JPS5845747Y2 - 野球用グラブ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、野球用グラブに関するもので、その目的と
するところは、主として防眩ウェブ（ＷＥＢ）を設けて
、太陽やナイター光線に支障なく捕球できるグラブを提
供することにある゛。

野球用グラブは親指袋と人差指袋との間にウェブと通称
する５皮又はこれに類する捕球に役立つ皮を張設してい
るが、頭上にくるフライを捕球するときはグラブを捕球
方向に差出す場合、昼間は太陽光線が、夜間はナイター
光線が目に入ってボールを見失ったり落球することがし
ばしばある。

この考案はかかるおそれの少ないグラブにしたもので、
その実施例を図面について説明すると、親指袋１と人差
指袋２との股間に用いるウェブＡにおいて、その上端３
を円形状又は中空円形状とし、両側に等間隔をおいて凹
溝４を設け、該凹溝４の両隅に紐挿通穴５を設けた耐衝
撃性に富む有色で透明に近い例えばプラスチックのウェ
ブＡを用い、その紐挿通穴５に皮紐その他の紐６を挿通
して親指袋１と人差指袋２に取付けるものである。

なお、該ウェブＡはドーム形状にするものであり、また
グラブ本体の曲げ作用に順応しやすいようにウェブＡの
片面に一条乃至数条の溝７を設けることが望ましい。

更に、他の実施例としては透明又は透明に近いプラスチ
ックに防眩ネット８を一体にしたウェブＡも実施するも
のである。

この考案は以上のようにウェブＡは耐衝撃性に富んだ有
色でかつ透明に近い材質（例えばプラスチック）によっ
て形成してあり、両側の凹溝４の紐挿通穴５を利用して
グラブ本体に取付けると、頭上に飛来するフライの捕球
において、グラブのウェブＡを透してボールを見ること
ができ、かつウェブＡは有色又は防眩ネットと一体にし
であるから、太陽光線やナイター光線で目が眩しいとい
うことなくなり、捕球にきわめて有益である。

次に、ウェブＡの上端３は接地摩耗しやすい部分である
が、この考案は断面円形状又は中空円形状にしであるか
ら、摩耗に耐えるほか中空円形状の場合は、該中空部に
紐を挿通してグラブ本体に取付けるのに便宜である。

また、ウェブＡの両側に設けた凹溝４に、紐挿通穴５を
設けて紐６を挿通してグラブ本体に取付けるものである
から、紐６は凹溝内に納まるようにすれば、接地等によ
る紐の損耗を予防することができる。

更に、ウェブＡの片面には一条乃至数条の溝７を設けて
おくと、捕球時にグラブ本体の曲げ作用に順応しやすく
なって落球率を減少せしめることができる。

かくて、光線が目に入ることによる捕球上の欠点をこの
考案グラブでは解消できるので、野球・ソフトボールの
グラブとして有益である。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施数例を示すもので、第１図は背面
から見た正面図、第２図はウェブＡの斜視図、第３図は
Ａ−Ａ線の二側を示す断面図、第４図は他の実施例のウ
ェブＡの断面図、第５図は他の実施例のウェブＡの斜視
図、第６図は同Ｂ−Ｂ線断面図、第７図は防眩ネットと
一体にしたウェブＡの斜視図である。 １・・・・・・親指袋、２・・・・・・人差指袋、３・
・・・・・上端、Ａ・・・・・・ウェブ、４・・・・・
・凹溝、５・・・・・・紐挿通穴、６・・・・・・紐、
７・・・・・・溝、８・・・・・・防眩ネット。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 親指袋と人差指袋との股間に用いるウェブにおいて
   、その上端は断面円形状又は中空円形状とし、両側に等
   間隔をおいて凹溝を設け、該凹溝の両隅に紐挿通穴を設
   けた耐衝撃性に富む有色で透明に近い材質のウェブを用
   いたことを特徴とする野球用グラブ。 ２ 耐衝撃性に富む有色で透明に近い材質の一種はプラ
   スチックである実用新案登録請求の範囲第１項記載の野
   球用グラブ。 ３ プラスチックと防眩ネットとを一体にした実用新案
   登録請求の範囲第１項記載の野球用グラブ。 ４ ウェブをドーム形状にした実用新案登録請求の範囲
   第１項記載の野球用グラブ。 ５ ウェブを曲げやすくする一条乃至数条の溝を設けた
   実用新案登録請求の範囲第１項記載の野球用グラブ。