JPH074314B2 - 電気炊飯器の消泡装置 - Google Patents

電気炊飯器の消泡装置

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JPH074314B2
JPH074314B2 JP33053489A JP33053489A JPH074314B2 JP H074314 B2 JPH074314 B2 JP H074314B2 JP 33053489 A JP33053489 A JP 33053489A JP 33053489 A JP33053489 A JP 33053489A JP H074314 B2 JPH074314 B2 JP H074314B2
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lid
rice
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政昭 白川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、水量を多く入れて炊飯した場合に発生する泡
を消す機能を有する電気炊飯器の消泡装置に関する。
従来の技術 近年、電気炊飯器は、長時間保温の可能な電気炊飯器が
主流となっている。
従来、この種の電気炊飯器は、第2図に示すような構成
が一般的であった。以下その構成について第2図を参照
しながら説明する。図に示すように、ボディー1と保護
枠間2に断熱材6を入れた2重構造の本体内底部に炊飯
ヒータ4を配置し、炊飯ヒータ4上には着脱自在に鍋3
を載置し、鍋3の開口部は内蓋9により覆われている。
内蓋9の上面は2重構造の外蓋7で覆い、外蓋7はヒン
ジ12で下部本体と回動自在に繋止している。
そして炊飯時には鍋3内に任意の米量と適量の水を入れ
ボディー1外側に取付けられスイッチ13を投入すると炊
飯ヒータ4に通電され炊飯が行なわれる。炊飯完了時に
は鍋3の外底面に密着させたサーモスタット5の働きで
スイッチ13をOFFし、炊飯ヒータへの通電を遮断する。
スイッチ13OFF後は保温に切替り、保護枠2の外側に取
付けた保温用サーモスタット14の働きで、保護枠2の外
周に巻き付けた保温ヒータ10および外蓋7下面の放熱板
8の内面に取付けた蓋ヒータ11と炊飯ヒータ4への断続
的に通電を行ない適温で保温を行なう。炊飯時に発生す
る蒸気は内蓋9にあけられた蒸気流通用の小穴16より、
外蓋7に設けられた蒸気筒15へと導かれ外部へ排出され
る。
発明が解決しようとする課題 このような従来の電気炊飯器では、通常の健康人が食べ
る白米炊飯のみを考慮したもので、極く軟わらかいご飯
およびおかゆ炊飯時や、米量に比して水量を多量に入れ
た場合の入れ間違い時の炊飯で発生する「おねば」や発
生する蒸気を内包した「泡」が内蓋9の上部を越え蒸気
筒より外部まであふれ出るいわゆる「吹きこぼれ」現象
がしばしば発生し、器体表面だけでなく、台上や床上を
も汚すことああった。
本発明は上記課題を解決するもので、器体内部で泡を消
滅させて、吹きこぼれを未然に防止する電気炊飯器の消
泡装置を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、鍋の開口部上に載
置した内蓋と、内蓋と空間を設けて2重構造の外蓋を配
置し、外蓋に温度検知センサーと温度検知センサーと連
動する送風機を内蔵し、外蓋に外部空気の取り入れ口を
設け、外蓋の内蓋側に吹き出し口を設けたものである。
また、開口部を設けることにより新たな問題、たとえば
ほこりや害虫の浸入を防止するために、空気取り入れ口
および吹き出し口の両方または片方の開口部に温度検知
センサーと連動して開閉を行なう開閉機構を設けたもの
である。
作用 本発明は上記した構成により、炊飯およびおかゆ炊飯時
に発生した泡が鍋内で充満し、内蓋上まで達すると、急
激に放熱板温度が上昇すると温度検知センサーも急激に
昇温することとなり、温度検知センサーが検知して、送
風機回路を閉路して送風機を動作させると同時に、送風
機開口部の開口機構も動作させて開状態にして、機体外
部の冷たい空気を内蓋と放熱板の間に送り込み始める。
内蓋上部まで達した泡は冷い空気にさらされ、急激な温
度差のために泡が割れ消泡される。泡が内蓋の上部に達
する間は連続してこの作用がくり返えされ、鍋内の水分
量が少なくなるが、炊飯ヒータへの通電が遮断されるこ
とにより泡の発生が少なくなると、放熱板が冷却され温
度検知センサーの温度も下がり、送風機および送風口の
開閉装置へ信号を送り、送風機を止め送風口を閉じるこ
ととなる。
実施例 以下、本発明の一実施例について第1図および第2図を
参照しながら説明する。
図に示すように炊飯用の鍋21の開口部上方は、内蓋ホル
ダ29のゴム圧勢を受けた内蓋24で蒸気用の小穴36以外は
密封される。内蓋24の上部は本体の上方全体を覆う2重
構造の外蓋23で覆われ、外蓋23の内蓋24側には金属板よ
りなる放熱板34を取付け、内蓋24と器体の外部を貫通す
る蒸気筒25を設け、蒸気の排出口としている。2重構造
の外蓋23の内部には、放熱板34に密着させて蓋ヒータ35
と温度検知センサー32が取付けられ、モータ27と連結さ
れた送風機を構成する送風ファン28と、外蓋23外面に吸
込口37と放熱板34側に吹出口38を設けている。吸込口37
の近傍には電磁開閉器30と連結され開閉機構を構成する
シャッター31が設けられている。鍋21の上端外周で当接
する鍋パッキン33が外蓋23下部に設けられており、鍋21
の気密を高めている。
上記構成において、動作を説明すると、水量が米量に比
して多量なおかゆ炊飯や、水量の計測まちがい炊飯時に
は、米のでんぷんが水に溶け出し粘度の高いおねばが発
生し、水分が炊飯ヒータ(図示せず)により加熱されて
発生した蒸気はおねばに包まれて泡が発生し、鍋21内部
はすぐに充満させて内蓋24の蒸気流通口の小穴36よりも
上部にあふれ出る。蒸気を内包した泡は高温であるため
放熱板34内の温度検知センサー32温度を急激に上昇させ
る。温度検知センサー32が約90℃になればモータ27およ
び電磁開閉器30の電気回路に通電させるように、あらか
じめマイクロコンピュータ(図示せず)などにセットさ
れて、泡が放熱板34の近くに達した時点で、モータ27に
直結された送風ファン28が作動して送風が開始される。
吸込口37より取り入れられた冷たい外気が、内蓋24上部
の泡に当ると急激な温度差により泡が割れ消泡され、蒸
気とおねばに分離される。蒸気と外部より導入された空
気は蒸気筒を通じて外部へ導き出される。おねばは内蓋
24上部に一時滞留した後、内蓋24蒸気流通口(図示せ
ず)より鍋内に還元される。鍋21内の水分が少なくなる
か、炊飯ヒータ(図示せず)への通電が遮断されるま
で、この作用を連続して行ない、泡が内蓋24上面より下
ると、温度検知センサー32は外気により冷却されること
となるので温度が下り、電磁開閉器30の回路を遮断して
シャッター31を閉じ吸込口37を密閉すると同時に、モー
タ27の回路も遮断して送風を止めるもので、泡が蒸気口
よりあふれ出てふきこぼれを発生させる前に消泡して未
然にふきこぼれを防止することができる。
発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように、本発明によれ
ば鍋内で発生した蒸気を内包したおねばの泡は内蓋上面
に達した時点で外気にさらされて消泡し、蒸気筒より外
部へは蒸気のみ排出されることとなり、おかゆ炊飯や、
水量過大いによるふきこぼれで器体表面や、台上,床上
を汚す事故を未然に防止ができる電気炊飯器の消泡装置
を提供する。また、吸込口に設けた電磁開閉器とシャッ
ターによる開閉機構は、吸込口より侵入するおそれのあ
るごみや害虫の侵入を防止して清潔を保つ効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の消泡装置を内蔵した電気炊
飯器の内部構成を示す要部断面図、第2図は従来のジャ
ー兼用電気炊飯器の内部構成を示す断面図である。 21……鍋、23……外蓋、24……内蓋、28……送風ファ
ン、30……電磁開閉器、31……シャッター、32……温度
検知センサー、37……吸込口、38……吹出口。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炊飯用鍋の開口部上に載置した内蓋と、内
    蓋と空間部を設けて2重構造の外蓋を配置し、外蓋に温
    度検知センサーと、温度検知センサーと連動する送風機
    を内蔵し、外蓋に外部空気を取り入れる吸込口を設け、
    外蓋の内蓋側に前記空気を吹き出す吹出口を設けた電気
    炊飯器の消泡装置。
  2. 【請求項2】外蓋の空気取り入れ口および吹き出し口の
    両方または片方の開口部に温度検知センサーと連動して
    開閉を行う開閉機構を設けた請求項1記載の電気炊飯器
    の消泡装置。
JP33053489A 1989-12-20 1989-12-20 電気炊飯器の消泡装置 Expired - Lifetime JPH074314B2 (ja)

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JPH03191915A JPH03191915A (ja) 1991-08-21
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JP2011101760A (ja) * 2009-11-12 2011-05-26 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器による炊飯方法と電気炊飯器

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