JPH0742314Y2 - 魚解体装置 - Google Patents

魚解体装置

Info

Publication number
JPH0742314Y2
JPH0742314Y2 JP1991101038U JP10103891U JPH0742314Y2 JP H0742314 Y2 JPH0742314 Y2 JP H0742314Y2 JP 1991101038 U JP1991101038 U JP 1991101038U JP 10103891 U JP10103891 U JP 10103891U JP H0742314 Y2 JPH0742314 Y2 JP H0742314Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fish
head
processing table
cutter
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991101038U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0567271U (ja
Inventor
輝昭 村瀬
Original Assignee
はごろもフーズ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by はごろもフーズ株式会社 filed Critical はごろもフーズ株式会社
Priority to JP1991101038U priority Critical patent/JPH0742314Y2/ja
Publication of JPH0567271U publication Critical patent/JPH0567271U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0742314Y2 publication Critical patent/JPH0742314Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Meat And Fish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マグロ、カツオ等の缶
詰の製造工程の初期の段階で行われる魚の頭切落しと内
蔵除去作業を自動化するための魚解体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マグロ、カツオ類の魚の頭の切落し及び
内蔵除去(腹切)作業は、従来は人手で行われていた。
そして、これらの魚は大型で重いため、作業者は苛酷で
危険な作業を強いられていた。本考案はこのような解体
作業を自動化するための装置を提供することを目的とす
る。
【0003】
【考案の解決しようとする課題】缶詰の原料となる魚の
大きさには常にバラツキがある。したがって、それらを
画一的に処理することは不都合であって、歩止まりの点
から自動化にあたっては、画像認識装置等を用いて魚長
を測定し、これに従った処理が必要であった。しかし、
画像認識装置等の魚長測定装置は高価で、取扱も煩雑と
なる欠点がある。本考案は、同一魚種における魚体の相
似性、特に魚頭の上顎前骨を基点とし肛門を通る半直線
を魚体の基準線として設定すると、それらの基準線と脊
椎のなす角は魚の大小または太細にかかわらずほぼ一致
するとの知見に基づき、魚体を頭と尾柄で処理台上に位
置決めし、この魚体の肛門を通り脊髄に対して所定の角
度をなす基準線に沿って腹切りを行い、好ましくはその
際同時に、該基準線に沿って鰓孔位置を検出し、これに
基づき頭長を算出し、その後で、その出力に従って適切
な位置で頭切りを行なうことを特徴とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、魚解体装置で
あって、頭と尾柄とで位置決めされた魚体を載置する処
理台と、魚種その他に基づいて該処理台に対して予め設
定された基準線に沿って移動する腹切り用カッターと、
該基準線に沿って該処理台上の魚の頭長を測定する手段
と、該測定手段の出力に従って頭長の大略1/2の位置
に移動し,その個所で頭を横切って作動する頭切り用カ
ッターとからなることを特徴とする。
【0005】
【実施例】図示した実施例において、1は上顎前骨と尾
柄とで位置決めされた魚体を載置する処理台である。該
処理台は長手方向の一端が川上側で他端が川下側となる
ように全体として傾斜し、断面形状が略U字形の水路状
をなしている。該処理台の中央部分には後述する基準線
に沿って斜めに溝Xoが設けられ、カッターの刃が該処
理台に当たらないように構成されている。該処理台の川
下には上顎前骨を位置決めの基準として魚の頭を捉える
頭受け金具11が立設され、また、川上側には魚の尾柄
を捉える尾柄受け金具12が立設されている。該頭受け
金具は、枕部材11cの両側に立設された2本の駒部材
11aと11bとからなり、各駒部材は上底が下底に比
べて大きな略円錐台形をしており、それぞれ偏芯した回
動中心軸を有する。該各回動中心軸を中心として、該両
駒部材はそれらの間が狭まる方向にそれぞれ独立して回
動可能とされており、片方の駒部材11aが、他方の駒
部材11bより先に、休止位置から回動駆動されて枕部
材の上方に所定量張り出し、その後で、もう片方の駒部
材11bも枕部材の上方に回動駆動されて魚の頭を挟む
に必要な残量分張り出す。該尾柄受け金具12は、案内
レール12dに案内されて該処理台上を長手方向に走行
する台車12c上に立設された2本の係止片12aと1
2bとからなり、該各係止片は断面形状が略半円形の柱
状で、それぞれ偏芯した回動中心軸を有する。該各回動
中心軸を回動中心としてそれらはそれらの間が狭まる方
向に同期して回動するように歯車機構を介した図示しな
いバネ手段によって付勢されており、該各係止片の対向
する曲周面部分には魚の尾柄部分との摩擦抵抗を増すた
めの多数の突条が設けられている。ところで、魚体の形
状は魚種によって、ほぼ相似形であり、特に、上顎前骨
を基点として肛門を通る半直線を基準線として設定する
と、同一魚種では大小に拘らずそれらの基準線と脊椎の
なす角がほぼ等しい。本実施例では腹切り作業および頭
切作業に当たって、このような知見を利用するように構
成されている。すなわち、該処理台1の側方には腹切り
用の電動式カッター2のための案内台2bが設けられ、
該腹切り用カッター2はその本体2aから処理台側に張
り出した上下2本の回転軸2c、2dを具え、該2本の
回転軸は前後に多少ずれており、それらの先端にはそれ
ぞれ対応する丸鋸2e、2fが固着されている。該上下
一対の該丸鋸が魚種情報に基づいて該処理台上に予め設
定されている該基準線に沿って移動するように、該案内
台が該カッター本体を案内する。3は該2本の回転軸の
先端部の丸鋸に隣接して設けられた鰓孔センサーで、該
各回転軸の回転とは無関係となるように軸受けを介して
それらに担持され、該丸鋸の移動に従って移動する。該
センサーによって検出された該処理台上における鰓孔の
位置と、移動開始位置からそこまでの該センサーの該基
準線に沿った移動距離の値に基づき、図示しない演算処
理装置がその魚の頭長の値を算出する。該鰓孔センサー
は、図示しない捻りコイルバネによって下方に回動付勢
された支持杆3bの先端に軸架された大径の走行ローラ
ー3cと、該走行ローラーの外径の外側に張り出して公
転する自転自在な4個の小径の検知ローラー3dと、所
定走行域内における該検知ローラーの公転角90度の回
動変位を捉えて検知信号を出力するスイッチング手段
(図示せず)とからなる。さらに、該処理台1の下流の
上方には、もう一つのカッターである頭切り用の電動式
カッター4が設けられており、前記演算処理装置によっ
て、適切な頭切り位置が該頭切り用カッターに対して指
示され、その位置で頭切りが実行される。該頭切り用カ
ッターの本体4aは、該処理台の下流において該処理台
の上方に長手方向に延在する2本の平行な取付案内軸4
b、4cに対してそれぞれ回動自在且つ摺動自在に軸着
された平行で長さの等しい各2対の吊り下げロッド4
d、4eを原節及び従節とし、該カッター本体をそれら
の連結棒とする四節回転連鎖機構を構成するように吊り
下げられている。該カッター本体の先端には丸鋸4fが
設けられ、該丸鋸は前記測定された頭長の大略1/2、
望ましくは上顎前骨位置から14/30乃至20/30
の位置に、前記演算処理装置の出力にしたがって、該2
本の取付案内軸と平行に設けられた駆動ネジ軸4gに駆
動されて該処理台の長手方向に平行移動することができ
る。該カッター本体は、その平行移動した位置におい
て、図示しない駆動装置に駆動されて、該処理台を横切
る方向に揺動前進し、その際、該丸鋸4fが作動(回
転)する。なお、本考案は上記実施例に限られるもので
はなく、例えば、各丸鋸をウォータージェット式のカッ
ターに置き換えることができる。また、鰓孔センサーは
腹切りカッターの走行案内構造を利用して該腹切りカッ
ターと別体に設けることもできる。さらに、該鰓孔セン
サーは接触式のものに限らず、光学式等の非接触式のも
のに置換することも可能である。
【0006】
【作用】図示した実施例では、次のようにして解体処理
が行われる。すなわち、係止片12aと12bで頭を下
に腹を手前にして魚の尾柄を捉えた状態で、台車12c
と繋がったワイヤー駆動装置(図示せず)を駆動して、
尾柄受け金具12を下流方向に前進させると、魚は処理
台1上を川上側から川下側に移動する。そして頭が処理
台1から所定量突出した位置で枕部材11cに設けられ
た図示しないセンサーによって魚体の頭の先端が検知さ
れ、それによって、該ワイヤー駆動装置が停止される。
同時に、一方の駒部材11aが偏芯している回動中心軸
を中心として所定量時計方向に回動し、略上顎前骨位置
で魚の頭の位置決めをする。その後で他方の駒部材11
bが反時計方向に回動し、該駒部材11aと11bの間
で頭を捉える。その際、円錐台形の駒部材の作用で頭が
枕部材11cに押し付けられて魚の鰓孔が開く。次に、
腹切り用丸鋸2e、2fが予め与えられた魚種情報に基
づいて選択された基準線に沿って肛門側から上顎前骨に
向かって頭の中央部位まで、作動(回転)しながら前進
し、内蔵部分を腹ごと除去するための切り込みを入れ
る。その際、該丸鋸と共に、鰓孔センサー3も肛門側か
ら上顎前骨側に向かって魚体の体側上を走行して鰓孔位
置を検出し、該鰓孔センサーの走行開始位置からそこま
での前記基準線に沿った走行距離を測定する。魚の頭は
前述したように上顎前骨で位置決めされているから、そ
こから該走行開始位置までの距離は既知であり、その距
離から該鰓孔センサーの走行距離を減算すれば頭長が算
出される。このようにして図示しない演算処理装置がそ
の魚の頭長を算出し、次に、適切な頭切り位置を指示す
る。該演算処理装置の指示に従って頭切り用カッター4
が駆動ネジ軸4gに駆動されて処理台の長手方向に平行
移動し、その個所において該頭切り用丸鋸4fが作動
(回転)しながら処理台を横切る方向に揺動前進して、
魚の頭を切断し、同時に、該頭の中央部位で繋がってい
た前記内蔵部分の切り離しをする。その後、前記ワイヤ
ー駆動装置が逆転駆動されて尾柄受け金具12は当初の
位置に復帰され、魚体は該処理台の川上側に取り出され
る。一方、処理台上の頭と内蔵部分は自重で処理台の下
流側に落下する。
【0007】
【考案の効果】本考案は、以上のように構成されている
から、センサーを用いて頭長を測定することによって、
解体作業を歩止まり良く自動化することができ、特に、
該センサーの走行案内構造として腹切カッターの走行案
内構造を利用できるため装置が安価になるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本考案に係る魚解体装置の一実施例の
要部の簡略化(傾斜面を平面として表したりしてい
る。)して表された概略平面図である。
【図2】 図2は図1の実施例の同じく簡略化された概
略側断面図である。
【図3】 図3は尾柄受け金具の拡大平面図である。
【図4】 図4は図3に対応する拡大側面図である。
【図5】 図5は鰓孔センサーの拡大側断面図である。
【符号の説明】
1 処理台 2e、2f 腹切り用丸鋸 3 鰓孔センサー 4f 頭切り用丸鋸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】頭と尾柄とで位置決めされた魚体を載置す
    る処理台1と、 魚種その他に基づいて該処理台に対して予め設定された
    基準線に沿って移動する腹切り用カッター2と、該基準線に沿って 該処理台上の魚の頭長を測定する手段
    3と、 該測定手段の出力に従って頭長の大略1/2の位置に移
    動し,その個所で頭を横切って作動する頭切り用カッタ
    ー4とからなる魚解体装置。
JP1991101038U 1991-11-13 1991-11-13 魚解体装置 Expired - Lifetime JPH0742314Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991101038U JPH0742314Y2 (ja) 1991-11-13 1991-11-13 魚解体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991101038U JPH0742314Y2 (ja) 1991-11-13 1991-11-13 魚解体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0567271U JPH0567271U (ja) 1993-09-07
JPH0742314Y2 true JPH0742314Y2 (ja) 1995-10-04

Family

ID=14289995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991101038U Expired - Lifetime JPH0742314Y2 (ja) 1991-11-13 1991-11-13 魚解体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0742314Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101996636B1 (ko) * 2018-06-20 2019-07-04 (주)해성아이엔티엘 냉동 참치 가공장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0567271U (ja) 1993-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5492502A (en) Device for processing flat fish
CN107927825A (zh) 一种结构简单的甘蔗去皮分段机
NZ226714A (en) Poultry skinning apparatus
JPH0742314Y2 (ja) 魚解体装置
CN110899576B (zh) 一种螺杆钢丝绳旋转切割装置
CN107744326A (zh) 一种简易的甘蔗去皮机
JPH0688172B2 (ja) 円管走行切断装置
US4010763A (en) Adjustable apparatus for cutting wrappers for double cigar bunches of different sizes
CN107127388A (zh) 管材切割机
CN211109685U (zh) 一种线棒大小头换向装置
WO2006080047A1 (ja) 連鎖状ソーセージ材料の切断装置
CN110587760B (zh) 一种木材加工用打圆机
SE432692B (sv) Anordning for lindning av cigarrendar
JP4224605B2 (ja) ブロック肉の前後幅検出装置
US3254549A (en) Tube cutting means for tube winding machines
JP2522796B2 (ja) 鋸盤の切曲り検出装置
KR100917468B1 (ko) 코일 결속 밴드의 절단 장치
EP2956009B1 (en) Apparatus and process for cutting off small intestines
JP2568894B2 (ja) タイヤサイド部の切断装置
US2731664A (en) Rotary-acting fowl tendon puller and leg severer
US2775786A (en) Carcass splitting machines
CN212072045U (zh) 一种卫生纸加工用定量分切装置
JP3706887B2 (ja) スライス肉片の折曲げ位置調節装置
WO2022004488A1 (ja) 脱骨装置
JPS5950453B2 (ja) 線あるいは棒状材の表面疵自動切削装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term