JPH0743652A - 光導波路デバイス - Google Patents

光導波路デバイス

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Publication number
JPH0743652A
JPH0743652A JP18613293A JP18613293A JPH0743652A JP H0743652 A JPH0743652 A JP H0743652A JP 18613293 A JP18613293 A JP 18613293A JP 18613293 A JP18613293 A JP 18613293A JP H0743652 A JPH0743652 A JP H0743652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical waveguide
optical
optical fiber
waveguide device
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP18613293A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinari Kozuka
義成 小塚
Sukehito Asano
祐人 浅野
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバジャイロ用の光導波路デバイスを
低コストで量産できるようにすることである。こうした
光導波路デバイスにおいて、温度変化による光量変動を
抑えることである。 【構成】 光ファイバジャイロ用の光導波路デバイス
が、光導波路素子3と、光導波路素子3に接続された光
ファイバ1とから構成されている。光導波路素子3は、
LiNbO3 又はLiTaO3 からなる基板7、基板7
の主面7aに設けられた光導波路5、偏光子4及び位相
変調部6を有し、光導波路5が複数の直線状部5a、5
c及び一つ以上のY字状分岐部5bからなる。光導波路
素子3に接続された光ファイバ1として、シングルモー
ドファイバを使用したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ナビゲーションシステ
ム等に用いられる光ファイバジャイロ用の光導波路デバ
イスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、自動車や搬送機械用のナビゲーシ
ョン用として、光ファイバジャイロが実用化段階に入っ
ており、光ファイバジャイロの低価格化が要求されてい
る。光ファイバジャイロのコストを低減するために、光
集積回路を用いた光ファイバジャイロが報告されている
(P.G.Suchoski , T.K.Findakly , F.J. Leonberger ,
OFC '90(1990年)203)。この光ファイバ
ジャイロにおいては、光ICないし光導波路素子が、Y
分岐光導波路、偏光子及び位相変調器からなっており、
偏波面保存光ファイバを光導波路デバイスの端面に直接
結合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした光導
波路デバイスにおいては、次の問題があった。即ち、偏
波面保存光ファイバを光導波路素子の光導波路の端面に
端面結合させる際には、V溝基板のV溝に偏波面保存光
ファイバの末端を挿入し、偏波面保存光ファイバにおけ
る偏波面の振動角度を光導波路における振動角度に合わ
せる必要がある。しかし、このように偏波面を合わせて
端面結合を行うには、非常に時間がかかり、かつ熟練を
要するため、製造コストが上昇する。また、光導波路デ
バイスには約−20℃〜80℃の広い温度範囲で安定性
が要求される。しかし、上記の光導波路デバイスでは、
偏波面保存光ファイバの消光比が、温度変化に応じてか
なり大きく変動し、光導波路デバイスの光量変動をもた
らすことが判明した。
【0004】本発明の課題は、光ファイバジャイロ用の
光導波路デバイスを低コストで量産できるようにするこ
とである。また、こうした光導波路デバイスにおいて、
温度変化による光量変動を抑えることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ファイバ
ジャイロ用の光導波路デバイスは、光導波路素子と、こ
の光導波路素子に接続された光ファイバとから構成され
ている。この光導波路素子は、LiNbO3 又はLiT
aO3 からなる基板、この基板の主面に設けられた光導
波路、偏光子及び位相変調部を有し、光導波路が複数の
直線状部及び一つ以上のY字状分岐部からなる。光導波
路素子に接続された光ファイバとして、シングルモード
ファイバを使用したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明者は、光ファイバジャイロ用光導波路素
子に接続された光ファイバとして、シングルモードファ
イバを使用してみた。この結果、まったく問題なく光フ
ァイバジャイロが作動することを確認することができ
た。かかるシングルモードファイバは偏波面保存光ファ
イバよりも調達コストが1/10ほども低いので、光フ
ァイバジャイロ用光導波路デバイスのコストを従来に比
べて低減することができた。
【0007】しかも、シングルモードファイバを光導波
路素子の光導波路の端面に端面結合させる際には、偏波
面保存光ファイバの場合と異なり、偏波面の振動角度を
光導波路における振動角度に合わせる偏光方向の調整が
不要である。従って、上記の端面結合を短時間で遂行で
き、熟練を要しないので、製造コストを大幅に低減でき
る。
【0008】更に、驚くべきことに、光ファイバジャイ
ロ用光導波路素子にシングルモードファイバを接続する
と、約−20℃〜80℃の広い温度範囲で、シングルモ
ードファイバの消光比が安定し、この結果、光導波路デ
バイスの光量変動を防止できた。この理由については明
確ではないが、次のように推測される。偏波面保存光フ
ァイバにおいては、コアのX軸とY軸とに異なる応力を
かけ、複屈折率を持たせており、応力が大きいほど、複
屈折率が大きくなり、消光比が大きくなる。
【0009】基板により光ファイバを保持する光ファイ
バアレーにおいては、基板のV溝当に光ファイバを収容
し、基板の上に蓋を載せる。V溝と光ファイバとの空隙
に樹脂ないし接着剤を充填し、これらを固着させる。こ
うした光ファイバアレーにおいて、この光ファイバと基
板及び蓋との間の熱膨張差、あるいは光ファイバと接着
剤との熱膨張差により、偏波面保存光ファイバに応力が
加わる。この結果、偏波面保存光ファイバの消光比が、
温度変化に応じてかなり大きく変動するものであろう。
【0010】
【実施例】光ファイバジャイロ用の光導波路素子中の光
導波路は、入力用の光ファイバ、出力用の光ファイバと
端面結合される直線状部と、光を分岐させ、結合させる
ためのY字状分岐部とを含む。LiNbO3 又はLiT
aO3 からなる基板は、X板、Y板、Z板のいずれであ
ってもよい。
【0011】本発明の光導波路デバイスの例を、図1に
概略的に示す。この光導波路デバイスは、光導波路素子
3、V溝基板2A、2B及びシングルモードファイバ1
からなる。LiNbO3 又はLiTaO3 からなる基板
7の主面7aに、光導波路5が形成されている。光導波
路5は、直線状部5a、Y字状分岐部5b及び直線状部
5aの反対側にある一対の直線状部5cからなる。各直
線状部5cをそれぞれ挟むように、光変調部である電極
6が並行して形成されている。
【0012】Y字状分岐部5bは、光を分岐させ、結合
させるためのものである。直線状部5cには電界が印加
される。直線状部5aに偏光子4が設けられている。直
線状部5aの末端面9、直線状部5cの末端面10に
は、それぞれシングルモードファイバ1が接続される。
各シングルモードファイバ1の末端はV溝基板2A、2
Bに固定されている。
【0013】図1の例では基板7上にY字状分岐部5b
が1個形成されているが、Y字状分岐部5bを2個以上
ツリー状に形成し、カスケード配列の光導波路を形成し
てもよい。
【0014】光ファイバージャイロ用の光導波路デバイ
スを作製した。まず、X軸結晶断面を有するLiNbO
3 からなる、直径3インチ、厚さ1mmの円盤状ウエハ
ーを用意した。フォトリソグラフィー技術を用いて、こ
のウエハーに、図1に示す形状の光導波路5を形成し
た。具体的には、幅3μm、厚さ500オングストロー
ムのチタン薄膜を形成し、次いでウエハーを電気炉内に
入れ、温度1000℃、保持時間6時間で熱処理し、基
板中にチタンを拡散させ、チタン拡散光導波路5を作成
した。
【0015】次いで、SiO2 をバッファ層とし、Al
薄膜を直線状部5a上に形成し、偏光子4とした。次い
で、一対の直線状部5cをそれぞれ挟むように、Au薄
膜からなる電極6をそれぞれ形成した。この電極6の寸
法は、幅50μm、長さ15mm、厚さ2500オング
ストロームとし、一対の電極6のギャップ間隔は10μ
mとした。このウエハーより1チップ分の光導波路素子
3を切り出した。このチップの偏光消光比は30dBで
あった。
【0016】セラミック製のV溝基板2A、2BのV溝
にそれぞれシングルモードファイバ1を収容してファイ
バアレーを作成し、各シングルモードファイバ1と光導
波路の端面とを光軸調整し、光導波路素子3の端面に各
V溝基板2A、2Bを固着させ、本発明の実施例に係る
光導波路デバイスを組み立てた。ファイバアレーの作
成、光軸調整及び光導波路素子端面への各V溝基板の固
着に必要な作業時間は、約1時間であった。
【0017】一方、上記のようにして製造した光導波路
素子3及びV溝基板2A、2Bを用い、偏波面保存光フ
ァイバを各直線状部の端面に接続し、比較例の光導波路
デバイスを作製した。ファイバアレーの作成、光軸調
整、偏波面の調整及び光導波路素子端面への各V溝基板
の固着に必要な作業時間は、約4時間であった。
【0018】センシングコイル、分岐・結合器、波長
0.85μmの光源(SLD)、受光素子(フォトダイ
オード)、デポラライザ及び信号処理用の電気回路より
なる光ファイバジャイロ内に、本発明の実施例に係る光
導波路デバイスを結合し、試験したところ、偏波面保存
光ファイバを使用した光導波路デバイスと同様な動作が
得られた。即ち、本発明の実施例に係る光導波路デバイ
スのY分岐比は51:49であり、挿入損失は5dB、
駆動電圧は5Vであった。
【0019】また、本発明の実施例及び比較例に係る光
導波路デバイスについて、−20℃〜80℃の温度範囲
で、受光光量の変動を測定した。この結果、本発明の実
施例に係る光導波路デバイスにおいては、受光光量の変
動が±0.1%であり、比較例に係る光導波路デバイス
においては、受光光量の変動が±1%であった。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、シングルモードファイ
バが偏波面保存光ファイバよりも調達コストが1/10
ほども低いので、光ファイバジャイロ用光導波路デバイ
スのコストを従来に比べて低減することができる。しか
も、シングルモードファイバを光導波路素子の光導波路
の端面に端面結合させる際には、偏波面の振動角度を光
導波路における振動角度に合わせる偏光方向の調整が不
要である。従って、上記の端面結合を短時間で遂行で
き、熟練を要しないので、製造コストを大幅に低減でき
る。
【0021】しかも、約−20℃〜80℃の広い温度範
囲で、シングルモードファイバの消光比が安定し、この
結果、光導波路デバイスの光量変動を防止できた。よっ
て、本発明は産業上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る光導波路デバイスを示す
平面図である。
【符号の説明】
1 シングルモードファイバ 2A、2B V溝基板、
3 光導波路素子、4偏光子、5 光導波路、5a,5
c 直線状部、5b Y字状分岐部、6 光変調用の電
極、7 LiNbO3 又はLiNbO3 からなる基板、
7a 主面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LiNbO3 又はLiTaO3 からなる
    基板、この基板の主面に設けられた光導波路、偏光子及
    び位相変調部を有し、前記光導波路が複数の直線状部及
    び一つ以上のY字状分岐部からなる能動型の光導波路素
    子と、この光導波路素子に接続された光ファイバとから
    構成された光ファイバジャイロ用の光導波路デバイスに
    おいて、前記光ファイバとしてシングルモードファイバ
    を使用したことを特徴とする、光導波路デバイス。
JP18613293A 1993-07-28 1993-07-28 光導波路デバイス Pending JPH0743652A (ja)

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JP18613293A JPH0743652A (ja) 1993-07-28 1993-07-28 光導波路デバイス

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116107025A (zh) * 2023-04-14 2023-05-12 北京世维通科技股份有限公司 一种硅等离子体辅助的薄膜铌酸锂y波导混合集成结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116107025A (zh) * 2023-04-14 2023-05-12 北京世维通科技股份有限公司 一种硅等离子体辅助的薄膜铌酸锂y波导混合集成结构

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021022