JPH0742078Y2 - 窯業用徐冷炉 - Google Patents

窯業用徐冷炉

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JPH0742078Y2
JPH0742078Y2 JP1989134058U JP13405889U JPH0742078Y2 JP H0742078 Y2 JPH0742078 Y2 JP H0742078Y2 JP 1989134058 U JP1989134058 U JP 1989134058U JP 13405889 U JP13405889 U JP 13405889U JP H0742078 Y2 JPH0742078 Y2 JP H0742078Y2
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JP
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furnace
cooling
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邦勝 森口
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Narita Mfg Ltd
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Narita Mfg Ltd
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
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  • Furnace Details (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばブラウン管の製造において、パネルと
ファンネルとの接合面にシーリングフリットを塗布して
加熱することによりパネルとファンネルとが溶接された
ブラウン管を冷却する場合等に用いられる窯業用徐冷炉
に関する。
〔従来の技術〕
従来の窯業用徐冷炉は、炉内に冷風を供給してガラス等
の冷却対象物を冷却するものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、前記従来技術によるときは、次のような欠点
があった。
つまり、冷却対象物の表面が冷風との接触で冷却され、
内部から表面への熱伝導により冷却対象物の内部が冷却
されるため、冷却対象物の全体を冷却するのに長時間を
要していた。つまり、冷却効率が低いものであった。そ
して、パネルとファンネルとが溶接された前記ブラウン
管を冷却する場合には、パネルの外面にのみ冷風が接触
するため、冷風温度を低くして冷却を急速に行なうと、
特にブラウン管の大型化に伴なってパネルの厚さが40mm
程度と大きい場合、そのパネルの内外面の温度差が大き
くなってクラックが発生する。従って、パネルの内外面
の温度差が過度とならないように、徐々に冷却する必要
があり、徐冷に時間がかかり、トンネル炉の場合、炉長
が長くなる。
本考案の目的は、上記欠点を解消する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による窯業用徐冷炉の特徴構成は、炉内空間内
に、遠赤外線を吸収する遠赤外線吸収部材を、それの放
射受け面が炉内空間の冷却対象物に向く姿勢に配設し、
この遠赤外線吸収部材との間に間隔を隔てて、前記炉内
空間から区画された中空部を形成するようにフードを設
け、さらに、前記中空部に対して冷却媒体を供給するこ
とにより遠赤外線吸収部材を冷却する冷却手段を設けて
ある点にある。
〔作用〕
a.冷却対象物であるガラスやセラミックは、表面のみな
らず内部からも遠赤外線を放射する特性を備えている。
従って、放射受け面を冷却対象物に向ける姿勢に配設し
た遠赤外線吸収部材を炉内空間の雰囲気温度よりも低温
に冷却することにより、冷却対象物から遠赤外線吸収部
材への遠赤外線による熱放射を効率良く行わせ得る。
b.そして、遠赤外線吸収部材を冷却するにあたり、その
遠赤外線吸収部材自体が、炉内空間から区画された状態
の中空部に面して設けられているので、この中空部に対
して冷却媒体を供給することで、炉内空間の温度に対す
る影響少なく冷却することができる。
つまり、炉内温度にあまり影響されずに遠赤外線吸収部
材の温度を設定調節することができるので、炉内温度を
あまり低下させずに、したがって、冷却対象物の表面温
度をあまり低下させずに、冷却対象物の内部遠赤外線放
射物質のとの温度差を好適な値に保ちつつ能率よく除令
することができる。
〔考案の効果〕
従って、本考案によれば、ガラス等、冷却対象物の表面
および内部からの遠赤外線放射による熱放射を効率良く
行わせて、冷却対象物全体を同時に冷却できるので、冷
却に要する時間を短縮できる。特に、パネルとファンネ
ルとが溶接されたブラウン管の徐冷に冷風冷却を併用す
ることで急速冷却を行なった場合であっても、パネルの
内外面の温度差の増大を抑えて、パネルにクラックが発
生することを防止できる。
〔実施例〕
本考案の実施例を次に示す。
第1図乃至第3図に示すように、ブラウン管(A)の製
造に用いられる窯業用のトンネル炉は、パネルとファン
ネルとの接合面にシーリングフリットが塗布されたブラ
ウン管(A)を加熱対象物として前記パネルとファンネ
ルとを溶接するように加熱するフリットシール用の加熱
炉(1)と、その加熱炉(1)からのブラウン管(A)
を冷却対象物として冷却する徐冷炉(2)とから成る。
かつ、前記トンネル炉は、パネルが上を向く姿勢のブラ
ウン管(A)を治具(3)を介して三列状態に載置して
炉内空間(4)に沿って搬送するベルトコンベヤ(5)
を備えている。このベルトコンベヤ(5)のうちブラウ
ン管(A)を載置搬送する上部の搬送部(5A)のみが炉
内空間(4)に配置されており、ベルト(5a)は、通気
孔を有するメッシュ状のものである。
前記加熱炉(1)は、搬送方向で3つの部分(1A)に分
けられている。各部分(1A)は、前記ベルトコンベヤ
(5)の搬送部(5A)を下部から上部に通過する上昇流
と、左右の炉壁(6A)に沿って下方に流れる下降流とか
ら成る循環風を発生するための発生手段と、下降流を加
熱する左右一対のラジアントチューブバーナ(7)を備
えている。つまり、炉内空間(4)において熱風を循環
するようになっている。
前記発生手段は、前記上昇流の風路と下降流の風路とを
仕切る左右一対の仕切板(8A)を設け、それら仕切板
(8A)の上端間にわたって左右中央の頂部に上下に貫通
する口(9A)を形成したフード(10A)を設け、前記口
(9A)を通してフード(10A)内の空気を吸込み、か
つ、下降流の風路の上端側に排出する吸込み式のファン
(11A)を設けて構成されている。
もって、加熱炉(1)は、熱風のブラウン管(A)への
接触により、ブラウン管(A)を加熱するように構成さ
れている。
前記徐冷炉(2)は、搬送方向で3つの部分(2A)に分
けられており、各部分(2A)は、前記加熱炉(1)の各
部分(1A)と同様な循環風を発生するための左右一対の
仕切板(8B)と口(9B)付きフード(10B)と吸込み式
のファン(11B)とを備え、かつ、冷却空気の取入管(1
3)と、ダンパー(14a)付きの排気管(14)と、冷却手
段とを備えている。
前記フード(10B)のうち、ブラウン管(A)に向かう
内面は、遠赤外線を吸収する遠赤外線吸収部材(12)か
ら構成され、この遠赤外線吸収部材(12)は、その放射
受け面(12a)がブラウン管(A)に向く姿勢に配設さ
れている。そして、この遠赤外線吸収部材(12)との間
に間隔を隔てて、前記炉内空間(4)から区画された中
空部(10a)を形成するようにフード(10B)を設けてあ
る。この遠赤外線吸収部材(12)は、セラミックやガラ
ス等から構成されている。
前記冷却手段は、冷風で前記遠赤外線吸収部材(12)を
冷却する手段であって、具体的には、フード(10B)の
内面側に形成された前記中空部(10a)に前記取入管(1
3)を接続するとともに、中空部(10a)から炉内空間
(4)の排出口(10b)を形成して構成してある。
もって、徐冷炉(2)は、取入管(13)、中空部(10
a)、炉内空間(4)とその記載順に冷却媒体としての
冷却空気を供給して炉内空間(4)で循環させ、冷風の
ブラウン管(A)への接触と、ブラウン管(A)からの
遠赤外線を遠赤外線吸収部材(12)で吸収することとに
よって、そのブラウン管(A)を冷却するようになって
いる。
(15)と(16)は前記ベルトコンベヤ(5)のベルト
(5a)の移動を案内する摺動レールと転輪であり、(17
A),(17B)はファン(11A),(11B)を駆動するため
のモータである。
また、前記徐冷炉(2)では、冷却空気に代えて、前記
フード(10B)の中空部(10a)に加熱空気を供給するこ
とにより、遠赤外線吸収部材(12)を加熱でき、これに
より、遠赤外線吸収部材(12)を、遠赤外線を放射する
遠赤外線放射部材として作用させて、ブラウン管(A)
を加熱することができる。つまり、上記徐冷炉(2)の
炉構成では、冷却空気や冷水等の冷却流体と、加熱空気
や温水、熱水等の加熱流体とのいずれかを選択してフー
ド(10B)の中空部(10a)に供給することにより、徐冷
炉(2)と加熱炉(1)とを選択して現出できるのであ
る。もちろん、加熱炉(1)とする場合には、ラジアン
トチューブバーナ(7)等の加熱源を併用することが望
ましい。
〔別実施例〕
本考案の別実施例を以下に示す。
[1]上記実施例では、冷却手段として、遠赤外線吸収
部材(12)を冷却空気で冷却するものを示したが、冷却
手段としては、冷水等の冷却流体で遠赤外線吸収部材
(12)を冷却するものや、冷凍機を用いて遠赤外線吸収
部材(12)を冷却するものであっても良い。
[2]上記実施例では、左右に並ぶ3つ、つまり、複数
のブラウン管(A)に対して1つの共通のフード(10
B)を設けたが、第4図に示すように、左右に並ぶブラ
ウン管(A)の夫々の上部に、遠赤外線吸収部材(12)
付きのフード(10B)を1つづつ設けても良い。
[3]上記実施例では、循環風を発生させるためのファ
ン(11B)として吸込み式のものを示したが、第4図に
示すように、ファン(11B)は押込み式のものであって
も良い。この場合、実施例とは逆方向の循環風となる。
[4]上記実施例では、冷却対象物(A)としてブラウ
ン管を示したが、冷却対象物(A)としては、各種のガ
ラス製品、各種の陶磁製品を挙げることができる。
[5]上記実施例では、トンネル炉を示したが、もちろ
ん、本考案は、搬送機能をもたない炉にも適用できる。
[6]尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照
を便利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の実施例を示し、第1図、第
2図は要部の横断面図、第3図は一部切欠き側面図であ
り、第4図は本考案の別実施例を示す横断面図である。 (4)……炉内空間、(12)……遠赤外線吸収部材、
(A)……冷却対象物、(12a)……放射受け面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉内空間(4)内に、遠赤外線を吸収する
    遠赤外線吸収部材(12)を、それの放射受け面(12a)
    が炉内空間(4)の冷却対象物(A)に向く姿勢に配設
    し、 この遠赤外線吸収部材(12)との間に間隔を隔てて、前
    記炉内空間(4)から区画された中空部(10a)を形成
    するようにフード(10B)を設け、 さらに、前記中空部(10a)に対して冷却媒体を供給す
    ることにより遠赤外線吸収部材(12)を冷却する冷却手
    段を設けてある窯業用徐冷炉。
JP1989134058U 1989-11-17 1989-11-17 窯業用徐冷炉 Expired - Lifetime JPH0742078Y2 (ja)

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JPS6325483A (ja) * 1986-07-16 1988-02-02 株式会社 阪本工業所 熱処理炉

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