JPH0585117U - オーディオ信号処理装置 - Google Patents
オーディオ信号処理装置Info
- Publication number
- JPH0585117U JPH0585117U JP11124191U JP11124191U JPH0585117U JP H0585117 U JPH0585117 U JP H0585117U JP 11124191 U JP11124191 U JP 11124191U JP 11124191 U JP11124191 U JP 11124191U JP H0585117 U JPH0585117 U JP H0585117U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- audio signal
- input
- gain
- khz
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、可聴帯域外の信号を原オーディオ
信号にコントロールして加算することができるオーディ
オ信号処理装置を提供するものである。 【構成】 入力端子1から入力される信号はCD(コ
ンパクトディスク)などの信号で帯域制限を受けてい
る。この信号をハイパスフィルタ4に入力して10kH
z以上の周波数の信号を通し、この信号を高調波信号発
生器5で入力信号の高次高調波を発生させ、さらに、こ
の信号は利得調整回路6に入力され、20kHz以上の
周波数の信号の利得を可変させる。このように構成する
ことにより、可聴帯域外の信号が原オーディオ信号に加
算され、広域音となり、聞く人にリラックス感を与え、
又、可聴帯域外の信号の調整が可能であるため、スピー
カー特性やリスニング環境での調整を行うことができ、
最良の効果を得ることができる。
信号にコントロールして加算することができるオーディ
オ信号処理装置を提供するものである。 【構成】 入力端子1から入力される信号はCD(コ
ンパクトディスク)などの信号で帯域制限を受けてい
る。この信号をハイパスフィルタ4に入力して10kH
z以上の周波数の信号を通し、この信号を高調波信号発
生器5で入力信号の高次高調波を発生させ、さらに、こ
の信号は利得調整回路6に入力され、20kHz以上の
周波数の信号の利得を可変させる。このように構成する
ことにより、可聴帯域外の信号が原オーディオ信号に加
算され、広域音となり、聞く人にリラックス感を与え、
又、可聴帯域外の信号の調整が可能であるため、スピー
カー特性やリスニング環境での調整を行うことができ、
最良の効果を得ることができる。
Description
【0001】
本考案は、原オーディオ信号より20kHz以上の可聴帯域外の信号をコント ロールして発生することにより精神的にリラックス感を与えるようにしたオーデ ィオ信号処理装置に関するものである。
【0002】
一般に、生の演奏においては、楽器は20kHz以上の非可聴音を発生してお り、人間がその非可聴音を聞くことにより精神的に非常にリラックスするので、 このリラックス感をあたえるためには、非可聴音が非常に重要であるという報告 がなされている(オーディオエンジニアリング学会第91回大会 An Audio Eng ineering Society PPreprint 3207(W−1))。
【0003】 現状のコンパクトディスク(以下CDと称す)では規格により帯域が20kH zに制限されており、このようなCDからの演奏を聞いても生の音楽のようなリ ラックス感は得られないという問題がある。
【0004】 又、原オーディオ信号を忠実に再生するために、原オーディオ信号に非可聴音 を加算するようにしたオーディオ信号処理装置が提案されている(特開平2−3 11006号参照)。
【0005】
しかしながら、この装置はあくまで原音の忠実な再生を目的としたもので、非 可聴音が人間に精神的リラックス感を与えることを充分に活用できるとは限らな い。
【0006】 その理由としては、原音に忠実に再生された電気信号がそのままスピーカーか ら原音に近い音として出力されるとは限らず、又、原音に忠実な再生音が最も良 く人間に精神的にリラックス感を与えるとは限らず、非可聴音の効用には個人差 があり、それに対応する装置が望まれていた。
【0007】
本考案は、入力端子から入力された原オーディオ信号より20kHz以上の可 聴帯域外の信号を発生する高調波信号発生手段と、該高調波信号発生手段が発生 する可聴帯域外の信号の利得を調整する利得調整手段と、該利得調整手段の信号 と前記原オーディオ信号とを加算する加算手段とを有するものである。
【0008】
本考案では、入力信号はCDなどの信号で帯域の制限を受け、その信号からハ イパスフィルタで10kHz以上の周波数の信号を通し、高調波信号発生器では 、ハイパスフィルタの出力の高次高調波を発生させる。
【0009】 そして、利得調整回路では、高次高調波信号の利得を可変して、この信号を原 オーディオ信号に加算する。
【0010】 このようにすることにより、可聴帯域外の音が原オーディオ信号に加算され、 聞く人にリラックス感を与えることができるとともに、可聴帯域外の音の調整が 可能であるため、スピーカー特性やリスニング環境での調整を行うことにより最 良の効果を得ることができる。
【0011】
図1は、本考案の1実施例のオーディオ信号処理装置のブロック図で、入力端 子1にCDなどの帯域制限を受けたオーディオ信号が入力され、入力端子1に入 力されたオーディオ信号は加算回路2が入力され、又、加算回路2の出力は出力 端子3から出力される。
【0012】 又、入力端子1にハイパスフィルタ4が接続され、このハイパスフィルタ4は 入力端子1に入力されたオーディオ信号のうちで10kHz以上の周波数の信号 を出力し、この出力信号は高調波信号発生器5に入力される。
【0013】 高調波信号発生器5は入力された信号の高次高調波信号を発生し、さらに、高 調波信号発生器5の出力は利得調整回路6に入力され、図2に示すように、利得 調整回路6で2倍高調波信号の利得を+40dBから−40dBの間で設定した 任意の調整範囲内で調整し、又、利得調整回路6の出力は加算器2でオーディオ 信号に加算される。
【0014】 このように構成した本実施例のオーディオ信号処理装置では、利得調整回路6 の出力である可聴帯域外の音が入力端子1に入力された原オーディオ信号に加算 されることにより、聞く人にリラックス感を与えることができるとともに、利得 調整回路6で可聴帯域外の音の利得調整が可能であるため、スピーカー特性やリ スニング環境での調整を行うことができ、聞く人により最良の効果を与えること ができる。
【0015】 又、図3は、本考案の他の実施例のオーディオ信号処理装置のブロック図で、 1は入力端子、2は加算回路、3は出力端子、4はハイパスフィルタ、5は高調 波信号発生器、6は利得調整回路であり、これらの構成は上記実施例と同じであ るので説明は省略するが、本実施例では、利得調整回路6の出力に周波数特性調 整回路7が接続され、この周波数特性調整回路7で利得調整回路6の出力信号の 20kHz以上の周波数特性を調整することができる。
【0016】 本実施例では、利得調整回路6で可聴帯域外の音の利得調整をするとともに、 図4に示すように、周波数特性調整回路7で利得調整回路6の出力信号の20k Hz以上の周波数特性を調整することができるので、さらにスピーカー特性やリ スニング環境での調整を行うことができ、聞く人により最良の効果を与えること ができる。
【0017】
以上説明したように本考案のオーディオ信号処理装置は、可聴帯域外の音が原 オーディオ信号に加算され、聞く人にリラックス感を与えることができるととも に、可聴帯域外の音の調整が可能であるため、スピーカー特性やリスニング環境 での調整を行うことにより最良の効果を得ることができるという利点がある。
【図1】本考案の1実施例のオーディオ信号処理装置の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】図1の装置における周波数特性の範囲を示した
図である。
図である。
【図3】本考案の他の実施例のオーディオ信号処理装置
のブロック図である。
のブロック図である。
【図4】図3の装置における周波数特性の調整範囲を示
した図である。
した図である。
1 入力端子 2 加算回路 3 出力端子 4 ハイパスフィルタ 5 高調波信号発生器 6 利得調整回路 7 周波数特性調整回路
Claims (3)
- 【請求項1】 入力端子から入力された原オーディオ信
号より20kHz以上の可聴帯域外の信号を発生する高
調波信号発生手段と、該高調波信号発生手段が発生する
可聴帯域外の信号の利得を調整する利得調整手段と、該
利得調整手段の信号と前記原オーディオ信号とを加算す
る加算手段とを有することを特徴とするオーディオ信号
処理装置。 - 【請求項2】 前記信号発生手段の周波数帯域は少なく
とも20kHzから30kHzであり、前記利得調整手
段は最大+40dBから−40dB内の任意の範囲の利
得調整範囲を持つことを特徴とする請求項1記載のオー
ディオ信号処理装置。 - 【請求項3】 前記利得調整手段の出力の周波数特性を
調整する周波数特性調整手段を設けたことを特徴とする
請求項1又は2のいずれか1項記載のオーディオ信号処
理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11124191U JPH0585117U (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | オーディオ信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11124191U JPH0585117U (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | オーディオ信号処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0585117U true JPH0585117U (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=14556162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11124191U Pending JPH0585117U (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | オーディオ信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0585117U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002182674A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-06-26 | Yuuko Miura | 音楽療法プログラムの記録媒体 |
JP2006113510A (ja) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Hideto Tomabechi | 脳活性化音源組込み配信システム |
JP2017050597A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 株式会社竹中工務店 | 音源処理装置、音響装置及び部屋 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5922419A (ja) * | 1982-07-28 | 1984-02-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高調波合成回路 |
JPH02311006A (ja) * | 1989-05-26 | 1990-12-26 | Pioneer Electron Corp | オーディオ信号処理装置 |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP11124191U patent/JPH0585117U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5922419A (ja) * | 1982-07-28 | 1984-02-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高調波合成回路 |
JPH02311006A (ja) * | 1989-05-26 | 1990-12-26 | Pioneer Electron Corp | オーディオ信号処理装置 |
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JP2002182674A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-06-26 | Yuuko Miura | 音楽療法プログラムの記録媒体 |
JP2006113510A (ja) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Hideto Tomabechi | 脳活性化音源組込み配信システム |
JP2017050597A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 株式会社竹中工務店 | 音源処理装置、音響装置及び部屋 |
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