JPH0743312Y2 - 建築用板 - Google Patents

建築用板

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JPH0743312Y2
JPH0743312Y2 JP40624190U JP40624190U JPH0743312Y2 JP H0743312 Y2 JPH0743312 Y2 JP H0743312Y2 JP 40624190 U JP40624190 U JP 40624190U JP 40624190 U JP40624190 U JP 40624190U JP H0743312 Y2 JPH0743312 Y2 JP H0743312Y2
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JP
Japan
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adhesive
building board
layer
back surface
substrate
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JP40624190U
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彰秀 篠原
正幸 山下
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オリエンタルメタル製造株式会社
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は建築の屋根並びに内外壁
の建築に用いられる建築用板に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来このような建築用板とし
て、例えばアスファルト含浸繊維質芯材又は薄鋼板を基
板にして、これに着色砂粒を接着した定尺寸法のものが
使用されている。
【0003】定尺寸法の砂付建築用板を用いて屋根を葺
く場合、屋根下地への固定手段として、屋根下地材上に
展着されたルーフィングに釘で固着する方法と、接着剤
の適用で固着させる方法とがとられている。
【0004】前者の釘打ち工法の場合は屋根下地材に釘
を打ち込むことから経時的に釘穴が大きくなり漏水の原
因となるばかりでなく、釘が腐食して固着力が減退する
などの問題点があった。
【0005】また後者の接着剤固着工法は、ルーフィン
グ上の予め予定された位置と、建築用板の重なり部分と
に、接着剤を目分量で塗布し押圧して固着する工法であ
り、施工現場で目分量で接着剤を塗布することから塗布
位置がずれたり塗布量が不均一となり接着力が不安定と
なる。また接着剤は所定の強度を発現するまでに通常数
時間を必要とするので、特に勾配の大きい屋根に於て
は、建築用板が所定位置よりずれる危険性があった。ま
た施工現場で接着剤を目分量で且つ所定位置に塗布する
必要があるために、作業に経験と熟練性を要求されると
いう問題点もあった。更に、建築用板の裏全面に接着剤
を塗布して接着剤の過剰使用をする場合もあった。
【0006】本考案は、このような従来の問題点を一掃
することを目的としてなされたものである。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本考案は、基板と、該
基板の裏面に形成されたクッション層と、該クッション
層の裏面に形成された粘着剤層とを具備し、上記クッシ
ョン層の所定部位に、粘着剤層を貫通するように、接着
剤充填用穴が形成されていることを特徴とする建築用板
に係る。
【0008】
【実施例】以下に本考案の一実施例を添附図面にもとづ
き説明すると次の通りである。
【0009】第1〜3図は本考案の一実施例を示し、本
実施例に於ては、建築用板は、定尺寸法の基板(1)
と、該基板(1)裏面全面を覆うように一体に形成され
た発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタン、ガラスや岩綿
繊維製マット等のクッション層(2)と、該クッション
層(2)の裏面全面を覆うように形成された粘着剤層
(3)とから構成され、上記粘着剤層(3)の裏面側に
は、保護層として剥離紙(4)を設けることができる。
【0010】上記クッション層(2)には、接着剤充填
用穴(5)が粘着剤層(3)並びに剥離紙(4)を貫通
するように形成され、該穴(5)は上記層(2)の全面
に分散している。第2図には、上記穴(5)を縦4列、
横3列の都合12箇所に設けた場合が示されている。
【0011】基板(1)としては、例えばアスファルト
含浸繊維質芯材又は薄鋼板を用いることができ、その表
面側には常法に従い有色砂粒層(6)を形成することが
できる。有色砂粒の粒径は0.1〜3.0mm程度が適
当である。
【0012】粘着剤層(3)を構成する粘着剤として
は、公知の各種の粘着性物質を適用でき、とり分け経時
的に固化するようなタイプのものが適当である。
【0013】その他図中、(7)はひずみ吸収用切欠き
であり、夏季の直射日光による熱膨脹を吸収するための
ものである。
【0014】本考案建築用板(A)を用いて屋根を葺く
場合は、まず該板(A)を裏返し、裏面に開口している
穴(5)(第2図参照)のそれぞれに接着剤(a)を充
填する。
【0015】接着剤(a)としては、この種用途に使用
されているエポキシ樹脂系の接着剤(a)が、殆んど流
動性を示さない程度の高粘度に調製された状態で使用さ
れ、上記穴(5)に注入充填された接着剤(a)は第3
図に仮想線で示すように穴(5)から盛り上がってい
る。
【0016】次に第6図に示すように、屋根下地材
(b)上に展着されているルーフィング(c)例えば防
水シートの所定位置に、接着剤(a)を穴(5)詰めし
た上記建築用板(A)を、裏面より剥離紙(4)を剥離
しつつ、この剥離で露出した粘着剤層(3)で初期接着
力を確保しつつ常法通り敷設することにより、屋根を葺
くことができる。
【0017】第4図は、建築用板(A)の相互を上下方
向と左右方向に一部オーバラップしつつ屋根を葺いた場
合を、また第5図は左右方向に突き合せ又は目地を形成
し、上下方向にのみ一部オーバラップしつつ屋根を葺い
た場合をそれぞれ示している。
【0018】第6図は第4図の6〜6線に沿う断面図で
あり、敷設時並びに敷設後から接着剤(a)が固化する
数時間の間は、粘着剤層(3)の粘着力で、建築用板
(A)を所定の敷設位置に拘束できる。この場合粘着力
はオーバラップ部(8)と、ルーフィング(c)との接
触部(9)とで得られる。一方数時間経過後は、接着剤
(a)の固化により、穴(5)の部分で強固な接着力が
得られる。
【0019】尚有色砂粒層(6)の凹凸が比較的荒く、
その結果オーバラップ部(8)に於て、上記砂粒層
(6)への粘着剤層(3)の食い込みが不充分となり粘
着力が不足するような場合は、第1図に示すように、砂
粒層(6)面のオーバラップ部の縁部に相当する部分
に、粘着ライン(10、11)を例えば両面粘着テープ
の適用で形成することができる。第5図に示すように左
右方向にはオーバラップ部を設けない場合は、上記ライ
ン(10,11)のうち、縦ライン(11)は省略され
る。
【0020】本考案に於て、クッション層(2)は基板
(1)の裏面全面に必ずしも設けられている必要はな
く。少なくとも接着剤(a)の充填用穴(5)が形成さ
れる部分に設けられていればよい。
【0021】第7〜8図は基板(1)の裏面にクッショ
ン層(2)を線状に横3列に設け、各列当り、4個の穴
(5)を所定の間隔で形成した場合に示されている。
【0022】また第9〜第10図は、クッション層
(2)を点状に、縦横に列をなすように、縦列3個所、
横列4個所の都合12個所に設け、各層(2)当り、一
個の穴(5)を設けた場合が示されている。
【0023】尚、第7図及び第9図では省略されている
が、第8図及び第10図に示すように、クッション層
(2)の裏面には、先の実施例と同様に粘着剤層(3)
が形成され、該層(3)は、全体が一枚の剥離紙(4)
で保護されている。
【0024】基板(1)の裏面に開口する穴(5)の形
成位置は、裏面の全面に分散している限り特に制限され
ないが、図示のように、少なくとも各辺ごとに、その近
傍の数個所に形成されていることが好ましく、この周辺
位置に加え中央ゾーンにも数個所形成されていることが
より一層好ましい。
【0025】第1図に示されるように、基板(1)の表
面に粘着ライン(10,11)が形成される場合は、上
記穴(5)は、粘着ライン(10,11)と形成位置が
ずれていることが必要である。
【0026】また第6図に示されるように、ルーフィン
グ(c)上に敷設された建築用板(A)の下面側には、
オーバラップ部(8)よりの部分に3角状の空所(1
2)が生じ、この部分では、建築用板(A)の裏面がル
ーフィング(c)面に接触しないので、この非接着部分
には穴(5)を設ける必要はない。
【0027】
【効果】本考案建築用板によれば、建築用板の敷設後、
接着剤が固化する数時間の間は、粘着剤層の粘着力で建
築用板を所定の敷設位置に拘束でき、また敷設後、数時
間経過後は、接着剤の固化で強固な接着力が得られる。
【0028】更に建築用板の裏面の穴に接着剤を充填す
るので、充填位置及び充填量を規制でき、接着剤使用量
の過不足を防止できると共に作業に経験や熟練性が要求
されることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す平面図である。
【図2】同下面図である。
【図3】図2の3〜3線に沿う断面図である。
【図4】本考案建築板による屋根葺き状況の例を概略面
に示す平面図である。
【図5】同他の例を概略面に示す平面図である。
【図6】同図4の6〜6線に沿う断面図である。
【図7】本考案の変更例を示す下面図である。
【図8】同図7の8〜8線に沿う断面図である。
【図9】本考案の更に他の変更例を示す下面図である。
【図10】同図9の10〜10線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1……基板 2……クッション層 3……粘着剤層 4……剥離紙 5……接着剤充填用穴 6……有色砂粒層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−98622(JP,A) 特開 平2−282552(JP,A) 実開 昭52−22624(JP,U) 実開 昭56−23698(JP,U) 実開 昭59−51122(JP,U) 実開 平2−58524(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、該基板の裏面に形成されたクッシ
    ョン層と、該クッション層の裏面に形成された粘着剤層
    とを具備し、上記クッション層の所定部位に、粘着剤層
    を貫通するように、接着剤充填用穴が形成されているこ
    とを特徴とする建築用板。
JP40624190U 1990-12-12 1990-12-12 建築用板 Expired - Fee Related JPH0743312Y2 (ja)

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JP40624190U JPH0743312Y2 (ja) 1990-12-12 1990-12-12 建築用板

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JPH0487924U JPH0487924U (ja) 1992-07-30
JPH0743312Y2 true JPH0743312Y2 (ja) 1995-10-09

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