JPH0742105Y2 - 熱線式流量センサ - Google Patents
熱線式流量センサInfo
- Publication number
- JPH0742105Y2 JPH0742105Y2 JP1987086810U JP8681087U JPH0742105Y2 JP H0742105 Y2 JPH0742105 Y2 JP H0742105Y2 JP 1987086810 U JP1987086810 U JP 1987086810U JP 8681087 U JP8681087 U JP 8681087U JP H0742105 Y2 JPH0742105 Y2 JP H0742105Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat ray
- heat
- flow sensor
- type flow
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は熱線(加熱抵抗体)を用いて流体の流量を検
出する熱線式流量センサに関するものである。
出する熱線式流量センサに関するものである。
〔従来の技術〕 流体中に配設された加熱抵抗体を含むブリッジの熱平衡
状態から流量を検出する方式の流量センサが従来から用
いられている。白金線を加熱抵抗体とする従来の空気流
量センサを以下に説明する。
状態から流量を検出する方式の流量センサが従来から用
いられている。白金線を加熱抵抗体とする従来の空気流
量センサを以下に説明する。
第2図(a),(b)は従来の熱線式空気流量センサの
計測機構部を示し、円筒状ハウジング1の内面に複数の
熱線支持体2が設けられ、この熱線支持体2を介して熱
線RHが空気の流れに直交する平面内に張装されている。
又、空気温センサRCがハウジング1中に配設されてい
る。
計測機構部を示し、円筒状ハウジング1の内面に複数の
熱線支持体2が設けられ、この熱線支持体2を介して熱
線RHが空気の流れに直交する平面内に張装されている。
又、空気温センサRCがハウジング1中に配設されてい
る。
又、第3図は熱線RH及び空気温センサRCを含むブリッジ
と、このブリッジが熱平衡を保つように温度制御を行う
回路を示す図であり、抵抗R1,R2、熱線RH及び空気温セ
ンサRCとによりブリッジが構成され、差動増巾器101の
両入力はブリッジの接続点b,fに接続され、差動増巾器1
01の出力はトランジスタ102のベースに接続され、トラ
ンジスタ102のエミッタはブリッジの一端aに接続さ
れ、トランジスタ102のコレクタは直流電源103の正極に
接続されている。
と、このブリッジが熱平衡を保つように温度制御を行う
回路を示す図であり、抵抗R1,R2、熱線RH及び空気温セ
ンサRCとによりブリッジが構成され、差動増巾器101の
両入力はブリッジの接続点b,fに接続され、差動増巾器1
01の出力はトランジスタ102のベースに接続され、トラ
ンジスタ102のエミッタはブリッジの一端aに接続さ
れ、トランジスタ102のコレクタは直流電源103の正極に
接続されている。
以上のように構成された流量センサの動作は公知である
ので詳細な説明は省略するが、接続点b,fの電圧が等し
くなったときこの回路は平衡状態に達し、このとき熱線
RHには流量に対応した電流IHが流れ、b点の電圧VOはIH
・R2で表わされ、この電圧VOが流量信号として用いられ
る。
ので詳細な説明は省略するが、接続点b,fの電圧が等し
くなったときこの回路は平衡状態に達し、このとき熱線
RHには流量に対応した電流IHが流れ、b点の電圧VOはIH
・R2で表わされ、この電圧VOが流量信号として用いられ
る。
上記した従来の熱線式流量センサにおいては、熱線RHは
流量変化に対する追従性、応答性を高めるため、70μm
程度の細線が用いられている。一方、支持体2は流れに
よる圧力に耐えて熱線RHを所定の位置に保持する必要が
あるため、熱線RHと比較して熱容量の大きな金属体が用
いられている。従って、円筒状ハウジング1を流れる流
体はハウジング1の内部を一様に流れるので熱容量の大
きな支持体2が感熱要素の一部分となり、流量検出の感
度低下をもたらすという問題点があった。
流量変化に対する追従性、応答性を高めるため、70μm
程度の細線が用いられている。一方、支持体2は流れに
よる圧力に耐えて熱線RHを所定の位置に保持する必要が
あるため、熱線RHと比較して熱容量の大きな金属体が用
いられている。従って、円筒状ハウジング1を流れる流
体はハウジング1の内部を一様に流れるので熱容量の大
きな支持体2が感熱要素の一部分となり、流量検出の感
度低下をもたらすという問題点があった。
この考案は上記のような問題点を解決するためになされ
たものであり、流量検出の感度が良好な熱線式流量セン
サを得ることを目的とする。
たものであり、流量検出の感度が良好な熱線式流量セン
サを得ることを目的とする。
この考案に係る熱線式流量センサは、流体が通流するハ
ウジングにおける熱線上流側の内面を流体が熱線中央部
に集中して流れる形状にしたものである。
ウジングにおける熱線上流側の内面を流体が熱線中央部
に集中して流れる形状にしたものである。
この考案におけるハウジングは、熱線上流側内面が流体
を熱線中央部に集中して流す形状となっており、流体は
熱線の感度の高い中央部に集中して流れ、熱線支持体の
ある内面近傍部分にあまり流れない。
を熱線中央部に集中して流す形状となっており、流体は
熱線の感度の高い中央部に集中して流れ、熱線支持体の
ある内面近傍部分にあまり流れない。
以下、この考案の実施例を図面とともに説明する。第1
図(a),(b)において、3は流体通路中に配設され
た円筒状ハウジングであり、このハウジング3の流体上
流側部分3aは下流側部分3bに比べてその内周面が突出し
ており、内径が同心的に小さくなっている流路面積も小
さい。ハウジング3の下流側部分3bの内周面には複数の
熱線支持体2が設けられ、熱線支持体2間には熱線RHが
張設される。又、上流側部分3aには空気温センサRCが流
体中に突出して設けられる。
図(a),(b)において、3は流体通路中に配設され
た円筒状ハウジングであり、このハウジング3の流体上
流側部分3aは下流側部分3bに比べてその内周面が突出し
ており、内径が同心的に小さくなっている流路面積も小
さい。ハウジング3の下流側部分3bの内周面には複数の
熱線支持体2が設けられ、熱線支持体2間には熱線RHが
張設される。又、上流側部分3aには空気温センサRCが流
体中に突出して設けられる。
尚、制御回路の構成および動作は従来と同様である。
上記構成において、被計測流体はハウジング3内を流れ
るが、この流体は上流側部分3aの流路面積によって規制
して流れ、従ってこの流れに対して熱線RHはそのほぼ中
央部分のみが露出し、熱線支持体2との支持端部及び熱
線支持体2は流れに対して露出していない。このため、
流体は熱線RHの最も計測感度の高い中央部分に集中して
導かれ、熱容量の大きな熱線支持体2の影響を受けるこ
となく、感度の高い流量センサが得られる。
るが、この流体は上流側部分3aの流路面積によって規制
して流れ、従ってこの流れに対して熱線RHはそのほぼ中
央部分のみが露出し、熱線支持体2との支持端部及び熱
線支持体2は流れに対して露出していない。このため、
流体は熱線RHの最も計測感度の高い中央部分に集中して
導かれ、熱容量の大きな熱線支持体2の影響を受けるこ
となく、感度の高い流量センサが得られる。
以上のようにこの考案によれば、ハウジングの熱線上流
側部分の内面形状を流体が熱線の中央部に集中して流れ
る形状としており、流体は熱線の感度の高い中央部分に
流れることになる。従って、検出感度が向上し、しかも
流体は熱線支持体とはほとんど接触しないので熱線支持
体の熱容量による感度低下は生じない。
側部分の内面形状を流体が熱線の中央部に集中して流れ
る形状としており、流体は熱線の感度の高い中央部分に
流れることになる。従って、検出感度が向上し、しかも
流体は熱線支持体とはほとんど接触しないので熱線支持
体の熱容量による感度低下は生じない。
第1図(a),(b)は夫々この考案による熱線式流量
センサの計測機構部の縦断正面図及び側面図、第2図
(a),(b)は夫々従来の熱線式センサの計測機構部
の縦断正面図及び側面図、第3図は熱線式流量センサの
制御回路図である。 2……熱線支持体、3……円筒状ハウジング、3a……上
流側部分、RH……熱線。 尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
センサの計測機構部の縦断正面図及び側面図、第2図
(a),(b)は夫々従来の熱線式センサの計測機構部
の縦断正面図及び側面図、第3図は熱線式流量センサの
制御回路図である。 2……熱線支持体、3……円筒状ハウジング、3a……上
流側部分、RH……熱線。 尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 牛島 賢児 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)考案者 稲田 雅憲 兵庫県姫路市千代田町840番地 三菱電機 株式会社姫路製作所内 (72)考案者 大谷 七郎 兵庫県姫路市千代田町840番地 三菱電機 株式会社姫路製作所内 (72)考案者 山川 智也 兵庫県姫路市千代田町840番地 三菱電機 株式会社姫路製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−218032(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】流体通路中に設けられた円筒状ハウジン
グ、このハウジングの内周面に設けられた複数の熱線支
持体、各熱線支持体間に張設された熱線、該熱線に接続
され、流量に比例した信号を出力する制御回路を備えた
熱線式流量センサにおいて、上記ハウジングの熱線上流
側の内面形状は、上記熱線支持体と上記熱線の熱線支持
体に支持される部分とを隠し、流体が熱線の中央部に集
中して流れる形状としたことを特徴とする熱線式流量セ
ンサ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987086810U JPH0742105Y2 (ja) | 1987-06-04 | 1987-06-04 | 熱線式流量センサ |
DE3818385A DE3818385A1 (de) | 1987-06-04 | 1988-05-30 | Hitzdraht-stroemungsmengensensor |
US07/201,885 US4864855A (en) | 1987-06-04 | 1988-06-03 | Hot wire type flow sensor |
KR2019880008702U KR910002831Y1 (ko) | 1987-06-04 | 1988-06-04 | 열선식 유량 센서 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987086810U JPH0742105Y2 (ja) | 1987-06-04 | 1987-06-04 | 熱線式流量センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63195230U JPS63195230U (ja) | 1988-12-15 |
JPH0742105Y2 true JPH0742105Y2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=30943460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987086810U Expired - Lifetime JPH0742105Y2 (ja) | 1987-06-04 | 1987-06-04 | 熱線式流量センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742105Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0610260Y2 (ja) * | 1988-03-04 | 1994-03-16 | 株式会社ユニシアジェックス | 吸入空気流量検出装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6329155Y2 (ja) * | 1981-05-15 | 1988-08-05 | ||
JPS60218032A (ja) * | 1984-04-13 | 1985-10-31 | Mitsubishi Electric Corp | 感熱形流量センサ |
-
1987
- 1987-06-04 JP JP1987086810U patent/JPH0742105Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63195230U (ja) | 1988-12-15 |
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