JPH0742438U - 噴出器のポンプ - Google Patents

噴出器のポンプ

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JPH0742438U
JPH0742438U JP7374593U JP7374593U JPH0742438U JP H0742438 U JPH0742438 U JP H0742438U JP 7374593 U JP7374593 U JP 7374593U JP 7374593 U JP7374593 U JP 7374593U JP H0742438 U JPH0742438 U JP H0742438U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
cylinder
ejection pipe
pipe
cylinder chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP7374593U
Other languages
English (en)
Inventor
泰徳 海野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitani Valve Co Ltd
Original Assignee
Mitani Valve Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 いわゆる蓄圧構造型のポンプにおいて、押下
釦をゆっくり押し下げたときと急激に押し下げたときの
吐出量を同じくし、使い勝手を良くする。 【構成】 シリンダ12内に噴出管19とピストン18
を往復動自在に設ける。そのピストン18の上部外周に
第1シール部18cを形成し、下端に第2シール部18
dを形成するとともに、第1シール部18cの下方に第
3シール部18kを形成する。そして、ピストン18の
押し下げ最終行程で該ピストン18の押し下げを制動し
て噴出管19に制動を加える密閉室30を、シリンダ1
2内の前記第3シール部18kと前記第2シール部18
d間に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、化粧用・殺虫用・除菌用・塗装用等の噴出器に適用し得る。詳し くは、そのような噴出器において、噴出管を押し込んでピストンを押し下げ、シ リンダ室内の圧力を高めて噴出管に対してピストンを移動し、その間に隙間をつ くってシリンダ室内の内容物をその隙間から噴出管内を通して外部へと勢い良く 吐出する、いわゆる蓄圧構造型のポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のポンプは、たとえば図5に示すように、シリンダa内の下方の 吸込口側に逆止弁bを設け、噴出管c及びピストンdを往復動自在に設けるとと もに、そのピストンdをコイルバネeで前記噴出管cに押し当ててその内部の噴 出通路fを塞ぎ、シリンダ室jを形成する。そして、容器gの口部にホルダhを 介して取り付け、噴出管cの上部に押下釦iを取り付けてなる。
【0003】 しかして、内容物を吐出するときは、押下釦iに手を掛けて押し下げ、噴出管 cを押し込んでピストンdを押し下げ、シリンダ室j内の圧力を高めて噴出管c に対してピストンdを移動し、その間に隙間をつくって前記シリンダ室j内の内 容物をその隙間から噴出通路f内に送り、その噴出通路f内を通して押下釦iの ノズルkから勢い良く吐出していた。
【0004】 その後、前記押下釦iから手を離すと、前記噴出管c及びピストンdをコイル バネeの付勢力でともに復帰し、そのときシリンダ室j内を負圧化し、前記逆止 弁bを開いて容器g内の内容物をシリンダ室j内に吸い込んでいた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のそのようなポンプでは、前記押下釦iを急激に押し下げ ると、前記シリンダ室j内の内容物が前記噴出通路fで大きな流出制限を受けて シリンダ室j内の圧力が一気に高まり、前記噴出管cを変形してシリンダ室j内 の内容物の一部が空間に漏れることがあった。 このため、押下釦iをゆっくりと押し下げたときと急激に押し下げたときとで は、ノズルkからの吐出量が相違する問題があった。
【0006】 そこで、この考案の目的は、いわゆる蓄圧構造型のポンプにおいて、押下釦を ゆっくり押し下げたときと急激に押し下げたときの吐出量を同じくし、使い勝手 を良くすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載の考案は、たとえば以下の図示実施例に示すとおり 、噴出管19を押し込んでピストン18を押し下げ、シリンダ室25内の圧力を 高めて前記噴出管19に対して前記ピストン18を移動し、その間に隙間をつく って前記シリンダ室25内の内容物をその隙間から前記噴出管19内を通して外 部へと吐出する噴出器のポンプPにおいて、前記ピストン18の押し下げ最終行 程で該ピストン18の押し下げを制動して前記噴出管19の押し込みに制動を加 える密閉室30のような制動手段を備えてなることを特徴とする。
【0008】
【作用】
そして、この考案によれば、内容物を吐出するとき、ピストン18の押し下げ 最終行程で制動手段によって噴出管19の押し込みに制動を加える。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照しつつ、この考案の一実施例につき説明する。 図1は、この考案の一実施例であるポンプを備える噴出器の縦断面図である。
【0010】 図中符号10は、噴出器の容器である。この容器10は、たとえば合成樹脂で 瓶型形状につくり、上部の口部10a外周におねじを設け、内部に図示しない液 体や乳液等の内容物を収納する。そして、該容器10の口部に取り付けてポンプ Pを設ける。
【0011】 そのポンプPは、シリンダ12を備える。該シリンダ12は、上端にフランジ 12aを設け、途中に複数の段部12b・12c・12d・12eを設けて下方 に向け順次小径とし、下端部内に吸込口12fと管取付口12gを続けて設ける 。そして、シリンダ12の上部には、前記段部12bより上に径方向に貫通する 通気孔12hを設ける。また、シリンダ12の中間部には、前記段部12cより やや上部に径方向に貫通する逃げ孔12jを設けるとともに、その逃げ孔12j と連通して内周面に逃げ凹部12iを設ける。さらに、シリンダ12の下部には 、前記吸込口12fの上に下方に向けて漸次小径となる弁座12kを設ける。
【0012】 しかして、管取付口12g内に吸上管15の上端を入れ、その管15内と吸込 口12fとを連通して接続する。そして、シリンダ12を縦長に配置し、その内 部にボール弁16を入れて弁座12k上に乗せてから、コイルバネ17を挿入し て下端を前記段部12d上に乗せてなる。それから、シリンダ12内には、ピス トン18および噴出管19の下部を設ける。
【0013】 前記ピストン18は、上部に弁軸部18aを設け、それと一体で下部に拡径筒 部18bを設ける。その拡径筒部18bは、上部外周に上向きの第1シール部1 8cを形成する一方、下端に第2シール部18dを形成する。また、前記拡径筒 部18bの内部には、拡径穴18eを設ける。その拡径穴18eの上端は、前記 弁部18aの基端部内へと延びている。そして、その弁部18aには、基端に半 径方向に貫通して横穴18fを設ける一方、上部外周に係合凸部18gを設ける 。
【0014】 一方、前記噴出管19は、中空軸状で、中心に噴出通路19aを有し、下方に 段部19bを経て拡径部19cを一体に形成するとともに、その下端にシール部 19dを形成する。前記拡径部19cの内部には、拡径穴19eを設け、その下 端部内周に係合凸部19fを設ける。また、前記拡径穴19eと前記噴出通路1 9aとの接続部には、弁座19gを形成する。
【0015】 そして、前記弁部18aを拡径穴19eに入れて係合凸部18g・19fを互 いに係合し、前記ピストン18と噴出管19を上下方向に遊動自在に連設する。
【0016】 しかして、それら噴出管19のシール部19dおよびピストン18の第1シー ル部18c・第2シール部18dを前記シリンダ12の内面にそれぞれ押し当て て摺動自在に設けるとともに、前記ピストン18の拡径穴18eに前記コイルバ ネ17の上部を入れてなる。
【0017】 それから、前記シリンダ12の上端には、ホルダ22を被せてなる。そのホル ダ22は、キャップ状で、頂部22a中央に中心孔22bを設けるとともに、そ の中心孔22bのまわりの頂部22a下に短筒部22cを一体に形成する。そし て、ホルダ22の頂部22a内面を前記シリンダ12のフランジ12a上に乗せ て係合するとともに、前記短筒部22cをシリンダ12の上端部内周に圧入して 下端を前記噴出管19の段部19b上に突き当て、前記噴出管19およびピスト ン18を押し下げて前記コイルバネ17を少し圧縮して設ける。
【0018】 しかして、前記コイルバネ17の付勢力で前記ピストン18の弁部18a上端 を前記弁座19gに押し当てるとともに、前記噴出管19の段部19bを短筒部 22cの下端に突き当てる。そして、噴出管19とピストン18との間及びピス トン18と前記ボール弁16との間に前記横穴18fで連通してシリンダ室25 を形成する。
【0019】 それから、前記ホルダ22の中心孔22bを通して前記噴出管19の上部を外 部へ突出する。そして、その噴出管19の上端に押下釦28を取り付けてその内 部の図示しない流路と前記噴出管19の噴出通路19aとを連通する。前記押下 釦28は、内部の流路の出口側に嘴状のノズル29を備える。
【0020】 そうして、前記容器10内に前記吸上管15や前記シリンダ12を入れてから 、該容器10の口部10a外周に前記ホルダ22をねじ付けてポンプPを装着し てなる。
【0021】 しかして、容器10内の内容物を吐出するときは、前記押下釦28に手を掛け て押し込み、その押下釦28を介して前記噴出管19およびピストン18をコイ ルバネ17に抗してともに押し下げ、シリンダ室25内の圧力を高める。そして 、シリンダ室25内の圧力の高まりとともに、前記ピストン18を下降して図2 に示すごとく前記弁部18aと弁座19g間に隙間をつくり、前記噴出通路19 aとシリンダ室25とを連通する。そうして、シリンダ室25内の内容物を噴出 通路19aへと送り出し、その噴出通路19aを通して押下釦28のノズル29 から勢い良く吐出する。
【0022】 そして、前記ピストン18の押し下げ最終行程で、図4に示すように前記第1 シール部18cが前記逃げ凹部12iまで下がると、シリンダ室25に残った圧 力が該逃げ凹部12iへ逃げ、前記逃げ孔12jを通って容器10内に入る。
【0023】 そのため、シリンダ室25内の圧力が低下してほぼ大気圧と同じくなる。そし て前記コイルバネ17で前記ピストン18を押し上げ、弁部18a上端を再び弁 座19gに押し当ててシリンダ室25と噴出通路19aとの連通を遮断する。
【0024】 それから、前記押下釦28から手を離すと、コイルバネ17により前記噴出管 19およびピストン18がともに押し上がり、図1に示す状態に復帰する。その 過程で、シリンダ室25内を負圧化し、前記ボール弁16を開いて容器10内の 内容物を吸上管15を通してシリンダ室25内に吸い上げる。
【0025】 ところで、この発明では、前記ピストン18の第1シール部18cの下方にそ れと一体で第3シール部18kを形成する。
【0026】 しかして、前記押下釦28をゆっくり押し下げたとき、前記ピストン18の押 し下げ最終行程で、図3に示すように、前記第3シール部18kが前記逃げ孔1 2jを越えると、前記シリンダ12内の第3シール部18kと前記第2シール部 18d間に密閉室30を形成する。そして、密閉室30を形成すると、その内部 の空気でそれ以降のピストン18の押し下げを制動して前記噴出管19の押し込 みに制動を加える。その後、ピストン18が少し下がると図4に示す状態となる 。
【0027】 一方、前記押下釦28を急激に押し下げたときにも、前記第3シール部18k が前記逃げ孔12jを越えると、密閉室30を形成し、ピストン18の押し下げ を制動して前記噴出管19の押し込みに制動を加える。したがって、シリンダ室 25内の内容物が噴出通路19aで大きな流出制限を受けず、シリンダ室25内 の圧力が一気に高まることを防止する。その後、ピストン18が少し下がると図 4に示す状態となる。
【0028】 なお、上述した図示実施例では、ピストン18の押し下げ最終行程で、噴出管 19の押し込みに制動を加える制動手段として、ピストン18の押し下げに制動 を加える密閉室30を形成した。しかし、制動手段として図示省略するバネやパ ッキングなどの弾性部材を使用し、ピストン18の押し下げ最終行程で、押下釦 28や噴出管19やピストン18に働いて噴出管19の押し込みに制動を加える ようにしてもよい。
【0029】 また、制動手段として摺動面にテーパを設け、ピストン18の押し下げ最終行 程で、押下釦28や噴出管19やピストン18の押し下げに負荷を加えて噴出管 19の押し込みに制動を加えるようにしてもよい。
【0030】
【考案の効果】
以上のことから、この考案によれば、ピストンの押し下げ最終行程で制動手段 によって噴出管の押し込みに制動を加えるので、押下釦を急激に押し下げた場合 にもシリンダ室内の内容物が噴出通路で大きな流出制限を受けず、圧力室内の圧 力が一気に高まることを防止し、圧力室内の内容物を効率良く外部へと吐出する ことができる。よって、押下釦をゆっくり押し下げた場合と急激に押し下げたと きの吐出量を同じくして使い勝手を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例であるポンプを備える噴出
器の要部の縦断面図である。
【図2】その押下釦を押し込んだときの縦断面図であ
る。
【図3】その押下釦の最終行程でピストンに制動を加え
る密閉室を形成する状態を示す縦断面図である。
【図4】その押下釦の最終行程でシリンダ室内の残りの
圧力を逃がす状態を示す縦断面図である。
【図5】従来例の噴出器で、そのポンプ部分の縦断面図
である。
【符号の説明】
P ポンプ 18 ピストン 19 噴出管 25 シリンダ室 30 密閉室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴出管を押し込んでピストンを押し下
    げ、シリンダ室内の圧力を高めて前記噴出管に対して前
    記ピストンを移動し、その間に隙間をつくって前記シリ
    ンダ室内の内容物をその隙間から前記噴出管内を通して
    外部へと吐出する噴出器のポンプにおいて、前記ピスト
    ンの押し下げ最終行程で前記噴出管の押し込みに制動を
    加える制動手段を備えてなる、噴出器のポンプ。
JP7374593U 1993-12-24 1993-12-24 噴出器のポンプ Pending JPH0742438U (ja)

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JP7374593U JPH0742438U (ja) 1993-12-24 1993-12-24 噴出器のポンプ

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JP7374593U JPH0742438U (ja) 1993-12-24 1993-12-24 噴出器のポンプ

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ID=13527094

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JP7374593U Pending JPH0742438U (ja) 1993-12-24 1993-12-24 噴出器のポンプ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010518311A (ja) * 2007-02-17 2010-05-27 要 武 丁 乳液ポンプ及びそれに採用されるチェックバルブ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010518311A (ja) * 2007-02-17 2010-05-27 要 武 丁 乳液ポンプ及びそれに採用されるチェックバルブ

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