JPH07433U - ゴルフスコア計数器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴルフをプレーする場合、自己のスコアと同
組でラウンドする他のプレーヤーのスコアを機械的に記
録するゴルフスコア計数器を提供する。 【構成】 基板１４に設定されたコンピュータ１３を内
蔵した計数器本体ａと蓋ｂを合体させたケースＫの計数
器本体ａの表面上部に複数のプレーヤー指定記号及び各
ホール毎のプレーヤーのスコアを表示する表示部１を設
け、この表示部１の下方に４個のプレーヤー指定ボタン
２を設け、このプレーヤー指定ボタン２の下方に打数表
示ボタン３、ホール指定ボタン４、訂正ボタン５を設
け、更にケースＫの左上側部にプレー中のストロークを
表示するストロークボタン１０を、右上側部にプレー中
のパット数を表示するパットボタン１１を設け、前記ス
トロークボタン１０の下部にリセットボタン９を設け、
計数器本体ａの裏面に係止部１２を設け、前記各ボタン
を押すことによってコンピュータを介して表示部にスコ
アが表示されることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はゴルフをプレーする場合、自己のスコアと同組でラウンドする他のプ レーヤーのスコアを機械的に記録するゴルフスコア計数器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ゴルフをプレーする場合、各ホール毎に自己の打数並びに同じ組でプレ ーを行うプレーヤーの打数（フェアウェイ上の打数とグリーン上の打数）を所定 のスコアカードに鉛筆ボールペン等で記入していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、このようにスコアをカードに記入する記録方法は、１ホール終了する 度にポケットから鉛筆とカードを取り出して記入しなければならず、わずらわし いものであった。 又、雨天の場合は、スコアカードが紙であるため、雨に濡れると記入した文字 が消えるばかりでなく、カードに水が浸透して使用できないようになる欠点があ った。 本考案はコンピュータを内蔵したケースに表示部、プレーヤー指定ボタン、打 数表示ボタン、ホール指定ボタン、訂正ボタン、確認ボタン、プレーヤー表示ボ タン、オーバーパー・アンダーパー表示ボタン、リセットボタン、ストロークボ タン、パットボタンを設け、必要に応じてこれらのボタンを押すことによって、 筆記具・スコアカードを使わずに正確に記録できるゴルフスコア計数器を提供す ることを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため本考案は、基板１４に設定されたコンピュータ１３を 内蔵した計数器本体ａと蓋ｂを合体させたケースＫの計数器本体ａの表面上部に 複数のプレーヤー指定記号及び各ホール毎のプレーヤーのスコアを表示する表示 部１を設け、この表示部１の下方に４個のプレーヤー指定ボタン２を設け、この プレーヤー指定ボタン２の下方に打数表示ボタン３、ホール指定ボタン４、訂正 ボタン５を設け、更にケースＫの左上側部にプレー中のストロークを表示するス トロークボタン１０を、右上側部にプレー中のバット数を表示するパットボタン １１を設け、前記ストロークボタンの下部にリセットボタン９を設け、計数器本 体ａの裏面に係止部１２を設け、前記各ボタンを押すことによってコンピュータ を介して表示部にスコアが表示されるようにしたものである。

【０００５】

【作用】

上記のように構成した本考案を実際に使用する場合は次のようになる。 使用する前にリセットボタン９をティーの先端で押し、以前に記録されたスコ アを完全に消去する。 この状態では１人のプレーヤーＡの記録のみが可能な状態となり、他のプレー ヤーの記録を可能にするには下方のプレーヤー指定ボタン２（Ｂ・Ｃ・Ｄ）を次 々に押すと表示部１のＡの下方にＢ・Ｃ・Ｄの文字（４人分）が表示される。 このように設定した後プレーを開始し、１ホールを終了した時点でプレーヤー 指定ボタン２を押してプレーヤーを選択してから、ストロークボタン１０を押し てフェアウェイにおける打数を、パットボタン１１を押してグリーン上での打数 を入力する。このようにして当該プレーヤーのスコアを入力すると、当該ホール における全打数が表示部１のＴＯＴＡＬ欄に表示され、隣接のＰＵＴＴＳ欄には パット数のみが表示される。 同組の各プレーヤーのスコアは、プレーヤー指示ボタン２を押した後、前記同 様に入力し、全員が確認し合った後、ホール指定ボタン４を押すと、表示部１の 上部のホール表示部１ａにホール番号と規定打数（パー）が表示されるが、規定 打数が誤って表示されたら打数表示ボタン３を押すことによって規定打数（パー ）を選択することができる。 又、本考案はラウンド前に、予め全ホールの規定打数（パー）を設定すること が可能で、前記１ホールの設定と同様に、１８ホールの各ホールの規定打数（パ ー）を各ホール毎に選定・設置した後、再度ホール指定ボタン４を押すと表示部 の表示は１番ホールの表示に戻り、そのコースの全規定打数（パー）が設定され る。 ラウンド終了後の合計スコアの集計やラウンド途中のスコアの合計を見る場合 は次のような操作によって行う。 １番ホールから現在プレー中のホールまでのスコアを見たい場合は、確認ボタ ン６を押すと、表示部１の左端上部にＴＴＬの文字が表示され、表示部１のＴＯ ＴＡＬ欄に各プレーヤーのフェアウェイにおける打数が、ＰＵＴＴＳ欄にパット 数が表示される。 又、前半の９ホールを終わり、この９ホール分のスコアの合計を見る場合は、 下方左の確認ボタン６（ＳＵＭ）を押すとＴＴＬとＯＵＴの文字が表示部の左上 部に表示され、表示部１のＴＯＴＡＬ欄に各プレーヤーのフェアウェイにおける 打数が、ＰＵＴＴＳ欄にパット数が表示される。 後半の９ホールのスコアの合計を見る場合は、もう一度確認ボタン６（ＳＵＭ ）を押すと、表示部１の左端上部にＴＴＬ ＩＮの文字が表示され、前記の前半 ９ホールと同様、各プレーヤーの集計されたスコアが表示部１に表示される。 又、１ラウンド（１８ホール）のスコアの合計を見る場合は、更にもう一度確 認ボタン６（ＳＵＭ）を押すと、表示部１の左端上部にＦＩＮＡＬの文字が表示 され、各プレーヤー（Ａ・Ｂ・Ｃ・Ｄ）のスコアがＴＯＴＡＬとＰＵＴＴＳに分 けて表示され、更にもう一度確認ボタン６（ＳＵＭ）を押すと、元の表示に戻る 。 誤って記録したスコアを訂正したり、終了前のホールのスコアを見る場合は訂 正ボタン５（ＲＥＶＥＲＳＥ）を押すと、表示部１の左端上部にＲＥＶの文字が 表示されるので、この状態で訂正したり表示を後退させたりすることができる。 一例を示すと、訂正ボタン５（ＲＥＶＥＲＳＥ）を押すと表示部１の左端上部 にＲＥＶの文字が表示されるので、このままの状態でホール指定ボタン４を１回 押す毎に表示部のホール表示部１ａにホール番号が逆戻りする。 又、ケースＫの左上側部のストロークボタン１０を１回押す毎に表示部１の下 のＴＯＴＡＬの数が１ストローク減り、ケースＫの右上側部のパットボタン１を １回押す毎に表示部１のＰＵＴＴＳの数が１パット減り、訂正ボタン５をもう一 度押すと画面は元の表示に復帰する。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１は本考案の斜視図、図２は本考案の正面図、図３は本考案の背面図で図中 の符号Ｋは計数器本体ａと蓋ｂを合体させたケースを示す。 １は表示部で、この表示部１の上部にホールと、そのホールのパー数（規定打 数）が表示されるようになっており、左端部に同じ組のプレーヤーの指定番号（ Ａ・Ｂ・Ｃ・Ｄ）が設けられている。 同じ組の各プレーヤーの指定記号の右側方に各ホール毎の集計が表示されるＴ ＯＴＡＬ欄とＰＵＴＴＳ欄が設けられているが、リセットボタン９を押すとプレ ーヤーＡの欄のみが表示可能となり、下方のプレーヤー表示ボタン７を押すとＴ ＯＴＡＬ欄とＰＵＴＴＳ欄がＢ、Ｃ、Ｄの順に表示可能となる。 ２はプレーヤー指定ボタンで、Ａ・Ｂ・Ｃ・Ｄの４つが設けられている。これ らの内のどれかを押すことによって、前述のようにしてＴＯＴＡＬ欄とＰＵＴＴ Ｓ欄が表示可能となったプレーヤーの中から、特定のプレーヤーを指定すること ができる。 ３は、表示部１の上部のホール表示部１ａのＰＡＲの数字を表示するための打 数表示ボタンで、この打数表示ボタンを押すと、各ホールの規定打数（３、４、 ５の何れか）の数字が表示されるようになっている。 ５は訂正ボタンで、誤って記録された場合、この訂正ボタン５を押すと表示部 １の左端上部にＲＥＶの文字が表示されるのを確認した後、スコアを表示する各 ボタンを押すことによって訂正することができる。 ６はラウンドの途中でスコアを見る場合や、各ラウンド毎の集計、全ラウンド の集計を確認する際に使用する確認ボタン（ＳＵＭ）で、ラウンドの途中でこの 確認ボタン（ＳＵＭ）６を押すと表示部の左端上部にＴＴＬの文字が表示され、 これまでのスコアがＴＯＴＡＬとＰＵＴＴＳの欄に表示される。 又、最初の９ホールを終了した時点でスコアを確認する場合は、もう一度確認 ボタン（ＳＵＭ）６を押すと、表示部１の左端上部にＴＴＬとＯＵＴの文字が表 示され、ＴＯＴＡＬの欄とＰＵＴＴＳの欄に９ホールの合計打数とパット数が表 示され、後半の９ホールのスコアを確認する場合は更に確認ボタン（ＳＵＭ）６ を押すと、左端上部にＴＴＬとＩＮの文字が表示され、ＴＯＴＡＬの欄とＰＵＴ ＴＳの欄に合計打数とパット数が表示される。 １８ホールの合計を確認する場合、確認ボタン（ＳＵＭ）６を更にもう一度押す と表示部１の左上部にＦＩＮＡＬの文字が表示され、前記９ホールの場合と同様 に打数とパット数が表示されるようになっていて、確認が済んだ後にもう一度押 すと、元の表示に戻るようになっている。 ７はプレーヤー表示ボタンで、プレー開始前にプレーヤーの数だけ押すと、表 示部１のＴＯＴＡＬ欄とＰＵＴＴＳ欄にスコア表示が可能となる。 ８はラウンド中やラウンド終了後においてオーバーパー・アンダーパーを確認 するためのオーバーパー・アンダーパー表示ボタンで、プレー中に現在のホール のオーバーパー・アンダーパーを確認する場合は、最初に確認ボタン（ＳＵＭ） ６を押し、次にオーバーパー・アンダーパー表示ボタン８を押す。もう一度オー バーパー・アンダーパー表示ボタン８を押すとこれまでのトータルのオーバーパ ー・アンダーパーが表示され、次にもう一度押すとＩＮのオーバーパー・アンダ ーパーが表示され、更にもう一度押すとＯＵＴのオーバーパー・アンダーパーが 表示され、もう一度押すとＴＯＴＡＬのオーバーパー・アンダーパーが表示され る。 尚、元の画面に戻す場合は、オーバーパー・アンダーパー表示ボタン８を押せ ば元の画面に復帰する。 ９はリセットボタンで、このボタンを押すと、これまでのスコアはすべて消去 される。 １０は、ティーグラウンドからグリーンまでの打数を押すストロークボタンで 、１１はグリーン上での打数を押すパットボタンである。 １２はケースＫの裏側面に設けられた係止部で、この係止部１２をズボンのベ ルト等に差し込み、携帯に便利なようにしたものである。 ｃはビスで、蓋ｂはビスｃを利用して計数器本体に取り付けられている。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は上記のように構成したので、ゴルフコンペを行う際に携帯していれば 、ボタン操作だけで簡単且つ確実にスコアを記録できる。 小型で筆記用具を必要としないばかりでなく、雨天でも安心してスコアを記録 できる特徴がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図である。

【図２】本考案の斜視図である。

【図３】本考案の背面図である。

【図４】図２におけるＩＶ−ＩＶ断面図である。

【符号の説明】

１ 表示部 ２ プレーヤー指定ボタン ３ 打数表示ボタン ４ ホール表示ボタン ５ 訂正ボタン ６ 確認ボタン（ＳＵＭ） ７ プレーヤー表示ボタン ８ オーバーパー・アンダーパー表示ボタン ９ リセットボタン １０ ストロークボタン １１ パットボタン １２ 係止部 １３ コンピュータ Ｋ ケース ａ 計数器本体 ｂ 蓋

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 基板に設定されたコンピュータを内蔵し
   た計数器本体と蓋を合体させたケースの計数器本体の表
   面上部に複数のプレーヤー指定記号及び各ホール毎のプ
   レーヤーのスコアを表示する表示部を設け、この表示部
   の下方に４個のプレーヤー指定ボタンを設け、このプレ
   ーヤー指定ボタンの下方に打数表示ボタン、ホール指定
   ボタン、訂正ボタンを設け、更にケースの左上側部にプ
   レー中のストロークを表示するストロークボタンを、右
   上側部にプレー中のパット数を表示するパットボタンを
   設け、前記ストロークボタンの下部にリセットボタンを
   設け、各ボタンを押すことによってコンピュータを介し
   て表示部にスコアが表示されることを特徴とするゴルフ
   スコア計数器。