JPH0743339U - 音声学習時脳波周波数低下誘導装置 - Google Patents
音声学習時脳波周波数低下誘導装置Info
- Publication number
- JPH0743339U JPH0743339U JP7679493U JP7679493U JPH0743339U JP H0743339 U JPH0743339 U JP H0743339U JP 7679493 U JP7679493 U JP 7679493U JP 7679493 U JP7679493 U JP 7679493U JP H0743339 U JPH0743339 U JP H0743339U
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- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヘミシンク効果を利用して脳波を誘導しなが
ら、語学や講演の録音教材のような聴覚を通した学習を
するときに、脳波の周波数低下を誘導するための音声と
学習のための音声をそれぞれ別個のヘッドホンやスピー
カーを使う必要を無くし、音声情報の学習の能率の促進
を図る。 【構成】 第一の可聴域電気信号を発生する発振器と、
その第一の可聴域電気信号と約4乃至16Hzの周波数
差を持つ第二の可聴域電気信号を発生する発振器と、音
声情報を含む低周波電気信号を発生する信号源と、第一
の可聴域電気信号を発生する発振器の出力端に接続され
た第一の音響発生手段と、第二の可聴域電気信号を発生
する発振器の出力端に接続された第二の音響発生手段を
有し、音声情報を含む低周波電気信号が音響発生手段に
可聴域電気信号と合わせて供給されることを特徴とする
音声学習時脳波周波数低下誘導装置。
ら、語学や講演の録音教材のような聴覚を通した学習を
するときに、脳波の周波数低下を誘導するための音声と
学習のための音声をそれぞれ別個のヘッドホンやスピー
カーを使う必要を無くし、音声情報の学習の能率の促進
を図る。 【構成】 第一の可聴域電気信号を発生する発振器と、
その第一の可聴域電気信号と約4乃至16Hzの周波数
差を持つ第二の可聴域電気信号を発生する発振器と、音
声情報を含む低周波電気信号を発生する信号源と、第一
の可聴域電気信号を発生する発振器の出力端に接続され
た第一の音響発生手段と、第二の可聴域電気信号を発生
する発振器の出力端に接続された第二の音響発生手段を
有し、音声情報を含む低周波電気信号が音響発生手段に
可聴域電気信号と合わせて供給されることを特徴とする
音声学習時脳波周波数低下誘導装置。
Description
【0001】
本考案は、音声情報を学習するときに、脳波の周波数を所望の周波数に誘導す ることにより学習の促進を図るための音声学習時脳波周波数低下誘導装置に関す るものである。
【0002】
通常人間が活動しているときには、脳波はβ波(18乃至30Hz)を示すこ とが多い。一方、人間がリラックスしていたり、音楽鑑賞に没入していたり、学 習をしているときに集中できているときにはθ波(4乃至8Hz)またはα波( 8乃至13Hz)を示している。逆にα波を誘導すれば学習の効果が高まること は、数多く報告されている。
【0003】 脳波が誘導される現象の一つとして、ヘミシンク効果がある。これは目標とす る脳波の周波数だけ差のある2つの異なる周波数の音を左右の耳のそれぞれに与 え、二つの音の周波数差をビート音として脳に感じさせることにより、脳波をビ ート音に近い周波数に誘導するものである。
【0004】 このための具体的な装置として、例えば特公平02−22674号公報には脳 波の周波数だけ差のある2つの異なる周波数の発振器出力をヘッドホン等によっ て左右の耳に与え、二つの周波数差をビート音として脳に感じさせることにより 、脳波の周波数低下を誘導することが提案されている。この方法は、脳波の誘導 には効果があることが認められている。
【0005】
しかしながら従来の技術を語学や講演の録音教材のような聴覚を通した学習を するときに用いようとすると、脳波誘導のためのヘッドホン等を装着しているた めに学習のための音声を外部のスピーカーから流すか、またはヘッドホンを重ね て装着する必要があり、どちらの音も聞きにくい上に多くの器材が必要になると いう問題があった。
【0006】
本考案は、学習のための音声信号と、脳波を誘導するための音声信号の両方を 一つのヘッドホン等に供給することにより、上記の課題を解決するものである。
【0007】
所望する脳波の周波数だけ差のある2つの異なる周波数の発振器出力をヘッド ホン等によって左右の耳に与え、二つの周波数差をビート音として脳に感じさせ ることにより、脳波の周波数低下を誘導することができる。さらに学習のための 音声を同じヘッドホンから流すことにより、使用者は学習に適した脳波を出した 状態で、無理なく音声の情報を学習することができる。
【0008】
実施例について図面を参照して説明する。図1は二つの独立した発振器を持つ 実施例を示したものである。図中(1)及び(2)はそれぞれ第一及び第二の発 振器であり、可聴域の周期的電気信号を発生させるためのものである。周波数と しては、約30乃至1000Hzの範囲内が望ましい。第一及び第二の発振器 (1)及び(2)の出力端には、ステレオヘッドホン等の音響発生手段(4) (5)が、それぞれ接続されており、第一及び第二の発振器(1)及び(2)の 出力信号は音響発生手段(4)(5)により可聴音に変換される。
【0009】 ここで具体的周波数を例に説明する。第一の発振器の出力周波数を200Hz とし、第二の発振器の出力周波数を210Hzとすると、音響発生手段(4)と (5)の間には10Hzのビート音が発生する。この状態で音響発生手段(4) と(5)を使用者の両耳にそれぞれ当てると、聴覚神経から脳の内部で10Hz のビートが発生する。これはバイノーラルビートと呼ばれており、脳波をこの周 波数に引き込む効果(ヘミシンク効果)を持つものである。このためビート周波 数を適宜に設定することにより、その時々の精神作用に適した脳波を誘導するこ とができる。特に学習、記憶をするためには、脳波はα波が良いとされている。
【0010】 更にここで、学習、記憶しようとする音声の情報源(3)からの情報を、第一 及び第二の発振器(1)及び(2)の出力信号に重乗させて音響発生手段(4) (5)を通して使用者の耳に与えると、使用者の脳波がα波の状態で学習できる ために、学習の効率を上げることができる。
【0011】 図2に示す実施例は、図1の実施例に対して可聴域周期的電気信号を発生する 発振手段の形式を変更したものである。まず発振器(7)で発生した信号は、第 一分周器(8)で周波数が整数分の1に分周され、第一波形修正器(10)で正 弦波等の単純な波形に修正される。波形修正器(10)(11)にはローパスフ ィルタまたはバンドパスフィルタ等を使用すると良い。一方、第二分周器(9) では発振器(7)で発生した信号が第一分周器(8)とは異なった整数比で分周 され、第二波形修正器(11)で正弦波等の単純な波形に修正される。具体的な 数値の例を述べると、発振器(7)で42000Hzを発振し、第一分周器(8 )で210分周して200Hzを得る。第二分周器(9)では200分周して2 10Hzを得る。このときにバイノーラルビート周波数は200Hzと210H zの差の10Hzが得られる。第一分周器(8)の分周比を208分周とすると 約202Hzが得られ、バイノーラルビート周波数は約8Hzとなる。その後の 動作は、実施例1と同じである。
【0012】
本考案は、学習のための音声と脳波の誘導のための音声を一対のヘッドホン等 の音響発生手段によって耳に与えることができる。このためヘッドホンの他にス ピーカーから音を流す必要がないため、他人に気兼ねすることなく場所を選ばず に音声の学習を効率良く行うことができる。またスピーカーやスピーカーを駆動 するための電力増幅器等の器材を省略することができる。
【0013】
【図1】二つの独立した発振器を持つ実施例を示した図
である。
である。
【図2】一つの発振器の出力から二つの分周器によって
二種類の周波数を得る実施例を示した図である。
二種類の周波数を得る実施例を示した図である。
1 第一発振器 7 発振器 2 第二発振器 8 第一分周器 3 音声の情報源 9 第二分周器 4、5 音響発生手段 10 第一波形修正
器 6 使用者 11 第二波形修正
器
器 6 使用者 11 第二波形修正
器
Claims (2)
- 【請求項1】 第一の可聴域周期的電気信号を発生する
発振手段と、その第一の可聴域周期的電気信号と約4乃
至16Hzの周波数差を有する第二の可聴域周期的電気
信号を発生する発振手段と、音声情報を含む低周波電気
信号を発生する信号源または低周波電気信号を外部より
取り入れる入力手段と、第一の可聴域周期的電気信号を
発生する発振手段の出力端に接続された第一の音響発生
手段と、第二の可聴域周期的電気信号を発生する発振手
段の出力端に接続された第二の音響発生手段を有し、音
声情報を含む低周波電気信号が二つの音響発生手段の一
方または両方に可聴域周期的電気信号と合わせて供給さ
れることを特徴とする脳波周波数低下誘導装置。 - 【請求項2】 音響発生手段が、ヘッドホン、イヤホー
ン又はスピーカーであることを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第一項に記載の音声学習時脳波周波数低下誘
導装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7679493U JPH0743339U (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 音声学習時脳波周波数低下誘導装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7679493U JPH0743339U (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 音声学習時脳波周波数低下誘導装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0743339U true JPH0743339U (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=13615547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7679493U Withdrawn JPH0743339U (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | 音声学習時脳波周波数低下誘導装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0743339U (ja) |
-
1993
- 1993-12-30 JP JP7679493U patent/JPH0743339U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980305 |