JPH0441291Y2 - - Google Patents

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JPH0441291Y2
JPH0441291Y2 JP6217084U JP6217084U JPH0441291Y2 JP H0441291 Y2 JPH0441291 Y2 JP H0441291Y2 JP 6217084 U JP6217084 U JP 6217084U JP 6217084 U JP6217084 U JP 6217084U JP H0441291 Y2 JPH0441291 Y2 JP H0441291Y2
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JP
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heat
flow rate
flow
resistor
cover
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JP6217084U
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JPS60174837U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は感熱抵抗型流量検出装置に関する。
従来技術 感熱抵抗型流量検出装置として、極細白金線を
用いた熱線流量計が従来から知られている。又、
白金線の代りに薄膜抵抗体を用いた流量検出器が
例えば特開昭57−92211号公報や特開昭57−93212
号公報から知られている。さらに、最近、薄膜抵
抗体をシリコン基材上に付着形成させる技術が開
発され、流体の流量検出精度が著しく向上した。
このようにシリコン基材チツプにより形成された
流量検出器は支持体により流体流通管に取付けら
れねばならない。又、このような流量検出器によ
る流量検出精度をさらに高めるためには、検出器
チツプが流体の最も安定した流れの中に配置され
る必要がある。
考案の目的 本考案の目的は前述したようなチツプ化された
流量検出器を用いて、これがどこにでも取付けら
れることができ且つ精度の高い流量検出を行うこ
とのできる流量検出装置を提供することにある。
考案の構成 本考案による感熱抵抗型流量検出装置は、流体
流通管内に薄膜状発熱用抵抗体とこの発熱用抵抗
体からの熱を感じる薄膜状感熱抵抗体とを付着せ
しめてなる流量検出器を配置し、この流量検出器
は支持体により流体流通管に支持される。この流
量検出器の抵抗体を付着させた表面を通る流路を
形成するようなカバーが取付けられる。このカバ
ーは流量検出器に直接に取付けられてもよく、
又、前記支持体に取付けられてもよい。
実施例の説明 以下本考案の実施例について図面を参照して説
明する。
第1図において、流体流通管1内には流量検出
器2が配置され、これは支持体3により流通管1
に支持される。流量検出器2の上面にはカバー4
が取付けられ、カバー4と流量検出器2の上面と
により矢印Fで示された方向に流れることのでき
る流体流路5が形成される。流体流路5を流れる
流体の流れ方向Fは流通管1を流れる流体の主流
と同一方向である。
第2図は第1図の要部を拡大して示したもので
あり、カバー4は取外して示してある。第3図は
流量検出器2の平面図、第4図はその断面図であ
る。第3図及び第4図において、流量検出器2は
シリコン結晶ウエハを基材6としたチツプにより
形成され、シリコン基材6上面に二酸化硅素等の
絶縁膜7が形成され、さらにその上面に所定のパ
ターンで二条の抵抗体8,9が薄膜状に付着され
る。抵抗体8,9の付着にはフオトリソグラフイ
ー及びエツチングを用いると正確な抵抗値を設定
することができる。流れFに対して上流側に配置
されるべく意図された抵抗体8はニツケルクロム
で作られ、下流側の抵抗体9はニツケルから作ら
れる。ニツケルはニツケルクロムより抵抗の温度
係数が大きいために、熱を感じて抵抗の変化が敏
感である。然して、上流側の抵抗体8を発熱用抵
抗体としてこれに電流を流して発熱させ、この発
熱用抵抗体8の温度が流された流体の流量に応じ
て変化するのを、下流側の感熱抵抗体9が感じて
その抵抗値の変化を測定することにより流量が検
出される。発熱用抵抗体8の熱の約70%くらいは
シリコン基材6を介して感熱抵抗体9に伝達さ
れ、残りの約30%くらいは流体の流れに乗つて伝
達される。この検出器2は非常に高精度であり、
且つ量産に適したものである。各抵抗体8,9の
各端部には金のボンデンイングパツド10が接合
される。又、自動車のエンジンの吸入空気量を測
定するような場合には、感熱抵抗体9と同様の抵
抗体を同一チツプ上に又は別体のチツプ上に発熱
用抵抗体8の熱の影響のないように付着させて、
測定すべき流体の温度に対する補修を行うことが
でき、この場合には感熱抵抗体9と追加の感熱抵
抗体とは公知のブリツジ回路に接続される。検出
器チツプ2の寸法は例えば7mm×5mmの矩形状で
ある。
第1図及び第2図において、このような検出器
チツプ2が帯状支持体3に取付けられる。この実
施例においては、4本の支持体3が使用され、第
2図に一直線上にある各2本の支持体は検出器チ
ツプ2の中央部分では連続していない。そして、
各支持体3の表面には金メツキその他の膜状リー
ド(図示せず)が形成され、ボンデンイングワイ
ヤ11により各抵抗体のボンデンイングパツド1
0に接続されるようになつている。第2図の左側
の検出器チツプ2と支持体3との組立体の上に断
熱及び電気絶縁性のカバー4が取付けられる。カ
バー4は検出器チツプ2の抵抗体8,9を付着さ
せた表面を覆い、第1で説明した流路5を形成す
る。尚、カバー4の形状は特定する必要はない
が、流路5がほぼ一様にまつすぐ延びるのが好ま
しく、流路5の入口はわずかにラツパ状に広げら
れたものとすることもできる。カバー4の検出器
チツプ2又は支持体3への固定は接着剤を使用す
ることができ、又はねじ等を用いることもでき
る。
検出器チツプ2の表面を覆つてカバー4を取付
けることにより、流路5内を流れる流体を整流さ
せ、安定した流れの中で流量検出を行うことがで
きる。従つて、流通管1内に通常形成される流線
の変化に対して影響を大幅に低下させることがで
き、流通管1内の取付位置の自由度が広がる、さ
らに、前述したように、発熱用抵抗体8から感熱
抵抗体9への伝熱の一部は流体に乗つて行われる
ので、カバー4により狭ばめられた流路5内で、
流体中を拡散する熱が低下し、感熱抵抗体9の発
熱用抵抗体8の温度変化に対する応答性がさらに
高められる。又、第2図に示されるように支持体
3が複数個からなる場合には、カバー4が複数個
の支持体相互及び検出器チツプ2を一体化させる
作用を有することにもなる。シリコン基材6はね
じれ等の機械的応力に対して弱いので、上述の一
体化作用は有力であり、よつて支持体3を小型化
することができる。又、第2図では支持体3は途
中で曲げられて同一方向に引出されているが、流
通管1内を直径方向に一直線上に引出すことも可
能である。
考案の効果 以上説明したように、本考案によれば検出器チ
ツプの取付の自由度が広く且つ高精度の流量検出
が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による流量検出装置の断面図、
第2図は第1図の要部の分解斜視図、第3図は検
出器チツプの平面図、第4図は第3図の拡大断面
図である。 1……流通管、2……流量検出器、3……支持
体、4……カバー、5……流路、8……発熱用抵
抗体、9……感熱抵抗体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体流通管内に薄膜状発熱用抵抗体と該発熱用
    抵抗体からの熱を感じる薄膜状感熱抵抗体とを付
    着せしめてなる流量検出器を配置し、該流量検出
    器は支持体により前記流体流通管に支持され、該
    流量検出器の前記両抵抗体を付着せしめた表面を
    通る流路を形成するカバーが取付けられることを
    特徴とする感熱抵抗型流量検出装置。
JP6217084U 1984-04-28 1984-04-28 感熱抵抗型流量検出装置 Granted JPS60174837U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6217084U JPS60174837U (ja) 1984-04-28 1984-04-28 感熱抵抗型流量検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6217084U JPS60174837U (ja) 1984-04-28 1984-04-28 感熱抵抗型流量検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60174837U JPS60174837U (ja) 1985-11-19
JPH0441291Y2 true JPH0441291Y2 (ja) 1992-09-29

Family

ID=30591128

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6217084U Granted JPS60174837U (ja) 1984-04-28 1984-04-28 感熱抵抗型流量検出装置

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JP (1) JPS60174837U (ja)

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JPS60174837U (ja) 1985-11-19

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