JPH0743168A - 圧電振動ジャイロ - Google Patents
圧電振動ジャイロInfo
- Publication number
- JPH0743168A JPH0743168A JP5208934A JP20893493A JPH0743168A JP H0743168 A JPH0743168 A JP H0743168A JP 5208934 A JP5208934 A JP 5208934A JP 20893493 A JP20893493 A JP 20893493A JP H0743168 A JPH0743168 A JP H0743168A
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- JP
- Japan
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- electrode
- terminal
- lead wire
- piezoelectric
- vibrator
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 振動子電極と支持具端子との接続の信頼性を
向上すること。 【構成】 振動子電極２，４，６および５と支持具側端
子１１，１２，１３および１４を接続するリード線１５
は、引き回し方向が振動子の軸方向で半円状のループ形
状をなしている。
向上すること。 【構成】 振動子電極２，４，６および５と支持具側端
子１１，１２，１３および１４を接続するリード線１５
は、引き回し方向が振動子の軸方向で半円状のループ形
状をなしている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ一体型ＶＴＲの
手振れ防止や自動車のナビゲーションシステム等に用い
られるジャイロスコープの内、特に圧電振動子の超音波
振動を用いた、いわゆる圧電振動ジャイロに関し、特に
圧電セラミック円柱からなる圧電振動子を用いた圧電振
動ジャイロに関する。
手振れ防止や自動車のナビゲーションシステム等に用い
られるジャイロスコープの内、特に圧電振動子の超音波
振動を用いた、いわゆる圧電振動ジャイロに関し、特に
圧電セラミック円柱からなる圧電振動子を用いた圧電振
動ジャイロに関する。
【０００２】
【従来の技術】圧電振動ジャイロは振動している物体に
回転角速度が与えられると、その振動方向と直角な方向
にコリオリ力を生ずるという力学現象を利用したジャイ
ロスコープである。互いに直交する二つの方向の励振と
検出が可能であるように構成した振動系において、一方
の振動を励振した状態で、振動子自身を二つの振動面が
交わる線と平行な軸を中心軸として回転させると、前述
のコリオリ力の作用によりこの振動と直角な方向に力が
働き、他方の振動が励振される。この振動の大きさは入
力側の振動の大きさおよび回転角速度に比例するため、
入力電圧が一定の場合、出力電圧の大きさから回転角速
度の大きさを求めることが出来る。
回転角速度が与えられると、その振動方向と直角な方向
にコリオリ力を生ずるという力学現象を利用したジャイ
ロスコープである。互いに直交する二つの方向の励振と
検出が可能であるように構成した振動系において、一方
の振動を励振した状態で、振動子自身を二つの振動面が
交わる線と平行な軸を中心軸として回転させると、前述
のコリオリ力の作用によりこの振動と直角な方向に力が
働き、他方の振動が励振される。この振動の大きさは入
力側の振動の大きさおよび回転角速度に比例するため、
入力電圧が一定の場合、出力電圧の大きさから回転角速
度の大きさを求めることが出来る。
【０００３】図２は従来の圧電振動ジャイロの構造例を
示す斜視図であり、円柱状の圧電振動子１の外周面上の
円周を６等分する位置に長さ方向と平行な６本の帯状電
極２，３，４，５，６，７が形成されている。但し、帯
状電極２，３，４は圧電振動子の陰になって見えない。
これらの帯状電極を互いに一つおきに接続して２端子と
して分極処理を施し、分極処理後一つおきの帯状電極
３，５および７を電気的に接続して共通アース電極と
し、残りの３つの帯状電極の２，４および６をそれぞれ
駆動電極２、検出電極４および６として圧電振動ジャイ
ロを構成する。この状態で前記振動子１に屈曲振動をお
こし、その中心軸に平行な軸を中心にして回転させる
と、前記振動子１には屈曲振動の方向と直角な方向にコ
リオリ力が作用し、この方向の屈曲振動が新たに発生す
る。振動子１は、その屈曲振動の共振時の振動の節の位
置をシリコンゴム等の軟弾性体層８を介して支持具９に
より支持され、駆動検出回路が形成された回路基板１０
に固定されている。従来この種の振動ジャイロにおけて
振動子１の電極２，４，６および共通アース電極３，
５，７と支持具９の端子１１，１２，１３，１４はφ４
０μの錫メッキ軟銅線（リード線）を端子１１，１２，
１３，１４と電極２，４，６および共通アース電極５の
計８ヶ所の半田付により行っていた。この半田付け工程
においてリード線は帯状電極の長さ方向にほぼ直角方向
に懸架接続されていたため、支持具側端子へのリード線
の引き回し形状の一様性が得られない問題があった。さ
らに振動子へのリード線の付着、線材の断線などの問題
が生じていた。
示す斜視図であり、円柱状の圧電振動子１の外周面上の
円周を６等分する位置に長さ方向と平行な６本の帯状電
極２，３，４，５，６，７が形成されている。但し、帯
状電極２，３，４は圧電振動子の陰になって見えない。
これらの帯状電極を互いに一つおきに接続して２端子と
して分極処理を施し、分極処理後一つおきの帯状電極
３，５および７を電気的に接続して共通アース電極と
し、残りの３つの帯状電極の２，４および６をそれぞれ
駆動電極２、検出電極４および６として圧電振動ジャイ
ロを構成する。この状態で前記振動子１に屈曲振動をお
こし、その中心軸に平行な軸を中心にして回転させる
と、前記振動子１には屈曲振動の方向と直角な方向にコ
リオリ力が作用し、この方向の屈曲振動が新たに発生す
る。振動子１は、その屈曲振動の共振時の振動の節の位
置をシリコンゴム等の軟弾性体層８を介して支持具９に
より支持され、駆動検出回路が形成された回路基板１０
に固定されている。従来この種の振動ジャイロにおけて
振動子１の電極２，４，６および共通アース電極３，
５，７と支持具９の端子１１，１２，１３，１４はφ４
０μの錫メッキ軟銅線（リード線）を端子１１，１２，
１３，１４と電極２，４，６および共通アース電極５の
計８ヶ所の半田付により行っていた。この半田付け工程
においてリード線は帯状電極の長さ方向にほぼ直角方向
に懸架接続されていたため、支持具側端子へのリード線
の引き回し形状の一様性が得られない問題があった。さ
らに振動子へのリード線の付着、線材の断線などの問題
が生じていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上に示し
た従来の振動子電極と支持具端子の半田付工程における
問題を解決するため、リード線の引き回し方向、形状を
変える事により、リード線の引き回し形状の一様性と断
線対策を得て製品の信頼性の向上を可能とした圧電振動
ジャイロを提供することにある。
た従来の振動子電極と支持具端子の半田付工程における
問題を解決するため、リード線の引き回し方向、形状を
変える事により、リード線の引き回し形状の一様性と断
線対策を得て製品の信頼性の向上を可能とした圧電振動
ジャイロを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、棒状圧
電セラミックスの外周面に長さ方向と平行な複数個の帯
状電極を形成し、該帯状電極を用いて前記圧電セラミッ
クスに屈曲振動を励振し、駆動および検出を行うように
構成した圧電振動ジャイロにおいて、前記圧電セラミッ
クスの振動の節部を支持するための支持具に設けた端子
と帯状の電極を接続するのに好適なリード線の引き回し
形状とする。即ち、リード線は帯状電極の長さ方向に平
行で、かつ帯状電極の付されていない方向に、その湾曲
部の凸部（半円の開いた側の反対方向）を向けた半円状
のループを形成するように引き回して形成されている。
電セラミックスの外周面に長さ方向と平行な複数個の帯
状電極を形成し、該帯状電極を用いて前記圧電セラミッ
クスに屈曲振動を励振し、駆動および検出を行うように
構成した圧電振動ジャイロにおいて、前記圧電セラミッ
クスの振動の節部を支持するための支持具に設けた端子
と帯状の電極を接続するのに好適なリード線の引き回し
形状とする。即ち、リード線は帯状電極の長さ方向に平
行で、かつ帯状電極の付されていない方向に、その湾曲
部の凸部（半円の開いた側の反対方向）を向けた半円状
のループを形成するように引き回して形成されている。
【０００６】
【作用】圧電セラミックスの振動の節部を支持するため
の支持具に付設した端子と圧電セラミックスに形成され
た帯状電極とをリード線によって接続するのに、リード
線の引き回し方向を帯状電極の長さ方向、即ち圧電振動
子の軸方向にし、かつリード線の湾曲部の凸部を帯状電
極の付されていない方向に向けた半円状のループ形状に
することにより、又振動子の軸方向をリード線の引き回
し方向の規準として作業することにより線材の引き回し
形状の一様性が得られるほか、線材の断線対策を可能と
し製品の信頼性が向上する。
の支持具に付設した端子と圧電セラミックスに形成され
た帯状電極とをリード線によって接続するのに、リード
線の引き回し方向を帯状電極の長さ方向、即ち圧電振動
子の軸方向にし、かつリード線の湾曲部の凸部を帯状電
極の付されていない方向に向けた半円状のループ形状に
することにより、又振動子の軸方向をリード線の引き回
し方向の規準として作業することにより線材の引き回し
形状の一様性が得られるほか、線材の断線対策を可能と
し製品の信頼性が向上する。
【０００７】（実施例）以下、本発明の実施例について
図面を用いて説明する。図１は本発明の圧電振動ジャイ
ロに用いられているリード線の引き回し状態を示す一実
施例であり、支持具９の端子１１，１２，１３，１４と
圧電振動子１の帯状電極２，４，６および共通アース電
極５の接続に際し、リード線の引き回しを振動子軸方向
にし、かつ湾曲部を外方に向けた半円状のループを形成
するようにしている。更に、具体的に説明すると、帯状
電極６と端子１２との接続の場合、帯状電極６の端部に
一端を半田付けされたリード線１５は、その他端を帯状
電極６の形成されていない側の延長方向に引き回し、即
ち、半円状のループを描かせ折り曲げて、圧電振動子１
の軸方向（即ち、帯状電極６の長さ方向）に平行に、圧
電振動子１の端部方向から端子１２に向けて接続する。
他の帯状電極４と端子１３、帯状電極２と端子１１およ
び帯状電極５（共通アース電極）と端子１４との接続も
同じ要領で行う。このようにすることにより、圧電振動
子１の帯状電極を目安にすることにより引き回し形状の
一様性が得られるほか、製品が動作したとき振動子への
リード線の付着、ストレス等が回避できる。さらには従
来起こっていた線材の断線の問題を解消することが可能
な構造となっている。
図面を用いて説明する。図１は本発明の圧電振動ジャイ
ロに用いられているリード線の引き回し状態を示す一実
施例であり、支持具９の端子１１，１２，１３，１４と
圧電振動子１の帯状電極２，４，６および共通アース電
極５の接続に際し、リード線の引き回しを振動子軸方向
にし、かつ湾曲部を外方に向けた半円状のループを形成
するようにしている。更に、具体的に説明すると、帯状
電極６と端子１２との接続の場合、帯状電極６の端部に
一端を半田付けされたリード線１５は、その他端を帯状
電極６の形成されていない側の延長方向に引き回し、即
ち、半円状のループを描かせ折り曲げて、圧電振動子１
の軸方向（即ち、帯状電極６の長さ方向）に平行に、圧
電振動子１の端部方向から端子１２に向けて接続する。
他の帯状電極４と端子１３、帯状電極２と端子１１およ
び帯状電極５（共通アース電極）と端子１４との接続も
同じ要領で行う。このようにすることにより、圧電振動
子１の帯状電極を目安にすることにより引き回し形状の
一様性が得られるほか、製品が動作したとき振動子への
リード線の付着、ストレス等が回避できる。さらには従
来起こっていた線材の断線の問題を解消することが可能
な構造となっている。
【０００８】
【発明の効果】以上に示したように、本発明によれば、
製品形状の一様性、線材の断線対策を可能とし、製品の
信頼性の向上が期待できる。
製品形状の一様性、線材の断線対策を可能とし、製品の
信頼性の向上が期待できる。
【図１】本発明の圧電振動ジャイロの構造を示す斜視
図。
図。
【図２】従来の圧電振動ジャイロの構造を示す斜視図。
１ 圧電セラミックス（圧電振動子） ２，３，４，５，６，７ 電極 ８ 軟弾性体層 ９ 支持具 １０ 回路基板 １１，１２，１３，１４ （支持具側）端子 １５ リード線
Claims (1)
- 【請求項１】 棒状の圧電セラミックスの外周面に長さ
方向と平行な複数個の帯状電極を形成し、該帯状電極を
用いて前記圧電セラミックスに屈曲振動を励振し駆動お
よび検出を行うように構成した振動ジャイロにおいて、
前記圧電セラミックスの振動の節部を支持するための支
持具に付設した端子と前記帯状電極とを接続するリード
線は、帯状電極の長さ方向に開いた半円状のループ形状
であることを特徴とする圧電振動ジャイロ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5208934A JPH0743168A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 圧電振動ジャイロ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5208934A JPH0743168A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 圧電振動ジャイロ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0743168A true JPH0743168A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16564557
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5208934A Pending JPH0743168A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 圧電振動ジャイロ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0743168A (ja) |
-
1993
- 1993-07-29 JP JP5208934A patent/JPH0743168A/ja active Pending
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