のみを通過させる一対の帯域アンプ
11および12とこれら帯域アンプの出力信号波形のそれぞ
れ包絡線を検出する一対の包絡線検出器13および14と、
これら包絡線検出器の出力を比較する誤差増幅器15より
成るAM検波方式トラッキング誤差信号検出回路、5は低
域ゲイン補償回路、6は駆動用アンプ、7はピックアッ
プ3をディスクの信号トラックに追尾して駆動させるた
めのトラッキング用アクチュエータを示す。
本実施例は低域ゲイン補償回路5により、ディスク回転
数周波数領域のサーボゲインだけを高めてディスクの偏
心に起因するピックアップ3のオフトラック量を低減
し、偏心に依る傷トラッカビリティを改善するものであ
る。
AM検波トラッキング誤差検出回路4は、光学式ピックア
ップが広く用いられている3スポット方式を例にとった
ものであるが、その動作原理、具体回路などは既述の公
知例などで開示され、公知であるためここでは詳細は割
愛し、以下構成の異なる低域ゲイン補償回路を中心に動
作波形図等を呈示しながらその動作について説明する。
先ず低域ゲイン補償回路5が無い従来のトラッキングサ
ーボの概要について説明する。第2図は光学式DADプレ
ーヤのピックアップのオフトラック(ディスク信号面に
当るレーザ光スポットのトラック中心からのずれ)に対
する再生信号のエラーレイトを示したものである。エラ
ーレイトは信号処理回路の性能などにも依存するが、第
2図のように光スポットがトラック中心より左,右に約
0.1μm以上ずれると急激に悪化する傾向を示すのが一
般的であり、トラッキングサーボの追随エラーはディス
ク偏心などの外乱に対し±0.1μm以下に抑えなければ
ならないという厳しい制御が必要である。
ディスクの偏心は、DADの場合ディスク自体が±70μm
以下に規格化されており、その他ディスクモータシャフ
ト、ディスク取り付け台などのセット側の機械的偏心を
含めると総合では略±100μmにも及ぶため、トラッキ
ングサーボゲインはディスク回転周波数(DADは一定線
速度制御で回転数は8〜4Hz;480〜240rpm)領域で光ピ
ックアップの信号トラックに対する追随エラーを0.1μ
m以下に抑えるよう60dB(100μm/0.1μm)以上の値に
設定される。又、ディスクの信号トラックのひずみを加
速度換算で0.04G以下に規格化されているが、実際のセ
ットでは実使用状態でセットに加わる外乱ショックなど
に対してもトラックジャンプを起こすことのないよう高
域サーボゲインはディスク規格の10倍程度の0.4〜0.5G
程度に設定されるのが通常である。
第3図は、そのトラッキングサーボの一巡の開ループゲ
イン特性を示したものである。第1図で示したトラッキ
ングアクチュエータの伝達関数は二次系で、高域のゲイ
ン特性(−12dB/oct)はこのアクチュエータによって決
っており、例えばトラッキングサーボACゲインを0.4〜
0.5G程度に設定し、且つ上記のように100μmの偏心に
対するトラッキングの追随エラーを0.1μm以下とする
よう低域DCゲインを60dB以上に選ぶと自ずと帯域特性は
同図中Iの特性のように決定され、アクチュエータはそ
の低域共振周波数がDCゲインとACゲインの交点近傍
の周波数となるように設計がなされる。DCゲイン60dB,A
Cゲイン0.4〜0.5Gの条件ではこのは略20〜30Hzの値
となる。
さて、係る構成の従来のトラッキングサーボではディス
クに偏心があった場合、傷に対するトラッカビリティは
ディスク偏心量に応えて著しく劣化する。第4図はその
実測結果で正弦波変動するディスク偏心の正,負のピー
クに傷を一致させ、偏心量を変えた時のトラッカビリテ
ィを示したものである。偏心量が大きくなるに従いトラ
ッカビリティが劣化するのはサーボの追随エラーによる
ピックアップのオフトラック量が増加するためである。
換言すれば、ディスクの傷によって瞬時的にサーボルー
プが切れるため、偏心が大きくてオフトラック量が大き
くなる程トラック飛びが生じ易くなるためである。
偏心によるオフトラック量を減らす手段として例えばル
ープのDCゲインを高めることが考えられるが、本方法で
は第3図の特性IIのようにDCゲインの上昇に応じて高域
ACゲインも同様に上昇してしまうため、サーボの内乱で
あるディスクの傷によるノイズに対して系は敏感に応答
するようになり、反って傷トラッカビリティが劣化して
しまうため、得策ではない。
第1図に示した本発明は上記の点を勘案してなされたも
ので、低域ゲイン補償回路5により、ディスク偏心によ
るピックアップのオフトラック量を減らすようディスク
回転周波数領域だけのサーボループゲインを高めること
を目的としている。
第5図は第1図の低域ゲイン補償回路5の具体回路例を
示したもので、同図において16はオペアンプ、17,18は
抵抗、19はコンデンサを示す。本回路は周知のLAG/LEAD
回路であり、そのゲイン特性は第6図の特性IIIのよう
に抵抗17とコンデンサ19で決るカットオフ周波数
下では抵抗17と18で決る一定値、以上では−6dB/oc
tで低下し、抵抗17および18の並列値とコンデンサ19で
決るカットオフ周波数以上ではゲインは1となる。
例えばディスク回転数周波数領域である8Hz以下のゲイ
ンを10dB(約3倍)高めるには抵抗17と18の比を約2と
し、抵抗17とコンデンサ19で決るカットオフ周波数が8H
zとなるようコンデンサ19および抵抗17の値を決定すれ
ば良い。
LAG/LEAD回路5の設置によるトラッキングサーボループ
の一巡伝達開ループゲイン特性は第6図の破線の特性IV
のようになる。LAG/LEAD回路5が無い場合の第3図で示
した特性Iに比べ、LAG/LEAD回路5によるゲイン特性II
I(図中斜線を施した特性)が重畳されてディスク回転
周波数領域である低域だけのゲインが上昇できる。
尚、第5図のLAG/LEAD回路は一次系(−6dB/oct)の例
を示したが、これは特に限定されるものではなく例えば
二次系(−12dB/oct)の構成であっても構わない。又、
LAG/LEADの回路構成も第5図の例に限定されるものでは
なく、この発明の要旨を変えない範囲で種々変形実施可
能なことは勿論である。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、低域ゲイン補償回路
によりディスク回転周波数領域のトラッキングサーボゲ
インを高めるようにしたため、極めて簡単な構成にてデ
ィスクの偏心によるピックアップのオフトラック量を低
減することができ、傷トラッカビリティの偏心依存性を
大幅に改善することが可能となる。
第7図の特性IIは本発明による低域ゲイン補償回路のDC
ゲインを一例として略10dBに設定し、ディスク偏心に依
る傷トラッカビリティを実測した結果である。低域ゲイ
ン補償回路が無い従来の特性I(第4図の特性)に比
べ、本発明では低域ゲインの上昇によってディスク偏心
に依るオフトラック量がゲイン上昇度に応じて軽減され
るため、偏心に依るトラッカビリティの劣化は著しく改
善され、ディスク偏心100μmの範囲で従来トラッカビ
リティが約500μm程度劣化していたものが略100μm以
下に抑圧されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す図、第2図はトラッキン
グオフセット対再生信号のフレームエラーレイトの特性
図、第3図は従来のトラッキングサーボの開ループゲイ
ン特性図、第4図は従来の傷トラッカビリティのディス
ク偏心依存性の実測結果を示す図、第5図は低域ゲイン
補償回路の具体例を示す図、第6図は本発明によるトラ
ッキングサーボの開ループゲイン特性を示す図、第7図
は本発明による効果を示す図である。 3……光学式ピックアップ、 4……AM検波トラッキング誤差信号検出回路、 5……低域ゲイン補償回路、 7……ピックアップのトラッキングアクチュエータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、この光源からの光ビームをディス
    クに投射する対物レンズと、該対物レンズと該ディスク
    との間の距離を調節可能に該対物レンズを支持する該対
    物レンズの焦点方向駆動装置および該対物レンズを該デ
    ィスクの情報記録トラックに沿って駆動するためのトラ
    ック走査駆動装置より成る該対物レンズの2次元駆動装
    置を有し、該ディスクの情報記録信号トラックを追跡す
    る際、該ディスクの半径方向に対応した1対の受光素子
    と該受光素子のそれぞれに対応して反射光を光電変換す
    る光電変換器と、該光電変換器の各受光素子の出力信号
    からそれぞれ該ディスクの記録情報の信号成分だけを通
    過増幅させる一対の帯域アンプと、該帯域アンプの出力
    信号のそれぞれ包絡線を検波する1対の包絡線検出器
    と、該包絡線検出器の出力を比較する比較器を具備し、
    該比較器出力により該対物レンズの該トラック走査駆動
    装置の駆動信号を得るように成したディスク再生装置に
    おいて、該トラック走査駆動装置サーボ系路の一部に位
    相遅れ進み回路より成る低域ゲイン補償回路を設け、該
    低域ゲイン補償回路により該ディスクの回転周波数領域
    のゲインを一定量高めて該対物レンズの該ディスクの情
    報記録信号トラックからのトラックずれを低減し、該デ
    ィスクの傷、欠陥に対する該トラック走査駆動装置の情
    報記録信号トラック追跡能力の該ディスク偏心依存性を
    排除するようにしたことを特徴とするディスク再生装
    置。
  2. 【請求項2】前記トラック走査駆動装置のサーボ開ルー
    プ直流利得は該デイスクの偏心に対する該対物レンズの
    情報記録信号トラックからのトラックずれ量が0.1μm
    以下になるよう設定され、前記低域ゲイン補償回路は該
    ディスクの回転周波数領域において10dB以上の利得を得
    るように設定したことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のディスク再生装置。
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