JPH10328305A - 脳波誘導装置 - Google Patents

脳波誘導装置

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Publication number
JPH10328305A
JPH10328305A JP9146486A JP14648697A JPH10328305A JP H10328305 A JPH10328305 A JP H10328305A JP 9146486 A JP9146486 A JP 9146486A JP 14648697 A JP14648697 A JP 14648697A JP H10328305 A JPH10328305 A JP H10328305A
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JP
Japan
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frequency
audible
self
digital
signal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9146486A
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English (en)
Inventor
Yoshitoshi Shinohara
佳年 篠原
Tadahiro Okura
忠博 大倉
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JUST NAU KK
P M C KK
Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
Original Assignee
JUST NAU KK
P M C KK
Hayashibara Biochemical Laboratories Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JUST NAU KK, P M C KK, Hayashibara Biochemical Laboratories Co Ltd filed Critical JUST NAU KK
Priority to JP9146486A priority Critical patent/JPH10328305A/ja
Publication of JPH10328305A publication Critical patent/JPH10328305A/ja
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  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】α波、θ波、δ波を容易且つ早期に誘導すると
共に、確実にリラックスした精神状態に導く。 【解決手段】自己音声を入力するためのマイクロホン2
と、マイクロホン2から出力される自己音声電気信号d1
を2〜16Hzの周波数差を持つ2つの可聴域低周波電
気信号d2、d3それぞれに合成させ2つの脳波誘導電気
信号d4、d5として出力する自己音声処理部3と、自己
音声処理部3から出力される2つの脳波誘導電気信号d
4、d5を持つビート音を含む可聴音に変換して自己音声
をマイクロホン2に入力した対象者の両耳に知覚させる
音響変換器4とから成る。これにより、脳波がそのビー
ト音の周波数に同期して低下すると共に、自己のマイナ
スになる要因に対して自己防衛する自己学習機能が働い
ている遺伝子が自己学習機能を取除くように誘導され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は人体の頭部を音響
刺激して脳波を誘導させる脳波誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】錯綜した現代社会にあっては、不安、不
満、怒り、苛立ち等の心理的、精神的なストレスが増大
しており、これらストレスを蓄積せずに、早期に解消、
発散させる手段が必要になっている。このようなストレ
スの解消方法として一般に行われているのは、交感神経
を抑制すると共に副交感神経を昂進することができる入
浴、睡眠、休養等の静的ストレス解消法である。
【0003】しかしながら、静的ストレス解消法におい
ては、刺激を完全に遮断するよりは、寧ろ、人体に音や
振動等による刺激を付与する方が効果的であることが知
られている。例えば、人体の頭部を音響刺激する脳波誘
導装置が知られている。この脳波誘導装置によれば、心
身が弛緩してくると連続的に出現するα波、θ波、δ波
の脳波を誘導することが可能なので、リラックスした精
神状態に導くことが可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の脳波誘導装置では、図8に示すように、α
波、θ波、δ波が超低周波なので、音として知覚するこ
とが困難である。また、人間には自己のマイナスになる
要因に対して自己防衛する脳の自己学習機能があること
が、本出願人によって確認されており、自閉症、登校拒
否等の人間の場合は、たとえα波等の脳波を誘導できた
としても脳の自己学習機能が働いているのでリラックス
した精神状態に導くことができない。さらに、この脳の
自己学習機能は語学学習においても働くので、語学上達
の妨げとなっている。
【0005】本発明は、このような従来の難点を解決す
るためになされたもので、α波、θ波、δ波を容易且つ
早期に誘導すると共に、確実にリラックスした精神状態
に導くことができる脳波誘導装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【発明を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の脳波誘導装置は、自己音声を入力するための
マイクロホンと、マイクロホンから出力される自己音声
電気信号を2〜16Hzの周波数差を持つ2つの可聴域
低周波電気信号それぞれに合成させ2つの脳波誘導電気
信号として出力する自己音声処理部と、自己音声処理部
から出力される2つの脳波誘導電気信号を周波数差を持
つビート音を含む可聴音に変換して自己音声をマイクロ
ホンに入力した対象者の両耳に知覚させる音響変換器と
から成るものである。
【0007】また、本発明の脳波誘導装置において自己
音声処理部は、マイクロホンから出力される自己音声電
気信号をデジタル自己音声信号に変換する自己音声A/
D変換回路と、2〜16Hzの周波数差を持つ2つの可
聴域低周波電気信号を発生すると共に当該2つの可聴域
低周波電気信号をそれぞれ2つのデジタル可聴域低周波
信号に変換する可聴域低周波発生回路と、自己音声A/
D変換回路から出力されるデジタル自己音声信号を記録
する記録体と、記録体および可聴域低周波発生回路が接
続され記録体から出力されるデジタル自己音声信号を可
聴域低周波発生回路から出力される2つのデジタル可聴
域低周波信号に合成させてデジタル脳波誘導信号を生成
するCPUと、CPUで生成されたデジタル脳波誘導信
号を保持するRAMと、RAMに保持されるデジタル脳
波誘導信号を脳波誘導電気信号に変換するD/A変換回
路とから成るものが好ましい。
【0008】また、本発明の脳波誘導装置において自己
音声処理部には、対象者の聴覚の優位性に応じて音響機
器から当該対象者の両耳に知覚させる可聴音のパルス数
差を任意に設定する調節器が設けられたものが好まし
い。また、本発明の脳波誘導装置において自己音声処理
部の可聴域低周波発生回路は、2〜16Hzの周波数差
を持つ2つの可聴域低周波電気信号を発生する発信器
と、発信器から出力される2つの可聴域低周波電気信号
をそれぞれ2つのデジタル可聴域低周波信号に変換する
可聴域低周波A/D変換回路とを有するものが好まし
い。
【0009】また、本発明の脳波誘導装置において自己
音声処理部の可聴域低周波発生回路は、可聴域低周波電
気信号を発生する第1の発振器と、第1の発振器と2〜
16Hzの周波数差を持つ可聴域低周波電気信号を発生
する第2の発振器と、第1の発信器および第2の発振器
から出力される2つの可聴域低周波電気信号をそれぞれ
2つのデジタル可聴域低周波信号に変換する可聴域低周
波A/D変換回路とを有するものが好ましい。
【0010】また、本発明の脳波誘導装置において可聴
域低周波発生回路は、原発振を行う発振器と、発振器の
原発振に同期して周波数逓降することにより2〜16H
zの周波数差を持つ2つの可聴域低周波電気信号とする
周波数逓降回路とを有するものが好ましい。また、本発
明の脳波誘導装置において自己音声処理部の可聴域低周
波発生回路は、可聴周波数の原発振を行う原発振回路
と、原発振回路による原発振に同期して2〜16Hzの
周波数差を持つ2つの可聴域低周波電気信号とする十進
カウンタとを有するものが好ましい。
【0011】また、本発明の脳波誘導装置において信号
処理部は、再生機器が接続されるアダプタと、アダプタ
を介して入力される再生機器からの再生音声電気信号を
デジタル再生音声信号に変換してCPUへ出力する再生
音声A/D変換回路とを有し、CPUは再生音声A/D
変換回路から入力されるデジタル再生音声信号にデジタ
ル脳波誘導信号を合成させる機能を有するものが好まし
い。
【0012】このような脳波誘導装置は、自己音声電気
信号を2〜16Hzの周波数差を持つ2つの可聴域低周
波電気信号それぞれに合成させることにより、聴取者が
この周波数差をビート音(うなり)として知覚すること
ができる。これにより、聴取者は脳波がそのビート音の
周波数に同期して低下すると共に、自己のマイナスにな
る要因に対して自己防衛する自己学習機能が働いている
遺伝子が自己学習機能を取除くように誘導される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の脳波誘導装置の実
施の一形態について、図面を参照して説明する。本発明
の脳波誘導装置は図1に示すように、自己音声を入力す
るためのマイクロホン2と、マイクロホン2から出力さ
れる自己音声電気信号d1を2〜16Hzの周波数差を持
つ2つの可聴域低周波電気信号d2、 d3それぞれに合成
させ2つの脳波誘導電気信号d4、d5として出力する自
己音声処理部3と、自己音声処理部3から出力される2
つの脳波誘導電気信号d4、d5を可聴音に変換して自己
音声をマイクロホン2に入力した対象者の両耳に知覚さ
せる音響変換器4とから成る。なお、音響変換器4とし
ては可聴音を対象者の両耳に知覚させるために、ステレ
オ・イヤホーン、ステレオ・ヘッドホーン、ステレオ・
スピーカ等が使用される。
【0014】自己音声処理部3は、マイクロホン2から
出力される自己音声電気信号d1を増幅するアンプ5と、
アンプ5で増幅された自己音声電気信号d1をデジタル自
己音声信号d6に変換する自己音声A/D変換回路6と、
2〜16Hzの周波数差を持つ2つの可聴域低周波電気
信号d2、 d3を発生すると共に当該2つの可聴域低周波
電気信号d2、 d3をそれぞれ2つのデジタル可聴域低周
波信号d7、d8に変換する可聴域低周波発生回路7と、
自己音声A/D変換回路6で変換されたデジタル自己音
声信号d6を記録する記録体であるEEPROM9と、E
EPROM9および可聴域低周波発生回路7が接続され
EEPROM9から出力されるデジタル自己音声信号d6
を可聴域低周波発生回路7から出力される2つのデジタ
ル可聴域低周波信号d7、d8それぞれに合成させて2つ
のデジタル脳波誘導信号d9、d10を生成するCPU1
0と、CPU10で生成された2つのデジタル脳波誘導
信号d9、d10を保持するRAMとしてのSRAM11
と、SRAM11に保持される2つのデジタル脳波誘導
信号d9、d10を2つの脳波誘導電気信号d4、d5に変換
するD/A変換回路12とから成る。なお、記録体はE
EPROM9に限らず、コンパクト・ディスク、カセッ
ト・テープでもよい。また、RAMはSRAM11に限
らず、DRAMでもよい。
【0015】可聴域低周波発生回路7は、2〜16Hz
の周波数差を持つ2つの可聴域低周波電気信号d2、d3
を発生する発信器8と、発信器8から出力される2つの
可聴域低周波電気信号d2、d3をそれぞれ2つのデジタ
ル可聴域低周波信号d7、d8に変換する可聴域低周波A
/D変換回路18とを有している。発振器8は、例えば
図2に示すように、リニア型集積回路IC、抵抗Rおよ
びコンデンサCで組合わせて構成したものでよく、その
発振周波数は1/xRCで計算される。但し、xは定数
である。このような発振器8は、通常、周波数約20〜
20000Hz、望ましくは約50〜3000Hz、さ
らに望ましくは約100〜180Hzの、例えば正弦波
形の可聴域低周波電気信号を発生させるためのものであ
る。
【0016】D/A変換回路12は音響変換器4の右耳
スピーカ用のD/A変換回路12Aと、左耳スピーカ用
のD/A変換回路12Bとを有している。この右耳スピ
ーカ用D/A変換回路12Aおよび左耳スピーカ用D/
A変換回路12Bにはそれぞれアンプ13Aおよび13
Bが接続されている。このアンプ13Aおよび13Bに
アダプタを介して音響変換器4が接続される。
【0017】CPU10はミキサが内蔵され、デジタル
自己音声信号d6を2つのデジタル可聴域低周波信号d
7、d8に合成させる。また、ミキサはデジタル自己音声
信号d6の入力パルス数に差がつくようにミキシングする
(図3(a)、(b))。これにより、対象者の聴覚の
優位性に対応できるようになる。これは、右耳に入った
音声情報が言語優位である反応の遅い左脳に伝わり、左
耳に入った音声情報が非言語優位である反応の速い右脳
に伝わるので、この反応の差に補正をかけるためであ
る。具体的には、左耳1に対して、右耳を1.0000
1〜10.0の割合でデジタル自己音声信号d6の入力パ
ルス数に差をつける。例えば、音楽家や作曲家は、直感
的に判断することが得意なので、左耳1に対して、右耳
を1.00001にすればよい。また、一般人は左耳1
に対して、右耳を1にすればよい。なお、言語障害のあ
る人や痴呆性老人の場合は、一般人に比べて反応が遅い
ので、左耳1に対して、右耳を10.0にしなければな
らない。なお、これらの比は個人個人によって差がある
のは言うまでもない。
【0018】また、自己音声処理部3には対象者の聴覚
の優位性に応じて音響変換器4から当該対象者の両耳に
知覚させる可聴音のパルス数差を任意に設定することが
できる調節器14が設けられている。即ち、音響変換器
4がステレオ・ヘッドホーンの場合、ステレオ・ヘッド
ホーンの両スピーカから聞えてくる可聴音のパルス数に
差をつける。例えば、図3(a)、(b)に示すよう
に、所定時間A内に左耳に1パルス、右耳に2パルスを
入力できるようにCPU10を制御する。このような調
節器14としてディップスイッチ、可変抵抗器、プログ
ラムスイッチ等が使用される。
【0019】さらに、自己音声処理部3はアダプタ15
と、アダプタ15を介して入力される再生機器16から
の再生音声電気信号d11をデジタル再生音声信号d12に変
換してCPU10へ出力する再生音声A/D変換回路1
7とを有し、この場合、CPU10は再生音声A/D変
換回路17から入力されるデジタル再生音声信号d12に
2つのデジタル脳波誘導信号d9、d10を合成させる機
能を有している。このような再生機器16として、コン
パクト・ディスク機やカセット・テープ機が使用され
る。
【0020】このように構成された本発明の脳波誘導装
置は、マイクロホン2に自己音声が入力されると、自己
音声電気信号d1がアンプ5を介して自己音声A/D変換
回路6に入力され、デジタル自己音声信号d6に変換され
て、EEPROM9に記録される。一方、可聴域低周波
発生回路7の発振器8から出力される例えば12.5H
zの周波数差を持つ2つの可聴域低周波電気信号d2、
d3は、それぞれ可聴域低周波A/D変換回路18でデ
ジタル可聴域低周波信号d7、d8に変換される。そし
て、CPU10はEEPROM9に記録されたデジタル
自己音声信号d6を2つのデジタル可聴域低周波信号d
7、d8に合成させて、2つのデジタル脳波誘導信号d
9、d10を生成する。この際、デジタル自己音声信号d6
は調節器14によるパルス数差に応じて入力パルス数に
差がつくように、2つのデジタル可聴域低周波信号d
7、d8にミキシングされる。
【0021】このようにミキシングされた2つのデジタ
ル脳波誘導信号d9、d10は、右耳スピーカ用D/A変
換回路12Aおよび左耳スピーカ用D/A変換回路12
Bにそれぞれ出力される。この右耳スピーカ用D/A変
換回路12Aおよび左耳スピーカ用D/A変換回路12
Bで変換された2つの脳波誘導電気信号d4、d5は音響
変換器4の各スピーカに出力され、対象者の聴覚の優位
性に応じた可聴音として音響変換器4の各スピーカから
出力される。これにより、聴取者は脳波がそのビート音
の差周波数12.5Hzに同期して低下すると共に、自
己のマイナスになる要因に対して自己防衛する自己学習
機能が働いている遺伝子が自己学習機能を取除くように
誘導される。特に、自己学習機能を取除くことができる
ので、脳内を活性化させることができる。これにより、
言語障害、色弱、色盲、痴呆性、ストレスに対しての治
療効果を上げることができる。
【0022】また、再生機器16から英語学習の内容を
出力させると、リラックスした精神状態で語学学習をで
きるので、学習効率を向上させることができる。即ち、
記憶力、集中力、思考力等を高めることができるように
なる。なお、本実施の一形態においては、可聴域低周波
発生回路7を発振器8および可聴域低周波A/D変換回
路18で構成させたが、これに限らず、図4に示すよう
に、所定の可聴域低周波電気信号d2を発生する第1の発
振器8Aと、第1の発振器8Aと2〜16Hzの周波数
差を持つ可聴域低周波電気信号d3を発生する第2の発振
器8Bとにより構成させてもい。このような可聴域低周
波発生回路7においては、周波数が2〜16Hz相違す
る2つの可聴域低周波電気信号d2、d3を発生する第1
の発振器8Aおよび第2の発信器8Bの出力を混合させ
て、可聴域低周波A/D変換回路18を介してCPU1
0に入力させてもよい。
【0023】また、可聴域低周波発生回路7を図5に示
すように、発信器8と、発振器8の原発振に同期して周
波数逓降する3つの周波数逓降回路A1、A2、A3とに
より構成させてもよい。このような構成において、例え
ば発振器8として周波数900Hzの正弦波を原発振す
るものを使用し、周波数逓降回路A1、A2、A3により
原発振のそれぞれ九分の一、八分の一、七分の一に相当
する100Hz、112.5Hz、128.6Hzの可
聴域低周波電気信号を得る。これら可聴域低周波電気信
号のうち、CPU10で100Hzの可聴域低周波電気
信号と112.5Hzの可聴域低周波電気信号とを組合
わせれば、12.5Hz(=112.5Hz −100
Hz )のビート音が得られ、また、128.6Hzの
可聴域低周波電気信号と100Hzの可聴域低周波電気
信号とを組合わせれば、28.6Hz(=128.6H
z −100Hz )のビート音を含む可聴音を得ること
ができる。
【0024】さらに、可聴域低周波発生回路7を図6に
示すように、発振器8と、発振器8から原発振される低
周波電気信号を周波数差を持つ2つの可聴域低周波電気
信号に周波数逓降させる2つの十進カウンタD1、D2
と、2つの十進カウンタD1、D2による周波数逓降率を
選択する2つの切換スイッチS1、S2とにより構成させ
てもよい。発振器8の出力端は十進カウンタD1、D2に
接続され、この十進カウンタD1、D2の各出力端は切換
スイッチS1、S2に接続され、この切換スイッチS1、
S2はCPU10に接続されている。切換スイッチS1、
S2は、例えば接点6、7、8、9に切換えると図7に
示すように発振器8の原発振に対してそれぞれ6波に1
回、7波に1回、8波に1回、9波に1回の割合で同期
信号を発生する。
【0025】したがって、発信器8に900Hzの正弦
波を原発振するものを使用する場合、接点6、7、8、
9に切換えると、原発振のそれぞれ九分の一、八分の
一、七分の一、六分の一に相当する100Hz、11
2.5Hz、128.6Hz、150Hzの電気信号が
得られることになる。そこで、切換スイッチS1、S2を
適宜切換えることにより、例えば、12.5Hz(=1
12.5Hz−100Hz)、28.6Hz(128.
6Hz−100Hz)のビート音を含む可聴音が得られ
ることになる。
【0026】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の脳波誘
導装置は、自己音声電気信号を4〜16Hzの周波数差
を持つ2つの可聴域低周波電気信号それぞれに合成させ
ることにより、α波、θ波、δ波を容易且つ早期に誘導
すると共に、確実にリラックスした精神状態に導くこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脳波誘導装置の実施の一形態を示すブ
ロック図。
【図2】図1の脳波誘導装置に適用される自己音声処理
部の発信器の具体例を示す回路図。
【図3】デジタル脳波誘導信号の波形を示すグラフで、
(a)は左耳に知覚される信号、(b)は右耳に知覚さ
れる信号。
【図4】図1の脳波誘導装置に適用される自己音声処理
部の可聴域低周波発生回路の他の実施の一形態を示す部
分ブロック図。
【図5】図1の脳波誘導装置に適用される自己音声処理
部の可聴域低周波発生回路の他の実施の一形態を示す部
分ブロック図。
【図6】図1の脳波誘導装置に適用される自己音声処理
部の可聴域低周波発生回路の他の実施の一形態を示す部
分ブロック図。
【図7】図6の十進カウンタによる周波数逓降の状態を
示す説明図。
【図8】脳波の種類とその周波数を示す説明図。
【符号の説明】
1‥‥‥脳波誘導装置 2‥‥‥マイクロホン 3‥‥‥自己音声処理部 4‥‥‥音響変換器 6‥‥‥自己音声A/D変換回路 7‥‥‥可聴域低周波発生回路 8‥‥‥発振器 8′‥‥‥原発振回路 8A‥‥‥第1の発振器 8B‥‥‥第2の発振器 9‥‥‥EEPROM(記録体) 10‥‥‥CPU 11‥‥‥SRAM(RAM) 12‥‥‥D/A変換回路 14‥‥‥調節器 15‥‥‥アダプタ 17‥‥‥再生音声A/D変換回路 18‥‥‥可聴域低周波A/D変換回路 12‥‥‥D/A変換回路 A1、A2、A3‥‥‥周波数逓降回路 D1、D2‥‥‥十進カウンタ d1‥‥‥自己音声電気信号 d2、d3‥‥‥可聴域低周波電気信号 d4、d5‥‥‥脳波誘導電気信号 d6‥‥‥デジタル自己音声信号 d7、d8‥‥‥デジタル可聴域低周波信号 d9、d10‥‥‥デジタル脳波誘導信号 d11‥‥‥再生音声電気信号 d12‥‥‥デジタル再生音声信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大倉 忠博 岐阜県大垣市恵比寿町北7丁目1番地の2 株式会社ピー・エム・シー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自己音声を入力するためのマイクロホン
    と、前記マイクロホンから出力される自己音声電気信号
    を2〜16Hzの周波数差を持つ2つの可聴域低周波電
    気信号それぞれに合成させ2つの脳波誘導電気信号とし
    て出力する自己音声処理部と、前記自己音声処理部から
    出力される前記2つの脳波誘導電気信号を周波数差を持
    つビート音を含む可聴音に変換して前記自己音声を前記
    マイクロホンに入力した対象者の両耳に知覚させる音響
    変換器とから成ることを特徴とする脳波誘導装置。
  2. 【請求項2】前記自己音声処理部は、前記マイクロホン
    から出力される前記自己音声電気信号をデジタル自己音
    声信号に変換する自己音声A/D変換回路と、前記2〜
    16Hzの周波数差を持つ前記2つの可聴域低周波電気
    信号を発生すると共に当該2つの可聴域低周波電気信号
    をそれぞれ2つのデジタル可聴域低周波信号に変換する
    可聴域低周波発生回路と、前記自己音声A/D変換回路
    から出力される前記デジタル自己音声信号を記録する記
    録体と、前記記録体および前記可聴域低周波発生回路が
    接続され前記記録体から出力される前記デジタル自己音
    声信号を前記可聴域低周波発生回路から出力される2つ
    の前記デジタル可聴域低周波信号に合成させてデジタル
    脳波誘導信号を生成するCPUと、前記CPUで生成さ
    れた前記デジタル脳波誘導信号を保持するRAMと、前
    記RAMに保持される前記デジタル脳波誘導信号を脳波
    誘導電気信号に変換するD/A変換回路とから成ること
    を特徴とする請求項1記載の脳波誘導装置。
  3. 【請求項3】前記自己音声処理部には、前記対象者の聴
    覚の優位性に応じて前記音響機器から当該対象者の両耳
    に知覚させる前記可聴音のパルス数差を任意に設定する
    調節器が設けられたことを特徴とする請求項1または2
    記載の脳波誘導装置。
  4. 【請求項4】前記可聴域低周波発生回路は、前記2〜1
    6Hzの周波数差を持つ前記2つの可聴域低周波電気信
    号を発生する発信器と、前記発信器から出力される前記
    2つの可聴域低周波電気信号をそれぞれ2つのデジタル
    可聴域低周波信号に変換する可聴域低周波A/D変換回
    路とを有することを特徴とする請求項2記載の脳波誘導
    装置。
  5. 【請求項5】前記可聴域低周波発生回路は、前記可聴域
    低周波電気信号を発生する第1の発振器と、前記第1の
    発振器と2〜16Hzの周波数差を持つ前記可聴域低周
    波電気信号を発生する第2の発振器と、前記第1の発信
    器および前記第2の発振器から出力される前記2つの可
    聴域低周波電気信号をそれぞれ2つのデジタル可聴域低
    周波信号に変換する可聴域低周波A/D変換回路とを有
    することを特徴とする請求項2記載の脳波誘導装置。
  6. 【請求項6】前記可聴域低周波発生回路は、原発振を行
    う発振器と、前記発振器の原発振に同期して周波数逓降
    することにより2〜16Hzの周波数差を持つ前記2つ
    の可聴域低周波電気信号とする周波数逓降回路とを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の脳波誘導装置。
  7. 【請求項7】前記可聴域低周波発生回路は、可聴周波数
    の原発振を行う原発振回路と、前記原発振回路による前
    記原発振に同期して2〜16Hzの周波数差を持つ前記
    2つの可聴域低周波電気信号とする十進カウンタとを有
    することを特徴とする請求項1記載の脳波誘導装置。
  8. 【請求項8】前記信号処理部は、再生機器が接続される
    アダプタと、前記アダプタを介して入力される前記再生
    機器からの再生音声電気信号をデジタル再生音声信号に
    変換して前記CPUへ出力する再生音声A/D変換回路
    とを有し、前記CPUは前記再生音声A/D変換回路か
    ら入力される前記デジタル再生音声信号に前記デジタル
    脳波誘導信号を合成させる機能を有することを特徴とす
    る請求項2記載の脳波誘導装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002037449A1 (en) * 2000-10-31 2002-05-10 Br System Co., Ltd. Apparatus for developing brain with audio-visual stimulus
CN111863042A (zh) * 2020-07-03 2020-10-30 林万佳 一种双频音乐制作消除背景音乐对频差影响的方法

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