JPH0552625A - 熱式空気流量計及びエンジン制御装置 - Google Patents
熱式空気流量計及びエンジン制御装置Info
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- JPH0552625A JPH0552625A JP3213685A JP21368591A JPH0552625A JP H0552625 A JPH0552625 A JP H0552625A JP 3213685 A JP3213685 A JP 3213685A JP 21368591 A JP21368591 A JP 21368591A JP H0552625 A JPH0552625 A JP H0552625A
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Abstract
合、空気の湿度が変化しても、湿度の影響を受けずに正
確な空気流量測定を可能にする。 【構成】 発熱抵抗体Rhには、回路の平衡を保つ抵抗
値(発熱量)となる加熱電流が通電制御される。この通
電制御信号はOP1からの出力により実行される。この
通電制御回路には空気温度補償用の感温抵抗体Rcの他
に空気湿度補償用の感湿抵抗体Ruが付加され、発熱抵
抗体の平衡条件となるべき抵抗値を温度変化及び湿度変
化に対応して補正する。補正された加熱電流値は抵抗R
1から電圧に変換されて取り出される。
Description
式空気流量計及びこれを利用したエンジン制御装置に関
する。
定する空気流量計としては、流体の通路断面の一部に小
形の発熱抵抗体を配置して、空気流量の変化によってこ
の発熱抵抗体から空気が奪う熱量の変化、すなわち発熱
抵抗体の抵抗値の変化を電子回路により求めて、空気流
量を測定するいわゆる熱式空気流量計が実用化されてい
る。この熱式空気流量計は、例えば、空気流量の変化に
より発熱抵抗体の抵抗に変化が生じると、発熱抵抗体に
その抵抗値を一定に保つための加熱電流を流し(換言す
れば、発熱抵抗体に回路抵抗の平衡条件を満たす加熱電
流を流す)、この加熱電流値を空気流量検出信号として
取り出す方式が代表的なものとして知られている。
温度によっても影響を受けるため、温度補償用の感温抵
抗体を前記発熱抵抗体の加熱電流制御回路中に組み込ん
で、空気温度に対する温度補償も行っている。
55−43447号公報に開示されるものがある。
の抵抗値は空気温度のほかに測定する空気湿度によって
も変化するが、従来はこの点に関しての配慮がなされて
いなかった。すなわち、空気中の湿度は空気の熱伝導率
に影響する。具体的には空気中の湿度が増加した場合、
空気の熱伝導率が増加するため湿度が低いときに比べて
発熱抵抗体から奪われる熱量が増加する。従って、測定
対象となる空気の湿度に対する配慮がないと、湿度変化
により発熱抵抗体から空気が奪う熱量が変化し、これが
測定誤差の原因となる。
開昭59−221442号公報に記載のように吸気量の
湿度が高くなると水蒸気分圧が高くなり単位空気体積中
の酸素量が少なくなることを考慮して、バイパス空気通
路に設けた空気流量制御弁を湿度に応じて開閉制御する
ものや、特開昭57−105555号公報,特開昭61
−182466号公報に記載のように大気中の湿度が増
加すると点火時期が最適点火時期よりも遅角してしまう
ことを考慮して、湿度に応じて点火時期を制御する技術
のように、湿度に関心をもった技術が開示されている。
流量計の空気流量測定値と湿度との流量測定誤差の因果
関係については考察されておらず、これらの技術からは
上記のような計測技術の改善を図ることはできない。
的とするところは、測定すべき空気流量の湿度が変化し
ても影響を受けず、高精度に空気流量を測定できる熱式
空気流量計及び空気温度補償のほかに湿度補償の伴う吸
入空気流量値に基づき高精度の燃料供給制御を行い得る
エンジン制御装置を提供することにある。
に基本的には次のような課題解決手段を提案する。
抗値が空気の流量によって変化することを利用して空気
流量測定を行う熱式空気流量計において、前記発熱抵抗
体を有する空気流量測定用の電子回路に空気の湿度補償
用の感湿抵抗体を追加して空気流量測定の湿度補正を行
う回路構成とした(これを第1の課題解決手段とす
る)。
熱抵抗体、空気に対する温度補償用の感温抵抗体及び湿
度補償用の感湿抵抗体を有して、前記発熱抵抗体に回路
抵抗の平衡条件を満たす加熱電流が空気の温度補正及び
湿度補正を伴いつつ通電制御される回路(加熱電流制御
回路)を構成し、この加熱電流値に基づき空気流量を測
定するよう設定したものを提案する。
熱抵抗体を用いた流量測定用の加熱電流制御回路と別個
に、空気の湿度を検出してそれに応じた電気信号を出力
する感湿素子(例えば感湿抵抗体)を設け、前記加熱電
流制御回路の出力と前記感湿素子の電気信号(湿度検出
信号)をマイクロコンピュータに入力させる構成とし
て、マイクロコンピュータが前記の入力データに基づき
湿度補正に伴う空気流量値を算出するよう設定した(こ
れを第2の課題解決手段とする)。
気通路に吸入空気流量測定用の発熱抵抗体,空気に対す
る温度補償用の感温抵抗体及び湿度補償用の感湿抵抗体
を配置して、温度及び湿度の両補正(補償)の伴うエン
ジンの吸入空気流量測定信号を発生させ、この温度補
正,湿度補正のなされた吸入空気流量測定信号に基づき
燃料噴射量を演算してエンジン制御する装置を提案する
(これを第3の課題解決手段とする)。
を有する空気流量測定用の電子回路として、空気流量の
変化によって発熱抵抗体の抵抗値が変化すると、この抵
抗値を一定に値を保つように、換言すれば回路の平衡条
件を満たすような加熱電流を制御する回路で構成した場
合、これに湿度補償用の感湿素子を組み込むことにより
前記平衡条件を満たす抵抗値を湿度の変化に応じて補正
することができる。
熱電流を湿度の変化に応じて補正し、ひいては空気流量
測定値の湿度補正が可能となる。
決手段のように発熱抵抗体の制御回路に湿度補償用の感
湿抵抗体を組み込まなくとも、マイクロコンピュータに
より感湿素子の湿度検出信号を発熱抵抗体の加熱電流検
出信号と共にデータ入力するように設定し、マイクロコ
ンピュータが加熱電流検出信号から空気流量測定値を算
出する場合に湿度検出信号を補正要素としてデータ処理
するように設定しておけば、湿度補正のなされた空気流
量測定値を算出することができる。
空気流量値を基に燃料供給量を決定する場合、吸入空気
流量値を湿度補正して燃料供給量を決定するので、正確
にして緻密なエンジン制御を可能にする。
流量計の回路図である。
Rc、感湿抵抗体Ru、抵抗R1、R2、R3、R7、
R8、R9、オペアンプOP1、OP2、トランジスタ
Tr1及び電源電圧Vbにより、数1式の平衡条件を満
たすような加熱電流Ihが発熱抵抗体Rhに通電制御さ
れるような回路構成としてある。
度係数をもっており、感湿抵抗体Ruは負の温度係数を
もっている。
抗体Rhは正の温度係数を有しているため、測定すべき
空気流量に応じて熱伝達現象により温度が変化し、従っ
て発熱抵抗体Rhの抵抗値が空気流量に応じて変化す
る。
から奪われる熱量が増加し、数1式に示される回路の平
衡条件がくずれる。
に奪われた熱量を補うだけの加熱電流Ihが供給され
て、発熱抵抗体Rhが一定の抵抗値となるように制御す
る。この加熱電流Ihを抵抗R1によって電圧信号Vo
に変換して出力している。また、感温抵抗体Rcにより
吸入空気温度が変化したことによる発熱量の変化を補償
し、感湿抵抗体Ruにより吸入空気の湿度が変化したこ
とによる発熱量の変化を補償する。
流量計の湿度特性(湿度0%を基準として湿度20%,
40%,60%における流量誤差)を示し、図3に本実
施例に係る湿度補正を行った場合と湿度補正を行わない
場合の熱式空気流量計の制御フロー図を示す。
率が増加するため湿度が低いときに比べて発熱抵抗体か
ら奪われる熱量が増加する。湿度補正用の回路である感
湿抵抗体Ruと抵抗R9がない従来の場合、数2のよう
な平衡条件を満足するように加熱電流Ihが供給され、
発熱抵抗体Rhの抵抗値が一定値になるように制御す
る。
ると発熱抵抗体から奪われる熱量が増加し、加熱電流
(出力)も必要以上に増加し、これが図2に示すような
流量誤差となる。
係数をもっているため、数1式の平衡条件により湿度が
増加すると平衡条件を満たすべき発熱抵抗体Rhの抵抗
値は低下し、加熱電流Ihの変化即ち発熱抵抗体の発熱
量(平衡条件を満たすべき抵抗値)を補正するように働
き、出力を湿度変化にかかわらず一定に保つ。
体の加熱電流制御回路内で湿度補正を行うことで、温度
補正と湿度補正の伴う加熱電流制御により空気流量測定
の精度を向上させることができる。
抗9とを直列に接続することで、抵抗R9の抵抗値を変
えることによって湿度補正の度合いを任意に設定できる
効果もある。
いる方式や、ホットフィルムを用いる方式などあらゆる
熱式の空気流量計に適用できる。
構造を示す。本実施例はボディ1、回路モジュール2、
発熱抵抗体Rh、感温抵抗体Rc、感湿抵抗体Ru、主
空気通路3、バイパス空気通路4、バイパス空気通路4
の一部となる通路カバー5、バイパス空気通路出口6よ
りなる。
Lの字形を呈して入口側から途中までが主空気通路3と
平行に、その後から出口6までが主空気通路3を横断す
る配置構造を呈する。バイパス空気通路4には発熱抵抗
体Rh、感温抵抗体Rc、感湿抵抗体Ruが設けられ、
これらは全て図1の加熱電流制御回路を構成する回路モ
ジュール2へ接続されている。
通路4と主空気通路3に分かれ、バイパス空気通路4は
その一部が通路カバー5で覆われ、通路4を通る空気が
バイパス空気通路出口6から出て再び主空気通路3に合
流する。このバイパス空気通路4内に流れる空気流量を
測定し、主空気通路3に対する比率より全空気流量が計
測される。
Rhと同じバイパス空気通路4に設置することにより、
より正確な空気湿度補正を行い得る。また、図4に示し
た実施例では、感湿抵抗体Ruを発熱抵抗体Rhと感温
抵抗体Rcの下流側に取付けたので、感湿抵抗体Ruが
空気流量を測定する発熱抵抗体Rh付近の空気流に影響
(空気流の乱れ)を与えることなく測定できる利点があ
る。
に取付けることもできる。この場合、発熱抵抗体の熱の
影響が受けにくく、その分、正確な湿度補正が行い得
る。
の間に感湿抵抗体Ruを配置しても良い。この場合も発
熱抵抗体Rhの下流に感湿抵抗体Ruが位置するので、
感湿抵抗体Ruが発熱抵抗体Rh付近の空気流を乱すこ
とがない。
造例とその特性をそれぞれ図5及び図6に示す。
基板7の上に形成された一対の貴金属厚膜の櫛形電極8
の上に、さらに厚さ数十μmのZrO2系の厚膜感湿層
9が形成されている。櫛形電極8からは半田付けされた
端子10が接続され、多孔質高分子膜からなる感湿層汚
染防止用のフィルタ11が全体を覆っている。このよう
な構造の感湿抵抗体Ruの相対湿度に対する抵抗値の特
性は、図6のように負の湿度係数をもつ。
より、空気流量計の精度を良好にしつつ小形で安価に製
作できる利点がある。
に示すようなエンジン制御装置(第2実施例)に利用さ
れる。
温度及び湿度補償機能を有する熱式空気流量計200、
スロットルボディ201、インジェクタ202、O2セ
ンサ203、マイクロコンピュータ204、及びその他
の各種センサ205により構成されている。
により変わる吸入空気量を熱式空気流量計200により
計測し、その信号をマイクロコンピュータ204に送
り、マイクロコンピュータ204よりインジェクタ20
2から供給される燃料を制御する信号が送られる。その
他、O2センサ203による燃焼率の信号や他のセンサ
206からの信号もマイクロコンピュータ204に送ら
れ、最適なエンジン制御が行われている。
このシステムに適用することにより、エンジンへの吸入
空気湿度が変化した際も吸入空気流量誤差を少なくして
最適なエンジン制御を行うことができるという効果があ
る。
流量計の回路構成である。
体Rc、感湿抵抗体Ru、抵抗R1、R7、R9、オペ
アンプOP1により、発熱抵抗体Rhに数3式の回路平
衡条件を満たすような加熱電流Ihが流れる制御回路を
構成する。
図1に示した実施例と同様の動作により湿度補正を行う
ことができる。
流量計の回路構成図である。
式空気流量計の出力を調整する回路の一部の抵抗を感湿
抵抗体に置き換えて出力調整回路に湿度補償回路として
の機能を与えた。すなわち、出力調整回路(湿度補償回
路)は、感湿抵抗体Ru、抵抗R9、R10、R11、
R12、オペアンプOP3、定電圧電源Veで構成され
る。
補償機能のみを備えた熱式空気流量計の発熱抵抗体の加
熱電流制御回路(図示省略)からの出力が入力電圧V2
として入力され、OP3の(−)入力端子に上記湿度補
償回路が接続され、出力電圧Voにより、数4式を満足
させるような回路構成としてある。
V2は、抵抗R10、R11、R12を可変することに
より調整されて出力電圧Voとなる。
れている熱式空気流量計の出力は、通常コントロールユ
ニットへ入力できるようにある電圧範囲(例えば0Vか
ら5V)に調整される。本実施例はこの出力調整回路に
感湿抵抗体Ruを適用して、湿度補正を行うものであ
る。
場合を考えると、図2に示されたごとく制御回路内で湿
度補正を行わない場合は、制御回路の出力電圧である電
圧V2が増加する。しかしながら、感湿抵抗体Ruは負
の温度係数をもっているため、回路は数4を満足するよ
うに働き、出力電圧Voは湿度が増加しても増加せず一
定となる。
たに付加することなく、従来使われていた出力調整回路
の中の抵抗の一つを感湿抵抗体に置き換えるだけで簡単
に湿度補正を行い得るという効果がある。
気流量計の回路構成図である。
量測定用の発熱抵抗体を有する加熱電流制御回路200
´と、感湿抵抗体(感湿素子)Ru,抵抗300及び感
湿抵抗体Ruを制御する回路301よりなる湿度計30
2と、マイクロコンピュータ205と、端子303,3
04よりなる。
205に加熱電流制御回路200´の出力信号(温度補
償を伴った加熱電流制御信号)と湿度計302からの電
気信号(湿度検出信号)がそれぞれ端子304,303
を介して入力されると、マイクロコンピュータ205
は、予め設定した計算プログラムに従って湿度補正を伴
う空気流量測定値を算出する。
上を図り、しかもマイクロコンピュータのデータ処理に
より湿度補正を行うので、熱式空気流量計の回路は従来
のものと変更することなく空気流量値の湿度補正を行い
得る利点がある。
Rh,感温抵抗体Rc,感湿抵抗体Ruの取付け例の詳
細図を示す。
ものを用い、そのセラミック基板7がガラス製支持部材
119に硬ろう付け又は低融点ガラス等の接続部材によ
って接続され、さらに支持部材119はエポキシ接着剤
等の接続部材によって回路モジュール112に接続する
構造である。
ール内のアルミニウム等で形成された電極104,10
5はフレキシブルワイヤ106,107により接続され
ている。さらにアルミニウムのベース111にエポキシ
接着剤等の接続部材によってセラミックの回路基板11
0が接着されており、この回路基板上に形成された電極
109と電極105(104)は、フレキシブルワイヤ
108により接続され制御回路を構成している。また発
熱抵抗体Rhと感温抵抗体Rcはアルミニウムにより形
成されたポール100,101に溶接され、ポール10
0,101は電極102,103に溶接され、感湿抵抗
体Ruと同様に回路基板110に接続されている。
c,感湿抵抗体Ruの他の取付け例を示す。
と同一の基板(フィルム)上に形成したものである。
と共に、セラミック基板7の上に白金等でできた感温抵
抗体Rcを蒸着形成し、さらにオーバーコートガラス等
をコーティングして前記感温抵抗体Rcを保護してい
る。
場合と同様にフレキシブルワイヤ115,116により
回路モジュール112側の電極113,114に接続さ
れている。
スト低減と信頼性の向上の両立を図り得る。
抗体Rc,感湿抵抗体Ruのさらに他の取付け例を示
す。図13は本例を表側からみた断面図であり、図14
は本例を裏側から見た断面図であり、これらの図に示す
ようにセラミック基板7の表側に感湿抵抗体Ruを、裏
側に感温抵抗体Rcを形成する。裏側に形成した感湿抵
抗体Rcの電気的接続を取るため、スルーホール11
7,118により表側に電極を形成し接続している。
トの低減のほかに、セラミック基板7を有効に使用して
取付け面積を節約して小形化できるという効果がある。
ジンの吸入空気流量の他に種々の空気流量の測定が可能
である。また、発熱抵抗体,感温抵抗体,感湿抵抗体は
図4に示すバイパス空気通路に設ける態様に変えて主た
る空気通路の一部に配置してもよい。
流量計において流量誤差の原因となる空気湿度の変化に
対して湿度補償を行うことができるため、湿度の影響を
受けず、高精度に空気流量を測定できる熱式空気流量計
を提供できる。
における吸入空気流量を熱式空気流量計により測定して
燃料供給制御を行う場合に、上記のような空気湿度補償
を伴った吸入空気流量値に基づき燃料供給制御を行うこ
とでA/F,排気ガス浄化等のエンジン制御の精度を向
上させることができる。
路図。
力特性図。
出力特性を示すフローチャート。
縦断面図。
例)を示す構成図。
路図。
路図。
回路図。
体,感湿抵抗体の取付け例を示す断面図。
体,感湿抵抗体の他の取付け例を示す断面図。
体,感湿抵抗体の他の取付け例を示す断面図。
体、1…吸気ボディ、2…回路モジュール、3…主吸気
通路、4…バイパス空気通路、7…セラミック基板、8
…櫛形電極、9…厚膜感湿層、200…熱式空気流量
計、200´…発熱抵抗体の加熱電流制御回路、204
…エンジン制御用のマイクロコンピュータ、205…空
気流量測定用のマイクロコンピュータ、302…湿度
計。
Claims (16)
- 【請求項1】 発熱抵抗体の抵抗値が空気の流量によっ
て変化することを利用して空気流量測定を行う熱式空気
流量計において、前記発熱抵抗体を有する空気流量測定
用の電子回路に空気の湿度補償用の感湿抵抗体を追加し
て空気流量測定値の湿度補正を行う回路構成としたこと
を特徴とする熱式空気流量計。 - 【請求項2】 請求項1において、前記感湿抵抗体の湿
度による抵抗値の変化を利用して前記発熱抵抗体の平衡
条件を満たす発熱量(抵抗値)を補正したことを特徴と
する熱式空気流量計。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記湿
度補償用の感湿抵抗体は前記発熱抵抗体を有する電子回
路に温度補償用の感温抵抗体と共に組み込まれて成るこ
とを特徴とする熱式空気流量計。 - 【請求項4】 空気流量測定用の発熱抵抗体、空気に対
する温度補償用の感温抵抗体及び湿度補償用の感湿抵抗
体を有して、前記発熱抵抗体に回路の平衡条件を満たす
加熱電流が空気の温度補正及び湿度補正を伴いつつ通電
制御される回路を構成し、この加熱電流値に基づき空気
流量を測定するよう設定したことを特徴とする熱式空気
流量計。 - 【請求項5】 請求項3又は請求項4において、前記温
度補償用の感温抵抗体と前記湿度補償用の感湿抵抗体と
は並列接続したことを特徴とする熱式空気流量計。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれか1項
において、前記感湿抵抗体を厚膜式抵抗体により形成し
たことを特徴とする熱式空気流量計。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか1項
において、前記湿度補償用の感湿抵抗体と直列に抵抗が
接続してあることを特徴とする熱式空気流量計。 - 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれか1項
において、出力調整回路に前記湿度補償用の感湿抵抗体
を組み込んで湿度補償を行う回路構成としたことを特徴
とする熱式空気流量計。 - 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれか1項
において、前記湿度補償用の感湿抵抗体を前記空気流量
測定用の発熱抵抗体と同一の空気通路内に設けたことを
特徴とする熱式空気流量計。 - 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれか1
項において、前記湿度補償用の感湿抵抗体は温度補償用
の感温抵抗体と共に同一フィルムに形成したことを特徴
とする熱式空気流量計。 - 【請求項11】 空気流量測定用の発熱抵抗体に空気流
量の変化に伴う抵抗の変化があると前記発熱抵抗体に一
定の抵抗値(平衡条件)を満たす加熱電流を温度補償を
伴いつつ通電制御する加熱電流制御回路と、空気の湿度
を検出してそれに応じた電気信号を出力する感湿素子
と、前記加熱電流制御回路の出力信号と前記感湿素子の
電気信号(湿度検出信号)を入力して湿度補正を伴う空
気流量測定値を算出するデータ処理機能を有するマイク
ロコンピュータとを備えてなることを特徴とする熱式空
気流量計。 - 【請求項12】 請求項1ないし請求項11のいずれか
1項において、前記発熱抵抗体は熱線により構成したこ
とを特徴とする熱式空気流量計。 - 【請求項13】 請求項1ないし請求項12のいずれか
1項において、前記発熱抵抗体はホットフィルムにより
構成したことを特徴とする熱式空気流量計。 - 【請求項14】 エンジンの吸気通路に吸入空気流量測
定用の発熱抵抗体,空気に対する温度補償用の感温抵抗
体及び湿度補償用の感湿抵抗体を配置して、温度及び湿
度の補正(補償)の伴うエンジンの吸入空気流量測定信
号を発生させ、この温度補正,湿度補正のなされた吸入
空気流量測定信号に基づき燃料供給量を演算してエンジ
ン制御することを特徴とするエンジン制御装置。 - 【請求項15】 請求項14において、前記エンジンの
吸気通路は主空気通路とバイパス空気通路とに分けら
れ、前記バイパス空気通路に前記空気流量測定用の発熱
抵抗体,温度補償用の感温抵抗体及び湿度補償用の感湿
抵抗体を配設したことを特徴とするエンジン制御装置。 - 【請求項16】 エンジンの吸気通路に空気流量測定用
の発熱抵抗体と、空気温度補償用の感温抵抗体とを設け
て、前記発熱抵抗体に温度補正(補償)を伴う加熱電流
(吸入空気流量信号)を流し、この加熱電流値をマイク
ロコンピュータに入力して燃料供給量を算出するエンジ
ン制御装置いおいて、空気の湿度の検出する感湿素子を
有し、前記マイクロコンピュータは前記感湿素子からの
湿度検出信号に基づき前記吸入空気流量信号を湿度補正
するよう設定したことを特徴とするエンジン制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3213685A JP2957769B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 熱式空気流量計及びエンジン制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3213685A JP2957769B2 (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 熱式空気流量計及びエンジン制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0552625A true JPH0552625A (ja) | 1993-03-02 |
JP2957769B2 JP2957769B2 (ja) | 1999-10-06 |
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ID=16643290
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