JPH0742174Y2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

Info

Publication number
JPH0742174Y2
JPH0742174Y2 JP1988001693U JP169388U JPH0742174Y2 JP H0742174 Y2 JPH0742174 Y2 JP H0742174Y2 JP 1988001693 U JP1988001693 U JP 1988001693U JP 169388 U JP169388 U JP 169388U JP H0742174 Y2 JPH0742174 Y2 JP H0742174Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transformer
current transformer
grounding
gas
circuit breaker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988001693U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01109210U (ja
Inventor
耕三 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1988001693U priority Critical patent/JPH0742174Y2/ja
Publication of JPH01109210U publication Critical patent/JPH01109210U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0742174Y2 publication Critical patent/JPH0742174Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、遮断器,ブッシング,母線等の複数のガス絶
縁機器によって構成されて成るガス絶縁開閉装置に関す
る。
(従来の技術) 最近の大都市における電力需要の増大に伴い、送電系統
においては、大都市周辺に500KV級の重要送電線を巡ら
せて一次変電所を設置し、そこから都心部に300KV又は1
68KV級の送電線を引込むことで、大都市への電力の集中
化に対応している。
このような状況において、一次変電所に使用される変圧
器は、大容量かつ電力安定供給の重要な役割を負ってお
り、万一、落雷等で変圧器が被害を受けるとその影響は
計り知れない程大きく、最悪の場合には都心部への電力
供給がストップする事態をも招くおそれがある。そのた
め、一般に変圧器を落害から保護する手段として避雷器
が設置されている。この場合、避雷器を変圧器の保護に
対して効果的で、且つ遮断器,断路器,接地開閉器等の
開閉装置に組合せて全体として小形に構成する必要があ
る。
以上のようなガス絶縁開閉装置の具体的構成としては例
えば第6図および第7図に示すようなものが考えられ
る。第6図の単線結線図を第8図に示す。
即ち第6図において接地タンクの横置き遮断器1の一端
からは遮断器のほぼ上面方向に変流器3および接地開閉
器4を介してブッシング2に接続され、さらに図示され
ていない架空線を介して変圧器につながる。また、上記
接地開閉器4は分岐母線の役目を兼ねており、第7図の
避雷器5はL形母線6を介して分岐部分に結合されてい
る。なお、接地開閉器4、避雷器5はそれぞれの機能を
達成するためにそれぞれの機器で容器が接地されてい
る。
他方、遮断器1の他端は、遮断器の長手軸延長上に変流
器7および断路器8を配置し、断路器容器上にブッシン
グ9を載せ、母線に接続されている。さらに第6図では
複母線方式のため、断路器8は遮断器1と反対側に伸縮
母線10aを備えた連絡母線10で、断路器11につながり、
さらに断路器11にはブッシング12を載せ、さらに図示さ
れていない架空母線に接続されている。
ところで、第6図に示したようなガス絶縁開閉装置にお
いては、変流器3,7はガス絶縁開閉装置の接地ケースの
外側大気部分に変流器コアを有するいわゆる外装形であ
る。そのため、接地開閉器4内にて地絡事故が発生する
とその主回路導体においては、事故電流が事故点に向か
って流れ、また事故点から容器に流れた事故電流はすべ
ての接地点に向かって流れる。このため変流器3におい
ては、容器を流れる事故電流と主回路導体を流れる事故
電流の向きが逆になため、事故電流は打ち消しあってし
まうため、接地開閉器4内における地絡事故を判別する
ことができないという変流器の盲点があった。そこで、
この盲点を縮小化するために容器を流れる事故電流が変
流器3を通過しないように、変流器3と接地開閉器4と
の間に接地ケースの絶縁区分3aが設けられていた。絶縁
区分を設けることにより、変流器3によって変流器3よ
りブッシング2側の事故なのか、遮断器1側の事故なの
かを判別していた。以上のように絶縁区分3aを設けなけ
れば盲点を縮小することができなかった。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このように接地ケースを絶縁区分3a,7a
にて分割すると絶縁区分された接地ケース毎に接地線が
必要となり接地点が複雑化し、また経年的な接地ケース
絶縁劣化のおそれ,接地開閉器4の配線等により、誤っ
て接地ケース絶縁区分の短絡,断路器サージによる接地
ケース絶縁部の絶縁破壊等、本来接地ケース絶縁がなけ
れば何ら心配に及ばないことまでも信頼性向上のための
対策を必要とし、結果として故障発生確率の増大,費用
の上昇等の問題点が内在していた。
上記のように従来のガス絶縁開閉装置においては、配
置,構成上、変流器を設けた一端で必ず接地ケースの絶
縁区分を行う必要があったため、装置の複雑化,信頼性
の低下,費用の上昇等の問題が存在していた。
本考案の目的は、配置構成に改良を加えることにより、
接地ケースの絶縁区分を廃止し、全体として接地ケース
部分の品質向上,故障の低減および価格の低減をなし得
る優れたガス絶縁開閉装置を提供することである。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案のガス絶縁開閉装置は、遮断器タンクが水平に配
置され、その一端が略上方向に引き出され、接地部を備
えた容器に収納され変圧器側主回路に接続されるガス絶
縁器が備えられ、さらにこのガス絶縁機器のブッシング
側に変流器を設けること、および遮断器の他端は遮断器
タンク長手方向に引出され、断路器に接続され、上記遮
断器と断路器との間の変流器コアがガス中に配設されて
いることを特徴としている。
(作用) 本考案のガス絶縁開閉装置は、以上のような構成を有す
ることにより接地ケースの絶縁区分を無くすまたは減少
せしめるため、装置の接地系を簡素化できるという作用
を有する。また、接地ケースの絶縁区分がなくなる、ま
たは減少しているため、接地ケースの絶縁部分での短
絡,絶縁破壊等の故障発生確率も低減している。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図に基づいて説明する。
なお、前述した従来形と同一機器については同一符号を
付し、説明を省略する。
第1図において接地タンク形の横置き遮断器1の長手軸
方向の一端の上面には、接地開閉器4を介して変流器3
が取り付けられ、さらにブッシング2が配設されてい
る。遮断器1の他端は変流器コアが主回路部と同一のガ
ス空間に配置されたいわゆる内装形変流器14を介して断
路器8に接続されている。さらに断路器8にはブッシン
グ9,連絡母線10を従来形と同様に接続されている。
第2図は第1図に示す配置構成の本考案のガス絶縁開閉
装置の単線結線図である。
以上のような構成を有する本考案のガス絶縁開閉装置の
作用は次の通りである。即ち、変流器3を遮断器1に対
し接地開閉器4よりもブッシング2寄りに配置し、且つ
避雷器5をも接地開閉器4と同様に変流器3と遮断器1
との間から分岐構成することにより、変流器3を外装形
としても接地開閉器4内で発生した地絡事故を判別で
き、変流器3の保護区分を遮断器1と接地開閉器4,避雷
器5を一体としており、変流器3によって接地開閉器
4、遮断器1等のガス中の事故なのか、ブッシングに接
続される架空線の気中の事故なのかを判別することを可
能としており、その結果、変流器3はその前後の接地ケ
ースの絶縁区分を不要としている。さらに、遮断器1と
断路器8との間の変流器を内装化することによりその前
後の接地ケースの絶縁区分を不要としている。
その結果、接地ケース部分における絶縁という複雑さが
なくなり、さらには接地ケース絶縁部での故障発生確率
をゼロにして、従来形よりも簡単で信頼性の高いガス絶
縁開閉装置を生み出している。さらには、接地ケース絶
縁をなくしたことにより組立を容易にし、全体として信
頼性の高いものにしている。
なお本実施例では、変流器3が避雷器5よりも変圧器側
に設けているが、この配置構成は変圧器保護の目的に何
等問題なく雷撃に対して有する保護効果は従来と全く同
様である。さらに上記実施例においては、接地部を備え
た容器に収容され変圧器側主回路に接続されるガス絶縁
機器として、接地開閉器3と避雷器5を用いた構成とし
たが第4図の如き、避雷器のない構成、第5図の接地開
閉器がない構成としても本考案の目的は達せられる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、遮断器の一端、
上面に、接地部を備えたガス絶縁機器、変流器用タンク
に外装された外装形変流器、ブッシングの順に取り付
け、接地部を備えたガス絶縁機器と変流器タンクを通電
可能に接続したことにより、変流器の盲点を減少させ、
接地ケースの絶縁区分を省略した接地系の簡素で故障要
因の少ない信頼性のあるガス絶縁開閉装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案によるガス絶縁開閉装置の
一実施例を示す正面図および単線結線図、第3図は第1
図の“A"矢視の側面図、第4図および第5図は本考案の
他の実施例の単線結線図、第6図および第8図は従来の
ガス絶縁開閉装置の正面図および単線結線図、第7図は
第6図の“B"矢視の側面図である。 1……遮断器 2,9,12……ブッシング 3,7……変流器(外装形) 4,13……接地開閉器 5……避雷器 6……L形母線 8,11……断路器 10……連絡母線 10a……伸縮母線 3a,7a……接地ケース絶縁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】接地タンク形の横置き遮断器の一端上部か
    ら変圧器側主回路が引き出され、他端から長手軸方向に
    母線側主回路が引き出され、前記変圧器側主回路が前記
    遮断器の上方に配設された変圧器側ブッシングを介して
    変圧器に接続され、この変圧器側ブッシングと前記遮断
    器の間に接地部を備えた容器に収納され前記変圧器側主
    回路に接続されるガス絶縁機器が配設され、前記母線側
    主回路が断路器及び母線側ブッシングを介して母線に接
    続され、この断路器と前記遮断器との間に変流器が配設
    されたガス絶縁開閉装置において、 前記ガス絶縁機器と前記変圧器側ブッシングとの間に前
    記ガス絶縁機器の容器と通電可能な変流器用タンクに外
    装された外装形変流器を配置したことを特徴とするガス
    絶縁開閉装置。
JP1988001693U 1988-01-12 1988-01-12 ガス絶縁開閉装置 Expired - Lifetime JPH0742174Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988001693U JPH0742174Y2 (ja) 1988-01-12 1988-01-12 ガス絶縁開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988001693U JPH0742174Y2 (ja) 1988-01-12 1988-01-12 ガス絶縁開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01109210U JPH01109210U (ja) 1989-07-24
JPH0742174Y2 true JPH0742174Y2 (ja) 1995-09-27

Family

ID=31201801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988001693U Expired - Lifetime JPH0742174Y2 (ja) 1988-01-12 1988-01-12 ガス絶縁開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0742174Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2515050Y2 (ja) * 1990-07-16 1996-10-23 株式会社井上電機製作所 タンク形遮断器
JP2626221B2 (ja) * 1990-09-19 1997-07-02 富士電機株式会社 絶縁ガス封入盤の導体引出し装置
CN1393048A (zh) * 2000-02-28 2003-01-22 株式会社日立制作所 套管和气体绝缘开关装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5039869B2 (ja) * 1973-08-10 1975-12-19
JPS5925504A (ja) * 1982-07-30 1984-02-09 株式会社東芝 ガス絶縁開閉装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01109210U (ja) 1989-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0742174Y2 (ja) ガス絶縁開閉装置
KR19980070618A (ko) 복합형 가스절연 개폐장치
JP3186804B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP3156875B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP3102277B2 (ja) 開閉装置
JPH10285728A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPS61254011A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH05111116A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH0578244B2 (ja)
JPS622887Y2 (ja)
JPH11220816A (ja) 絶縁開閉装置
JPH0564326A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH0638323A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH05304703A (ja) ガス絶縁開閉装置
JP3558736B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
KR200271011Y1 (ko) 가스절연 개폐장치의 각 유니트 일체화 구조
JP3096174B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPS582086Y2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH05130716A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH0787636A (ja) ガス絶縁複合開閉装置
JPS6260410A (ja) ガス絶縁開閉装置
JP2001069653A (ja) 架空送電線路のt分岐構造
JPH10257624A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH05336626A (ja) ガス絶縁開閉装置
JP2000050430A (ja) 変圧器連結用ガス絶縁開閉装置