JPH0741503Y2 - 野球およびソフトボール用捕球具 - Google Patents
野球およびソフトボール用捕球具Info
- Publication number
- JPH0741503Y2 JPH0741503Y2 JP1992063929U JP6392992U JPH0741503Y2 JP H0741503 Y2 JPH0741503 Y2 JP H0741503Y2 JP 1992063929 U JP1992063929 U JP 1992063929U JP 6392992 U JP6392992 U JP 6392992U JP H0741503 Y2 JPH0741503 Y2 JP H0741503Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- web
- ball
- catching
- baseball
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
- Gloves (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、野球、ソフトボール用
のグラーブ、ミット等の捕球具に関するもので、さらに
詳しくは、親指挿入部と人差指挿入部との間に張設する
ウエブに屈曲手段を施して捕球をしやすくした野球およ
びソフトボール用捕球具に関するものである。
のグラーブ、ミット等の捕球具に関するもので、さらに
詳しくは、親指挿入部と人差指挿入部との間に張設する
ウエブに屈曲手段を施して捕球をしやすくした野球およ
びソフトボール用捕球具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、野球、ソフトボール用のグラ
ーブ、ミット等の捕球具の捕球面に張設されるウエブ
は、種々の形状のものがあり、親指挿入部と人差指挿入
部との間に捕球しやすいように平面方向から見て内側方
向に湾曲した状態で取り付けられている。
ーブ、ミット等の捕球具の捕球面に張設されるウエブ
は、種々の形状のものがあり、親指挿入部と人差指挿入
部との間に捕球しやすいように平面方向から見て内側方
向に湾曲した状態で取り付けられている。
【０００３】即ち、例えば、図６に示すようなクロスウ
エブ４の横テープ状皮革６は、帯状の一枚の皮革の上下
端を背面側に折り返して、その折り返し片６ａ、６ｂを
縫着糸５で縫着して二重に形成したものであり、また、
縦テープ状皮革８は二枚の皮革を重ね合わせて、両側端
縁を縫着糸７で縫着したものである。
エブ４の横テープ状皮革６は、帯状の一枚の皮革の上下
端を背面側に折り返して、その折り返し片６ａ、６ｂを
縫着糸５で縫着して二重に形成したものであり、また、
縦テープ状皮革８は二枚の皮革を重ね合わせて、両側端
縁を縫着糸７で縫着したものである。
【０００４】ところで、ボールを捕球するのは捕球面、
即ち、掌部分で捕球するのが基本であるが、掌部分で捕
球すると手に大きな衝撃を受けるため、捕球面より若干
ずらし、人差指の付根部もしくはウエブに近い指股の付
近で捕球するのが通常である。
即ち、掌部分で捕球するのが基本であるが、掌部分で捕
球すると手に大きな衝撃を受けるため、捕球面より若干
ずらし、人差指の付根部もしくはウエブに近い指股の付
近で捕球するのが通常である。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、高い送
球や打球を捕球する際には、やむをえずウエブで捕球し
なければならない時がある。ところがウエブは前述のよ
うに一枚皮革を折り返した二重構造のため非常に硬く、
内方への屈曲性が悪く、捕球時にボールを確実に把握で
きず、ファンブルしたり落球したりする虞れがあった。
球や打球を捕球する際には、やむをえずウエブで捕球し
なければならない時がある。ところがウエブは前述のよ
うに一枚皮革を折り返した二重構造のため非常に硬く、
内方への屈曲性が悪く、捕球時にボールを確実に把握で
きず、ファンブルしたり落球したりする虞れがあった。
【０００６】そのような問題点を除く捕球具として、例
えば、実開昭５５−１３４８７５号，実開昭５６−４２
２７９号，実公昭３８−２４２４５号公報に示されるよ
うな、ウエブに孔を穿設して屈曲容易にした捕球具が提
案されているが、この孔は比較的大きく、表面から裏面
に貫通されているので、ウエブが柔らかくなりすぎ、か
えって捕球ミスを生じたり、捕球時から次の送球動作に
うつる時、球がウエブに食い込んで離れがたく送球ミス
を生じることがあった。
えば、実開昭５５−１３４８７５号，実開昭５６−４２
２７９号，実公昭３８−２４２４５号公報に示されるよ
うな、ウエブに孔を穿設して屈曲容易にした捕球具が提
案されているが、この孔は比較的大きく、表面から裏面
に貫通されているので、ウエブが柔らかくなりすぎ、か
えって捕球ミスを生じたり、捕球時から次の送球動作に
うつる時、球がウエブに食い込んで離れがたく送球ミス
を生じることがあった。
【０００７】本考案はこのような問題点を解決すること
を課題として研究開発されたもので、ウエブの表面に小
孔を、裏面に横Ｖ字状の切目を施すことによって、ウエ
ブを内側に屈曲しやすくし、ボールを包むように確実に
捕球できるグラーブ、ミット等の野球およびソフトボー
ル用の捕球具を提供するものである。
を課題として研究開発されたもので、ウエブの表面に小
孔を、裏面に横Ｖ字状の切目を施すことによって、ウエ
ブを内側に屈曲しやすくし、ボールを包むように確実に
捕球できるグラーブ、ミット等の野球およびソフトボー
ル用の捕球具を提供するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、そ
の目的を達成するための手段として、本考案では、捕球
具本体の親指挿入部と人差指挿入部との間に張設するウ
エブにおいて、該ウエブの捕球面側に複数の小孔を穿設
すると共に、背面側に横方向に向く略Ｖ字状の複数の切
目を刻設した野球およびソフトボール用捕球具を開発
し、採用した。
の目的を達成するための手段として、本考案では、捕球
具本体の親指挿入部と人差指挿入部との間に張設するウ
エブにおいて、該ウエブの捕球面側に複数の小孔を穿設
すると共に、背面側に横方向に向く略Ｖ字状の複数の切
目を刻設した野球およびソフトボール用捕球具を開発
し、採用した。
【０００９】また、本考案では、上記のように構成した
野球およびソフトボール用捕球具において、横方向に向
く略Ｖ字状の切目は縦テープ状皮革を境として左右逆方
向に刻設されている野球およびソフトボール用捕球具を
開発し、採用した。
野球およびソフトボール用捕球具において、横方向に向
く略Ｖ字状の切目は縦テープ状皮革を境として左右逆方
向に刻設されている野球およびソフトボール用捕球具を
開発し、採用した。
【００１０】
【作用】捕球面側４ａに穿設された小孔９と背面側４ｂ
に刻設された横方向に向く略Ｖ字状の切目１０によっ
て、ウエブが適度の柔軟性を保持し捕球方向への屈曲性
がよくなると共に、その捕球時に切目が捕球方向に開口
することから、ボールを包みこむように捕球でき、かつ
ウエブが親指挿入部２と人差指挿入部３の方向に伸長す
るので、反発力が阻止され、フアンブルや落球の虞れが
なくなる。
に刻設された横方向に向く略Ｖ字状の切目１０によっ
て、ウエブが適度の柔軟性を保持し捕球方向への屈曲性
がよくなると共に、その捕球時に切目が捕球方向に開口
することから、ボールを包みこむように捕球でき、かつ
ウエブが親指挿入部２と人差指挿入部３の方向に伸長す
るので、反発力が阻止され、フアンブルや落球の虞れが
なくなる。
【００１１】
【実施例】以下に、本考案の実施例を示す図面に基づい
て説明すれば、１はグラーブ、ミット等の捕球具本体、
２は親指挿入部、３は人差指挿入部、４は親指挿入部２
と人差指挿入部３の間に張設されたクロスウエブであ
る。
て説明すれば、１はグラーブ、ミット等の捕球具本体、
２は親指挿入部、３は人差指挿入部、４は親指挿入部２
と人差指挿入部３の間に張設されたクロスウエブであ
る。
【００１２】このウエブ４は、一枚の皮革の上下端縁を
背面側に折り曲げ、その折り返し片６ａ、６ｂを縫着糸
５で縫着した横テープ状皮革６、６と、二枚の皮革を重
合して両側端縁を縫着糸７で縫着した縦テープ状皮革８
とで構成されており、縦テープ状皮革８の先端８ａを横
テープ状皮革６の上部折り返し片の６ａの内部に挿入
し、縫着して一体化してある。
背面側に折り曲げ、その折り返し片６ａ、６ｂを縫着糸
５で縫着した横テープ状皮革６、６と、二枚の皮革を重
合して両側端縁を縫着糸７で縫着した縦テープ状皮革８
とで構成されており、縦テープ状皮革８の先端８ａを横
テープ状皮革６の上部折り返し片の６ａの内部に挿入
し、縫着して一体化してある。
【００１３】ウエブ４の捕球面側４ａの上部の横テープ
状皮革６には、下端縁に沿って一定間隔毎に多数の小孔
９が穿設してあり、また、下部の横テープ状皮革６には
上下端縁に沿って一定間隔毎に多数の小孔９が穿設して
ある。縦テープ状皮革８にも同様に、縦方向に一定間隔
毎に多数の小孔９が穿設してある。一方、ウエブ４の背
面側４ｂの折り返し片６ａ、６ｂには、横テープ状皮革
６の横方向に向くＶ字状の切目１０が刻設してある。こ
の横向きＶ字状の切目１０は縦テープ状皮革８を境とし
て左右逆方向に向けて形設されている。符号１１は上部
の横テープ状皮革６に穿設したとじ紐用の孔を示す。
状皮革６には、下端縁に沿って一定間隔毎に多数の小孔
９が穿設してあり、また、下部の横テープ状皮革６には
上下端縁に沿って一定間隔毎に多数の小孔９が穿設して
ある。縦テープ状皮革８にも同様に、縦方向に一定間隔
毎に多数の小孔９が穿設してある。一方、ウエブ４の背
面側４ｂの折り返し片６ａ、６ｂには、横テープ状皮革
６の横方向に向くＶ字状の切目１０が刻設してある。こ
の横向きＶ字状の切目１０は縦テープ状皮革８を境とし
て左右逆方向に向けて形設されている。符号１１は上部
の横テープ状皮革６に穿設したとじ紐用の孔を示す。
【００１４】なお、前記実施例においては、クロスウエ
ブで説明したが、これに限定されるものではなく、レン
スクロスウエブ、ダブルクロスウエブ、ウエブドウエ
ブ、ワンピースウエブ、ショートウエブ等種々のウエブ
に用いることができるのは勿論である。また、屈曲手段
の小孔９を円形で説明したが楕円形、長円形などでもよ
い。
ブで説明したが、これに限定されるものではなく、レン
スクロスウエブ、ダブルクロスウエブ、ウエブドウエ
ブ、ワンピースウエブ、ショートウエブ等種々のウエブ
に用いることができるのは勿論である。また、屈曲手段
の小孔９を円形で説明したが楕円形、長円形などでもよ
い。
【００１５】
【考案の効果】以上のように、本考案の野球およびソフ
トボール用捕球具によれば、捕球具本体の親指挿入部と
人差指挿入部との間に張設するウエブにおいて、該ウエ
ブの捕球面側に複数の小孔を穿設すると共に、背面側に
横方向に向く略Ｖ字状の複数の切目を刻設して構成され
ているから、捕球時にウエブが内側方向に容易に屈曲し
やすくなり、捕球具が手によく馴染み、かつウエブとボ
ールとの密着面が増し、ボールがウエブにフィットし、
確実に捕球を行なうことができる。
トボール用捕球具によれば、捕球具本体の親指挿入部と
人差指挿入部との間に張設するウエブにおいて、該ウエ
ブの捕球面側に複数の小孔を穿設すると共に、背面側に
横方向に向く略Ｖ字状の複数の切目を刻設して構成され
ているから、捕球時にウエブが内側方向に容易に屈曲し
やすくなり、捕球具が手によく馴染み、かつウエブとボ
ールとの密着面が増し、ボールがウエブにフィットし、
確実に捕球を行なうことができる。
【００１６】また、ウエブの背面側に横方向に向く略Ｖ
字状の切目を刻設してあるから、ボール捕球時に切目が
捕球方向に開口することから、ボールを包みこむように
捕球でき、かつウエブが親指と人差指の方向に伸長する
ので、ボールの反発力が阻止され、ボールはグラーブか
ら飛び出さず、しっかり捕球できる。
字状の切目を刻設してあるから、ボール捕球時に切目が
捕球方向に開口することから、ボールを包みこむように
捕球でき、かつウエブが親指と人差指の方向に伸長する
ので、ボールの反発力が阻止され、ボールはグラーブか
ら飛び出さず、しっかり捕球できる。
【００１７】さらに、横Ｖ字状の切目を縦テープ状皮革
を境として左右逆方向に刻設することにより、捕球時に
両側方向から包み込むように捕球でき、より確実に落球
を防止できる。
を境として左右逆方向に刻設することにより、捕球時に
両側方向から包み込むように捕球でき、より確実に落球
を防止できる。
【図１】本考案の実施例を示す捕球具の捕球面側の斜視
図である。
図である。
【図２】本考案の実施例を示す捕球具の背面側の斜視図
である。
である。
【図３】本考案のウエブの正面図である。
【図４】本考案のウエブの背面図である。
【図５】図３のＡ−Ａ線における縦断側面図である。
【図６】従来のウエブの背面図である。
【図７】図６のＢ−Ｂ線における縦断側面図である。
【符号の説明】 １ 捕球具本体 ２ 親指挿入部 ３ 人差指挿入部 ４ ウエブ ４ａ 捕球面側 ４ｂ 背面側 ９ 小孔 １０ Ｖ字状切目
Claims (2)
- 【請求項１】捕球具本体１の親指挿入部２と人差指挿入
部３との間に張設するウエブ４において、該ウエブ４の
捕球面側４ａに複数の小孔９を穿設すると共に、背面側
４ｂに横方向に向く略Ｖ字状の複数の切目１０を刻設し
たこと特徴とする野球およびソフトボール用捕球具。 - 【請求項２】横方向に向く略Ｖ字状の切目１０は縦テー
プ状皮革を境として左右逆方向に刻設してある請求項１
に記載の野球およびソフトボール用捕球具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992063929U JPH0741503Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 野球およびソフトボール用捕球具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992063929U JPH0741503Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 野球およびソフトボール用捕球具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0617777U JPH0617777U (ja) | 1994-03-08 |
| JPH0741503Y2 true JPH0741503Y2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=13243537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992063929U Expired - Lifetime JPH0741503Y2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 野球およびソフトボール用捕球具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0741503Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5437365A (en) * | 1977-08-29 | 1979-03-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Treatment of organic acid washing liquid |
| JPS54126039A (en) * | 1978-02-17 | 1979-09-29 | Toshiba Corp | Magnetic toner |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP1992063929U patent/JPH0741503Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0617777U (ja) | 1994-03-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |