JPH0742998A - 電源遮断制御装置 - Google Patents

電源遮断制御装置

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Publication number
JPH0742998A
JPH0742998A JP5184653A JP18465393A JPH0742998A JP H0742998 A JPH0742998 A JP H0742998A JP 5184653 A JP5184653 A JP 5184653A JP 18465393 A JP18465393 A JP 18465393A JP H0742998 A JPH0742998 A JP H0742998A
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JP
Japan
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air conditioner
temperature
signal
room
overcurrent
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Withdrawn
Application number
JP5184653A
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English (en)
Inventor
Hiromichi Inoue
浩道 井上
Kazuhisa Takahashi
和久 高橋
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不必要にエアコンを遮断せずに過電流を防止
する。 【構成】 分岐してエアコンA1,A2,A3,A4,A5を接続した
主幹電源回路S の電流検出信号を受ける入力部1 と、入
力部1 からの電流検出信号に基づいて主幹電源回路s の
過電流を検出する過電流検出部2 と、主幹電源回路s が
遮断されないよう過電流検出部2 からの過電流信号によ
りエアコンの遮断又は始動の制御信号を出す制御部6
と、制御信号をエアコンへ出力する出力部7 と、各エア
コンを設置している複数の部屋のそれぞれの温度信号を
受ける温度検出部3 と、その複数のエアコンの動作信号
を受けるモニター部4 と、過電流信号及び動作信号を受
けたとき、設定された優先順位に基づいてエアコンを遮
断し、その遮断した後の温度信号が設定量以上の温度変
化量になればその部屋のエアコンを再始動するとともに
その次に優先順位の高いエアコンを遮断するよう判断す
る演算部と、を設けた構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅等において主幹電
源回路が遮断して全停電が起きないよう分岐して接続し
た空気調和機の遮断又は復帰を制御する電源遮断制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電源遮断制御装置として
図7に示す構成のものが存在する。このものは、図中に
おいて一点鎖線で囲むように、入力部A 、過電流検出部
B 、制御部C 、出力部D を備えている。
【0003】入力部A は、住宅等において種々の負荷機
器と共に、分岐して複数の空気調和機いわゆるエアコン
A1,A2,A3,A4 を接続した主幹電源回路S の電流検出信号
を電流トランスCT0 から受ける。
【0004】過電流検出部B は、入力部A からの電流検
出信号による主幹電源回路S の使用電流値を検出レベル
設定部B1の許容電流値と比較する。
【0005】制御部C は、過電流検出部B からの信号が
許容電流値を越えていると、エアコンA1,A2,A3,A4 を遮
断させる制御信号を出し、許容電流値以下になるとそれ
らを始動させる制御信号を出す。
【0006】出力部D は、制御部C から受けた遮断又は
始動の制御信号を出力し、その制御信号によりエアコン
A1,A2,A3,A4 が遮断又は始動される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した電源遮断制御
装置にあっては、住宅等において比較的大きな電流が流
れるエアコンA1,A2,A3,A4 の遮断又は始動を制御するこ
とによって、主幹電源回路S の主幹ブレーカを遮断して
全停電が起きないようになっている。
【0008】しかしながら、このものは、過電流を防止
するためにエアコンを一方的に遮断するので、生活への
影響が問題となる場合もあり、そのようなエアコンは可
能な限り停止時間を少なくして過電流を防止する必要が
ある。
【0009】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、不必要にエアコンを遮断
せずに過電流を防止できる電源遮断制御装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、分岐して空気調和機を
接続した主幹電源回路の電流検出信号を受ける入力部
と、入力部からの電流検出信号に基づいて主幹電源回路
の過電流を検出する過電流検出部と、主幹電源回路が遮
断されないよう過電流検出部からの過電流信号により空
気調和機の遮断又は始動の制御信号を出す制御部と、制
御信号を空気調和機へ出力する出力部と、備えた電源遮
断制御装置において、空気調和機を設置している複数の
部屋のそれぞれの温度信号を受ける温度検出部と、その
複数の空気調和機の動作信号を受けるモニター部と、過
電流信号及び動作信号を受けたとき、設定された優先順
位に基づいて空気調和機を遮断し、その遮断した後の温
度信号が設定量以上の温度変化量になればその部屋の空
気調和機を再始動するとともにその次に優先順位の高い
空気調和機を遮断するよう判断する演算部と、を設けた
構成にしてある。
【0011】また、請求項2記載のものは、請求項1記
載のものにおいて、前記演算部は、空気調和機を遮断し
た後の前記温度信号が、設定量以上の温度変化量になれ
ばその部屋の空気調和機を再始動するよう判断する構成
に代え、冷房時にあっては設定値以上の温度に、又は暖
房時にあっては設定値以下の温度に、なればその部屋の
空気調和機を再始動するよう判断する構成にしてある。
【0012】また、請求項3記載のものは、分岐して空
気調和機を接続した主幹電源回路の電流検出信号を受け
る入力部と、入力部からの電流検出信号に基づいて主幹
電源回路の過電流を検出する過電流検出部と、主幹電源
回路が遮断されないよう過電流検出部からの過電流信号
により空気調和機の遮断又は始動の制御信号を出す制御
部と、制御信号を空気調和機へ出力する出力部と、備え
た電源遮断制御装置において、空気調和機を設置してい
る複数の部屋のそれぞれの温度信号を受ける温度検出部
と、その複数の空気調和機の動作信号を受けるモニター
部と、過電流信号及び動作信号を受けたとき、温度信号
の温度が冷房時にあっては低い順番に、又は暖房時にあ
っては高い順番に部屋の空気調和機を遮断し、その遮断
した後の温度信号が設定量以上の温度変化量になればそ
の部屋の空気調和機を再始動するとともに、冷房時にあ
ってはその次に温度の低い、又は暖房時にあってはその
次に温度の高い部屋の空気調和機を遮断するよう判断す
る演算部と、を設けた構成にしてある。
【0013】また、請求項4記載のものは、請求項3記
載のものにおいて、空気調和機を遮断した後の前記温度
信号が、設定量以上の温度変化量になればその部屋の空
気調和機を再始動するよう判断する構成に代え、冷房時
にあっては設定値以上の温度に、又は暖房時にあっては
設定値以下の温度に、なればその部屋の空気調和機を再
始動するよう判断する構成にしてある。
【0014】また、請求項5記載のものは、請求項1乃
至請求項4記載のいずれかのものにおいて、前記演算部
は、過電流信号がなくなると、冷房時にあってはその部
屋の温度が高い順番に、又は暖房時にあってはその部屋
の温度が低い順番に、それぞれの部屋の空気調和機を再
始動するよう判断する構成にしてある。
【0015】
【作用】請求項1記載のものによれば、過電流検出部か
ら過電流信号及びモニター部から空気調和機の動作信号
をそれぞれ受けると、設定された優先順位に基づいて複
数の空気調和機を遮断し、その遮断した後の温度検出部
からの温度信号が設定量以上の温度変化量になればその
部屋の空気調和機を再始動するとともにその次に優先順
位の高い空気調和機を遮断するから、各部屋に居る人は
室温の変化が大きいことによる不快感を覚えることな
く、不必要に空気調和機を遮断しないで、過電流による
全停電を防止することができる。
【0016】また、請求項2記載のものによれば、設定
された優先順位に基づいて複数の空気調和機を遮断する
が、冷房時にあっては設定値以上の温度に、又は暖房時
にあっては設定値以下の温度に、なればその部屋の空気
調和機を再始動するので、各部屋に居る人は、冷房時に
あっては設定値以上に室温が上がったり、又は暖房時に
あっては設定値以下に室温が下がったりすることによる
不快感を覚えることなく、不必要に空気調和機を遮断し
ないで、過電流による全停電を防止することができる。
【0017】また、請求項3記載のものによれば、冷房
時にあっては低い順番に、又は暖房時にあっては高い順
番に部屋の空気調和機を遮断し、しかもその遮断した後
の温度信号が設定量以上の温度変化量になればその部屋
の空気調和機を再始動するとともに、冷房時にあっては
その次に温度の低い、又は暖房時にあってはその次に温
度の高い部屋の空気調和機を遮断するから、各部屋に居
る人は、冷房時にあっては設定値以上に室温が上がった
り、又は暖房時にあっては設定値以下に室温が下がった
りすることによる不快感を覚えずに、しかも室温の変化
が大きいことによる不快感も覚えることなく、不必要に
空気調和機を遮断しないで、過電流による全停電を防止
することができる。
【0018】また、請求項4記載のものによれば、冷房
時にあっては低い順番に、又は暖房時にあっては高い順
番に部屋の空気調和機を遮断するが、冷房時にあっては
設定値以上の温度に、又は暖房時にあっては設定値以下
の温度に、なればその部屋の空気調和機を再始動するの
で、各部屋に居る人は、冷房時にあっては設定値以上に
室温が上がったり、又は暖房時にあっては設定値以下に
室温が下がったりすることによる不快感を覚えることな
く、不必要に空気調和機を遮断しないで、過電流による
全停電を防止することができる。
【0019】また、請求項5記載のものによれば、過電
流信号がなくなると、冷房時にあってはその部屋の温度
が高い順番に、又は暖房時にあってはその部屋の温度が
低い順番に、それぞれの部屋の空気調和機を再始動する
ので、各部屋に居る人は、ほぼ平均的に不快感を覚える
ことなく、全ての空気調和機を元の始動状態に復帰する
ことができる。
【0020】
【実施例】本発明の第1実施例を図1乃至図5に基づい
て説明する。この電源遮断制御装置は、図1において一
点鎖線で囲むように、入力部1 、過電流検出部2 、温度
検出部3 、モニター部4 、演算部5 、制御部6 、出力部
7 を備えている。
【0021】入力部1 は、主幹ブレーカB0を通って来た
主幹電源回路S の電流検出信号を電流トランスCTから受
ける。この主幹電源回路S は、住宅等において種々の負
荷機器と共に、それぞれ分岐ブレーカB1,B2,B3,B4,B5
介して複数の空気調和機いわゆるエアコンA1,A2,A3,A4,
A5が分岐して接続されている。
【0022】過電流検出部2 は、入力部1 からの電流検
出信号による主幹電源回路S の使用電流値を検出レベル
設定部2aの許容電流値と比較し、許容電流値を越えてい
ると、ブレーカの持つ動作特性よりも短い時間で動作す
る時間特性を有して過電流信号が演算部5 に送られる。
【0023】温度検出部3 は、エアコンA1,A2,A3,A4,A5
を設置している各部屋の室温をそれぞれ検出するサーミ
スタ等の温度センサー3aの温度信号を受け、そのアナロ
グ信号がディジタル信号に変換して演算部5 に送られ
る。
【0024】モニター部4 は、例えば日本電機工業会規
格JEM1427ルームエアコンHA端子に準拠した動
作モニター検出回路であって、複数のエアコンA1,A2,
A3,A4,A5が動作しているかどうかのモニター信号を受
け、演算部5 に送られる。
【0025】演算部5 は、過電流検出部2 からの過電流
信号及び複数のエアコンが始動したというモニター部4
からの動作信号を受けると、後述するように、設定され
た優先順位に基づいてエアコンを遮断して過電流状態を
解除し、その遮断した後の温度検出部3 からの温度信号
を受け、その温度変化量が設定量以上になる部屋があれ
ば、その部屋のエアコンを再始動するとともにその次に
優先順位の高いエアコンを遮断するよう判断する。
【0026】図2はこの演算部5 のブロック図を示した
ものであって、マイクロコンピュータ、インプットポー
ト、アウトプットポート等から構成されている。このマ
イクロコンピュータは基本的には、いわゆるCPU、R
AM、ROMよりなり、ROMにはCPUを制御するプ
ログラムが書き込まれており、CPUはこのプログラム
に従ってインプットポートから必要な外部データを取り
込んだり、あるいはRAMとの間でデータの授受を行っ
たりしながら演算処理し、必要に応じて処理したデータ
をアウトプットポートへ出力する。
【0027】そして、その演算部5 の判断を受けて制御
部6 から各エアコンの遮断又は始動の制御信号が出力部
7 に出力される。出力部7 ではそれを例えば日本電機工
業会規格JEM1427ルームエアコンHA端子に準拠
した運転制御信号に変換されて各エアコンに送られる。
【0028】次に、その動作手順を図3及び図4のフロ
ーチャートに基づいて説明する。まず、フロー11におい
て過電流検出部2 から読み込んだ過電流信号が、フロー
12においてその信号レベルがHighつまり主幹電源回路S
の使用電流値が許容電流値を越えていると判定される
と、フロー13においてモニター部4 から各エアコンの動
作信号を読み込み、フロー14において動作しているエア
コンの有無を確認し、動作中のエアコンが無い場合は警
報を発するが、動作中のエアコンが有ることを確認する
と、フロー15において遮断の優先順位が1番高いエアコ
ンを選定して、フロー16において遮断制御信号が制御部
6 から出力部7 を経て送られてそのエアコンを遮断す
る。
【0029】次いで、フロー17において過電流信号の信
号レベルが依然Highであると確認されると、その次に優
先順位の高いエアコンを遮断させることになるが、この
とき遮断したエアコンを設置している部屋の温度信号を
フロー18において温度検出部3 から取込み、フロー19に
おいてその遮断した後の室温の変化量が設定量以上にな
ったものがあれば、そのエアコンをフロー24において復
帰させる。このとき同時に、動作中のエアコンの内でフ
ロー15の次に優先順位の高いエアコンをフロー20乃至フ
ロー23において遮断する。以降、フロー12又はフロー17
において過電流信号の信号レベルがLow つまり主幹電源
回路S の使用電流値が許容電流値以下になるか、若しく
はフロー14又はフロー21において動作中のエアコンが無
くなるまで、この制御が繰り返される。
【0030】また、フロー17において過電流信号の信号
レベルがLow であると確認されると、(A)で示すよう
に図4へ移行する。そして、フロー25において温度検出
部3から各部屋の温度信号を取込んで、冷房時にあって
は、フロー26において室温が1番高い部屋のエアコンを
選定し、又は暖房時にあっては、フロー27において室温
が1番低い部屋のエアコンを選定し、フロー28において
そのエアコンを復帰させる。以降、フロー29乃至フロー
32において過電流信号の信号レベルがLow のままである
かを確認しながら、(C)で示すように制御前のスター
トの状態になるまで繰り返されるが、途中フロー30にお
いて過電流信号の信号レベルがHighになると、(B)で
示すように図3のフロー13へ再び戻ることになる。
【0031】上記したフローの状態を図5のタイムチャ
ートで説明する。ここで各エアコンを遮断させる優先順
位はA1,A2,A3,A4,A5の順であるものとする。過電流信号
レベルがHighになると、動作中のエアコンA1,A2,A3,A4,
A5の内、エアコンA1,A2,A3を優先順位に基づいて順番に
遮断した後、エアコンA2の室温の変化量が設定量以上に
なったため、そのエアコンA2を再始動させるとともに、
そのとき同時にエアコンA3の次に優先順位の高いエアコ
ンA4を、さらにエアコンA5を遮断させる。
【0032】こうして4台のエアコンA1,A3,A4,A5 を遮
断したことによって過電流信号レベルがLow になると、
例えば冷房時にあっては、室温が高い部屋の順番に例え
ばエアコンA1,A4,A5,A3 の順に再始動させる。
【0033】かかる電源遮断制御装置にあっては、上記
のようにして、温度検出部3 とモニター部4 と演算部5
とを設けることによって、各エアコンA1,A2,A3,A4,A5
遮断及び再始動させるよう制御するから、各部屋に居る
人は室温の変化が大きいことによる不快感を覚えること
なく、不必要にエアコンを遮断しないで、過電流による
全停電を防止することができる。
【0034】詳しくは、例えば、エアコンA1, A2を設置
してある部屋に居る人の場合を考えると、もし上記実施
例と違って室温の変化量を温度検出部3 により検知せず
に単に優先順位に基づいて順番に遮断したときは、4台
のエアコンつまりエアコンA1,A2,A3,A4 を遮断した時点
で過電流信号レベルはLow になり、その後に再始動する
ときの優先順位は、通常、遮断のときの優先順位とは
逆、つまりエアコンA4,A 3,A2,A1 の順に再始動するとす
れば、エアコンA2は3番目、エアコンA1は4番目になる
まで再始動されないはずであったことになる。この再始
動のタイミングは、図5に示すエアコンA1,A4,A5,A3
再始動の各タイミングとなるから、3番目及び4番目の
再始動のタイミングはそれぞれエアコンA5及びエアコン
A3と同じであったことになり、従って図5に示すよう
に、エアコンA2の部屋に居る人はt1の間、エアコンA1
の部屋に居る人はt2 の間の不快感をそれぞれ軽減する
ことができることになる。
【0035】なお、設定された優先順位に基づいてエア
コンを遮断した後の温度信号が、本実施例では、設定量
以上の温度変化量になればその部屋のエアコンを再始動
するようになっているが、その構成に代え、冷房時にあ
っては設定値以上の温度に、又は暖房時にあっては設定
値以下の温度に、なればその部屋のエアコンを再始動す
る構成にしてもよい。
【0036】次に第2実施例をフローチャートを示す図
6に基づいて説明する。このものは、過電流信号及び動
作信号を受けたとき、第1実施例では、設定された優先
順位に基づいてエアコンを遮断するのに対し、温度信号
の温度が冷房時にあっては低い順番に、又は暖房時にあ
っては高い順番に部屋のエアコンを遮断するようになっ
ている。なお、第1実施例と実質的に同じ機能を有する
ものには同一の符号を付してある。
【0037】その動作手順は、フロー12において過電流
検出部2 から読み込んだ過電流信号の信号レベルがHigh
であることを、フロー14において動作しているエアコン
が有ることを第1実施例と同様にそれぞれ確認すると、
フロー33において動作中のエアコンを設置している部屋
の温度信号を温度検出部3 から取込んで、冷房時にあっ
ては、フロー34において室温が1番低い部屋のエアコン
を選定し、又は暖房時にあっては、フロー35において室
温が1番高い部屋のエアコンを選定し、フロー16におい
てそのエアコンを遮断させる。以降、フロー19において
その遮断した後の室温の変化量が設定量以上になったも
のがあれば、そのエアコンをフロー24において復帰させ
ると同時に、冷房時にあっては、フロー36において室温
がフロー34の次に低い部屋のエアコンを選定し、又は暖
房時にあっては、フロー37において室温がフロー35の次
に低い部屋のエアコンを選定し、フロー23において遮断
する。上記以外のフローは、第1実施例と同じである。
【0038】また、上記したフローのタイムチャート
は、例えば冷房時にあっては、温度信号の温度の低い順
番が、第1実施例と同様にエアコンA1,A2,A3,A4,A5の順
であるものとすれば、やはり図5に示すものとなる。
【0039】かかる電源遮断制御装置にあっては、上記
のようにして、温度検出部3 とモニター部4 と演算部5
とを設けることによって、各エアコンA1,A2,A3,A4,A5
遮断及び再始動させるよう制御するから、各部屋に居る
人は、冷房時にあっては設定値以上に室温が上がった
り、又は暖房時にあっては設定値以下に室温が下がった
りすることによる不快感を覚えずに、しかも室温の変化
が大きいことによる不快感も覚えることなく、不必要に
エアコンを遮断しないで、過電流による全停電を防止す
ることができる。
【0040】なお、第1実施例又は第2実施例のいずれ
のものにあっても、エアコンを遮断した後の温度信号
が、設定量以上の温度変化量になればその部屋のエアコ
ンを再始動するようになっているが、その構成に代え、
冷房時にあっては設定値以上の温度に、又は暖房時にあ
っては設定値以下の温度に、なればその部屋のエアコン
を再始動する構成にしてもよく、その場合は、冷房時又
は暖房時におけるそれぞれの不快感を覚えることがなく
なるものとなる。
【0041】また、本実施例では、制御部6 は演算部5
とは別に設けられているが、演算部5 の中にその機能を
含めることができる場合は、制御部6 を省略してもよ
い。
【0042】
【発明の効果】本発明の電源遮断制御装置は、上記のよ
うに構成したから、空気調和機を設置してある各部屋に
居る人は、室温の変化が大きくなったり、冷房時にあっ
ては設定値以上に室温が上がったり、又は暖房時にあっ
ては設定値以下に室温が下がったりするといった不快感
を覚えることなく、不必要に空気調和機を遮断しない
で、過電流による全停電を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体構成図である。
【図2】同上の演算部を示す構成図である。
【図3】同上の動作手順を示すフローチャートである。
【図4】同上の動作手順の一部を示すフローチャートで
ある。
【図5】同上の動作を示すタイムチャートである。
【図6】本発明の第2実施例の動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図7】従来例を示す全体構成図である。
【符号の説明】 1 入力部 2 過電流検出部 3 温度検出部 4 モニター部 5 演算部 6 制御部 7 出力部 S 主幹電源回路 A1,A2,A3,A4,A5 空気調和機( いわゆるエアコン)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分岐して空気調和機を接続した主幹電源
    回路の電流検出信号を受ける入力部と、入力部からの電
    流検出信号に基づいて主幹電源回路の過電流を検出する
    過電流検出部と、主幹電源回路が遮断されないよう過電
    流検出部からの過電流信号により空気調和機の遮断又は
    始動の制御信号を出す制御部と、制御信号を空気調和機
    へ出力する出力部と、備えた電源遮断制御装置におい
    て、 空気調和機を設置している複数の部屋のそれぞれの温度
    信号を受ける温度検出部と、その複数の空気調和機の動
    作信号を受けるモニター部と、過電流信号及び動作信号
    を受けたとき、設定された優先順位に基づいて空気調和
    機を遮断し、その遮断した後の温度信号が設定量以上の
    温度変化量になればその部屋の空気調和機を再始動する
    とともにその次に優先順位の高い空気調和機を遮断する
    よう判断する演算部と、を設けたことを特徴とする電源
    遮断制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電源遮断制御装置におい
    て、前記演算部は、空気調和機を遮断した後の前記温度
    信号が、設定量以上の温度変化量になればその部屋の空
    気調和機を再始動するよう判断する構成に代え、冷房時
    にあっては設定値以上の温度に、又は暖房時にあっては
    設定値以下の温度に、なればその部屋の空気調和機を再
    始動するよう判断する構成にしたことを特徴とする電源
    遮断制御装置。
  3. 【請求項3】 分岐して空気調和機を接続した主幹電源
    回路の電流検出信号を受ける入力部と、入力部からの電
    流検出信号に基づいて主幹電源回路の過電流を検出する
    過電流検出部と、主幹電源回路が遮断されないよう過電
    流検出部からの過電流信号により空気調和機の遮断又は
    始動の制御信号を出す制御部と、制御信号を空気調和機
    へ出力する出力部と、備えた電源遮断制御装置におい
    て、 空気調和機を設置している複数の部屋のそれぞれの温度
    信号を受ける温度検出部と、その複数の空気調和機の動
    作信号を受けるモニター部と、過電流信号及び動作信号
    を受けたとき、温度信号の温度が冷房時にあっては低い
    順番に、又は暖房時にあっては高い順番に部屋の空気調
    和機を遮断し、その遮断した後の温度信号が設定量以上
    の温度変化量になればその部屋の空気調和機を再始動す
    るとともに、冷房時にあってはその次に温度の低い、又
    は暖房時にあってはその次に温度の高い部屋の空気調和
    機を遮断するよう判断する演算部と、を設けたことを特
    徴とする電源遮断制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電源遮断制御装置におい
    て、前記演算部は、空気調和機を遮断した後の前記温度
    信号が、設定量以上の温度変化量になればその部屋の空
    気調和機を再始動するよう判断する構成に代え、冷房時
    にあっては設定値以上の温度に、又は暖房時にあっては
    設定値以下の温度に、なればその部屋の空気調和機を再
    始動するよう判断する構成にしたことを特徴とする電源
    遮断制御装置。
  5. 【請求項5】 前記演算部は、過電流信号がなくなる
    と、冷房時にあってはその部屋の温度が高い順番に、又
    は暖房時にあってはその部屋の温度が低い順番に、それ
    ぞれの部屋の空気調和機を再始動するよう判断すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4記載のいずれかの電
    源遮断制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012101902A1 (ja) * 2011-01-25 2012-08-02 ダイキン工業株式会社 空気調和システム及びその始動制御方法
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