JPH0742487U - 組み合わせ秤用棚 - Google Patents

組み合わせ秤用棚

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JPH0742487U
JPH0742487U JP7456293U JP7456293U JPH0742487U JP H0742487 U JPH0742487 U JP H0742487U JP 7456293 U JP7456293 U JP 7456293U JP 7456293 U JP7456293 U JP 7456293U JP H0742487 U JPH0742487 U JP H0742487U
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JP7456293U
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敏夫 藤光
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敏夫 藤光
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予め設定された組み合わせ重量値の範囲内に
組み合わされた所定個数の被計量物を高速度で自動的に
選択して表示できる組み合わせ秤用棚を提供する。 【構成】 計量部14により個々に計量された複数個の
被計量物を個別に配置し、予め設定された組み合わせ重
量値の範囲になるような前記被計量物の組み合わせを制
御部13により演算して選択する組み合わせ秤用の棚1
0であって、前記被計量物を収納する複数個の収納部1
1が上下複数段に配列された棚本体12と、それぞれの
前記収納部11に設けられて、前記被計量物が収納され
たことを検知する複数個の収納検知センサ17と、それ
ぞれの前記収納部11に設けられて、前記制御部13に
より選択された被計量物であることを表示する複数個の
選択物表示部19とを備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、組み合わせ秤用棚に係り、更に詳しくは、予め設定された組み合わ せ重量値の範囲内に組み合わされた所定個数の被計量物を個別に収納する収納部 を高速度で自動的に選択して表示でき、しかも多数個の被計量物の収納部を狭い スペース内に配置可能な組み合わせ秤用棚に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、スーパーマーケットなどでは、1kg入り袋いくらというように、寄 せ集めで一定重量にした品物を一つの袋に詰めて販売する形態が日常的に行われ ている。 このように、一定重量の品物を袋詰めする場合に問題になるのが、詰め込まれ る品物の計量である。重さが足りないと信用問題になり、重すぎると歩留りが悪 くなる。 従来、このような計量を行う際には、多数個ある品物のうちの何個かを1台の 秤に次々と載せて、一定重量になる組み合わせを作業者の感に頼って選び出して いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の袋詰め計量は、前述したように一台の秤を用 いた作業者の感だけに頼るものであったので、例えば最後の一個の重さが所定の 重量値の範囲内に収まらずに、他のものと交換しながら何度も計り直すという事 態が頻繁に起き、計量に大変な手間がかかるという問題点があった。 本考案はかかる事情に鑑みなされたもので、予め設定された組み合わせ重量値 の範囲内に組み合わされた所定個数の被計量物を高速度で自動的に選択して表示 できる組み合わせ秤用棚を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 前記目的に沿う請求項1記載の組み合わせ秤用棚は、計量部により個々に計量 された複数個の被計量物を個別に配置し、予め設定された組み合わせ重量値の範 囲になるような前記被計量物の組み合わせを制御部により演算して選択する組み 合わせ秤用の棚であって、前記被計量物を収納する複数個の収納部が上下複数段 に配列された棚本体と、それぞれの前記収納部に設けられて、前記被計量物が収 納されたことを検知する複数個の収納検知センサと、それぞれの前記収納部に設 けられて、前記制御部により選択された被計量物であることを表示する複数個の 選択物表示部とを備えるように構成されている。 請求項2記載の組み合わせ秤用棚は、請求項1記載の棚において、前記棚本体 と一体または別体の前記制御部を有するように構成されている。 請求項3記載の組み合わせ秤用棚は、請求項1または2記載の棚において、そ れぞれの前記収納部に、前記被計量物が収納されたことを表示する収納表示部を 設けるように構成されている。 請求項4記載の組み合わせ秤用棚は、請求項1〜3のうち何れか一項記載の棚 において、前記棚本体の収納部が、格子状に配列された枠体収納部であるように 構成されている。 請求項5記載の組み合わせ秤用棚は、請求項1〜3のうち何れか一項記載の棚 において、前記棚本体の各段の収納部が、円筒体を縦割りした半割円筒収納部で あるように構成されている。 請求項6記載の組み合わせ秤用棚は、請求項1〜3のうち何れか一項記載の棚 において、前記棚本体の各段の収納部が、中央部に隙間を有して、前記被計量物 を前後二箇所で支持する二点支持収納部であるように構成されている。 請求項7記載の組み合わせ秤用棚は、請求項1〜6のうち何れか一項記載の棚 において、前記棚本体が、所定個数の前記収納部を一ブロックとした分割ブロッ ク型の棚であるように構成されている。 請求項8記載の組み合わせ秤用棚は、請求項1〜7のうち何れか一項記載の棚 において、前記収納部が、棚前方もしくは棚後方だけから前記被計量物を出し入 れ可能な片側開口式の収納部であるか、または棚前後方向から前記被計量物を出 し入れ可能な両側開口式の収納部であるように構成されている。 請求項9記載の組み合わせ秤用棚は、請求項1〜8のうち何れか一項記載の棚 において、前記棚本体と一体の前記計量部を有するように構成されている。
【0005】
【作用】
請求項1〜9記載の組み合わせ秤用棚は、計量部により個々に計量された被計 量物の重量信号が制御部に順次送られて記憶され、次いでその計量された被計量 物を、棚本体の上下複数段に配列された収納部に順次個別に収納するので、狭い スペース内に多数個の被計量物を個別に収納でき、またこのように計量後の被計 量物を各収納部に収納することにより、該当する収納検知センサから順次計量さ れた被計量物の収納検知信号が制御部に送られる。従って、制御部には、計量さ れた被計量物別に、重量データと、該被計量物がどの収納部に収納されたかの収 納データとが登録される。 また、制御部には、予め設定された組み合わせ重量値の範囲が登録されており 、制御部では前記被計量物の重量データに基づいて、この組み合わせ重量値の範 囲に収まる計量後の被計量物の組み合わせを演算して選択し、選択された被計量 物を収納する収納部の選択物表示部による表示を行うので、予め設定された組み 合わせ重量値の範囲内で組み合わされた所定個数の被計量物の収納部を、高速度 で自動的に選択して表示できる。 特に、請求項3記載の組み合わせ秤用棚では、計量された被計量物が収納部に 収納されると、収納表示部による表示が行われるので、使用中の収納部と、未使 用の収納部とを作業者が容易に見分けられる。 また、請求項6記載の組み合わせ秤用棚では、被計量物が収納部に前後側の2 点支持状態で収納されるので、収納中の被計量物の換気が良好になり、しかも被 計量物を取り出す際に、収納部により支持されてない被計量物の中央部を掴んで 取り出せるので、取り出しが容易になる。 さらに、請求項7記載の組み合わせ秤用棚では、棚ブロックを連結したり、分 割することにより、取り扱われる被計量物の個数に合わせて、簡単に棚本体の大 きさを変更できる。 さらにまた、請求項8記載の組み合わせ秤用棚では、両側開口式の収納部の場 合、例えば棚前方に配置された作業者が、棚前方の開口部から被計量物を収納部 に入れ、その後、棚後方に配置された作業者が、選択物表示部の表示がされた収 納部の棚後方の開口部から被計量物を取り出すようにすれば、組み合わせ秤用棚 を利用した被計量物の組み合わせ作業の作業時間を短縮できる。
【0006】
【実施例】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施例につき説明し 、本考案の理解に供する。 ここに、図1は本考案の第1の実施例に係る組み合わせ秤用棚の使用状態の斜 視図、図2は他の実施態様の組み合わせ秤用棚の要部側面図、図3は第1の実施 例の組み合わせ秤用棚の片側開口式棚と両側開口式棚との使用方法を示す表、図 4は本考案の第2の実施例に係る組み合わせ秤用棚の分離状態を示す斜視図、図 5は同収納部内に収納される受皿の拡大正面図、図6は本考案の第3の実施例に 係る組み合わせ秤用棚の斜視図、図7は同収納部の拡大斜視図、図8は本考案の 第4の実施例に係る組み合わせ秤用棚の斜視図、図9は同収納部の拡大斜視図、 図10は本考案の第5の実施例に係る組み合わせ秤用棚の斜視図、図11は本考 案の第6の実施例に係る組み合わせ秤用棚の斜視図、図12は本考案の第7の実 施例に係る組み合わせ秤用棚の斜視図、図13は同要部拡大斜視図、図14は本 考案の他の実施態様を示す要部拡大正面図を示している。
【0007】 図1に示すように、本考案の第1の実施例に係る組み合わせ秤用棚10は、計 量後の被計量物を収納する上中下の各段3個ずつの枠体収納部11を格子状に配 列した棚本体12を有しており、棚本体12には、制御部13が設けられた1個 の計量部14が接続されている。
【0008】 それぞれの枠体収納部11は、棚前側の面だけが開口された片側開口式の収納 部であり、枠体収納部11の開口部側の両側面には、被計量物が収納されたこと を検知する対向配置された発光部15と受光部16とを有する収納検知センサ1 7が取り付けられている。なお、棚10の長さ方向中央の枠体収納部11に設け られた収納検知センサ17は、棚10の長さ方向両側の枠体収納部11の収納検 知センサ17を回避するために相対的に上方に配置されている。また、棚前後両 側の面が開口された両側開口式の枠体収納部11′を有する組み合わせ秤用棚1 0′の場合には、図2に示すように、枠体収納部11′の棚前側に被計量物の棚 入れを検知する収納検知センサ17Aを設け、枠体収納部11′の棚後側に被計 量物の棚出しを検視する収納検知センサ17Bを設ける。
【0009】 図1に示すように、それぞれの枠体収納部11の開口部側の上面には、使用中 の収納部と、未使用の収納部とを作業者が一目で見分けられるように、被計量物 が収納されたことを緑色点灯により表示する収納表示部18と、制御部13によ り選択された被計量物であることを赤色点灯により表示する選択物表示部19と が設けられている。なお、前記両側開口式の枠体収納部11′を有する棚10′ の場合には、棚10′の後側にいる作業者に、選択された被計量物を知らせなけ ればならないので、選択物表示部19は枠体収納部11′の後側の上面に取り付 けられる。
【0010】 前記制御部13には、予め設定された組み合わせ重量値の範囲が登録されてお り、この組み合わせ重量値の範囲になるような計量部14により計量された被計 量物の組み合わせを演算して選択する回路を有している。なお、この実施例では 、被計量物の計量方法に減算計量方式が採用されている。すなわち、計量に先駆 けて、多数個の被計量物を籠ごと計量部14に載せて総重量を計量し、その値を 制御部13に記憶する。その後、この記憶された値をベースに、順次、籠から被 計量物を1個ずつ取り出した際の重量値を減算することにより、取り出された被 計量物の重量を算出する方法である。この減算計量方式を採用することにより、 多数個の計量部に1個ずつ被計量物を載せなくても、1台の計量部14により被 計量物の定量袋詰め作業が行える。なお、この計量方法に限定しなくても、例え ば多数個の計量部を用いた通常の加算式の計量方法も採用できる。 図2において、符号20は、被計量物の棚入れ棚出しをスムーズにする外方に 突出するガイド板を示している。
【0011】 続いて、本考案の第1の実施例の組み合わせ秤用棚10の使用方法を図1、2 および図3の表を参照しながら説明する。なお、A欄は、片側開口式の枠体収納 部11を有する棚10を用いて作業者一人により作業した場合、B欄は同じ棚1 0を用いて作業者二人により作業した場合、C欄は両側開口式の枠体収納部11 ′の棚10′を用いて作業者一組により作業した場合、D欄は同じ棚10′を用 いて作業者二組により作業した場合を示しており、またa欄は1台の計量部14 を用いた場合、b欄は2台の計量部14を用いた場合を示している。 まず、図1および図3A−a欄に示す作業者一人が、1台の計量部14と、片 側開口式の枠体収納部11の棚10とを用いて作業した場合を説明する。
【0012】 図1、図3A−a欄に示すように、作業者が1個の被計量物を取り上げて計量 部14に載せると、計量された被計量物の重量信号が制御部13に送られて記憶 される。次いで、作業者がその計量された被計量物を計量部14より取り上げて 、棚本体12の所定の枠体収納部11内に個別に収納すると、該当する収納検知 センサ17がそれを検知して制御部13に収納検知信号が送られ、被計量物を収 納した枠体収納部11が登録される。一方、制御部13からは収納表示部18の 点灯指令が出されて、被計量物が収納された枠体収納部11の収納表示部18が 緑色点灯する。これにより、使用中の枠体収納部11と、未使用の枠体収納部1 1とを作業者が一目で見分けられ、続いて行われる被計量物の枠体収納部11へ の収納作業が容易になる。
【0013】 その後、作業者が次の被計量物を取り上げて同様の操作を行うことにより、順 次、被計量物を収納した枠体収納部11の収納表示部18が点灯し、制御部13 では、計量された被計量物別に、重量データと、この被計量物がどの枠体収納部 11に収納されたかの収納データとが登録される。 また、制御部13では、順次、登録される被計量物の重量データに基づいて、 予め登録された組み合わせ重量値の範囲に収まる被計量物の組み合わせを演算し て選択する。それから、制御部13より、選択された各被計量物を収納するそれ ぞれの枠体収納部11の選択物表示部19に点灯指令が出されて、選択された選 択物表示部19が赤色点灯される。
【0014】 次いで、作業者は、これらの赤色点灯された枠体収納部11内の被計量物だけ を一つの袋に詰めることにより、従来、作業者の感だけに頼った手間のかかる被 計量物の定量袋詰めを、高速度で自動的に行うことができる。 このように、計量された被計量物を、棚本体12の上下複数段に配列された枠 体収納部11に順次個別に収納するので、棚10の設置スペースが狭くても多数 個の被計量物を個別に収納できる。
【0015】 また、組み合わせ秤用棚10と、計量部14とを分離させたので、棚10の小 型化が図れると共に、被計量物の棚入れ時や棚出し時などの振動が計量部14に 伝わらないので、例えば棚10のフレームを厚くして重量を重くするなどの振動 伝達の防止手段を施す必要がない。
【0016】 図3A−b欄は、2台の計量部14と、片側開口式の枠体収納部11の棚10 とを用いて作業者一人により作業した場合を示しており、このように一人の作業 者が2台の計量部14を交互に使用することにより、被計量物の計量・棚入れ作 業をスピードアップできる。
【0017】 図3B−b欄は、配列された多数個の枠体収納部11を、2台の制御部13が 制御できるように回路上で1台の棚10を左右に分割し、二人の作業者が作業す ることにより、作業性を向上させたものである。
【0018】 図3C−a欄は、1台の計量部14と、両側開口式の枠体収納部11′の棚1 0′とを用いて、棚前側の計量・棚入れ専用の作業者と棚後側の袋詰め専用の作 業者とにより作業した場合を示しており、このように役割分担して作業性の向上 を図っている。
【0019】 図3C−b欄は、2台の計量部14と、同様の棚10′とを用いて一組の作業 者により作業した場合を示し、また図3D−b欄は、2台の制御部13と、回路 上二分割された棚10′とを用いて、二組の作業者が作業することにより、作業 性を向上させた例である。
【0020】 次に、図4、5を参照して本考案の第2の実施例に係る組み合わせ秤用棚を説 明する。 図4に示すように、第2の実施例の組み合わせ秤用棚30は、上下2段の枠体 収納部11が配列されて、棚30の長さ方向に第1の部分棚本体31と、第2の 部分棚本体32とに分割可能な棚本体33を有する分割棚である。 第1の部分棚本体31の各枠体収納部11には、図5に示すように、吸盤34 により枠体収納部11の下面に吸着された円形皿状の被計量物の受皿35が収納 されており、また第2の部分棚本体32の各枠体収納部11には、図4に示すよ うな矩形皿状の受皿36が収納されている。なお、受皿の形状および大きさは取 り扱われる被計量物に合わせて任意に変更できる。
【0021】 このように、棚ブロックである第1、2の部分棚本体31、32を連結したり 、分割することにより、取り扱われる被計量物の個数に合わせて、簡単に棚本体 33の大きさを変更できる。 また、枠体収納部11に受皿35、36を取り付けることにより、被計量物の 棚入れや棚出しの取り扱いが容易になり、しかも被計量物に付着した水分や塵の 処理がし易い。
【0022】 次に、図6、7を参照して本考案の第3の実施例に係る組み合わせ秤用棚を説 明する。 図6に示すように、第3の実施例の組み合わせ秤用棚40は、棚本体41上に 制御部42を取り付けた例である。 また、図7に示すように、棚40のそれぞれの枠体収納部11には、枠体収納 部11の上面に設けられた発光部43と、枠体収納部11の下面に設けられた受 光部44とを有する収納検知センサ45が取り付けられている。
【0023】 次に、図8、9を参照して本考案の第4の実施例に係る組み合わせ秤用棚を説 明する。 図8に示すように、第4の実施例の組み合わせ秤用棚50は、棚本体51、制 御部52および計量部53をそれぞれ分離し、棚本体51と制御部52との下部 にキャスタを設けてそれぞれ移動可能にして容易にレイアウトの変更ができるよ うにしている。また、図9に示すように、それぞれの枠体収納部11の上面には 、反射形センサである収納検知センサ54が設けられている。
【0024】 次に、図10を参照して本考案の第5の実施例に係る組み合わせ秤用棚を説明 する。 図10に示すように、第5の実施例の組み合わせ秤用棚60は、上下2段に配 列された各収納部を、円筒体を縦割りした半割円筒収納部61のものとした例で あり、このような形状にすることにより、被計量物の棚入れ棚出しがし易く、し かも収納部の使用、未使用がより見やすい。
【0025】 次に、図11を参照して本考案の第6の実施例に係る組み合わせ秤用棚を説明 する。 図11に示すように、第6の実施例の組み合わせ秤用棚70は、上下2段に配 列された各収納部が、中央部に隙間aを有して、被計量物を前後二箇所で支持す る一対の連続山形板71、72のそれぞれの谷部に形成される二点支持収納部7 3のものとした例であり、被計量物がこの収納部73に前後側の2点支持状態で 収納されるので、収納中の被計量物の換気が良好になり、被計量物が生鮮食料品 の場合に好適である。しかも被計量物を取り出す際に、収納部73により支持さ れてない被計量物の中央部を掴んで取り出せるので、取り出しが容易になる。し かも、対象物である被計量物は、長さの割に断面積が小さいもの、例えばアスパ ラなどの生産物に向いている。品物を置くと、下方に向かって幅が狭くなってい るので、被計量物が整列し易い。
【0026】 なお、前側に配置された連続山形板71に収納検知センサ17が取り付けられ ており、また各段の連続山形板71、72は、それぞれ一対の平坦な支持板74 、75により下方支持されている。この前側の支持板74に収納表示部18およ び選択物表示部19が配置されている。棚70の背後に袋詰め専用の作業者を配 置する場合には、選択物表示部19を後側の支持板75に取り付ける。 また、連続山形板71、72を各種の補強板により補強するようにしてもよい 。例えば、両板71、72の頂上部どうしを橋渡し状態で水平に連結する補強板 を設けたり、またこれらの頂上部を下方より補強するものとして、両支持板74 、75より個別に立ち上がった対配置される短幅な補強板や、両支持板74、7 5間に架け渡された長幅な補強板により補強するようにしてもよい。なお、この 長幅補強板の上部中央部に、大きな半円状の切欠部を形成されてもよい。
【0027】 次に、図12、13を参照して本考案の第7の実施例に係る組み合わせ秤用棚 を説明する。 図12、13に示すように、第7の実施例の組み合わせ秤用棚80は、上下2 段に配列された収納部が連続する円形枠81であり、それぞれの円形枠81には 、卵などの丸い被計量物や液状の被計量物を計量し易いボール状の補助容器82 が保持できるようになっている。 各円形枠81間の連結部上に、収納検知センサ83が相対配置されており、収 納表示部84および選択物表示部85は、円形枠81の中央部に設けられている 。 使用にあたっては、円形枠81に掛止された補助容器82に被計量物を出し入 れさせたり、補助容器82ごと被計量物を円形枠81に載せ降ろししてもよい。
【0028】 以上、本考案を図面に基づいて説明したが、本考案はこの実施例に限定される ものではなく、要旨を逸脱しない範囲での設計変更などがあっても本考案に含ま れる。 例えば、被計量物の収納部は、実施例のものに限定しなくても、その他どのよ うな形状の収納部であってもよい。 また、収納表示部や選択物表示部といった表示部も、実施例の点灯表示部に限 定されるものではなく、例えば目印となる物体が表示位置に出し入れされること により表示するものなど、その他どのような表示形態のものであってもよい。
【0029】 さらに、収納検知センサは、実施例のセンサに限定されるものではなく、被計 量物の棚入れや棚出しが検知できるものであれば、どのようなセンサであっても よい。例えば、収納部に設けられた被計量物の受皿にリミットスイッチなどから なる重量検知センサを設けてもよい。 さらにまた、棚本体と一体的に計量部を設けるようにしてもよい。 続いて、例えば、図14に示すように、第1の実施例の各収納部90の下面に 、縦方向や横方向に延びる波形部91を形成させて、被計量物を下面から浮かせ た状態で点または線支持することにより、被計量物の水切りを良好することもで きる。また、収納部の下面の中央部に、平面視して円形皿状または矩形皿状の窪 みを設けることにより、丸い被計量物が外に転がり落ちないようにしてもよい。
【0030】
【考案の効果】
請求項1〜9記載の組み合わせ秤用棚は、このように計量された被計量物を、 棚本体の上下複数段に配列された収納部に収納するので、狭いスペース内に多数 個の被計量物を個別に収納できる。 また、計量部により個々に計量された複数個の被計量物を個別に配置し、予め 設定された組み合わせ重量値の範囲になるような被計量物の組み合わせを制御部 により演算して選択するための収納検知センサ、収納表示部および選択物表示部 などの各種機能を備えた棚であるので、選択物表示部が表示された収納部内の被 計量物だけを集めることにより、例えば手間のかかる被計量物の定量袋詰めなど を、高速度で自動的に行うことができる。 また、組み合わせ秤用棚と、計量部とを分離させたので、棚の小型化が図れる と共に、被計量物の棚入れ時や棚出し時などの振動が計量部に伝わらないので、 例えば棚のフレームを厚くして重量を重くするなどの振動伝達の防止手段を施す 必要がない。 特に、請求項3記載の組み合わせ秤用棚では、計量された被計量物が収納部に 収納されると、収納表示部による表示が行われるので、使用中の収納部と、未使 用の収納部とを作業者が容易に見分けることができる。 また、請求項6記載の組み合わせ秤用棚では、被計量物が収納部に前後側の2 点支持状態で収納されるので、収納中の被計量物の換気が良好になり、しかも被 計量物を取り出す際に、収納部により支持されてない被計量物の中央部を掴んで 取り出せるので、取り出しが容易になる。 さらに、請求項7記載の組み合わせ秤用棚では、棚ブロックを連結したり、分 割することにより、取り扱われる被計量物の個数に合わせて、簡単に棚本体の大 きさを変更できる。 さらにまた、請求項8記載の組み合わせ秤用棚では、両側開口式の収納部の場 合、例えば棚前方に配置された作業者が、棚前方の開口部から被計量物を収納部 に入れ、その後、棚後方に配置された作業者が、選択物表示部の表示がされた収 納部の棚後方の開口部から被計量物を取り出すようにすれば、組み合わせ秤用棚 を利用した被計量物の組み合わせ作業の作業時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例に係る組み合わせ秤用棚
の使用状態の斜視図である。
【図2】他の実施態様の組み合わせ秤用棚の要部側面図
である。
【図3】第1の実施例の組み合わせ秤用棚の片側開口式
棚と両側開口式棚との使用方法を示す表である。
【図4】本考案の第2の実施例に係る組み合わせ秤用棚
の分離状態を示す斜視図である。
【図5】同収納部内に収納される受皿の拡大正面図であ
る。
【図6】本考案の第3の実施例に係る組み合わせ秤用棚
の斜視図である。
【図7】同収納部の拡大斜視図である。
【図8】本考案の第4の実施例に係る組み合わせ秤用棚
の斜視図である。
【図9】同収納部の拡大斜視図である。
【図10】本考案の第5の実施例に係る組み合わせ秤用
棚の斜視図である。
【図11】本考案の第6の実施例に係る組み合わせ秤用
棚の斜視図である。
【図12】本考案の第7の実施例に係る組み合わせ秤用
棚の斜視図である。
【図13】同要部拡大斜視図である。
【図14】本考案の他の実施態様を示す要部拡大正面図
である。
【符号の説明】
10 組み合わせ秤用棚 10′ 組み合わせ秤用棚 11 枠体収納部 11′ 枠体収納部 12 棚本体 13 制御部 14 計量部 15 発光部 16 受光部 17 収納検知センサ 17A 収納検知センサ 17B 収納検知センサ 18 収納表示部 19 選択物表示部 20 ガイド板 30 組み合わせ秤用棚 31 第1の部分棚本体 32 第2の部分棚本体 33 棚本体 34 吸盤 35 受皿 36 受皿 40 組み合わせ秤用棚 41 棚本体 42 制御部 43 発光部 44 受光部 45 収納検知センサ 50 組み合わせ秤用棚 51 棚本体 52 制御部 53 計量部 54 収納検知センサ 60 組み合わせ秤用棚 61 半割円筒収納部 70 組み合わせ秤用棚 71 連続山形板 72 連続山形板 73 二点支持収納部 74 支持板 75 支持板 80 組み合わせ秤用棚 81 円形枠 82 補助容器 83 収納検知センサ 84 収納表示部 85 選択物表示部 90 収納部 91 波形部

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計量部により個々に計量された複数個の
    被計量物を個別に配置し、予め設定された組み合わせ重
    量値の範囲になるような前記被計量物の組み合わせを制
    御部により演算して選択する組み合わせ秤用の棚であっ
    て、 前記被計量物を収納する複数個の収納部が上下複数段に
    配列された棚本体と、それぞれの前記収納部に設けられ
    て、前記被計量物が収納されたことを検知する複数個の
    収納検知センサと、それぞれの前記収納部に設けられ
    て、前記制御部により選択された被計量物であることを
    表示する複数個の選択物表示部とを備えたことを特徴と
    する組み合わせ秤用棚。
  2. 【請求項2】 前記棚本体と一体または別体の前記制御
    部を有することを特徴とする請求項1記載の組み合わせ
    秤用棚。
  3. 【請求項3】 それぞれの前記収納部に、前記被計量物
    が収納されたことを表示する収納表示部が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の組み合わせ
    秤用棚。
  4. 【請求項4】 前記棚本体の収納部が、格子状に配列さ
    れた枠体収納部である請求項1〜3のうち何れか一項記
    載の組み合わせ秤用棚。
  5. 【請求項5】 前記棚本体の各段の収納部が、円筒体を
    縦割りした半割円筒収納部である請求項1〜3のうち何
    れか一項記載の組み合わせ秤用棚。
  6. 【請求項6】 前記棚本体の各段の収納部が、中央部に
    隙間を有して、前記被計量物を前後二箇所で支持する二
    点支持収納部である請求項1〜3のうち何れか一項記載
    の組み合わせ秤用棚。
  7. 【請求項7】 前記棚本体が、所定個数の前記収納部を
    一ブロックとした分割ブロック型の棚である請求項1〜
    6のうち何れか一項記載の組み合わせ秤用棚。
  8. 【請求項8】 前記収納部が、棚前方もしくは棚後方だ
    けから前記被計量物を出し入れ可能な片側開口式の収納
    部であるか、または棚前後方向から前記被計量物を出し
    入れ可能な両側開口式の収納部である請求項1〜7のう
    ち何れか一項記載の組み合わせ秤用棚。
  9. 【請求項9】 前記棚本体と一体の前記計量部を有する
    ことを特徴とする請求項1〜8記載の組み合わせ秤用
    棚。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006125925A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Yamato Scale Co Ltd 組合せ秤
JP2012042217A (ja) * 2010-08-12 2012-03-01 Katsuzo Kawanishi 計量装置及び組合せ計量方法
JP2016223824A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 株式会社オーケープランニング 組み合わせ計量機
JP6178894B1 (ja) * 2016-06-06 2017-08-09 松山産業株式会社 選別装置

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