JPH0741889A - 生体用チタン合金 - Google Patents

生体用チタン合金

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JPH0741889A
JPH0741889A JP3277174A JP27717491A JPH0741889A JP H0741889 A JPH0741889 A JP H0741889A JP 3277174 A JP3277174 A JP 3277174A JP 27717491 A JP27717491 A JP 27717491A JP H0741889 A JPH0741889 A JP H0741889A
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哲也 立石
Yoshimitsu Okazaki
義光 岡崎
Atsuo Ito
敦夫 伊藤
Yoshimasa Ito
喜昌 伊藤
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来材料Ti −6Al−4V,ELI合金よ
りも耐食性に優れ、かつ生体中で万一腐食が発生しても
安全であり(生体為害性がない)、さらに高強度,高延
性の生体用チタン合金を提供する。 【構成】 Nb :4〜8重量%、Ta :2〜4重量%、
及び(Zr +Sn ):5〜20重量%を含み、残部Ti
及び不可避的不純物より成ることを特徴とする生体用チ
タン合金。 【効果】 添加元素として生体為害性のほとんど無いN
b ,Ta ,Zr ,Sn ,Pd を選択したので、万一溶出
しても安全である。またNb ,Ta をそれぞれ4〜8重
量%,2〜4重量%添加したので、鋳塊溶性時の融点を
高くすることなく、つまり製造性を確保しながら耐蝕性
を改善でき、またZr ,Sn を合計で5〜20重量%と
したので、延性を低下させることなく強度を向上でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、整形外科,歯科などの
医療分野において体外固定,体内固定並びに埋入などに
用いられる生体用チタン合金に関し、特に生体内という
腐食性雰囲気において優れた耐食性を発揮し、かつ構造
部材として必要な強度,延性を有する生体用チタン合金
に関する。
【0002】
【従来の技術】生体インプラント用材料としてASTM
(F67,F136など)で規格化され、使用が認めら
れたものは、従来、純チタン4種、及びTi −6Al−
4VELI合金だけであり、関節等の強度部材ではTi
−6Al−4V ELI合金が主に使用されている。こ
れらのチタン材料は、他の生体材料である鋼系又はコバ
ルト(Co )基合金等に比較すれば耐食性は良いもの
の、やはり腐食が生じている。そこで、耐食性を改善で
きる生体用チタン合金として、Ti −Al−Nb −Ta
系のものも提案されており、これは上記Ti −6Al−
4Vより耐食性が大幅に向上している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の生体用チタン合金の場合、合金組織として添加されて
いるアルミニウム(Al)及びバナジウム(V)は腐食
の結果として溶出した場合、単独金属イオンとなるが、
Al、Vの単独金属イオンは生体中で有害である(生体
為害性がある)と報告されている。また純チタンの場
合、最も高強度のもので60kgf/mm2 前後であり、設計上
不十分である。一方、Ti −6Al−4V ELI合金
では引張強度は90kgf/mm2 以下と純チタンよりは高強度
となっているものの、設計上さらに高いことが望まし
い。
【0004】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、上記従来材料Ti −6Al−4V,ELI合
金よりも耐食性に優れ、かつ生体中で万一腐食が発生し
ても有害金属を含まないため安全であり(生体為害性が
ない)、さらに高強度,高延性の生体用チタン合金を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】生体用として考えた場
合、含まれる合金組成の単一組成としても生体為害性が
無いことが必要であり、さらに製造性,機械的性質並び
に耐食性を確保できる合金設計が必要となる。
【0006】(1)基礎研究の結果、生体為害性の無い
金属金属元素として、Ti ,Zr ,Sn ,Nb ,Ta ,
Pt ,Pd ,Si ,が選択できることが判った。
【0007】(2)製造性を確保する観点から、熱間
加工性を向上させるためにα−β合金とする。そのため
に全率固溶型β安定化元素に(Nb ,Ta )を選択す
る。しかしこのNb ,Ta は鋳塊溶製上不利な高融点
金属であるから、鋳塊溶製を容易化するために少な目に
添加する。
【0008】(3)機械的性質を向上させる観点から、
熱処理性を改善するためにα−β合金とし、強度ア
ップを図るために添加効率の良い元素(Sn ,Zr )を
添加し、脆化相を避けるためにβ共析型元素(Pt ,
Pd ,Si )は添加しないか、最小とする。
【0009】(4)耐食性向上の観点から、添加元素と
してZr,Nb ,Ta ,Pd を選択する。一方、Si は
特別な効果は得られないので添加しない。
【0010】以上の(1)〜(4)の点に鑑み、 Ti :ベース元素 Nb :10重量%以
下 Sn :20重量%以下 Ta : 5重量%以
下 Zr :特に制限無し Pd : 5重量%以
下 Pt : 1.5重量%以下 の観点から合金設計を行った。
【0011】そこで請求項1の発明は、Nb :4〜8重
量%、Ta :2〜4重量%、及び(Zr +Sn ):5〜
20重量%を含み、残部Ti 及び不可避的不純物より成
ることを特徴とする生体用チタン合金である。請求項2
の発明は、請求項1の生体用チタン合金に、Pd :1重
量%以下を添加したことを特徴としている。請求項3の
発明は請求項1の生体用チタン合金に、O2 ,N2 の一
方,又は両方を0.3重量%以下づつ添加したことを特徴
としている。さらに請求項4の発明は、請求項2の生体
用チタン合金にO2 ,N2 の何れか一方又は両方を0.3
重量%以下づつ添加したことを特徴としている。
【0012】本発明において上記構成を採用した理由に
ついて説明する。 〔Nb :4〜8重量%とした点〕Nb は、その量によっ
て強度,延性に影響を与えることはほとんど無いが、耐
蝕性を改善できる。この耐蝕性改善効果は、4重量%未
満ではほとんど得られず、8重量%を越えると飽和す
る。またNb を8重量%より増量すると、鋳塊溶製時の
融点が高くなり、製造性が低下する。
【0013】〔Ta :2〜4重量%とした点〕Ta は、
Nb と同様に強度,延性に影響を与えることはほとんど
無いが、耐蝕性を改善でき、Ti の溶出量を軽減でき
る。この耐蝕性向上効果,Ti 溶出防止効果は、2重量
%未満ではあまり得られず、また4重量%を越えると飽
和する。またTa を4重量%より増量すると、鋳塊溶製
時の融点が高くなり、製造性が低下する。
【0014】〔Zr +Sn :5〜20重量%とした点〕
Zr ,及びSn は、引張強さを向上させるために効果が
あり、Zr による強度向上効果は5重量%未満ではほと
んど得られず、また15重量%を越えると小さくなる。
一方Sn による強度向上効果はZr より大きいが20重
量%を越えると延性に悪影響を与える。またZr ,Sn
の両組成を上記範囲で添加した場合、延性に悪影響を与
えることなく強度を向上できるが、この強度向上効果
は、両組成の合計が5重量%未満では小さく、20重量
%を越えると飽和する。従って、Zr ,Sn は何れか一
方又は両方をその合計が5〜20重量%となる範囲で添
加するのが望ましい。
【0015】〔Pd:1重量%以下とした点〕Pd は、
Nb ,Ta と同様に強度,延性に影響を与えることはほ
とんど無いが、耐蝕性を改善でき、Ti の溶出量をさら
に軽減できる。しかしPd を1重量%より増量すると、
β共析による脆化相が発生し、機械的性質が低下するの
で1重量%以下とすることが必要である。
【0016】〔O2 ,N2 の一方,又は両方を0.3重量
%以下づつ添加した点〕酸素,窒素は、強度を向上する
効果があるが、0.3 重量%を越えると延性を低下させる
ので、0.3 重量%以下にすることが望ましい。
【0017】
【作用】本発明に係る生体用チタン合金によれば、添加
元素として生体為害性のほとんど無いNb ,Ta ,Zr
,Sn ,Pd を選択したので、万一溶出しても安全で
ある。またNb ,Ta をそれぞれ4〜8重量%,2〜4
重量%添加したので、鋳塊溶性時の融点を高くすること
なく、つまり製造性を確保しながら耐蝕性を改善でき、
またPd を1重量%以下添加したので、脆化相の発生を
回避しながら耐蝕性を改善できる。またZr ,Sn を合
計で5〜20重量%としたので、延性を低下させること
なく強度を向上できる。さらにまた、酸素,窒素を0.3
重量%以下添加したので、この点からも延性を低下させ
ることなく強度を向上できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。表1は、本発明の第1〜第20実施例の組成を示
す。この各実施例ではチタンをベースとするとともに、
元素単体で生体為害性のない合金元素としてSn、Z
n、Nb、Ta及びPdを選択し、表1に示す組成をな
すチタン合金600gを溶製し、15mm丸棒とした。
【0019】そして上記各丸棒の引張性質の試験を行
い、さらに耐蝕性試験を行った。表2は上記引張性試験
の結果を示し、図1〜図9は各添加元素の引張性質に対
する影響を示し、図10〜図12は耐蝕性試験の結果を
示す。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】上記表1,表2及び図1〜図9を参照しな
がら各添加元素による強度向上効果を説明する。図中、
YSは0.2 %耐力、TSは引張強さ、EIは伸び、RA
は絞りを示す。図1,図2は、Ti −Zr −Nb −Ta
系合金におけるZr の強度向上に対する添加効果を示
す。図1では、Ti −( ) Zr −8Nb −2Ta 合金の
Zr量依存性を示しているが、Zr 量の増加に従い、Z
r 量1%当たり引張強さで1kgf/mm2 増加していること
が判る。また図2では、Ti −( ) Zr −4Nb −2T
a−0.2Pd 合金のZr 量依存性を示しているが、Zr
量が15% 以上では引張強さの向上に対する寄与は小さく
なっている。従ってZr 量については5〜20%の範囲で
強度レベルの選択が可能である。
【0023】図3は、Ti −10Zr −( ) Nb −2T
a 合金のNb 量依存性を示しているが、Nb 量の増加に
よって強度・延性ともに影響を受けていない。一方、N
bは後述するように耐食性に改善効果を示した。
【0024】図4は、Ti −10Zr −8Nb −( ) Ta
合金のTa 量依存性を示しているが、Nb の場合同様、
Ta 量の増加によって強度・延性ともに影響を受けてい
ない。一方、Ta も添加量の増加により後述するように
耐食性に改善を与えた。
【0025】図5は、Ti−10Zr −8Nb −2Ta −
( ) Pd 合金のPd 量依存性を示しているが、Nb ,T
a の場合同様、Pd 量の増加によって強度・延性ともに
影響を受けていない。一方、Pd も添加によって後述す
るように耐食性に改善を与えた。
【0026】図6は、Ti −(Zr 又はSn )−8Nb
−2Ta −0.2Pd 合金における、Zr とSn の引張性
質に対する効果の比較結果を示しているが、Snの方が
同一合金量で改善効果が大きい。またSn 及びZr の両
組成を加えた場合、延性に影響を与えることなく、強度
上昇に寄与できる点も確認されている(表1,2の実施
例No13参照)。
【0027】図7は、Ti−( ) Sn −4Zr −2Ta
−0.2Pd 合金のSn 量依存性を示しているが、Sn量
の増加に従って強度は増加しており、Sn 1 重量%当た
り4kgf/mm2 上昇している。しかし延性の点ではSn を
20重量%まで添加すると延性は低下している。
【0028】図8,図9は、ガス組織(窒素及び酸素)
による引張性質の改善効果を示す。図8は、Ti −15Z
r −4Nb −2Ta −0.2Pd 合金における窒素及び酸
素の添加効果を示しているが、窒素の添加によって強度
は増加しており、窒素量 100ppm 当たり1.3kgf/mm2
昇している。延性は窒素量の増加に従い低下傾向にある
が、1500ppm でも伸び(EI)で15%以上、絞り(R
A)も35%を有している。窒素量 500ppm 材では酸素量
の効果についても調べている(実施例No. 14とNo.1
7の比較)が酸素量 1000ppmの増加で強度は6〜7kgf/
mm2 増加している。即ち、酸素量 100ppm 当たり0.6〜
0.7 kgf/mm2 の上昇である。延性は若干低下する。
【0029】図9は、Ti −15Sn −4Nb −2Ta −
0.2Pd 合金に対する窒素の添加効果を示しているが、
窒素の添加によって強度は増加しており、窒素量 100pp
m 当たり1kgf/mm2 の上昇である。延性(伸び、絞り)
は窒素添加量が1500ppm まで増加してもほとんど低下が
ない。
【0030】次に上記各チタン合金の耐蝕性を調べるた
めに浸漬試験及びアノード分極試験を実施した。 〔浸漬試験〕37℃に保持された5%塩酸 1000ml 中に
試験片( 10×10×5mm )を浸漬し10日の間、2日
おきに溶液中のTi溶出量を分析した。結果を図10及
び図11に示す。
【0031】図10は、本実施例合金と、比較材として
の従来合金Ti −6Al−4Vとの比較結果を示してい
るが、本実施例合金は全て従来合金Ti−6Al−4V
よりもチタンの溶出量が小さく、耐食性が良いことが判
る。
【0032】図11は、本実施例合金の耐蝕性をさらに
詳細に示している。No.2合金(Ti −10Zr −8Nb
−2Ta )のTa 量を増やしたのが No.5合金(Ti −
10Zr −8Nb −4Ta )であるが、Ta 量の増加によ
りチタンの溶出量が減少し、耐食性が改善されているこ
とが判る。また No.2合金にPd を添加したのが No.6
合金(Ti −10Zr −8Nb −2Ta −0.2 Pd )であ
るが、Pd 添加によっても、さらにチタンの溶出量が減
り、耐食性が改善されていることが判る以上のことから
Nb 、Ta 、Pd の添加は前述のとおり機械的強度の上
昇には効果がなかったが、耐食性の改善には大きな効果
を持つと言える。
【0033】〔アノード分極試験〕アノード分極試験
は、600#の耐水研磨後表面を1cm2 だけ残してその
他の部分をエポキシ樹脂で被覆し、37℃,5%塩酸中
で1時間純窒素(99.9998 以上、O2 <0.3ppm )脱気
(200cc/min) し、−900mv ×5分のカソード処理を行い
自然電位が安定した後(約20分保持)、掃引速度20mv/m
inの条件で行った。この際、対極には白金電極、参照電
極には飽和甘こう電極(SCE)を用いた。ただし測定中は
電解液表面に純窒素ガスを吹き付けることにより酸素の
混入を防いだ。
【0034】試験結果を図12に示す。アノード分極特
性としては印加される電圧(横軸)に対して電流(縦
軸)の初期ピークが小さく、平坦部の電流も小さいほど
耐食性が良好である。本発明合金の例として No.2,5
及び6合金を従来の医療用チタン合金Ti−6Al−4
Vと比較して示しているが、本発明合金はいずれも各電
位においてその電流値はTi−6Al−4V合金よりも
低く、耐食性が良いことが示されている。また本発明合
金間の比較をすると、 No.2合金(Ti −10Zr−8Nb
−2Ta )にさらにTa 量を増やしたのが No.5合金
(Ti −10Zr −8Nb −4Ta )であるが、Ta 量の
増加によって平坦部の電流値がさらに下がっており、耐
食性の向上に有効であることが判る。一方、 No.2合金
(Ti −10Zr −8Nb −2Ta )にPd を添加したの
が No.6合金(Ti −10Zr −8Nb −2Ta −0.2 P
d )であるが、Ta 増量の場合と同様に平坦部の電流値
が下がっており、耐食性の向上に有効であることが判
る。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明に係る生体用チタン
合金によれば、合金元素として生体為害性のないNb ,
Ta ,Zr ,Sn ,Pd を選択するとともに、Nb を4
〜8重量%、Ta を2〜4重量%とし、Pd を1重量%
以下としたので、製造性,機械的性質を確保しながら耐
蝕性を改善できる効果があり、またZr ,Sn を合計で
5〜20重量%とするとともに、窒素,酸素を0.3 重量
%以下としたので、延性に悪影響を来すことなく引張強
度を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例合金の引張性質におけるZr 量
依存性を示す特性図である。
【図2】本発明の実施例合金の引張性質におけるZr 量
依存性を示す特性図である。
【図3】本発明の実施例合金の引張性質におけるNb 量
依存性を示す特性図である。
【図4】本発明の実施例合金の引張性質におけるTa 量
依存性を示す特性図である。
【図5】本発明の実施例合金の引張性質におけるPd 量
依存性を示す特性図である。
【図6】本発明の実施例合金の引張性質におけるZr ,
Sn 量依存性を示す特性図である。
【図7】本発明の実施例合金の引張性質におけるSn 量
依存性を示す特性図である。
【図8】本発明の実施例合金の引張性質における酸素,
窒素量依存性を示す特性図である。
【図9】本発明の実施例合金の引張性質における酸素,
窒素量依存性を示す特性図である。
【図10】本発明の実施例合金の浸漬試験結果を示す特
性図である。
【図11】本発明の実施例合金の浸漬試験結果を示す特
性図である。
【図12】本発明の実施例合金のアノード分極試験結果
を示す特性図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡崎 義光 茨城県つくば市並木1丁目2番地 工業技 術院機械技術研究所内 (72)発明者 伊藤 敦夫 茨城県つくば市並木1丁目2番地 工業技 術院機械技術研究所内 (72)発明者 伊藤 喜昌 神戸市須磨区西落合6丁目1番56−104

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Nb :4〜8重量%、Ta :2〜4重量
    %、及び(Zr +Sn ):5〜20重量%を含み、残部
    Ti 及び不可避的不純物より成ることを特徴とする生体
    用チタン合金。
  2. 【請求項2】 Nb :4〜8重量%、Ta :2〜4重量
    %、Pd :1重量%以下、及び(Zr +Sn ):5〜2
    0重量%を含み、残部Ti 及び不可避的不純物より成る
    ことを特徴とする生体用チタン合金。
  3. 【請求項3】 Nb :4〜8重量%、Ta :2〜4重量
    %、(Zr +Sn ):5〜20重量%、及びO2 ,N2
    の一方,又は両方を0.3重量%以下づつ含み、残部Ti
    及び不可避的不純物より成ることを特徴とする生体用チ
    タン合金。
  4. 【請求項4】 Nb :4〜8重量%、Ta :2〜4重量
    %、(Zr +Sn ):5〜20重量%、Pd :1重量%
    以下、及びO2 ,N2 の何れか一方又は両方を0.3重量
    %以下づつ含み、残部Ti 及び不可避的不純物より成る
    ことを特徴とする生体用チタン合金。
JP3277174A 1991-09-27 1991-09-27 生体用チタン合金 Expired - Lifetime JPH0816256B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100393270B1 (ko) * 2000-12-15 2003-07-31 이도재 티타늄 합금 조성물
JP2007259955A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Mizuho Co Ltd 体内埋設用インプラントとその製造方法
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