JPH0742741Y2 - ドットラインプリンタの印字ヘッド - Google Patents

ドットラインプリンタの印字ヘッド

Info

Publication number
JPH0742741Y2
JPH0742741Y2 JP1484090U JP1484090U JPH0742741Y2 JP H0742741 Y2 JPH0742741 Y2 JP H0742741Y2 JP 1484090 U JP1484090 U JP 1484090U JP 1484090 U JP1484090 U JP 1484090U JP H0742741 Y2 JPH0742741 Y2 JP H0742741Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
leaf spring
printing hammer
hammer
print head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1484090U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03106043U (ja
Inventor
浩宣 小林
成規 末松
吉兼 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP1484090U priority Critical patent/JPH0742741Y2/ja
Priority to KR2019910000778U priority patent/KR950000165Y1/ko
Publication of JPH03106043U publication Critical patent/JPH03106043U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0742741Y2 publication Critical patent/JPH0742741Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案はドットラインプリンタの印字ヘッドに関し、特
にスプリングチャージ式印字ハンマを構成する板バネの
たわみ量を調整する調整機構を改良したものである。
〔考案の背景〕
自由端前面に板バネ状の印字ハンマを例えば永久磁石の
磁気吸引力によって変形させて非印字位置に保持し、釈
放用電磁コイルに所定パルス幅の釈放電流を供給するこ
とによって前記印字ハンマを釈放させ、印字ハンマ自体
の歪エネルギによって印字ハンマを飛行させて印字する
スプリングチャージ式印字ハンマにおいて、前記歪エネ
ルギは印字ハンマのたわみ量またはバネ定数により決ま
る。印刷濃度を一定にするには印字ハンマの歪エネルギ
を一定にする必要がある。
印字ハンマのバネ定数は、印字ハンマの形状、材質等に
より一義的に決まる定数である。このため、所定の歪エ
ネルギを得るためには所定のたわみ量が必要となるが、
印字ハンマの加工精度とりわけソリ等の変形更に印字ハ
ンマを吸引するコア面の加工精度等のバラツキ等によ
り、加工精度のみで歪エネルギを一定の範囲にすること
は困難である。
従って、歪エネルギの調整は印字ハンマのたわみ量を調
節して行う場合がほとんどであり、印字ハンマすなわち
板バネを永久変形させることによりたわみ量を調整して
いた。
しかし従来第4図に示す如く、フロントヨーク12と板バ
ネ1との間の隙間13は、0.15〜0.2mm程度と小さく、板
バネ1を永久変形させるには不充分であった。このため
第5図に示す如くフロントヨーク12に代えてダミーヨー
ク14を取り付けて板バネ1の前面にスペースを設け、板
バネ1に図示しない治具により所定圧力を加え前方に押
して第6図の如く永久変形させてたわみ量を調整してい
た。この場合、ダミーヨーク14とフロントヨーク12を交
換する作業を必要とするので調整の作業性が悪く、また
ダミーヨーク14とフロントヨーク12の交換によって調整
値に変化が生じるいという問題があった。
なお、フロントヨーク12は永久磁石5の磁束を流すため
及び板バネ1を図示しない固定ネジを介してヨークベー
ス6に固定するために設けられたものである。従って、
調整作業時に板バネ1をヨークベース6に固定するため
にダミーヨーク14を必要とする。また前記隙間13は板バ
ネ1の印字動作時の運動を許容するためのものである。
また第7図に示す如く、板バネ1の固定端を支持するフ
ロントヨーク22に板バネ1の運動を規制するストッパと
なる例えばネジ15等を設け、該ネジ15により板バネ1の
たわみ量を調整する方法があるが、この場合は板バネ1
とネジ15の接触部分での摩耗及び接触具合の不均一等に
より、安定した品質の印字ヘッドを得ることが困難であ
ると共に部品点数増加によりコスト高の原因となる等の
問題があった。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、フ
ロントヨークの交換なしでかつ部品点数の増加なしで安
定した品質で安価な印字ヘッドを供給することである。
〔考案の概要〕
本考案は、スプリングチャージ式印字ヘッドに用いられ
た板バネの歪エネルギを板バネのたわみ量によって調整
する際、板バネに永久変形を与えるために必要な空間す
なわち板バネとフロントヨークとの間の隙間を設けるこ
とで、フロントヨークを取り付けた状態でたわみ量の調
整が可能になることに着目し、フロントヨークの形状を
工夫することで、フロントヨークの交換及び部品点数の
増加なしにたわみ量の調整を可能としたものである。
〔考案の実施例〕 以下実施例を示した第1図、第2図を参照して本考案を
説明する。コア4及びヨークベース6との間に設けられ
た永久磁石5は紙面と直角の方向に沿って延びている。
コア4の先端部には釈放用電磁コイル7が巻回されてい
る。板バネ1はフロントヨーク2を貫通した図示しない
固定ネジによりヨークベース6の前面に装着され、前記
コア4の先端を超えて延びた自由端近傍には印字ピン8
及びプランジャ9が装着されている。フロントヨーク2
の上部と板バネ1との間には上方に行くに従って大きく
なるすなわち傾斜した隙間3が設けられている。該隙間
3は最大で約1mmとなるように設定されている。なお前
記フロントヨーク2は、隙間3を設けた分だけ永久磁石
5からの磁束が通りにくくなっているので、板バネ1を
コア4の先端に確実に吸引保持できるように、厚く形成
されている。
本実施例における印字ヘッドでは、印字の際に所定の印
字力を得るために0.35〜0.4mm程度の板バネ1のたわみ
量が必要である。このたわみ量を調整によって得るため
に、板バネ1を取付けた状態でのたわみ量は0.3mm程度
に設定されている。すなわち板バネ1がヨーク4の先端
に吸着保持された時に0.3mm程度たわむようになされて
いる。ここで、板バネ1の先端の印字ピン8の位置で0.
35〜0.4mm程度のたわみ量を得るために、板バネ1を永
久変形させて調整するには1mm弱の隙間が必要であり、
本実施例では、フロントヨーク2と板バネ1との間に1m
mの隙間3を設け、フロントヨーク2の交換なしでたわ
み量の調整を板バネ1の永久変形によって与えられるよ
うな形状にしている。すなわち、第2図に示す如く、フ
ロントヨーク2を取り付けた状態で板バネ1を板バネ1
を前方に押して印字ピン8の位置で0.05〜0.1mm永久変
形させることができるようにしている。
また本実施例では、板バネ1の固定端付近は、たわみが
ほとんど発生しないことを考慮し、隙間3に傾斜をつけ
る形状にしている。
上記実施例においては、隙間の形状を板バネ1のたわみ
に合わせ傾斜をつけた形状としたが、第3図に示す如
く、一定寸法の隙間にしても同様の効果が得られる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、印字の際の板バネの歪エネルギを、板
バネの永久変形によってたわみ量を調整する際にフロン
トヨークの交換を必要としないために作業が簡略化され
てコスト低減が図れる。またフロントヨークの交換を不
要としたので、交換による調整値の変化がなくなり、性
能の安定化が図られ、印字品質の向上、信頼性の向上に
寄与することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例を示すもので、第1図
は側面図、第2図は印字ハンマに永久歪を与えた状態を
示す要部側面図、第3図は本考案印字ヘッドの他の実施
例を示す側面図、第4図は従来の印字ヘッドの一例を示
す側面図、第5図は第4図の印字ヘッドにおいて、印字
ハンマに永久歪を与える状態を示す側面図、第6図は第
5図において印字ハンマに永久歪を与えた状態を示す側
面図、第7図は従来の印字ヘッドの他の例を示す側面図
である。 図において、1は印字ハンマ、2はフロントヨーク、3
は隙間、4はコア、5は永久磁石、6はヨークベース、
7は釈放用電磁コイル、8は印字ピン、9はプランジャ
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自由端前面に印字ピンを装着した板バネか
    らなり、所定量の永久歪が付与されている印字ハンマ
    を、永久磁石の吸引力によってたわませてコア先端に吸
    引保持し、コア先端部に設けられた釈放用電磁コイルに
    電流を流すことにより前記印字ハンマを釈放し、印字ハ
    ンマの歪エネルギにより印字ハンマを飛行させて印字す
    るドットラインプリンタの印字ヘッドであって、 前記印字ハンマの前面に設けられたフロントヨークと印
    字ハンマとの間に、印字ハンマに付与された永久歪の調
    整に必要な空間を形成するためにフロントヨークの印字
    ハンマと対向する面に凹部を設けると共に、印字ハンマ
    のコア先端部への吸引保持力が維持される程度にフロン
    トヨークの厚みを厚くしたことを特徴とするドットライ
    ンプリンタの印字ヘッド。
JP1484090U 1990-02-12 1990-02-16 ドットラインプリンタの印字ヘッド Expired - Lifetime JPH0742741Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1484090U JPH0742741Y2 (ja) 1990-02-16 1990-02-16 ドットラインプリンタの印字ヘッド
KR2019910000778U KR950000165Y1 (ko) 1990-02-12 1991-01-19 스탬프

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1484090U JPH0742741Y2 (ja) 1990-02-16 1990-02-16 ドットラインプリンタの印字ヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03106043U JPH03106043U (ja) 1991-11-01
JPH0742741Y2 true JPH0742741Y2 (ja) 1995-10-04

Family

ID=11872235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1484090U Expired - Lifetime JPH0742741Y2 (ja) 1990-02-12 1990-02-16 ドットラインプリンタの印字ヘッド

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH0742741Y2 (ja)
KR (1) KR950000165Y1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
KR950000165Y1 (ko) 1995-01-12
JPH03106043U (ja) 1991-11-01
KR910019293U (ko) 1991-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4674896A (en) Printing mechanism for an impact matrix printer
US4511269A (en) Cancel type printing head
JPH0742741Y2 (ja) ドットラインプリンタの印字ヘッド
CA1217385A (en) Print pin actuator and method of making same
US4484519A (en) Stylus driving apparatus for printers
US4869605A (en) Wire-dot printing head with adjustable spring force
US4767226A (en) Print head with wires which continuously contact the tip guide
JPH0723263Y2 (ja) ワイヤドット印字ヘッド
JPS6339074Y2 (ja)
JPH0121802Y2 (ja)
JPS5836466A (ja) 印字ヘツド
JPS6218466Y2 (ja)
JPS61163869A (ja) ワイヤドツト印字ヘツド
JPS59156761A (ja) 釈放型ドツトプリンタヘツド
JP3021718B2 (ja) ドットラインプリンタ印刷機構
JPS6110992Y2 (ja)
JPH0234037Y2 (ja)
JPH018364Y2 (ja)
JPH078200Y2 (ja) ワイヤドット印字ヘッド
JPH04138257A (ja) ドットインパクトプリンタヘッド
JPS58217373A (ja) 印字ヘツド
JPS59156760A (ja) 印字ヘツド
JPS5948843U (ja) 印字ハンマ
JPS61173968A (ja) プリンタ用印字機構
JPS5942969A (ja) 印字ヘツド

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term