JPH074184Y2 - 紙パックの封緘口部閉止具兼オプナー - Google Patents

紙パックの封緘口部閉止具兼オプナー

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JPH074184Y2
JPH074184Y2 JP10764090U JP10764090U JPH074184Y2 JP H074184 Y2 JPH074184 Y2 JP H074184Y2 JP 10764090 U JP10764090 U JP 10764090U JP 10764090 U JP10764090 U JP 10764090U JP H074184 Y2 JPH074184 Y2 JP H074184Y2
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JP
Japan
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opening
paper pack
sealing
opener
sealing opening
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP10764090U
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English (en)
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JPH0465714U (ja
Inventor
廣治 平田
Original Assignee
廣治 平田
小嶋 昇
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、牛乳、果汁、醤油、水、酒等の内容液を封
入するための包装用の紙パックの封緘口部を開封後にお
いて開閉自在に閉めるのに用いる紙パックの封緘口部閉
止具兼オプナーに関する。
〔従来の技術〕
最近、牛乳、果汁、醤油、水、酒等の内容液を封入する
のに用いる包装容器として、容易に製作および組立が行
えて量産向であるのでコストが低廉であること、内容液
の封入が容易に行なえること、内容液を注出後の包装容
器の廃棄処分が容易で使い捨てが可能であること等の利
点を有することから紙パックが普及されている。
これには例えば第5図に示すような包装容器、いわゆる
紙パックが普及されている。
すなわち、紙パック本体30の上部開口30aに略山形に形
成された屋根状部31と、該屋根状部31の両側のうち何れ
か一方、例えば前半は押込自在又は引張自在に組付けら
れて上部開口30aを有する可動蓋32とから構成され、こ
のうち屋根状部31の両側のうち何れか一方、例えば前半
を押込自在又は引張自在に組付けられて開口32aを有す
る可動蓋32とから構成され、このうち屋根状部31はその
棟Mに相当する部分を合掌することにより、貼着させて
封緘口部33を形成している。
〔考案が解決しようとする課題〕
こうして紙パック本体30内に詰め込まれた内容液を注出
するには、屋根状部31の封緘口部33を押し開いた後に、
可動蓋32の屋根状部31に対する上縁の封緘口部33を剥が
して開封する。しかし封緘口部33の開封作業に手間がか
かり、しかも封緘口部33の貼着部分の左右のつき合わせ
片が綺麗に且つ剥がれずに破損することによって不均等
の状態で剥がれることがあった。而して可動蓋32を屋根
状部31に対して引張ることにより、封緘口部33を封塞し
ていた可動蓋32を開いて紙パック本体30から内容液を注
出する。
内容液を注出後は、可動蓋32は屋根状部31の裏面に軽く
押し付けられる程度に押込まれて重合されるが、封緘口
部33の密封状態は充分とはいえない。
この状態で冷蔵庫等に紙パック本体30を入れて要冷保存
した場合には、封緘口部33の内面に内容液が付着するこ
ともあって不衛生になるので、紙パック本体30内に詰ま
った内容液を新鮮且つ清潔に長時間、保存しておくこと
はできない。
しかも紙パック本体30の取扱途中にゴミ等の異物が封緘
口部33から侵入することもあった。
この考案は、上述の如き点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、構造、製作が容易でコス
ト安であり、また封緘口部の左右の突き合わせ片を綺麗
に略均等な面積にて確実に剥がすことができ、また紙パ
ック本体への着脱と封緘口部への取付および取外しが容
易でしかも取扱も簡便であり、もって封緘口部への封緘
を確実になして長時間、内容液を衛生的に且つ異物の侵
入を阻止して冷蔵庫内に保存しておくことができるよう
になした紙パックの封緘口部閉止具兼オプナーを提供す
るのにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記点に鑑みてなされたものであり、上部が屋
根状部に形成され、該屋根状部の棟をつき合わせた封緘
口部の前半を引き開くようにして開口する紙パックにお
いて、前記封緘口部を挾持するU字状のクリップ本体
と、該クリップ本体の一側下部に形成され、該クリップ
本体を紙パック本体に係止する係止部とから成り、該係
止部を前記封緘口部の前記つき合わせ部を開封するオプ
ナーに形成するという手段を採用した。
〔作用〕
クリップ本体の一側下部に形成したオプナーによって紙
パック本体の封緘口部のつき合わせ部を開封し、開封後
においてはオプナーとしての係止部を紙パック本体に係
止するとともに封緘口部にクリップ本体を嵌脱自在に嵌
着することにより開口部を封緘する。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第4図に従って説
明する。なおこの実施例について第5図と同一部分は同
一符号で示す。
1は例えばプラスチックにて一体成形され、紙パック本
体30の屋根状部31の封緘口部33に嵌脱自在となる断面略
U字状のクリップ本体であり、このクリップ本体1は対
向された2枚の保持板1a,1aによって前記封緘口部33を
左右から対向して弾力的に保持することにより略中程ま
で開いた封緘口部33の開封部分33aを封緘するようにな
っている。1a1は対向する前記保持板1a,1aの内側に適宜
数段、設けた突条部であり、この対向した突条部1a1,1
a1によって可動蓋32の開封部分33aを直線状に対向方向
に弾力的に密接して挾持し、封緘を確実にする。
1bは前記クリップ本体1の一側下部に連結部1cを介して
間隙sを隔して前記クリップ本体1に沿うように側面略
ナイフ状で且つ断面略楔状に形成された係止部を兼ねた
オプナーであり、紙パック本体30の封緘口部33にクリッ
プ本体1を嵌合した後にクリップ本体1を第2図の想像
線に示す如く矢印イに示す方向に傾動すると、梃子作用
により断面略楔状のオプナー1bは第3図のように封緘口
部33の左右のつき合わせ片内に分け入って貼付部分を剥
離し、開封するようになっている。また前記オプナー1b
は、可動蓋32を押込んで開封部分33aを閉じた後に、オ
プナー1bの先端が可動蓋32の折込頂部32b部分に位置す
るようにクリップ本体1の略半分程度の長さlに形成さ
れて紙パック本体30に対するオプナー1bとしての係止部
の係止機能を確実になしている(第2図参照)。
本考案の一実施例は上述のような構成からなり、先ず紙
パック本体30の封緘口部33を開封するのには、クリップ
本体1を封緘口部33に嵌着した後にクリップ本体1を第
2図想像線に示す如く、矢印イ方向に傾動すると、クリ
ップ本体1の一側下部に設けた断面略楔形のオプナー1b
が第3図に示すように封緘口部33の左右のつき合わせ片
間に強制的に分け入ることにより、その貼付部分を剥離
して封緘口部33を開封する。この際、クリップ本体1の
保持板1a,1aは左右から封緘口部33を挾持しながら案内
されるので、クリップ本体1は横方向にガタツキを生ぜ
ずに矢印イ方向に移動されるとともにオプナー1bはクリ
ップ本体1の左右の保持板1a,1aの略中央に位置されて
側面略ナイフ状で断面略楔状に形成されているから、オ
プナー1bが自然に左右のつき合わせ片の中間に分け入っ
て封緘口部33の左右のつき合わせ片の一部が破損するこ
となく左右略均等の面積をもって封緘口部33は開封され
る。
そして内容液を紙パック本体30から注出した後に封緘口
部33の開封部分33aを閉じるのには、開封された部分お
よび封緘された部分の封緘口部33にクリップ本体1を嵌
着して取付ける(第2図の実線参照)。
而して、開かれている封緘口部33の開封部分33aはクリ
ップ本体1にて強制的に封緘されて密閉される。この
際、クリップ本体1の対向した保持板1a,1aの内側には
適宜数段、例えば2段の突条部1a1,1a1が形成されてい
るので、封緘口部33の左右のつき合わせ片は略直線状に
対向する方向に密接して封緘が確実になり、内容液がこ
ぼれないとともにゴミ等の異物が侵入するのが阻止され
る。内容液を紙パック本体30から注出するのには、クリ
ップ本体1を封緘口部33から脱嵌して対向する保持板1
a,1aによる保持状態を解いた後に、可動蓋32を屋根状部
31から引き出して封緘口部33の開封部分33aを再び開い
て内容液を注出する。
クリップ本体1にて開封されていた封緘口部33の開封部
分33aを閉じるのには、開封部分33aを衝合して閉じた後
に可動蓋32を押込み、クリップ本体1を前記操作のよう
に封緘口部33に嵌着することにより封緘口部33の開封部
分33aを保持板1a,1aにて左右から強制的に保持してクリ
ップ本体1にて弾力的に封緘する。
〔考案の効果〕
上述のように本考案は、クリップ本体の一側下部に設け
たオプナーにより紙パック本体の封緘口部を左右のつき
合わせ片の一部が破損することなく略均等の面積で剥が
すことにより容易且つ確実に開封でき、またクリップ本
体の一側下部に設けた係止部を封緘口部への下面の凹部
に嵌着することにより紙パック本体へクリップ本体を簡
単に取付けるとができるとともにクリップ本体を紙パッ
ク本体から取外すことにより封緘口部における開封部分
の開閉が確実に行なえる。従って冷蔵庫等へ包装容器を
入れる等して長時間、内容液を衛生的に保存できるとと
もにゴミ等の異物が紙パック本体的に確実に侵入するの
が阻止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜面図、 第2図は同じく使用状態を示す側面図、 第3図は封緘口部をオプナーによって開封する状態を示
す説明的な縦断面図、 第4図は同じく封緘口部をクリップ本体によって封緘す
る状態の縦断面図、 第5図は従来のこの種、紙パック本体を示す斜面図であ
る。 1……クリップ本体、1a……保持板、1a1……突条部、1
b……オプナー、30……紙パック本体、31……屋根状
部、32……可動蓋、M……棟。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部が屋根状部に形成され、該屋根状部の
    棟をつき合わせた封緘口部の前半を引き開くようにして
    開口する紙パックにおいて、前記封緘口部を挟持するU
    字状のクリップ本体と、該クリップ本体の一側下部に形
    成され、該クリップ本体を紙パック本体に係止する係止
    部とから成り、該係止部を前記封緘口部を開封するオプ
    ナーに形成したことを特徴とする紙パックの封緘口部閉
    止具兼オプナー。
  2. 【請求項2】前記オプナーは側面略ナイフ状で断面略楔
    状に形成されたことを特徴とする請求項第1項記載の紙
    パックの封緘口部閉止具兼オプナー。
JP10764090U 1990-10-16 1990-10-16 紙パックの封緘口部閉止具兼オプナー Expired - Lifetime JPH074184Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0465714U JPH0465714U (ja) 1992-06-09
JPH074184Y2 true JPH074184Y2 (ja) 1995-02-01

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ID=31854267

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