JPH0743350Y2 - モルタル充填機 - Google Patents

モルタル充填機

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JPH0743350Y2
JPH0743350Y2 JP1991090921U JP9092191U JPH0743350Y2 JP H0743350 Y2 JPH0743350 Y2 JP H0743350Y2 JP 1991090921 U JP1991090921 U JP 1991090921U JP 9092191 U JP9092191 U JP 9092191U JP H0743350 Y2 JPH0743350 Y2 JP H0743350Y2
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JP
Japan
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mortar
chamber
diaphragm
pump
piston
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JPH0534243U (ja
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要三郎 柳澤
完洋 矢口
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Hara Kougyou Co Ltd
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Hara Kougyou Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、湿式及び乾式工法によ
るタイル張り後の一本詰目地、石張り後の差し目地、コ
ンクリートブロック薄目地組積工法等に用いられるモル
タル充填機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】湿式及び乾式工法によるタイル張り後の
一本詰目地、石張り後の差し目地、コンクリートブロッ
ク薄目地組積工法等におけるモルタルによる目地充填
は、目地鏝あるいはビニール製等の円錐形袋を用いてモ
ルタルを充填している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の目地こてに
よるモルタル充填には熟練を要し、熟練工が不足してい
る今日この頃では採用されていない。この点ビニール製
の円錐形袋を用いてモルタルを充填する工法では、円錐
形袋の先端の細穴からモルタルを絞り出して目地充填す
るため、あまり熟練を必要としないが、円錐形袋にモル
タルを補給詰め込みする作業が必要となり、この補給詰
め込みする作業時間のロスが大である。
【0004】本考案の目的は、上記従来の問題を解決し
たモルタル充填機を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の構成要旨は、中央部に開口を有し、ハウジ
ング内を一定容積のポンプ室と、前記開口を介して連通
する圧縮室とに区画する圧送用の第2ダイヤフラムと、
前記第2ダイヤフラムの後方で前記ハウジングとの間に
密閉用の第1ダイヤフラムを介して前記ポンプ室側で進
退移動可能に設けられ、前進移動により前記第2ダイヤ
フラムの開口を閉塞するコーン形のピストンと、前記圧
縮室と弁板を介して連通され、吐出口を有する弁室とか
ら構成されたポンプと、前記ピストンを進退作動する速
度調整可能な駆動装置と、この駆動装置を制御する操作
盤とを備え、前記ポンプ室にモルタルを収容するホッパ
を装着し、前記弁室の吐出口にコック付きのノズルを先
端に取り付けたホースを着脱可能に接続したものであ
る。
【0006】
【作用】上記の構成により、ポンプの作動によってホッ
パ内のモルタルが一定量で連続的にノズルに圧送され、
駆動制御のためのコントロール装置及びノズルのコック
の開閉でノズルからのモルタルの吐出量を制御して、各
種の目地充填作業を可能とする。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、1は台車である。この前記台車1上
にはポンプ2と、このポンプ2を作動する駆動装置3と
が設置されている。4はモルタルを収容するホッパであ
り、前記ポンプ2の吸い込み側に結合されている。5は
前記駆動装置3を制御する操作盤である。6は前記ポン
プ2の吐出側に設けられた圧力計、7はポンプ2の吐出
口に着脱可能に接続されたホースである。このホース7
の先端にはコック9が取り付けられ、このコック9にノ
ズル8が着脱交換可能に装着されている。10はコック
9を開閉するハンドルである。
【0008】前記ポンプ2及び駆動装置3の構造例を図
2で説明する。ポンプ2はハウジング2i内にはコーン
形のピストン2dがピストンロッド11を介して進退移
動可能に軸承されている。このピストン2dとハウジン
グ2iとの間には密閉用の第1ダイヤフラム2eが設け
られ、ピストン2dの後退端位置においてピストン2d
の前面に開口を有する圧送用の第2ダイヤフラム2cが
設けられている。この第1ダイヤフラム2eと第2ダイ
ヤフラム2cとによりハウジング2i内はポンプ室2a
と圧縮室2fとに区画されている。そして、前記ポンプ
室2aに前記ホッパ4の吸込口4aが接続されている。
【0009】前記圧縮室2fは弁室2hと連通されてお
り、この圧縮室2fと弁室2hとの連通路には正圧時で
は開口し、負圧時では閉止する弁板2gが設けられ、前
記弁室2hには前記ホース7が接続される吐出口2bを
有している。また、前記圧力計6は前記弁室2hに接続
されている。
【0010】駆動装置3は、サーボモータ3aと、この
サーボモータ3aによって回転するプーリ3bとから構
成され、このプーリ3bの回転偏心位置と前記ピストン
ロッド11とが連結軸3cによって結合され、プーリ3
bの回転による連結軸3cのクランク作動によりピスト
ンロッド11を往復軸移動させ、ピストン2dを一定の
ストロークで進退移動するよう構成されている。また、
このピストンロッド11を進退移動するためには油圧
(空圧)シリンダの使用も可能である。
【0011】本考案は上記の通りの構造であるから、操
作盤5から連結された手元スイッチ5aの作動によりサ
ーボモータ3aを起動することによりピストン2dは一
定のストロークで進退移動する。このピストン2dの前
進により第2ダイヤフラム2cが塞がれ、かつ圧縮室2
f内の圧力を高める。このとき弁板2gは開口される。
ピストン2dが前進端から後退移動するときにポンプ室
2aは第1ダイヤフラム2eと第2ダイヤフラム2cと
によって密閉されており、かつピストン2dの後退移動
によってポンプ室2aは負圧となり、ホッパ4内のモル
タルをポンプ室2a内に吸引する。吸引されるモルタル
量はポンプ室2aの容積分であり、この容積分でモルタ
ルは定量に計量されることになる。
【0012】ポンプ室2aに吸引された定量のモルタル
は、ピストン2dの後退端位置で開口する第2ダイヤフ
ラム2cの開口部から圧縮室2f内に入り、ピストン2
dの前進によって第2ダイヤフラム2cとピストン2d
との協同作用で圧縮室2f内ルタルを押圧し、弁板2g
が開口されて弁室2hに押出してホース7を介してノズ
ル8の手前のコック9まで圧送する。この際、弁室2h
は弁板2gの閉止で逆止弁の作用を行い、圧縮室2fへ
の逆流を防止する。
【0013】前記コック9まで圧送されたモルタルは、
ハンドル10でコック9を開口することによりノズル8
より吐出され、このノズル8より吐出されるモルタルに
て目地充填するものである。ノズル8からのモルタルの
吐出量の増減は操作盤5のコントローラーによりサーボ
モータ3aの回転数を増減することにより、サーボモー
タ3aの回転数に応じた一定量のモルタルの吐出量に設
定することが可能であり、また、目地幅の大小では、そ
れに対応する口径のノズル8に交換することにより調整
することが可能である。
【0014】尚、本考案は、湿式及び乾式工法によるタ
イル張り後の一本詰目地、石張り後の差し目地、コンク
リートブロック薄目地組積工法の目地充填以外に、コン
クリトブロックを積み上げるときの空洞部にモルタルを
充填する場合にも応用することができる。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案は、中央部に開口を
有し、ハウジング内を一定容積のポンプ室と、前記開口
を介して連通する圧縮室とに区画する圧送用の第2ダイ
ヤフラムと、前記第2ダイヤフラムの後方で前記ハウジ
ングとの間に密閉用の第1ダイヤフラムを介して前記ポ
ンプ室側で進退移動可能に設けられ、前進移動により前
記第2ダイヤフラムの開口を閉塞するコーン形のピスト
ンと、前記圧縮室と弁板を介して連通され、吐出口を有
する弁室とから構成されたポンプと、前記ピストンを進
退作動する速度調整可能な駆動装置と、この駆動装置を
制御する操作盤とを備え、前記ポンプ室にモルタルを収
容するホッパを装着し、前記弁室の吐出口にコック付き
のノズルを先端に取り付けたホースを着脱可能に接続し
た構成のモルタル充填機であるから、ピストンの進退移
動によって作動する第1,2ダイヤフラムによる負圧作
用でホッパから吸引されるモルタル量は、一定容積のポ
ンプ室で常に定量に計量して圧縮室に送り込まれるた
め、モルタル吐出量の調整機構や手動調整を必要とする
ことなく、常に一定量に制御され、また、ポンプの駆動
装置を制御してピストンの進退作動速度を調整すること
により、その速度に応じた一定量のモルタル吐出量に自
由に設定することができ、吐出幅もノズルの口径を変化
させることで所望幅が得られるため、熟練者でなくても
目地充填作業を可能とする格別な効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の側面図
【図2】本考案の要部断面図
【符号の説明】
1 台車 2 ポンプ 3 駆動装置 4 ホッパ 5 操作盤 6 圧力計 7 ホース 8 ノズル 9 コック 10 ハンドル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に開口を有し、ハウジング内を一
    定容積のポンプ室と、前記開口を介して連通する圧縮室
    とに区画する圧送用の第2ダイヤフラムと、前記第2ダ
    イヤフラムの後方で前記ハウジングとの間に密閉用の第
    1ダイヤフラムを介して前記ポンプ室側で進退移動可能
    に設けられ、前進移動により前記第2ダイヤフラムの開
    口を閉塞するコーン形のピストンと、前記圧縮室と弁板
    を介して連通され、吐出口を有する弁室とから構成され
    たポンプと、 前記ピストンを進退作動する速度調整可能な駆動装置
    と、この駆動装置を制御する操作盤とを備え、 前記ポンプ室にモルタルを収容するホッパを装着し、前
    記弁室の吐出口にコック付きのノズルを先端に取り付け
    たホースを着脱可能に接続したことを特徴とする モルタ
    ル充填機。
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