JPH074365B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH074365B2
JPH074365B2 JP7459086A JP7459086A JPH074365B2 JP H074365 B2 JPH074365 B2 JP H074365B2 JP 7459086 A JP7459086 A JP 7459086A JP 7459086 A JP7459086 A JP 7459086A JP H074365 B2 JPH074365 B2 JP H074365B2
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color
blood flow
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average blood
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JP7459086A
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五美 田中
泰志 近藤
裕司 高畠
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、被検体内に超音波パルスを放射した場合に血
流により生じるドプラー効果を利用して被検体内の血流
速分布をカラー画像として表示できるようにした超音波
診断装置関する。
(ロ)従来技術とその問題点 従来、心臓内部の血流動態を診断する場合に、超音波パ
ルスドプラー法が広く適用されている。この種の超音波
診断装置では、生体内に超音波パルスを所定時間間隔で
放射し、前記生体から反射される超音波エコーに基づく
エコー信号から断層データを採取するとともに、該エコ
ー信号を位相検波することでドプラー信号を抽出し、抽
出したドプラー信号をたとえば高速フーリエ変換(FF
T)してそのドプラー周波数スペクトルを算出する。続
いて、このドプラー周波数スペクトルから生体内の各部
位ごとに平均血流速を算出する。そして、この平均血流
速のデータをR、G、Bの各色相に対応したカラーコー
ドが設定されるカラーメモリに対するアドレス指定デー
タとして与え、血流速が超音波ビームに対して血流が近
付いてくる場合には赤、遠ざかる場合には青の色相で、
しかも、その血流速の大きさに応じて各色相の輝度を変
えて先に採取した断層データに基づく断層像の上に重ね
て血流速分布を二次元表示している。
この表示は、リアルタイムで血流速分布の時間的変化を
観察できる点で有効であるが、一方、平均血流速の大き
さの変化は赤もしくは青の単一の色相の濃淡の変化とし
てのみ表示されるので、たとえば画像をフリーズして平
均血流速の大きさの各部位による違いをさらに詳細に観
察したい場合には不適である。すなわち、単一の色相の
濃淡の変化だけでは血流速の二次元分布を判断すること
が難しく、定量的な評価ができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、血流速の二次元分布状態を定量的に把握できるよう
にして、従来よりも一層適確な診断が行なえるようにす
ることを目的とする。
(ハ)問題点を解決するための手段 本発明の超音波診断装置では、上記の目的を達成するた
めに、R、G、Bの各色相に対応したカラーコードが記
憶されるカラーメモリを備え、超音波の送受波により得
られたドプラー信号に基づいて算出された平均血流速の
正負の向きと大きさとに対応するデータを前記カラーメ
モリに対するアドレス指定データとして与えて前記平均
血流速の分布を二次元表示する超音波診断装置におい
て、 前記カラーメモリは、リアルタイム表示用には平均血流
速の正負の向きに対応してR、G、Bまたはその混合か
らなる単一の色相を与えるカラーコードが設定され、ま
た、フリーズ表示用には平均血流速の大きさに対応して
R、G、Bの混合によりそれぞれ異なる色相を与えるカ
ラーコードを設定する一方、リアルタイム表示モードと
フリーズ表示モードとを選択するモード選択信号を前記
カラーメモリに対する設定内容変更用の信号として与え
るようにしている。
(ニ)作用 本発明の超音波診断装置では、血流速分布の画像をリア
ルタイムで表示する場合には、リアルタイム表示モード
の選択信号によりリアルタイム表示用のカラーコードが
選択される。平均血流速のデータがこの設定されたカラ
ーメモリにに対してアドレス指定データとして与えられ
ると、ここに記憶された平均血流速の正負の向きに対応
したR、G、Bの内の各単一の色相を与えるカラーコー
ドが読み出される。したがって、たとえば、血流速が超
音波ビームに対して血流速の向きが正すなわち血流が近
付いてくる場合には赤、血流速の向きが負すなわち遠ざ
かる場合には青の色相で、かつ、血流速の大きさに対応
した輝度の変化でもって表示される。
一方、血流速分布の画像をフリーズして表示する場合に
は、フリーズ表示モードの選択信号によりフリーズ表示
用のカラーコードが設定される。平均血流速のデータが
この設定されたカラーメモリに対してアドレス指定デー
タとして与えられると、ここに記憶された平均血流速の
大きさに対応してR、G、Bの各色相に対応した各カラ
ーコードが読み出される。したがって、読み出された各
カラーコードの色相が混合されて血流速の大きさに対応
して色分けされた血流速分布が表示される。
(ホ)実施例 第1図は、本発明の超音波診断装置の表示色設定回路部
分のブロック図である。同図において、符号1は超音波
診断装置の表示色設定回路の全体を示し、2、4、6は
赤(R)、緑(G)、青(B)の各色相に対応したカラ
ーコードが設定される第1、第2、第3カラーメモリで
あり、各カラーメモリ2、4、6は、RAMあるいはROMで
構成される。そして、各カラーメモリ2、4、6は、第
2図に示すように、リアルタイム表示用領域Aとフリー
ズ表示用領域Bとからなり、図外のCPUから与えられる
リアルタイム表示モードとフリーズ表示モードとを選択
するモード選択信号に応じてリアルタイム表示用領域A
とフリーズ表示用領域Bとが選択される。
いま、カラーコードの輝度レベルが最小輝度を与えるD0
から最大輝度を与えるD15までの16段階に渡って設定さ
れているものとすれば、赤の色相を与える第1カラーメ
モリ2のリアルタイム表示用領域Aには、第3図(a)
に示すように、平均血流速が負方向である場合の各アド
レス番地0〜15のすべてに最小輝度のカラーコードD0
設定され、平均血流速が正方向の場合のアドレス番地16
〜31にはその番地順に平均血流速が次第に大きくなるよ
うに対応するカラーコードがD0、D1、…、D15と設定され
ている。また、緑の色相を与える第2カラーメモリ4の
リアルタイム表示用領域Aには、第3図(b)に示すよ
うに、すべてのアドレス番地0〜31に最小輝度のデータ
D0が設定されている。青の色相を与える第3カラーメモ
リ6のリアルタイム表示用領域Aには、第3図(c)に
示すように、平均血流速が負方向である場合のアドレス
番地0〜15にはその番地とは逆の順に平均血流速が次第
に小さくなるように対応するカラーコードがD15、D14
…、D0と設定され、平均血流速が正方向である場合の各
アドレス番地16〜31にはすべて最小輝度のカラーコード
D0が設定されている。
一方、R、G、Bの各色相に対応した第1、第2、第3
の各カラーメモリ2、4、6のフリーズ表示用領域B
は、図外のCPUから血流速の正負の向きに応じた表示を
選択する場合に与えられる選択信号によって、そのカラ
ーコードの内容が、第4図あるいは第5図のようにそれ
ぞれ設定される。すなわち、負方向の血流速の大きさに
応じた色分け表示をする場合に選択されるカラーコード
の内容について第4図に基づいて説明すると、たとえば
第1カラーメモリ2の場合について見ると、0番地と1
番地の両アドレスにD0、2番地と3番地のアドレスにD
15、4番地と5番地にはD15というように、0〜15番地
までは、2つのアドレス番地ごとに同じカラーコードが
設定されている。しかも、第1、第2、第3カラーメモ
リ2、4、6の同一のアドレス番地たとえば2番地が指
定された場合には、第1カラーメモリ2からはD15、第
2カラーメモリ4からはD15、第3カラーメモリ6から
はD0の各カラーコードが読み出されてR、G、Bが混合
された場合に黄の色相となり、たとえば6番地が指定さ
れた場合には、第1カラーメモリ2からはD0、第2カラ
ーメモリ4からはD15、第3カラーメモリ6からはD8
各カラーコードが読み出されてR、G、Bが混合された
場合にライトグリーンの色相となるように、平均血流速
の大きさに対応してR、G、Bの混合によりそれぞれ異
なる色相を与え、かつ、同一の輝度が得られるようにカ
ラーコードが設定される。また、平均血流速が正方向の
場合のアドレス番地16〜31には、第1カラーメモリ2の
フリーズ表示用領域Bでは、そのアドレス番地順に平均
血流速が次第に大きくなるように対応するカラーコード
がD0、D1、…、D15と設定され、また、第2、第3カラー
メモリ4、6のフリーズ表示用領域Bでは、各アドレス
16〜31にすべて最小輝度のデータD0が設定される。
また、正方向の血流速の大きさに応じた色分け表示をす
る場合には、第5図に示すように、各カラーメモリ2、
4、6の平均血流速が正方向の各アドレス番地16〜31に
は、平均血流速の大きさに対応してR、G、Bの混合に
よりそれぞれ異なる色相を与え、かつ、同一の輝度が得
られるようにカラーコードが設定される。また、平均血
流速が負方向の場合のアドレス番地0〜15には、第3カ
ラーメモリ6のフリーズ表示用領域Bでは、そのアドレ
ス番地と逆の順に平均血流速が次第に小さくなるように
対応するカラーコードがD15、D14、…、D0と設定され、
また、第1、第2カラーメモリ2、4のフリーズ表示用
領域Bでは、各アドレス0〜15にすべて最小輝度のデー
タD0が設定される。
なお、8は各カラーメモリ2、4、6から読み出された
カラーコードをアナログ信号に変換するD/A変換器、10
はカラーテレビモニタである。
上記構成の表示色設定回路1を有する超音波診断装置に
よって血流速分布をカラー表示する場合について説明す
る。
(i)血流速分布の画像をリアルタイムで表示する場合 この場合には、図外のCPU等からリアルタイム表示モー
ドの選択信号を与えると、この信号によって断層像がリ
アルタイムで表示されるとともに、各カラーメモリ2、
4、6のリアルタイム表示用領域Aが選択される。した
がって、超音波の送受波により得られたドプラー信号に
基づいて算出された平均血流速データが各カラーメモリ
2、4、6のリアルタイム表示用領域Aに対するカラー
コードの読み出しアドレス指定データとして共通に与え
られる。
いま、平均血流速の向きが負方向であると、第3カラー
メモリ6のリアルタイム表示用領域Aに記憶されたカラ
ーコードの内で平均血流速の大きさに対応したアドレス
番地、たとえば2番地にあるカラーコードD14が読み出
される。そして、読み出されたカラーコードD14はD/A変
換器8でアナログ化され、カラーテレビモニタ10に対し
て青の色相を与える輝度変調信号として加わる。このと
き、第1、第2カラーメモリ2、4の各2番地のアドレ
スに記憶されているカラーコードD0も同時に並行して読
み出されるが、これらのカラーコードD0はいずれも最小
輝度を与えるので、カラーテレビモニタ10には青の色相
のみが濃淡で表示される。
また、平均血流速の向きが正方向であると、第1カラー
メモリ2のリアルタイム表示用領域Aに記憶されたカラ
ーコードの内から平均血流速の大きさに対応したアドレ
ス番地、たとえば30番地のカラーコードD14が読み出さ
れるが、他のカラーメモリ4、6の同じ30番地のカラー
コードD0はいずれも最小輝度を与えるので、カラーテレ
ビモニタ10には赤の色相のみが濃淡で表示される。
このようにして、リアルタイム表示の場合には、平均血
流速の正負の向きに対応して赤または青の単一の色相を
与えるカラーコードだけが読み出されるので、超音波ビ
ームに対して血流が近付いてくる場合には赤、遠ざかる
場合には青の色相となり、かつ、血流速の大きに対応し
た濃淡で表示される。
(ii)血流速分布の画像をフリーズして表示する場合 この場合には、フリーズ表示モードの選択信号により断
層像がフリーズされるとともに、この信号によって各カ
ラーメモリ2、4、6のフリーズ表示用領域Bが選択さ
れる。しかも、負方向の血流速を色分け表示したい場合
には、負方向の血流速表示用の選択信号によって第4図
に示す内容のカラーコードを選定する。したがって、平
均血流速データが各カラーメモリ2、4、6の各フリー
ズ表示用領域Bに対してカラーコードの読み出しアドレ
ス指定データとして共通に与えられる。
いま、平均血流速の向きが負方向であると、平均血流速
の大きさに対応したアドレス番地、たとえば2番地が指
定された場合には、第1カラーメモリ2からは赤の色相
で最大輝度を与えるカラーコードD15、第2カラーメモ
リ4からは緑の色相で最大輝度を与えるカラーコードD
15、第3カラーメモリ6からは青の色相で最小輝度を与
えるカラーコードD0が共に読み出される。そして、読み
出された各カラーコードD15、D15、D0がD/A変換器8でア
ナログ化され、カラーテレビモニタ10に対しする輝度変
調信号として共通に加わる。したがって、カラーテレビ
モニタ10の画面には平均血流速の大きさに対応して、
R、G、Bが合成された黄の色相が表示される。このよ
うに、平均血流速の大きさに対応してそれぞれ異なる色
相で表示されるので、血流速の二次元分布を色相の変化
を観察することによって簡単に把握することができる。
一方、平均血流速の向きが正方向であると、第1カラー
メモリ2のリアルタイム表示用領域Aに記憶されたカラ
ーコードの内から平均血流速の大きさに対応したアドレ
ス番地、たとえば30番地のカラーコードD14が読み出さ
れるが、他のカラーメモリ2、3の同じ30番地のカラー
コードD0はいずれも最小輝度を与えるので、カラーテレ
ビモニタ10には赤の色相のみが濃淡で表示される。こう
して、血流速の方向によって多色の場合と単一色の場合
とに分けて表示されるで色相が混在せずに血流速の方向
が分かり易くなる。
また、正方向の血流速をその大きさに応じて色分けして
表示したい場合には、図外のCPU等から与えられる選択
信号によって各カラーメモリ2、4、6のフリーズ表示
用領域Bのカラーコードが第5図に示す内容に書き替え
らえる。したがって、上記と同様にして正方向の血流速
の二次元分布がその大きさに対応して色分け表示され、
一方、血流速が負方向では、青の色相のみが濃淡で表示
されることになる。
なお、平均血流速の大きさあるいは方向に対応させる各
色相は、この実施例に限定されないのはもち論である。
また、カラーメモリをRAMで構成し、リアルタイム表示
モードとフリーズ表示モードの選択信号に応じてCPUよ
りカラーメモリの内容を前記内容に応じて適宜書き替え
れば、メモリ内容が少なくて済むことはもち論である。
さらに、表示モードの選択は実際の表示モードに関係な
く常に可能にしても良く、そうすることにより2つの表
示モードの比較ができる。
(ヘ)効果 以上のように本発明によれば、画像をフリーズした場合
には、平均血流速がその大きさに対応してそれぞれ異な
る色相で表示されるので、血流速の二次元分布状態を定
量的に把握できるようになり、その結果、従来よりも一
層的確な診断が可能となる等の優れた効果が発揮され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の方法を適用するための超音波
診断装置の表示色設定回路部分のブロック図、第2図は
R、G、Bの各色相のカラーメモリのリアルタイム表示
用領域に対して設定されたカラーコードを示すメモリマ
ップ図、第3図は同カラーメモリのリアルタイム表示用
領域に対して設定されたカラーコードを示すメモリマッ
プ図、第4図および第5図は同カラーメモリのフリーズ
表示用領域に対して設定されたカラーコードを示すメモ
リマップ図である。 1……超音波診断装置の表示色設定回路、2、4、6…
…第1、第2、第3カラーメモリ、A……リアルタイム
表示用領域、B……フリーズ表示用領域。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】R、G、Bの各色相に対応したカラーコー
    ドが記憶されるカラーメモリを備え、超音波の送受波に
    より得られたドプラー信号に基づいて算出された平均血
    流速の正負の向きと大きさとに対応するデータを前記カ
    ラーメモリに対するアドレス指定データとして与えて前
    記平均血流速の分布を二次元表示する超音波診断装置に
    おいて、 前記カラーメモリは、リアルタイム表示用には平均血流
    速の正負の向きに対応してR、G、Bまたはその混合か
    らなる単一の色相を与えるカラーコードが設定され、ま
    た、フリーズ表示用には平均血流速の大きさに対応して
    R、G、Bの混合によりそれぞれ異なる色相を与えるカ
    ラーコードを設定する一方、リアルタイム表示モードと
    フリーズ表示モードとを選択するモード選択信号を前記
    カラーメモリに対する設定内容変更用の信号として与え
    ることを特徴とする超音波診断装置。
JP7459086A 1986-03-31 1986-03-31 超音波診断装置 Expired - Lifetime JPH074365B2 (ja)

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JP7459086A JPH074365B2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31 超音波診断装置

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JPS62231632A JPS62231632A (ja) 1987-10-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4787570B2 (ja) * 2005-08-17 2011-10-05 日立アロカメディカル株式会社 超音波診断装置

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JPS62231632A (ja) 1987-10-12

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