JPH0741718Y2 - 感熱転写シートのカセット - Google Patents

感熱転写シートのカセット

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Publication number
JPH0741718Y2
JPH0741718Y2 JP1987041783U JP4178387U JPH0741718Y2 JP H0741718 Y2 JPH0741718 Y2 JP H0741718Y2 JP 1987041783 U JP1987041783 U JP 1987041783U JP 4178387 U JP4178387 U JP 4178387U JP H0741718 Y2 JPH0741718 Y2 JP H0741718Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer sheet
cassette
heat
sensitive transfer
thermal transfer
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987041783U
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English (en)
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JPS63148647U (ja
Inventor
正樹 沓掛
和彦 佐野
智洋 小坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Replacement Of Web Rolls (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、感熱転写シートのカセットの改良に関する。
〔従来の技術〕 カラーテレビの映像などのカラーハードコピーシステム
に用いるカラープリンターには、カセットに収納した感
熱転写シートが用いられていることは公知(実開昭61−
130448号公報参照)である。
そして、取扱の簡便さ、経済性などの観点から使い捨て
の感熱転写シートのカセットも使用されている。このカ
セットは、カセット本体と蓋体とからなる容器内に、並
列する2本のボビンが所要間隔を隔てて回転可能に収納
してある。感熱転写シートはベースフイルムに昇華染料
などからなる色材を塗布した長いシートであって、その
両端を上記2本のボビンにそれぞれ巻き付けた状態で納
められている。
その使用時には、駆動側のボビンを回転して感熱転写シ
ートを巻取り、そのシートの移動に伴い引っ張られて他
方のボビンも回転する。
ところで、両ボビンとそれを軸支持する容器との接触面
は、ボビンの回転による摺動で、次第に磨耗し、その磨
耗による粉塵が発生することが判明した。そして、この
粉塵が飛散して、感熱転写シートと被転写紙との間に入
ると、この粉塵に遮られて色材が転移しないから印字さ
れない箇所、所謂「白抜け」現象が生じることが判明し
た。
また、サーマルヘッドと感熱転写シートの間に粉塵が入
っても同様になり、場合によってはサーマルヘッドの熱
が感熱転写シートに伝わらず、白抜けの連続した画像に
なり、さらにこの状態が続くと「ヘッド切れ」の原因と
なる。
そこで、この磨耗を防止するため、カセットの接触部分
に潤滑油を適宜供給して使用することを試みたが、その
潤滑油を供給するのは一般使用者であるから、その煩わ
しさから供給を失念する虞れもあり、また特に、潤滑油
を供給する際の不手際から転写シートそのものを汚損す
るなどの問題のあることも判明した。
そこで、潤滑油としてシリコンオイルを用いたが、同様
な問題が生じ解決には至らなかった。
また、フッ素樹脂を含む潤滑剤の適用を試みたが、効果
が持続しないため、好成績は得られなかった。
〔考案が解決しょうとする問題点〕
本考案の目的は、上記の点を改善し、粉塵の発生がな
く、従って白抜けが生じることなく、鮮明な画像が損わ
れない感熱転写シートのカセットを低廉なコストで提供
することにある。
考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、カラープリンターに使用する感熱転写シート
(1)を巻いた2本のボビン(4)が、カセット本体
(2)と該本体(2)に接着してなる蓋体(3)に軸支
持されて回転可能に収納されている感熱転写シート
(1)のカセットにおいて、プラスチック成形品である
カセット本体(2)および蓋体(3)、またはボビン
(4)の少なくともいずれか一方が、滑剤であるシリコ
ーン0.1〜5.0%を含有するプラスチックで形成されてい
ることを特徴とする感熱転写シートのカセットである。
以下に、本考案を詳細に説明する。
第1図は開蓋した状態のカセット本体2を示すものでA
図は平面図、B図はその側面図であり、両ボビン4,4が
嵌入され、その間には感熱転写シート1が置かれてい
る。第2図は、その蓋体3であってA図は平面図、B図
は側面図である。
本考案の感熱転写シート1のカセットは、昇華染料など
の色材を塗布した感熱転写シート1を巻いた2本のボビ
ン4が、第1図示のカセット本体2と該本体2に接着し
てなる第2図示の蓋体3に軸支持されて回転可能に収納
されている。
そして、上記カセット本体2、蓋体3およびボビン4は
プラスチック製である。
カセット本体2および蓋体3に使用する材料としては、
ポリスチレン、ABS、ポリフェニルエーテル、ポリカー
ボネートなどである。
ボビンに使用する材料としては、上記の他に、ポリプロ
ピレン、ポリアセタール、ナイロンなどが好適に用いう
る。
これらカセット本体2、蓋体3、ボビン4の成形に際し
ては、滑剤として知られている、アルコール変性シリコ
ーンオイル、ポリメチルシロサキンなどのシリコーンを
成形材料に含有させる。
混入量0.1〜5.0%である。0.1%に満たないと、シリコ
ーンを含有した効果が低く、5.0%を超えると成形品の
表面にゴミが付着しやすくなる。
感熱転写シートは、既知の技術に従って、ポリエステル
フイルムなどのベースフイルム上に常用の昇華性染料か
らなるインキをグラビア印刷など任意の方法で印刷した
ものを使用すればよい。
〔作用〕
本考案の感熱転写シートのカセットは、プラスチックに
含有するシリコーンが部品の表面にも存在するので、摺
動部分の磨耗が少なくなり、それに伴う粉塵の発生が防
止される。特に滑剤として知られるシリコーンは、成形
品の内部から表面へのブリードにより補給されるので、
効果が長続きする。
〔実施例〕
厚さ12μのポリエステルフイルム上に、昇華性染料から
なるインキを用いて、グラビア印刷により赤、青、黄お
よび黒の4色を印刷して感熱転写シートを製造した。
成形材料にポリスチレンを用い、滑剤として知られるア
ルコール変性シリコーンオイル「KF−851」(信越化
学)を0.5%含有させ、射出成形し、カセット本体、蓋
体およびボビンを製作した。
上記の感熱転写シートをボビンにセットし、これをカセ
ット本体に組込み、蓋体を接着してカセットを構成し
た。
このカセットを市販の感熱転写カラープリンターにとり
つけ、被転写紙としてA6判の合成紙上にポリエステル樹
脂と離型剤とからなる受像層を設けたシートを使って、
200枚転写した。
すべて白抜けのない画像が得られた。
比較のため、シリコーンの含有しないポリスチレンを用
いた以外は実施例と同様にしてカセットをつくり同じ条
件で転写を行なったところ、20枚転写したところで、画
像に白抜けが生じた。
考案の効果 本考案の感熱転写シートのカセットを使用すれば、実施
例からも明らかなように、使用の際に摺動部の磨耗によ
る粉塵の発生がなく、従って被転写紙に白抜け現象が生
じることなく、鮮明な画像が損なわれる心配がない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の感熱転写シートのカセットの一例を、蓋
を開いて示したものであって、第1図Aは本体の平面
図、第1図Bはその側面図である。第2図Aは、蓋体の
平面図、第2図Bはその側面図である。 1……感熱転写シート 2……カセット本体 3……カセット蓋体 4……ボビン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−130448(JP,U) 実公 昭48−6643(JP,Y1) 実公 昭52−40749(JP,Y1) 「岩波理化学辞典」第3版増補版(1983 年12月5日発行)P.629(潤滑剤の項)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラープリンターに使用する感熱転写シー
    ト(1)を巻いた2本のボビン(4)が、カセット本体
    (2)と該本体(2)に接着してなる蓋体(3)に軸支
    持されて回転可能に収納されている感熱転写シート
    (1)のカセットにおいて、プラスチック成形品である
    カセット本体(2)および蓋体(3)、またはボビン
    (4)の少なくともいずれか一方が、滑剤であるシリコ
    ーン0.1〜5.0%を含有するプラスチックで形成されてい
    ることを特徴とする感熱転写シートのカセット。
JP1987041783U 1987-03-20 1987-03-20 感熱転写シートのカセット Expired - Lifetime JPH0741718Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987041783U JPH0741718Y2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20 感熱転写シートのカセット

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JP1987041783U JPH0741718Y2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20 感熱転写シートのカセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63148647U JPS63148647U (ja) 1988-09-30
JPH0741718Y2 true JPH0741718Y2 (ja) 1995-09-27

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JP1987041783U Expired - Lifetime JPH0741718Y2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20 感熱転写シートのカセット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61130448A (ja) * 1984-11-29 1986-06-18 Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk すり接点材料

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
「岩波理化学辞典」第3版増補版(1983年12月5日発行)P.629(潤滑剤の項)

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JPS63148647U (ja) 1988-09-30

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