JP5523981B2 - 計量装置及び組合せ計量方法 - Google Patents

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Description

本発明は、機械によるハンドリングが難しい被計量物等を計量する計量装置及び組合せ計量方法に関する。
従来、被計量物の供給及び排出(取出し)を作業者の手作業により行う計量装置として、手動式の組合せ秤(例えば、特許文献1、2参照)や上皿秤等がある。手動式の組合せ秤では、人の手で被計量物の供給及び取出しが行われるため、被計量物の供給及び排出が自動的に行われる自動式組合せ秤で扱うことができない被計量物、例えば単体重量が大きく不定形な被計量物や機械によるハンドリングが難しい被計量物(例えば、ブロック状の鶏肉やイカ、タコ等)を取り扱う上で好適である。
このような手動式の組合せ秤では、例えば、複数の計量皿が備えられており、作業者が各計量皿に被計量物を載せると、各計量皿に取り付けられているロードセル等の重量センサによって被計量物の重量が計量される。そして、計量した重量値に基づいて組合せ演算が行われ、載せられている被計量物の合計重量が所定重量範囲になる組合せに選択された計量皿の近傍に設けられている表示灯を点灯し、作業者が、表示灯の点灯している計量皿の被計量物を取り出すように構成されている。
また、上皿秤も機械によるハンドリングが難しい被計量物を取り扱う上で好適である。
特開平3−251725号公報 特開昭63−148128号公報
上記従来の手動式の組合せ秤では、作業者は、複数の計量皿に被計量物を載せて、組合せに選択された被計量物を取り出してパック等に入れ、被計量物を取り出した計量皿に次の被計量物を載せ、次の組合せに選択された被計量物を取り出してパック等に入れるという作業を繰り返すことになる。すなわち、計量皿に被計量物を載せる作業と、計量皿から被計量物を取り出してパック等に入れる作業とが交互に行われることになり、1人の作業者では作業能率を上げるのが難しく、2人の作業者で行われることも多い。
一方、店頭などにおいて、上皿秤を用いて所望重量の被計量物の入ったパック入り商品を生産する場合には、被計量物を上皿秤に載せて所望重量となるように計量するが、所望重量とするためには被計量物の入れ替え等を行わなければならず、作業能率が悪いという問題がある。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、パック入り商品等を生産する際に、作業能率を向上させることができる計量装置及び組合せ計量方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の計量装置は、複数の各々の大量被計量物と複数の各々の少量被計量物との重量を計量するための計量ユニットと、前記計量ユニットから前記複数の各々の大量被計量物の重量値と前記複数の各々の少量被計量物の重量値とを取得し、前記複数の大量被計量物の中から前記重量値の大きいまたは小さい順番に1つずつ選択するとともに、前記複数の少量被計量物の中から前記重量値の小さいまたは大きい順番に1つずつ選択し、順番に選択する1つの大量被計量物と1つの少量被計量物とからなる組合せを順次求め、この求めた組合せの被計量物の合計重量値が目標重量値以上である場合に前記組合せを適量組合せに定める組合せ手段と、前記適量組合せに選択されている前記大量被計量物と前記少量被計量物とを報知する報知手段とを備えている。
この構成によれば、適量組合せが順次報知されるので、順次報知される各適量組合せの大量被計量物と少量被計量物とを1つのパックに順次いれることで複数のパック入り商品を生産できる。すなわち、複数の大量被計量物と複数の少量被計量物とを計量すれば、順次報知される各適量組合せの被計量物をパックにいれることで複数のパック入り商品を連続して生産でき、同じ作業を連続して行えるので、作業能率を向上させることができる。
また、前記組合せ手段は、前記計量ユニットから前記複数の各々の大量被計量物の重量値と前記複数の各々の少量被計量物の重量値とを取得し、前記複数の大量被計量物について前記取得した重量値の大きさに応じて各々の前記大量被計量物に順位を付すとともに、前記複数の少量被計量物について前記取得した重量値の大きさに応じて各々の前記少量被計量物に順位を付す順位付け手段と、前記複数の大量被計量物の中から前記順位の高いまたは低い順番に1つずつ選択するとともに、前記複数の少量被計量物の中から前記順位の低いまたは高い順番に1つずつ選択し、順番に選択する1つの大量被計量物と1つの少量被計量物とからなる組合せを順次求め、この求めた組合せの被計量物の合計重量値が目標重量値以上である場合に前記組合せを適量組合せに定める順位組合せ手段とを有していてもよい。
また、前記計量ユニットは、大量被計量物が載せられる複数の第1の計量皿と、各々の前記第1の計量皿に載せられる大量被計量物の重量を計量する複数の第1の計量手段と、少量被計量物が載せられる複数の第2の計量皿と、各々の前記第2の計量皿に載せられる少量被計量物の重量を計量する複数の第2の計量手段とを備え、前記組合せ手段は、前記複数の第1の計量手段から各々の前記大量被計量物の重量値を取得するとともに、前記複数の第2の計量手段から各々の前記少量被計量物の重量値を取得するように構成されていてもよい。
この構成によれば、大量被計量物の重量を計量するための第1の計量皿及び第1の計量手段と、少量被計量物の重量を計量するための第2の計量皿及び第2の計量手段とをそれぞれ複数備えているため、複数の大量被計量物と複数の少量被計量物とを一度に計量することができ、多数のパック入り商品を生産するのに好適である。
また、前記計量ユニットは、被計量物が載せられる計量皿と、前記計量皿に載せられる被計量物の重量を計量する計量手段と、前記複数の各々の大量被計量物と前記複数の各々の少量被計量物とが前記計量皿に順次載せられたときに前記計量手段により順次計量される重量値を記憶する記憶手段とを備え、前記組合せ手段は、前記記憶手段から各々の前記大量被計量物の重量値と各々の前記少量被計量物の重量値とを取得するように構成されていてもよい。
この構成によれば、計量皿及び計量手段を1つだけ備えているので、通常の上皿秤のように装置が小型であり、店頭などでパック入り商品を生産するのに好適である。
また、前記計量手段で計量される重量値に基づいて前記計量皿に載せられている被計量物が前記大量被計量物と前記少量被計量物とのいずれであるかを判別する大小判別手段をさらに備えていてもよい。
この構成によれば、被計量物を計量する際に、大量被計量物と少量被計量物とを特に区別して計量しなくてもよいので、計量作業がはかどる。
また、本発明の組合せ計量方法は、複数の各々の大量被計量物の重量を計量するステップと、複数の各々の少量被計量物の重量を計量するステップと、前記複数の大量被計量物の中から前記計量した重量値の大きいまたは小さい順番に1つずつ選択するとともに、前記複数の少量被計量物の中から前記計量した重量値の小さいまたは大きい順番に1つずつ選択し、順番に選択する1つの大量被計量物と1つの少量被計量物とからなる組合せを順次求め、この求めた組合せの被計量物の合計重量値が目標重量値以上である場合に前記組合せを適量組合せに定めるステップと、前記適量組合せに選択されている前記大量被計量物と前記少量被計量物とを報知するステップとを有している。
この方法によれば、適量組合せが順次報知されるので、順次報知される各適量組合せの大量被計量物と少量被計量物とを1つのパックに順次いれることで複数のパック入り商品を生産できる。すなわち、複数の大量被計量物と複数の少量被計量物とを計量すれば、順次報知される各適量組合せの被計量物をパックにいれることで複数のパック入り商品を連続して生産でき、同じ作業を連続して行えるので、作業能率を向上させることができる。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において、大量被計量物とは、その重量が目標重量値の50%以上で、目標重量値未満である被計量物であり、少量被計量物とは、その重量が目標重量値の50%未満である被計量物である。
本発明は、以上に説明した構成を有し、パック入り商品等を生産する際に、作業能率を向上させることができる計量装置及び組合せ計量方法を提供することができるという効果を奏する。
(a)は、本発明の第1の実施形態の計量装置の平面図であり、(b)は、同計量装置の側面図である。 本発明の第1の実施形態の計量装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の計量装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の計量装置の構成及び作業手順を示す図である。 本発明の第2の実施形態の計量装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(第1の実施形態)
図1(a)は、本発明の第1の実施形態の計量装置の平面図であり、図1(b)は、同計量装置の側面図である。また、図2は、同計量装置の構成を示すブロック図である。
この計量装置は、被計量物の供給及び排出(取出し)が作業者の手作業によって行われる2台の手動式組合せ秤A、Bを備えている。これら2台の組合せ秤A、Bは、同一の構成をしており、それぞれ、作業者によって被計量物が載せられる複数の計量皿1と、各計量皿1を支持し、計量皿1上の被計量物の重量を計量するためのロードセル等からなる重量センサ2と、複数の表示灯3と、表示灯3が取り付けられる表示灯取付板4と、装置フレーム5と、表示灯取付板4の端部に取り付けられた操作スイッチ6と、制御装置11と、操作表示器12とを備えている。各重量センサ2、表示灯取付板4及び操作表示器12は装置フレーム5に固定されている。また、制御装置11は操作表示器12の内部に収納されている。
各重量センサ2により計量される各計量皿1上の被計量物の重量は制御装置11へ入力される。表示灯3は、例えば3色LED(発光ダイオード)を用いて構成され、組合せ報知手段として用いられる。表示灯3は、各々の計量皿1に対応して、それぞれ対応する計量皿1の近傍に設けられ、制御装置11によってその点灯及び消灯等が制御される。また、操作スイッチ6は、例えば押しボタン式のものであり、制御装置11と接続され、作業者が必要に応じて押すことにより、トリガー信号が制御装置11へ入力される。
操作表示器12は、制御装置11と接続され、例えばタッチスクリーン式のディスプレイ画面を備え、組合せ秤の操作およびその動作条件の設定等を行うための入力手段としての機能を有するとともに、制御装置11によって算出される組合せ重量値等を表示する出力手段としての機能を有する。
制御装置11は、例えばマイクロコンピュータ等によって構成され、その組合せ秤全体の動作を制御する。例えば、各重量センサ2から重量値(重量センサ2が支持している計量皿1に載っている被計量物の重量値)を取得し、操作スイッチ6からトリガー信号を入力し、各表示灯3及び操作表示器12を制御する。なお、制御装置11は、必ずしも単独の制御装置で構成される必要はなく、複数の制御装置が分散配置されていて、それらが協働して組合せ秤の動作を制御するよう構成されていてもよい。
また、本実施形態の計量装置では、組合せ秤Aの制御装置11と、組合せ秤Bの制御装置11とが、互いの通信部13、13を介して、例えばLAN(ローカルエリアネットワーク)ケーブルによって接続され、例えば大小組合せ動作モードのときに組合せ秤Aの制御装置11と組合せ秤Bの制御装置11との間で必要な情報を通信可能に構成されている。組合せ秤A、Bのそれぞれの通信部13、13は、組合せ秤A,Bの制御装置11、11の間で通信を行うための通信手段である。
また、組合せ秤A、Bは、それぞれ単独動作モードと大小組合せ動作モードとの2つの動作モードを有し、設定される動作モードに応じて動作(運転)するように構成されている。例えば作業者は、組合せ秤A、Bの操作表示器12を操作することによって、単独動作モードと大小組合せ動作モードとのうちのいずれか1つの動作モードを選択して組合せ秤A、Bを動作(運転)させる。
各組合せ秤A,Bにおいて、動作モードを設定する場合、例えば操作表示器12のタッチスクリーン式のディスプレイ画面に動作モード設定用の画面を表示させる。この動作モード設定用の画面には、設定可能な動作モードのタッチキーとして、例えば、単独動作モード設定用タッチキーと、大小組合せ動作モード設定用タッチキーとが表示され、いずれか1つのタッチキーをタッチすることにより、そのタッチされたタッチキーに対応する動作モードが制御装置11に設定されるようになっている。
〔組合せ秤A,Bの単独動作モードの動作例〕
次に組合せ秤A,Bの単独動作モードにおける動作の一例について説明する。組合せ秤A,Bはそれぞれ単独動作モードでは、個別に同様の動作が可能であり、この動作は各々の組合せ秤A,Bの制御装置11の制御によって実現される。
この場合、作業者は、空の計量皿1に被計量物を供給し、表示灯3が点灯されると、点灯した表示灯3に対応する計量皿1から被計量物を取り出して例えば1つの袋に入れる作業を行う。被計量物は、例えば、たらこや魚の切り身等であり、各計量皿1に略同等量の被計量物が供給される。
制御装置11は、各重量センサ2からの重量値を所定時間間隔で取得して、重量センサ2からの重量値(被計量物の重量値)に基づいて組合せ演算を行い、重量値の合計が所定重量範囲内となる被計量物の組合せを1つ求める。そして、制御装置11は、組合せに選択されている被計量物が載っている計量皿1に対応する表示灯3を点灯させた後、作業者によって排出組合せに選択されている被計量物が計量皿1から全て取り出されると、点灯している全ての表示灯3を消灯する。以上の動作が繰り返し行われる。
以上のように組合せ秤Aと組合せ秤Bとは、単独動作モードのときに、各々個別に使用することができる。
〔大小組合せ動作モードにおける動作例〕
次に、本実施形態の計量装置の大小組合せ動作モードにおける動作の一例について説明する。この場合、前述のように、組合せ秤Aと組合せ秤Bとを大小組合せ動作モードに設定する。この大小組合せ動作モードでは、組合せ秤Aの制御装置11と組合せ秤Bの制御装置11とが、互いの通信部13、13を介して互いに必要な情報等の送受信を行う。
図3は、この計量装置の大小組合せ動作モードにおける動作例の組合せ秤Aの制御装置11による処理の概略を示すフローチャートである。以下では、組合せ秤AをA機、組合せ秤BをB機と言い、組合せ秤Aの制御装置11をA機制御装置11、組合せ秤Bの制御装置11をB機制御装置11と言う。本例では、A機制御装置11が、組合せ手段(順位付け手段及び順位組合せ手段)として機能する。また、A機及びB機の各表示灯3が適量組合せに選択されている被計量物を作業者へ報知する報知手段である。
まず、作業者は、A機の操作表示器12を操作することにより、A機を大小組合せ動作モードに設定するとともに、目標重量値をA機制御装置11に設定する(ステップS11)。ここで、作業者は、B機の操作表示器12を操作することによりB機を大小組合せ動作モードに設定する。
なお、本例では、A機及びB機が大小組合せ動作モードに設定されたとき、A機の各計量皿1には大量被計量物を載せ、B機の各計量皿1には少量被計量物を載せるように予め定められている。A機に備えられている、計量皿1が取り付けられた重量センサ2によって大量被計量物の重量を計量する第1の計量手段が構成され、B機に備えられている、計量皿1が取り付けられた重量センサ2によって少量被計量物の重量を計量する第2の計量手段が構成されている。ここで、大量被計量物とは、その重量が目標重量値の50%以上で、目標重量値未満である被計量物であり、少量被計量物とは、その重量が目標重量値の50%未満である被計量物である。なお、実際は、大量被計量物と少量被計量物とはその重量値が少量被計量物より大量被計量物の方が大きいことが一目瞭然となるように、大量被計量物を、目標重量値の60%〜90%程度の重量の被計量物とし、少量被計量物を、目標重量値の40%〜10%程度の重量の被計量物とする場合が多いと考えられる。例えば、3切の魚の切り身で1パック200g(目標重量値が200g)のパック入り商品を生産する場合、組合せ秤Aの各計量皿1に2切の魚の切り身(大量被計量物)を載せ、組合せ秤Bの各計量皿1には1切の魚の切り身(少量被計量物)を載せる。
次に、A機の操作表示器12を用いて運転開始操作が行われることにより運転開始信号を入力すると運転を開始する(ステップS12)。このとき、A機制御装置11は、B機制御装置11へ運転開始指示信号を送信し、これを受けてB機制御装置11も運転を開始する。
運転を開始すると、作業者は、A機の各計量皿1へ大量被計量物を載せ、B機の各計量皿1へ少量被計量物を載せる。
また、運転が開始されると、A機制御装置11では、A機の各重量センサ2からの重量値(被計量物の重量値)を所定時間間隔で取得する。また、B機制御装置11も同様にして、B機の各重量センサ2からの重量値(被計量物の重量値)を所定時間間隔で取得する。そして、B機制御装置11では、重量値を取得するたびに、その計量データ(重量値及び計量皿の番号)をA機制御装置11へ送信する。
ステップS13では、A機の各重量センサ2からの重量値に基づいてA機の各計量皿1に被計量物が載せられているか否かを判断し、A機の全ての計量皿1に被計量物が載せられていれば、ステップS14へ進み、そうでなければステップS15へ進む。ステップS14では、B機制御装置11から送信されてきた計量データに基づいてB機の全ての計量皿1に被計量物が載せられているか否かを判断し、全ての計量皿1に被計量物が載せられていれば、ステップS16へ進み、そうでなければステップS15へ進む。また、A機あるいはB機の全ての計量皿1に被計量物が載せられていなくても、作業者が例えばA機の操作スイッチ6を押すと、A機制御装置11にトリガー信号(組合せ開始信号)が入力され(ステップS15)、ステップS16へ進む。
ステップS16では、A機の計量皿1に載っている大量被計量物に対してその重量値に応じた順位付けを行う。例えば、重量値の大きい被計量物から順に1位、2位、3位、・・・、m位と順位を付ける。
次のステップS17では、B機の計量皿1に載っている少量被計量物に対してその重量値に応じた順位付けを行う。例えば、重量値の大きい被計量物から順に1位、2位、3位、・・・、n位と順位を付ける。
次に、繰り返し変数kを1にセットし(ステップS21)、k回目の組合せ処理を行う(ステップS22)。このk回目の組合せ処理では、A機のk位の被計量物とB機の(n−k+1)位の被計量物とを組合せる。例えば、図1のように、A機、B機ともに計量皿1を12個備え、それら全ての計量皿1に被計量物が載せられた場合には、n=m=12である。ここで、k=1の場合には、A機の1位の被計量物(最も重い大量被計量物)とB機の12位の被計量物(最も軽い少量被計量物)とが組合せられ、k=2の場合には、A機の2位の被計量物とB機の11位の被計量物とが組合せられる。以下、同様にしてk=12まで行われ、k=12の場合には、A機の12位の被計量物(最も軽い大量被計量物)とB機の1位の被計量物(最も重い少量被計量物)とが組合せられる。
そして、ステップS22で求めた組合せの合計重量(組合せ重量値)が目標重量値以上であるか否かを判定し(ステップS23)、目標重量値以上である場合は上記組合せを適量組合せに決めてステップS24へ進み、目標重量値以上でない場合すなわち目標重量値未満の場合はステップS29へ進む。
ステップS24では、適量組合せ(ステップS22で求めた組合せ)に選択されているB機の被計量物の計量皿1の番号をB機制御装置11へ送信する。
そして、ステップS25では、適量組合せに選択されているA機の被計量物の計量皿1に対応する表示灯3を点灯させる。また、B機制御装置11では、適量組合せに選択されている計量皿1の番号を受信すると、その計量皿1に対応する表示灯3を点灯させる。
作業者は、A機の点灯している表示灯3に対応する計量皿1の被計量物と、B機の点灯している表示灯3に対応する計量皿1の被計量物とを取り出して、取り出した被計量物を1つのパックに入れる。これにより、1パックの商品の生産がなされる。
A機制御装置11は、適量組合せに選択されているA機の被計量物が計量皿1から取り出されたか否かを判定し(ステップS26)、取り出されていれば表示灯3を消灯する(ステップS27)。また、B機制御装置11も、適量組合せに選択されているB機の被計量物が計量皿1から取り出されたか否かを判定し、取り出されていれば表示灯3を消灯し、B機の適量組合せの被計量物が取り出された旨をA機制御装置11へ送信する。なお、A機制御装置11及びB機制御装置11は、重量センサ2からの重量値(被計量物の重量値)が例えば零になったか否か、あるいは零に近い正の所定値以下になったか否かによって被計量物が計量皿1から取り出されたか否かを判定する。
A機制御装置11は、B機から適量組合せの被計量物が取り出された旨を受信すると(ステップS28)、ステップS29へ進み、全ての適量組合せを求めたか否かを判定する。ここでは、繰り返し変数kが上記mとnのいずれかに等しければ全ての適量組合せを求めたと判定し、そうでなければ、全ての適量組合せを求めていないと判定する。全ての適量組合せを求めたと判定した場合には組合せが終了した旨を報知し(ステップS31)、ステップS13へ戻る。ステップS31での報知は、例えば、A機の操作表示器12の画面に組合せが終了した旨を表示することにより行う。
また、全ての適量組合せを求めていない場合には、繰り返し変数kの値を1増加し(ステップS30)、ステップS22へ戻って同様の処理を繰り返す。
作業者は、例えば、作業終了直前までは、A機及びB機にそれぞれ全て(本例では12個)の計量皿1に被計量物を載せて、適量組合せに選択される被計量物を取り出してパックに入れる作業を繰り返すが、作業終了直前のときには、A機にのせる大量被計量物及びB機にのせる少量被計量物の個数が12個ずつ揃わない場合がある。その場合には、作業者はあるだけの被計量物を大量被計量物と少量被計量物とに分けて、A機及びB機の計量皿1へ載せて例えばA機の操作スイッチ6を押す。この操作スイッチ6が押されると、A機制御装置11にトリガー信号(組合せ開始信号)が入力され(ステップS15)、ステップS16へ進み、以下、前述と同様の処理を行う。なお、B機の操作スイッチ6を押すことによりB機制御装置11から上記トリガー信号に相当する組合せ開始信号がA機制御装置11へ入力されるように構成されていてもよい。
本実施形態では、A機の複数の各計量皿1へ大量被計量物を載せて、B機の複数の各計量皿1へ少量被計量物を載せると、適量組合せが順次報知(表示灯3が点灯)されるので、順次報知される各適量組合せの大量被計量物と少量被計量物とを1つのパックに順次いれることで複数のパック入り商品を生産できる。すなわち、A機及びB機の各計量皿1へ被計量物を載せると、最大で12個のパック入り商品を連続して生産でき、1個のパック入り商品を生産するたびに計量皿1へ被計量物を載せる必要がなく、同じ作業を連続して行えるので、作業能率が向上する。
なお、本実施形態では、大小組合せ動作モードを2台の組合せ秤を用いて実現するようにしたが、1台の組合せ秤で実現するように構成してもよい。この場合、1台の組合せ秤において、例えば12個の計量皿1を、大量被計量物を載せる6個の計量皿1と少量被計量物を載せる6個の計量皿1とに分けるようにすればよい。この場合、大量被計量物を載せる6個の計量皿1と少量被計量物を載せる6個の計量皿1とは、大小組合せ動作モードを設定した時に自動的に定められるように構成されていてもよいし、操作表示器12を操作することによって自由に設定あるいは変更できるように構成されていてもよい。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態の計量装置の構成及び作業手順を示す図である。
この計量装置Cは、本体20と、作業者によって被計量物が載せられる計量皿21とを備えている。本体20の内部には、計量皿21を支持し、計量皿21上の被計量物の重量を計量するためのロードセル等からなる重量センサ22と、制御装置23とが収納されている。また、本体20の前面には重量値等を表示するための表示器24と操作部25とが設けられている。制御装置23は、CPU及びメモリ等によって構成され、メモリにはCPUが実行するプログラムが格納されるとともに計量データ等が記憶される。そして、制御装置23は、重量センサ22により計量された被計量物の重量値を取得するとともに、操作部25の操作による入力信号を入力する。また、制御装置23は、表示器24を制御する。
本実施形態の計量装置Cは、通常の上皿秤として使用するための通常動作モードと、本実施形態の計量装置として使用するための大小組合せ動作モードとを切替えることができる。この切り替えは、操作部25を操作して行われる。大小組合せモードにおいて、制御装置23は、そのCPUが組合せ手段(順位付け手段及び順位組合せ手段)及び大小判別手段として機能し、そのメモリが記憶手段として機能する。また、表示器24が適量組合せに選択されている被計量物を作業者へ報知する報知手段として機能する。また、計量皿21が取り付けられた重量センサ22によって被計量物の重量を計量する計量手段が構成される。
以下では、大小組合せ動作モードについて説明する。ここでは、例えば鳥肉のから揚げが4個入ったパック入り商品を生産する場合を例に説明する。
作業者は、操作部25を操作して、パック入り商品の目標重量値を制御装置23に入力すると、制御装置23はその目標重量値を記憶する。なお、ここでは、パック入り商品の目標重量値は風袋抜きの重量値(鳥肉のから揚げのみの重量値)とする。
まず、作業手順の概略について説明する。作業者は、計量を開始する前に、例えば鳥肉のから揚げを3個載せたトレー30aを複数個(本例では10個)準備するとともに、鳥肉のから揚げを1個載せたトレー30bを複数個(本例では10個)準備する。ここで、各トレー30aに載せられた3個のから揚げが大量被計量物であり、各トレー30bに載せられた1個のから揚げが少量被計量物である。ここで、大量被計量物及び少量被計量物の意味(定義)は第1の実施形態の場合と同様であり、大量被計量物とは、その重量が目標重量値の50%以上で、目標重量値未満である被計量物であり、少量被計量物とは、その重量が目標重量値の50%未満である被計量物である。
そして、計量を開始すると、作業者は、例えば大量被計量物の載っているトレー30aを1個ずつ順番に計量皿21に載せて計量し、計量したトレー30aを載せ板31の上に順番に載せていく。載せ板31の表面は、L1〜L10の領域と、S1〜S10の領域とに区分されている。ここでは、各トレー30aを計量した順に、L1、L2、L3、・・・、L10の各領域へ順番に載せる。すなわち、10個のトレー30aのうち、x番目に計量されたトレー30aは領域Lx(x=1〜10)上に載せられる。次に、少量被計量物の載っているトレー30bを1個ずつ順番に計量皿21に載せて計量し、計量したトレー30bを載せ板31のS1、S2、S3、・・・、S10の各領域へ順番に載せる。すなわち、10個のトレー30bのうち、x番目に計量されたトレー30bは領域Sx(x=1〜10)上に載せられる。なお、各トレー30a、30bの計量を行うとき、計量した重量値が確定すると、その重量値が表示器24に表示されるので、重量値が表示器24に表示されると、作業者は次のトレーの計量を行うようにする。
このようにして、計量作業が終了すると、表示器24に1つのパックに入れるべき、大量被計量物と少量被計量物との適量組合せが表示される。例えば、「L1−S3」と表示されれば、載せ板31のL1の領域とS3の領域とに載せられている被計量物を取り出して1つのパックに入れる。これにより、1パックの商品の生産がなされる。同様にして、順次、表示器24に表示される適量組合せの被計量物を1つのパックに入れる作業を行う。なお、前述の表示器24の表示例の「L1−S3」では、大量被計量物をL、少量被計量物をSとし、それに計量した順番の番号が付加されて適量組合せが表示されている。したがって、計量作業において、計量した大量被計量物及び少量被計量物をそれぞれ計量した順番に並べておけば、あとからでも(適量組合せが表示されたときに)計量した順番がわかるので、必ずしも載せ板31を使用する必要はないが、少なくとも番号を付けた場所に並べるようにした方が適量組合せの被計量物を取り出すときに、取り出し間違いを防止できる。
次に、この計量装置Cの動作を説明する。図5は、この計量装置Cの動作の一例を示すフローチャートである。この動作は制御装置23によって実行される。
まず、作業者は、操作部25を操作することにより、大小組合せ動作モードに設定するとともに、目標重量値を制御装置23に設定する(ステップS41)。
次に、操作部25を用いて計量開始操作が行われることにより計量開始信号を入力すると計量動作を開始する(ステップS42)。
計量動作を開始すると、作業者は、前述の計量作業を行う。すなわち、準備しておいた大量被計量物が載せられた複数のトレー30aを計量皿21へ順番に載せて計量し、載せ板31の領域L1〜L10へ順番に載せた後、続いて、少量被計量物が載せられた複数のトレー30bを計量皿21へ順番に載せて計量し、載せ板31の領域S1〜S10へ順番に載せる。このとき、制御装置23は、重量センサ22からの重量値に基づいて計量皿21に被計量物が載せられているか否かを判断し(ステップS43)、計量皿21に被計量物が載せられているときにその重量値(トレー30a、30bの重量が除かれた被計量物のみの重量値)を取得すると、その重量値が目標重量値の50%以上であるか否かによってその重量値の被計量物が大量被計量物であるか少量被計量物であるかを判定し、その判定結果及び計量した順番を被計量物の重量値とともに記憶する(ステップS44)。ここで、計量した順番については、上記判定結果に基づいて大量被計量物と少量被計量物とに分けて順番を付して記憶する。例えば上記判定結果が大量被計量物である場合には、大量被計量物の何番目かを記憶し、上記判定結果が少量被計量物である場合には、少量被計量物の何番目かを記憶する。
次に、計量作業が終了すると、作業者は操作部25の組合せスイッチ26を押す。この組合せスイッチ26が押されると、制御装置23にトリガー信号(組合せ信号)が入力される。制御装置23は、トリガー信号が入力されると(ステップS45)、ステップS46へ進む。
ステップS46では、計量した大量被計量物に対してその重量値に応じた順位付けを行う。例えば、重量値の大きい被計量物から順に1位、2位、3位、・・・、m位と順位を付ける。
次のステップS47では、計量した少量被計量物に対してその重量値に応じた順位付けを行う。例えば、重量値の大きい被計量物から順に1位、2位、3位、・・・、n位と順位を付ける。
次に、繰り返し変数kを1にセットし(ステップS51)、k回目の組合せ処理を行う(ステップS52)。このk回目の組合せ処理では、k位の大量被計量物と(n−k+1)位の少量被計量物とを組合せる。このステップS51、S52は図3のステップS21、S22と同様の処理である。
そして、ステップS52で求めた組合せの合計重量(組合せ重量値)が目標重量値以上であるか否かを判定し(ステップS53)、目標重量値以上である場合は上記組合せを適量組合せに決めてステップS54へ進み、目標重量値以上でない場合すなわち目標重量値未満の場合はステップS58へ進む。
ステップS54では、適量組合せ(ステップS52で求めた組合せ)を作業者に報知する。この報知は、例えば、前述のように表示器24に「L1−S3」というような適量組合せの表示を行わせることにより行う。作業者は、表示された適量組合せの被計量物を取り出して1つのパックに入れる。そして、組合せスイッチ26を押す。この組合せスイッチ26が押されると、制御装置23にトリガー信号が入力される。制御装置23は、トリガー信号が入力されると(ステップS55)、ステップS56へ進み、前述の適量組合せの表示を終え(ステップS56)、次のステップS57へ進む。
ステップS57では、全ての適量組合せを求めたか否かを判定する。ここでは、繰り返し変数kが上記mとnのいずれかに等しければ全ての適量組合せを求めたと判定し、そうでなければ、全ての適量組合せを求めていないと判定する。全ての適量組合せを求めたと判定した場合には組合せが終了した旨を報知し(ステップS59)、ステップS42へ戻る。ステップS59での報知は、例えば、表示器24の画面に組合せが終了した旨を表示することにより行う。そして、再び作業者が次の複数のトレー30a、30bを準備して、計量作業を行うために、計量開始操作を行うと、ステップS42からの処理が繰り返される。なお、図5には図示していないが、終了操作を行うと計量動作を終了する。
また、全ての適量組合せを求めていない場合には、繰り返し変数kの値を1増加し(ステップS58)、ステップS52へ戻って同様の処理を繰り返す。
なお、操作部25の詳細は図示していないが、例えば、動作モード切替スイッチが設けられて、それを押すたびに大小組合せ動作モードと通常動作モードとが切り替えられるように構成されている。また、大小組合せ動作モードにしたときに表示器24の画面上に目標重量値を表示してその値を所望の値に設定するための操作キー等が設けられている。また、大小組合せ動作モードにしたときの計量開始スイッチが設けられ、それを押すことによってステップS42の計量開始信号が制御装置23に入力される。
本実施形態では、予め、大量被計量物を入れたトレー30aと少量被計量物を入れたトレー30bとをそれぞれ複数準備し、それぞれのトレーを順番に計量して、大量被計量物と少量被計量物とを区分して計量順に並べれば、適量組合せが順次報知(表示器24で表示)されるので、順次報知される各適量組合せの大量被計量物と少量被計量物とを1つのパックに順次いれることで複数のパック入り商品を生産できる。すなわち、大量被計量物を入れたトレー30aと少量被計量物を入れたトレー30bとを例えば10個ずつ準備し、それらを順次計量すれば、被計量物の入れ替え等を行うことなく、最大で10個のパック入り商品を連続して生産でき、同じ作業を連続して行えるので、作業能率が向上する。店頭などにおいてパック入り商品を生産するのに好適である。
なお、本実施形態では、制御装置23が被計量物の重量値に基づいて大量被計量物であるか少量被計量物であるかを判定するように構成したが、これに限られない。例えば、制御装置23に接続された大量被計量物と少量被計量物との各々の計量開始スイッチを設けておいて、作業者が大量被計量物の計量開始スイッチを押してから計量される被計量物については制御装置23が大量被計量物として認識し、少量被計量物の計量開始スイッチを押してから計量される被計量物については制御装置23が少量被計量物として認識するように構成してもよい。本実施形態のように、被計量物の重量値に基づいて大量被計量物であるか少量被計量物であるかを判定することにより、大量被計量物と少量被計量物とが交互に計量されたとしても、計量する被計量物に応じたスイッチ(大量被計量物と少量被計量物との各々の計量開始スイッチ)を操作しなくてもよいので、計量作業がはかどる。
また、本実施形態では、適量組合せを1組ずつ順に表示器24に表示するようにしたが、複数組(例えば2組)ずつ表示器24に表示するように構成してもよい。
なお、上記第1、第2の実施形態では、k位の大量被計量物と(n−k+1)位の少量被計量物との組合せを求め、その組合せの組合せ重量値が目標重量値未満の場合には、その組合せ(不足組合せ)の被計量物を飛ばして、次の組合せの被計量物について組合せ重量値が目標重量値であるか否かを判定するようにしているが、次のようにしてもよい。例えば、上記不足組合せがp位の大量被計量物とq位の少量被計量物との組合せであった場合、次の組合せをp位の大量被計量物と(q−1)位の少量被計量物との組合せとするようにしてもよい。すなわち、次の組合せは、少量被計量物を次に重量の大きい少量被計量物と入替えた組合せになり、大量被計量物には前の組合せ(不足組合せ)で選ばれた大量被計量物を用いる。
また、上記第1、第2の実施形態では、大量被計量物については重量が大きい順(順位が上位の順)に組合せに選ぶとともに、少量被計量物については重量が小さい順(順位が下位の順)に組合せに選ぶようにしたが、逆でもよい。すなわち、大量被計量物については重量が小さい順(順位が下位の順)に組合せに選ぶとともに、少量被計量物については重量が大きい順(順位が上位の順)に組合せに選ぶようにしてもよい。また、この場合にも、上記不足組合せがあった場合、不足組合せの被計量物を飛ばして、次の組合せの被計量物について組合せ重量値が目標重量値であるか否かを判定するようにしてもよいし、上記不足組合せがp位の大量被計量物とq位の少量被計量物との組合せであった場合、次の組合せを(p−1)位の大量被計量物とq位の少量被計量物との組合せとするようにしてもよい。この場合、次の組合せは、大量被計量物を次に重量の大きい大量被計量物と入替えた組合せになり、少量被計量物には前の組合せ(不足組合せ)で選ばれた少量被計量物を用いる。
なお、上記第1、第2の実施形態では、大量被計量物及び少量被計量物ともに、重量値の大きいものが上位となるように順位を付したが、これに限られない。例えば、大量被計量物及び少量被計量物ともに、重量値の小さいものが上位となるように順位を付すようにしてもよいし、大量被計量物及び少量被計量物のうちの一方については重量値の大きいものが上位となるように順位を付し、他方については重量値の小さいものが上位となるように順位を付すようにしてもよい。また、特に順位を付さなくてもよい。要するに、複数の大量被計量物の中から重量値の大きいものから順番に1つずつ選択するとともに、複数の少量被計量物の中から重量値の小さいものから順番に1つずつ選択し、順番に選択する1つの大量被計量物と1つの少量被計量物とからなる組合せを求めるようにすればよい。あるいは、複数の大量被計量物の中から重量値の小さいものから順番に1つずつ選択するとともに、複数の少量被計量物の中から重量値の大きいものから順番に1つずつ選択し、順番に選択する1つの大量被計量物と1つの少量被計量物とからなる組合せを求めるようにしてもよい。
本発明は、例えばパック入り商品を効率よく生産できる計量装置等として有用である。
A、B 組合せ秤
1 計量皿
2 重量センサ
3 表示灯
6 操作スイッチ
11 制御装置
12 操作表示器
C 上皿秤
21 計量皿
22 重量センサ
23 制御装置
24 表示器
25 操作部
26 組合せスイッチ

Claims (7)

  1. 複数の各々の大量被計量物と複数の各々の少量被計量物との重量を計量するための計量ユニットと、
    前記計量ユニットから前記複数の各々の大量被計量物の重量値と前記複数の各々の少量被計量物の重量値とを取得し、前記重量値を取得した全ての大量被計量物の中から前記重量値の大きい順番に1つずつ選択するとともに前記重量値を取得した全ての少量被計量物の中から前記重量値の小さい順番に1つずつ選択するか、もしくは、前記重量値を取得した全ての大量被計量物の中から前記重量値の小さい順番に1つずつ選択するとともに前記重量値を取得した全ての少量被計量物の中から前記重量値の大きい順番に1つずつ選択し、順番に選択する1つの大量被計量物と1つの少量被計量物とからなる組合せを順次求め、この求めた組合せの被計量物の合計重量値が目標重量値以上である場合に前記組合せを適量組合せに定める組合せ手段と、
    前記適量組合せを報知する報知手段と
    を備えた計量装置。
  2. 前記組合せ手段は、
    前記計量ユニットから前記複数の各々の大量被計量物の重量値と前記複数の各々の少量被計量物の重量値とを取得し、前記重量値を取得した全ての大量被計量物に対して前記重量値の大きい順番に順位を付すとともに前記重量値を取得した全ての少量被計量物に対して前記重量値の大きい順番に順位を付すか、もしくは、前記重量値を取得した全ての大量被計量物に対して前記重量値の小さい順番に順位を付すとともに前記重量値を取得した全ての少量被計量物に対して前記重量値の小さい順番に順位を付す順位付け手段と、
    前記順位を付した大量被計量物の中から前記順位の高い順番に1つずつ選択するとともに前記順位を付した少量被計量物の中から前記順位の低い順番に1つずつ選択するか、もしくは、前記順位を付した大量被計量物の中から前記順位の低い順番に1つずつ選択するとともに前記順位を付した少量被計量物の中から前記順位の高い順番に1つずつ選択し、順番に選択する1つの大量被計量物と1つの少量被計量物とからなる組合せを順次求め、この求めた組合せの被計量物の合計重量値が目標重量値以上である場合に前記組合せを適量組合せに定める順位組合せ手段とを有した、請求項1に記載の計量装置。
  3. 前記計量ユニットは、
    大量被計量物が載せられる複数の第1の計量皿と、
    各々の前記第1の計量皿に載せられる大量被計量物の重量を計量する複数の第1の計量手段と、
    少量被計量物が載せられる複数の第2の計量皿と、
    各々の前記第2の計量皿に載せられる少量被計量物の重量を計量する複数の第2の計量手段とを備え、
    前記組合せ手段は、
    前記複数の第1の計量手段から各々の前記大量被計量物の重量値を取得するとともに、前記複数の第2の計量手段から各々の前記少量被計量物の重量値を取得するように構成された、請求項1または2に記載の計量装置。
  4. 被計量物が載せられる複数の計量皿と、各々の前記計量皿に載せられる被計量物の重量を計量する複数の計量手段と、組合せ報知手段と、制御装置とを備え、かつ、第1の動作モードと第2の動作モードとを有する2台の組合せ秤によって計量装置が構成されており、
    各々の前記組合せ秤は、前記第1の動作モードのときには個別に動作し、前記制御装置が前記計量皿に載っている被計量物の重量値の合計が所定重量範囲内となる被計量物の組合せを1つ求め、その組合せを前記組合せ報知手段によって報知するよう構成されており、
    前記2台の組合せ秤が前記第2の動作モードのときには、前記2台の組合せ秤の前記制御装置の間で必要な情報の通信を行うよう構成されるとともに、一方の前記組合せ秤の前記計量皿、前記計量手段が、それぞれ前記第1の計量皿、前記第1の計量手段となり、他方の前記組合せ秤の前記計量皿、前記計量手段が、それぞれ前記第2の計量皿、前記第2の計量手段となり、前記2台の組合せ秤の前記組合せ報知手段が前記報知手段となり、前記2台の組合せ秤のいずれかの前記制御装置が前記組合せ手段となり、前記報知手段は前記組合せ手段によって順次定められる前記適量組合せを順次報知するよう構成された、請求項3に記載の計量装置。
  5. 前記計量ユニットは、
    被計量物が載せられる計量皿と、
    前記計量皿に載せられる被計量物の重量を計量する計量手段と、
    前記複数の各々の大量被計量物と前記複数の各々の少量被計量物とが前記計量皿に順次載せられたときに前記計量手段により順次計量される重量値を記憶する記憶手段とを備え、
    前記組合せ手段は、
    前記記憶手段から各々の前記大量被計量物の重量値と各々の前記少量被計量物の重量値とを取得するように構成された、請求項1または2に記載の計量装置。
  6. 前記計量手段で計量される重量値に基づいて前記計量皿に載せられている被計量物が前記大量被計量物と前記少量被計量物とのいずれであるかを判別する大小判別手段をさらに備えた、請求項に記載の計量装置。
  7. 複数の各々の大量被計量物の重量を計量するステップと、
    複数の各々の少量被計量物の重量を計量するステップと、
    前記計量した全ての大量被計量物の中から前記計量した重量値の大きい順番に1つずつ選択するとともに前記計量した全ての少量被計量物の中から前記計量した重量値の小さい順番に1つずつ選択するか、もしくは、前記計量した全ての大量被計量物の中から前記計量した重量値の小さい順番に1つずつ選択するとともに前記計量した全ての少量被計量物の中から前記計量した重量値の大きい順番に1つずつ選択し、順番に選択する1つの大量被計量物と1つの少量被計量物とからなる組合せを順次求め、この求めた組合せの被計量物の合計重量値が目標重量値以上である場合に前記組合せを適量組合せに定めるステップと、
    前記適量組合せを報知するステップと
    を有する組合せ計量方法。
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