JPH0743400U

JPH0743400U - 自転車用チェーンケース

Info

Publication number: JPH0743400U
Application number: JP7692393U
Authority: JP
Inventors: 利男片岸
Original assignee: 利男片岸
Priority date: 1993-12-31
Filing date: 1993-12-31
Publication date: 1995-08-22

Abstract

(57)【要約】【目的】チェーン点検．注油の際に点検窓、注油口よ
り簡単に点検．注油ができる。点検窓横に、メモリを設
けた事により、より正確なチェーンの調整ができる。自
転車用チェーンケースを提供する。【構成】自転車用チェーンケースにおいてチェーンケ
ース下部．中間部に点検窓２を設けチェーンケース後部
カバー４上部に注油口３を設ける。点検窓２と注油口３
とも、それに見合ったカバー８を設けて、ほこり，水等
の侵入を少なくする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】この考案は、自転車用チェーンケースに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、自転車用チェーンケースはチェーンへの注油、チェーンの張り具合を点検する時は、いちいち後部カバーのネジを外し後部カバーを開口しなければ、注油やチェーンの張り具合を点検する事は出来なかった。又、後部カバーを開口してもチェーンの張り具合いを点検する事は難しく、自転車店においても、経験と勘でチェーンを調整していた。そのため、チェーンの張り具合もまちまちであり、チェーンケースが泥や油で汚れ、点検時に手が汚れる事も多かった。従来の自転車チェーンケースには、実開昭５７−１４３９８９などあるが、上記の構造のため、チェーンケース後部カバーを開口しなければ、点検．注油が出来ず、後部カバーのネジが錆付いた時など、チェーンの点検．注油が困難であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

自転車は、チェーンの張り具合が最も大切で、常にチェーンの張りを適切に保つために点検．調整．注油が必要である。又、チェーンケースでチェーンのたるみ具合が見えないために、チェーンの調整は自分の勘で、調整置もまちまちであった。又、長年の間に、泥水．塩害等によりチェーンケース各部のネジが錆て回らなくなる事も多く、自転車店でも大変苦労していた。チェーンが伸び、チェーンが錆て異音がでたり、チェーンが外れたりするまでチェーンを点検する事はほとんどなく、走行中にチェーンが外れ後車輪がロックして、転倒．怪我をする事もあり大変危険でもあった。本考案は、これらの欠点を解決するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本考案のチェーンケースは、上記のような課題を解決するために、チェーンケース１の下部．中間部に点検窓２を設け、点検窓の横にメモリ７を設ける。又、チェーンケース１の後部カバー４上部に注油口３を設ける。このように点検窓２と注油口３を設けた、自転車用チェーンケース１。

【０００５】

【作用】

自転車用チェーンケースにおいて、点検窓２注油口３付のチェーンケースがあれば、後部カバー４を開口せずとも、点検．注油ができる。又、点検窓２カバー８を透明にする事により、手を汚す事もなくチェーンの状態もわかる。又、点検窓２横にメモリ７を設ける事により、簡単にチェーンの張り具合がわかり、チェーン調整時のめやすになり、早めのチェーン調整．注油ができる。遠出などで、チェーンが外れて困る事がなくなる。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。（イ）自転車のチェーンケースにおいて、チェーンケース１の下部．中間部に点検窓２を設け点検窓の横にメモリ７を設ける。（ロ）チェーンケース１の後部カバー４の上部に注油口３を設ける。

【０００７】図２のごとく、点検窓２と注油口３にカバー８を設け、ほこり．水等の浸入を少なくする。

【０００８】

【考案の効果】

本考案の自転車用チェーンケース１は、上記のように構成されているので、次のような効果を奏する。（ハ）点検窓２の横に、メモリ７を設ける事により、今までに自分の勘でチェーンを調整していたが、メモリを設けた事によって、各自転車のチェーンの張り具合いも同じにできたるみ具合いも簡単にわかり、早期チェーンの調整．注油のめやすとなり、チェーン外れ事故防止にもなり、安価にできる。（ニ）チェーン点検．注油の際後部カバー４を開口せずとも簡単に点検．注油ができる。（ホ）チェーンケースが泥や油で汚れた際にも、点検窓２と注油口３を設けた事により、手を汚す事もなく、又チェーンケースが泥水．塩害等で後部カバーネジ５が錆びても、後部カバー４を開口せずとも良くなり、その心配もなくなった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案における自転車用チェーンケースの側面
図である。

【符号の説明】

１……チェーンケース２……点検窓３……注油口４……後部カバー５……後部カバーネジ６……チェーン７……メモリ８……カバー

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】自転車のチェーンケースにおいて、チ
ェーンケース下部の中間部に点検窓を設け、その窓の横
にメモリを付けた事を特徴とした、自転車用チェーンケ
ース。
【請求項２】チェーンケースの後部カバー上部に、
注油口を設けた事を特徴とした自転車用チェーンケー
ス。