JPH0742688B2 - 遮水シートの敷設方法 - Google Patents

遮水シートの敷設方法

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JPH0742688B2
JPH0742688B2 JP3137987A JP13798791A JPH0742688B2 JP H0742688 B2 JPH0742688 B2 JP H0742688B2 JP 3137987 A JP3137987 A JP 3137987A JP 13798791 A JP13798791 A JP 13798791A JP H0742688 B2 JPH0742688 B2 JP H0742688B2
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JP
Japan
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water
sheet
float
laying
winch
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JP3137987A
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JPH04363406A (ja
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吉矩 林田
啓司 鈴木
英雄 北川
博 田中
慶一 菅原
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Toa Corp
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Toa Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業廃棄物などを投入
するために設けられた閉鎖水域の底面などに、遮水シー
トを敷設する遮水シートの敷設方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のごとき閉鎖水域の底面に遮
水シートを敷設するには、例えば遮水シートの敷設工法
に関する特公昭60−58330等の公知例のごとく、
シートの先端に複数のフロートを取付け、フロートにロ
ープを取付け、ロープをウインチ等で巻き取ることによ
って行なっていた。しかしながら、この従来の方法で
は、シートに過大な張力がかかるので、水密構造にする
という本来の目的を達成するのに必要な厚さよりもかな
りシートを厚くする必要があり、不経済であるという問
題があった。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点を解決するためになされたものであり、遮水シー
トの敷設時にそのシートにかかる張力を少なくして、シ
ートの厚さを薄くすることができる経済的な遮水シート
の敷設方法を提供することを解決課題としたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、本発明の遮水シートの敷設方法は、敷
設する遮水シートの幅とほぼ同じ長さを有し、かつ上方
に適宜な数のターニングローラを配置したフロートドラ
を水面上に位置せしめ、その両側に、それぞれウイン
チを有するフロートを一体化して設け、所要幅に溶着し
た所要長さの遮水シートの全長をそのフロートドラムに
巻込み、その遮水シートを敷設する水域の水面上に位置
させた後、その遮水シートの一端部を敷設水域の一端の
底部または護岸、築堤等の上面に固定し、敷設水域の他
端部に固定したワイヤーロープを一方のウインチで巻き
取りながらフロートドラムから遮水シートを繰り出し、
遮水シートの他端部を敷設水域の他端の底または護岸、
築堤等の上面に固定することにより構成される。
【0005】上記のごとく遮水シートを送り込んだ状態
のフロートドラムの作業フロートの一方のウインチを巻
き取り、ターニングローラによりフロートドラムに巻か
れた遮水シートを繰り出して行くことにより、遮水シー
トに過大な張力がかからずにその敷設を行なうことがで
きる。
【0006】
【実施例】以下図面を参照して本発明の遮水シートの敷
設方法により遮水シートを敷設する際の実施例を説明す
るが、まず図1の平面図及び図2の側面図に示すごと
く、敷設する遮水シートの幅とほぼ同じ長さを有するフ
ロートドラム1の上方に適宜な間隔で複数のターニング
ローラ2を配置すると共に、そのフロートドラム1の前
後両側にそれぞれウインチ3、錨ウインチ3Aを有する
作業用フロート4を一体化して、敷設する水域の水面上
に組立ての後、図示していない錨等で固定しておく。
【0007】次に、その遮水シート6の敷設場所の周囲
の陸地5上の溶着ヤードなどで、敷設のために所要の
幅、例えばこの実施例では幅200mに溶着し、敷設に
必要な所要長さの遮水シート6をターニングローラ2に
よりフロートドラム1に全長巻き込みする。なお、この
ターニングローラ2の数はそのフロートドラム1の径な
どにより適宜選定するものであるが、その駆動源は、油
圧モータ、チェーン等適宜な手段を用いるものとする。
【0008】次に、この実施例では遮水シート6の一端
を、図3の側面図に示すごとく、鋼矢板護岸の鋼矢板8
の水底部7に固定し、陸地5に設けた杭などに、ウイン
チ3に巻いたワイヤーロープ10の端部を固定し、錨ウ
インチ3Aに巻いたワイヤーロープ11の端部を対岸9
付近の水底に打設した錨に固定する。なお、錨の代り
に、対岸9に設けた陸上の杭に錨ウインチ3Aに巻いた
ワイヤーロープ11の端部を固定してもよい。
【0009】この状態で作業フロート4上の錨ウインチ
3Aを巻き取り、他方のウインチ3を緩めてフロートド
ラム1を対岸9に進めながら、ターニングローラ2によ
りフロートドラム1に巻かれた遮水シート6を繰り出し
ていく。遮水シート6の展張がある程度進むにつれ、遮
水シート6は自重で水底に沈設されるが、必要に応じて
図4のごとくサンドウエイト12等を使用する。そし
て、フロートドラム1が対岸9付近まで到達したら、遮
水シート6の端部を潜水夫により鋼矢板護岸の鋼矢板1
3の水底部14に固定する。
【0010】なお、フロートドラム1が進行する方向と
直角方向の護岸への遮水シート6の取付けは、遮水シー
ト6を必要幅だけ折ってフロートドラム1に巻き込み、
遮水シート6が水底に沈設された後に,潜水夫により鋼
矢板護岸の鋼矢板の水底に固定するものとする。また、
この実施例では護岸が鋼矢板8,13の継手が止水構造
の場合について説明しているので、鋼矢板8,13の各
水底部7,14に遮水シート6を固定しているが、止水
構造になっていない護岸や土砂による築堤の場合は、護
岸の立上り面や築堤の法面にも遮水シート6を敷設し、
護岸や築堤の上面に遮水シートの両端部を固定すること
が必要である。
【0011】
【発明の効果】A.遮水シートを巻いたフロートドラムを水面上に位置
させ、その位置から遮水シートを直接水中に繰り出し、
しかもその場合はターニングローラの回転により積極的
に繰出すので遮水シートに過大な張力が加わらないので
薄い遮水シートを使用することができ、フロートドラム
を浮力の付与と遮水シートの巻取り体の両方の役目を果
すことができる。 B.遮水シートを巻いたフロートドラムを水面上に浮か
せているので浮力が働き、フロートドラムに遮水シート
による無理な重量がかからないという利点を有する。 C.本発明の方法に使用する装置は、主としてフロート
ドラム,ターニングローラ,ウインチを有するフロート
から構成しているので、シート布設船等のような大がか
りな船をわざわざ用いなくてもよく、簡単でコンパクト
な設備でよい。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遮水シートの敷設方法により遮水シー
トを敷設する作業において使用されるフロートドラムの
要部平面図である。
【図2】図1のフロートドラムに溶着した遮水シートを
巻込む状態を示す側面図である。
【図3】図2のの状態から遮水シートに多少の張力をか
けて対岸に引き出す状態を示す側面図である。
【図4】図3の状態から引き出されたシートを対側まで
進める状態を示す側面図である。
【符号の説明】 1……フロートドラム 2……ターニング
ローラ 3……ウインチ 3A…錨ウインチ 4……作業用フロート 6……遮水シート 11…ワイヤーロープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 博 宮城県仙台市青葉区中央1−8−19 東亜 建設工業株式会社内 (72)発明者 菅原 慶一 宮城県仙台市青葉区中央1−8−19 東亜 建設工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−123530(JP,A) 実開 昭1−98227(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷設する遮水シートの幅とほぼ同じ長さ
    を有し、かつ上方にターニングローラを配置したフロー
    トドラムを水面上に位置せしめ、その両側に、それぞれ
    ウインチを有するフロートを一体化して設け、所要幅に
    溶着した遮水シートをそのフロートドラムに巻込み、敷
    設する水域の水面上に位置させた後、その遮水シートの
    一端部を敷設水域の一端の底部または護岸、築堤等の上
    面に固定し、敷設水域の他端部に固定したワイヤーロー
    プを上記ウインチで巻取りながらフロートドラムから遮
    水シートを繰り出し、遮水シートの他端部を敷設水域の
    他端の底部または護岸、築堤等の上面に固定する遮水シ
    ートの敷設方法。
JP3137987A 1991-06-10 1991-06-10 遮水シートの敷設方法 Expired - Lifetime JPH0742688B2 (ja)

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JPH04363406A JPH04363406A (ja) 1992-12-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008069551A (ja) * 2006-09-14 2008-03-27 Shoichiro Cho 集水域の浄化方法及び集水域浄化のための施工装置
JP2023072750A (ja) * 2021-11-15 2023-05-25 株式会社堀内組 鋼矢板の継手部止水方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53123530A (en) * 1977-04-01 1978-10-28 Toyo Construction Method of applying sheet on underwater ground
JPH0691457B2 (ja) * 1986-02-17 1994-11-14 三洋電機株式会社 基板バイアス発生回路

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