JPH0741435Y2 - 便器の便座や便蓋の起倒装置 - Google Patents

便器の便座や便蓋の起倒装置

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JPH0741435Y2
JPH0741435Y2 JP4362490U JP4362490U JPH0741435Y2 JP H0741435 Y2 JPH0741435 Y2 JP H0741435Y2 JP 4362490 U JP4362490 U JP 4362490U JP 4362490 U JP4362490 U JP 4362490U JP H0741435 Y2 JPH0741435 Y2 JP H0741435Y2
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lid
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貫造 村澤
幸男 山村
俊之 柿木
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は便座や便蓋を便器の上に倒すときゆっくり緩衝
して倒すことができ且つ便座や便蓋を起てるとき軽く起
てることができるようにした便器の便座や便蓋の起倒装
置に関するものである。
[従来の技術] 一般に便座や便蓋は便器に回動自在に軸支して起倒自在
にしてあり、便座や便蓋を起てるとき軽く起てられるよ
うにするため便座や便蓋を軽く回動できるようになって
いる。従って便座や便蓋を起てた状態から倒すとき最後
まで手を添えて回す必要があるが、便座や便蓋の裏等は
汚いという感じがあって手を触れるのがいやで手を最後
まで添えないことがある。このため途中で手を放した
り、持ちづらいため手を滑らせたりして便座や便蓋が落
ちることがあり、このとき大きな音がするという問題が
ある。
この問題を解決するものとして本出願人は平成2年3月
15日付にて便器の便座や便蓋の起倒装置を出願した。こ
れは第1図に示すように便座1や便蓋3と一緒に回動す
る便座ヒンジ軸4、便蓋ヒンジ軸6に緩衝装置5a,5bを
連結して便座1や便蓋3を倒すとき緩衝されてゆっくり
回動し、便座2や便蓋3を起こすとき軽く回動するよう
にしてある。この緩衝装置5a,5bは第2図(a)、第3
図(a)に示すようにケーシング8内にヒンジ軸と連結
する胴部材9を回転自在に装着し、ケーシング8内周と
胴部材9の外周との間の空間にグリスのような流体7を
装填し、胴部材9の外周に複数枚のブレード10を回動自
在に装着して形成してある。そして便座2や便蓋3を起
てる方向に回動するときブレード10が胴部材9の外面に
沿うように倒れて流体7の抵抗をあまり受けずに胴部材
9が回動して便座2や便蓋3を比較的軽く回動でき、ま
た便座2や便蓋3を倒す方向に回動するときブレード10
が胴部材9の外面に直交するように起立して流体7の抵
抗をブレード10に受けて胴部材9が回動して便座2や便
蓋3がゆっくり倒れるようになっている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、かかる緩衝装置5a,5bでケーシング8内に流
体7を密閉的に装填する場合にはケーシング8内に流体
7を装填し、ケーシング8内に胴部材9を挿入し、ケー
シング8の開口側に設けたフランジ収納空所18に胴部材
9の端部のフランジ22を嵌合し、フランジ22の外周に装
着したOリングのようなシーリング25にて密閉してい
る。つまり、ケーシング8内に流体7を入れた状態で第
8図(a)に示すように胴部材9をケーシング8に入
れ、第8図(b)に示すようにフランジ22をフランジ収
納空所18に入れ、第8図(c)に示すようにフランジ22
をフランジ空所18に完全に挿入している。第8図(a)
に示す状態まで胴部材9を挿入するときは胴部材9の挿
入に従って同等の空気が出るが、第8図(b)から第8
図(c)までの間はシールリング25があるためエアが出
て行けず、エアが圧縮された状態で組み立てられる。こ
のため組み立てたときに大きな力で胴部材9を押し込む
必要がある。また常に大きな内圧があり、ケーシング8
の破裂等の心配がある。
本考案は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本考
案の目的とするところは組み立てるとき大きな力で押し
込む必要がなく、しかもケーシングの破裂等の心配がな
い便器の便座や便蓋の起倒装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案便器の便座や便蓋の起倒
装置は、便器1の上に便座(便蓋)2,3を起倒自在に装
着し、便座(便蓋)2,3の起倒により便座(便蓋)2,3と
一緒に回動する便座(便蓋)ヒンジ軸4,6を便座(便
蓋)用の緩衝装置5a,5bに連結し、便座(便蓋)用の緩
衝装置5a,5bを、グリスのような流体7を装填したケー
シング8と、ケーシング8内に回転自在に装着されて上
記便座(便蓋)ヒンジ軸4,6に連結される胴部材9と、
便座(便蓋)2,3を起てるように回動するとき上記ケー
シング8内で倒れて流体の抵抗を受けず且つ便座(便
蓋)2,3を倒すように回動するとき上記ケーシング8内
で起立して流体7の抵抗を受けるように胴部材9の外周
に回動自在に装着したブレード10とにより構成し、胴部
材9の端部にケーシング8の端部の開口を閉塞するため
に設けたフランジ22をケーシング8の開口側に設けたフ
ランジ収納空所18に密閉的に嵌合し、このフランジ22を
フランジ収納空所18にぴったり嵌め込むまでの間内部の
エアを抜くエア抜き経路Sをフランジ空所18に連通する
ように設けて成ることを特徴とする。
[作用] 便座(便蓋)2,3を起てるように回動するときには緩衝
装置5a,5bのブレード10が倒れて流体7の抵抗を受けな
いで回動して便座(便蓋)2,3を軽く回動して起てるこ
とができ、また便座(便蓋)2,3を倒すように回動する
ときには緩衝装置5a,5bのブレード10が起立してブレー
ド10が流体7の抵抗を受けて回動して便座(便蓋)2,3
をゆっくり倒すことができる。
また緩衝装置5a,5bを組み立てるときにはケーシング8
内に流体7を入れた状態で胴部材9をケーシング8に挿
入し、胴部材9を強く押してフランジ22をフランジ収納
空所18に嵌め込み、ケーシング8内に流体7を密閉的に
封入する。胴部材9を圧入するときフランジ収納空所18
内のエアがエア抜き経路Sを介して外部に抜け、ケーシ
ング8に胴部材9を圧入するとき大きな力を要しないと
共にケーシング8内の圧力が高くなり過ぎてケーシング
8の破裂等の心配がない。
[実施例] 第1図に示すように便器1の上には便座2及び便蓋3を
回動により起倒自在に装着してあり、便器1の周囲に温
水洗浄装置11やロータンク12を付設してある。便座3の
基部の両側には軸受け部13を設けてあり、一方の軸受け
部13に断面D字状等の一部切欠円形の異形孔14を設けて
あると共に他方の軸受け部13に丸孔15を設けてある。便
蓋3の基部の両側には軸受け部16を設けてあり、一方の
軸受け部16に丸孔15を設けてあると共に他方の軸受け部
16に断面D字状等の一部切欠円形の異形孔14を設けてあ
る。便座ヒンジ軸4及び便蓋ヒンジ軸6は断面D字状等
の一部切欠円形の異形断面をしており、一端に鍔部43を
設けてある。便座ヒンジ軸4は一側に配置され、軸受け
部13の異形孔14に嵌合されると共に軸受け部16の丸孔15
に回転自在に挿通されており、便座2を回動させたとき
便座2と便座ヒンジ軸4が一緒に回動するようになって
いる。便蓋ヒンジ軸6は他側に配置され、軸受け部13の
丸孔15に回転自在に挿通されると共に軸受け部16の異形
孔14に嵌合されており、便蓋3を回動させたとき便蓋3
と一緒に便蓋ヒンジ軸6が回動するようになっている。
温水洗浄装置11の一側には便座用の緩衝装置5aを装着し
てあり、他側には便蓋用の緩衝装置5bを装着してあり、
便座用の緩衝装置5aを便座ヒンジ軸4に連結してあり、
便蓋用の緩衝装置5bを便蓋ヒンジ軸6に連結してある。
第2図に示す便座用の緩衝装置5aと第3図に示す便蓋用
の緩衝装置5bは左右対称に配置してあるだけで構造は同
じものである。円筒状のケーシング8は一端を閉塞して
他端を開口しており、ケーシング8の外に緩衝装置5a,5
bを固定するための設置座17を設けてある。ケーシング
8の開口がわには円形のフランジ収納空所18を設けてあ
り、ケーシング8のフランジ収納空所18の奥には略半周
に亘る流体室19を設けると共に残りの半周に半筒状の胴
受け部20を設けてあり、ケーシング8の閉塞側の端部の
中心には胴受け突起21を設けてある。胴部材9は第5図
に示すように円柱状に形成され、胴部材9の一端には円
盤状のフランジ22を一体に設けてある。ケーシング8内
に上記胴部材9が収納され、フランジ22がフランジ収納
空所18内に回転自在に内装されると共に胴受け部20に胴
部材9が回転自在に支持され、胴部材9の端部の胴受け
凹部23と上記胴受け突起21とを嵌合してある。フランジ
22の外周に周設した収納凹条24にはOリングのようなシ
ールリング25を収納してあり、フランジ22の外周とケー
シング8の内周との間のシールを行うようになってい
る。フランジ22から胴部材9内に至るように一部切欠円
形の嵌合孔26を穿設してあり、この嵌合孔26に便座ヒン
ジ軸4や便蓋ヒンジ軸6を嵌合して連結できるようにな
っている。ケーシング8の開口には押さえプレート27を
配置してあり、ケーシング8の外周に設けたねじ受け部
39に押さえプレート27から取り付けねじ28を螺入して取
り付けてある。胴部材9の外周には流体室19内の全長に
亘るブレード10を回動自在に装着してある。ブレード10
の基部には円柱状の軸部30を設けてあって、胴部材9の
外周に設けた断面円弧状の凹部33に軸部30を遊嵌してブ
レード10を回動自在にしてある。このブレード10は合成
樹脂等で形成されるものでブレード10の先端にはブレー
ド10に対して直交するように薄肉部31を全長に亘って設
けてある。この薄肉部31はばね性があって薄肉部31が弾
性にてケーシング8の内面に弾接するようになってい
る。またブレード10には必要に応じて流体7の流れる小
さい径の穴を設けてある。凹部33に隣接するように突片
34を設けてあって、ブレード10が胴部材9に対して直交
するように起立したときブレード10が当たって止まるよ
うになっている。ケーシング8の流体室19の内面には三
角形状の小突起32を設けてある。この小突起32は便座2
や便蓋3を起てたときブレード10が位置する近傍に設け
てあると共に流体室19の奥部にのみ(流体室19の奥行き
方向に亘っていない)設けてある。流体室19内にはグリ
スのような流体7を装填してある。胴受け部20には一対
のばね収納凹部35を設けてあり、ばね収納凹部35内にば
ね36を収納してある。一方のばね収納凹所35の開口には
転動ボール37aを配置してあり、他方のばね収納凹所35
の開口には補助転動ボール37bを配置してあり、転動ボ
ール37aと補助転動ボール37bをばね36にて付勢してあ
る。この転動ボール37a及び補助転動ボール37bはフラン
ジ22の裏面に弾接してあり、フランジ22の裏面に沿って
転動するようになっている。フランジ22の裏面には便座
2や便蓋3を起てた状態のとき転動ボール37aが嵌り込
むストッパー用凹溝38aと、便座2や便蓋3の倒れた状
態と起立手前状態との間のとき転動ボール37aが嵌り込
む転動ガイド凹溝38bと、補助転動ボール37bが嵌り込む
補助転動ガイド凹溝38cとを設けてある。ストッパー用
凹溝38aの両端は立ち上がり部41となっており、転動ガ
イド凹溝38aのストッパー用凹溝38a側の端部は緩やかな
スロープ部42となっており、補助転動ガイド凹溝38cの
転動ガイド凹溝38b側の端部は緩やかなスロープ部42と
なっている。第2図(a)の符号Aで示す部分は便座2
の向きを示すもので、第3図(a)の符号Bで示す部分
が便蓋3の向きを示すものである。しかして便座2や便
蓋3を起てるように回動すると、第2図(a)の矢印ロ
方向や第3図(a)の矢印ハ方向に胴部材9が回動し、
ブレード10が想像線に示すように倒れ、流体7の抵抗を
殆ど受けることなく回動し、便座2や便蓋3を軽い力で
回動させて起てることができる。また便座2や便蓋3を
倒すように回動すると、胴部材9が第2図(a)の矢印
イ方向や第3図(a)の矢印ニ方向に回動する。このと
き当初小突起32にブレード10の薄肉部31が当たってお
り、小突起32から薄肉部31が離れるに従ってブレード10
が起立し、ブレード10が起立した状態で抵抗を受け、便
座2や便蓋3がゆっくり回転して倒れる。また緩衝装置
5a,5bのケーシング8にはフランジ収納空所18と外部と
を連通させるエア抜き経路Sを設けてある。本実施例の
場合ばね収納凹部35の底部に外部と連通する連通孔45を
穿孔してあり、ばね収納凹部35と連通孔45とでエア抜き
経路Sを形成してある。エア抜き経路Sはフランジ収納
空所18と外部とを連通させるものであれば上記実施例の
ものに限定されるものでない。エア抜き経路Sの上端を
フランジ収納凹部22のa面[第6図(a)]より上であ
ればどこでもよい。ただしフランジ収納空所のb面は回
転摺動部であるため孔による凹凸は好ましくない。しか
して緩衝装置5a,5bを組み立てるにあたっては、ケーシ
ング8内の流体室19内にグリスのような流体7を入れ、
この状態でケーシング8内に胴部材9を挿入し、上から
押してフランジ22をフランジ収納空所18にぴったりと嵌
め込む。第6図(a)に示す状態から第6図(b)に示
す状態までの間フランジ収納空所18内のエアはエア抜き
経路Sを介して矢印のように抜け、内部圧力の上昇がな
く、胴部材9の圧入が軽くできると共にケーシング8が
破裂したりするおそれがない。このように胴部材9をケ
ーシング8内に挿入した後、押えプレート27をケーシン
グ8の開口に配置し、取り付けねじ28を螺入して固定す
る。そして第6図(c)に示すようにエア抜き経路Sの
連通孔45に外部から閉塞ねじ46を螺合して連通孔45を閉
塞する。このとき閉塞ねじ46と連通孔45との間にOリン
グ47を介装して密閉してある。
便座2や便蓋3を起立したり倒したりする動作を便座2
の例により詳しく説明すると次の通りである。第7図
(a)は便座2を水平に倒した状態であり、転動ボール
37aが転動ガイド凹溝38bに位置していると共に補助転動
ボール37bが補助転動ガイド溝38cに位置している。この
状態から便座2を上に持ち上げると第7図(b)に示す
ように便座2が回動する。このときブレード10が倒れて
おり、便座2を抵抗なく起てることができる。便座2を
第7図(b)の状態まで起てると転動ボール37aや補助
転動ボール37bが転動ガイド凹溝38bや補助転動ガイド凹
溝38cの端部に位置し、この状態から凹溝間の山部(フ
ランジ22裏面と面一の面)を越える。このとき転動ガイ
ド凹溝38bや補助転動ガイド凹溝38cの端部にスロープ部
42があるのでスムーズに転動して山部を越える。便座2
を上まで起てると、第7図(c)に示すようにブレード
10の先端の薄肉部31が小突起32に当たり平衡状態とな
る。この状態から便座2を起てる方向にさらに回動させ
ると、ブレード10の薄肉部31が小突起32に乗り上げ、第
7図(d)に示すような起立状態になる。薄肉部31が小
突起32に乗り上げた状態では薄肉部31がケーシング8の
内面から離れている。このとき小突起32が流体室19の奥
に部分的に設けてあるだけのため小突起32のある部分を
除くブレード10の略全長に亘って流体7が通過し得る隙
間ができる。第7図(c)のような平衡状態や第7図
(d)に示すような起立状態にしたとき転動ボール37a
がストッパー用凹溝38aの嵌り込むと共に補助転動ボー
ル37bが転動ガイド凹溝38bに嵌り込む。便座2を倒すと
きは便座2を倒す方向に力を加えて第7図(d)、第7
図(c)、第7図(b)に示すように回動する。このと
き第7図(d)の状態から第7図(c)の平衡状態まで
の間はブレード10の薄肉部31が小突起32に乗っていて薄
肉部31がケーシング8内面から離れており、抵抗を殆ど
受けないで回動し、平衡状態まで軽く回動し、平衡状態
を越えて自重で回動する位置までくると、ブレード10が
起立して薄肉部31がケーシング8内面に弾接し、抵抗を
受けながら回動し、第7図(a)に示すような便座2が
水平になる状態まで緩衝されて倒れる。便座2が第7図
(d)のように起立した状態から第7図(c)に示すよ
うな平衡状態までは抵抗を殆ど受けずに軽く回動するた
め便座2を倒すという意志なしに不意に倒すような力が
加わるときがあるが、第7図(d)や第7図(c)の状
態では転動ボール37aがストッパー用凹溝38aに位置して
おり、平衡状態から便座2が自重で倒れる位置まで回動
するとき転動ボール37aや補助転動ボール37bが山部を越
えなければならなく、大きな抵抗を受けて回動するのが
阻止される。従って便座2を倒すとき意識的に便座2を
ある程度以上の力で押さなければ倒すことができず、便
座2が不意の外力で倒れるのを防止できる。
[考案の効果] 本考案は叙述の如く構成されているので、便座(便蓋)
を起てるように回動するときには緩衝装置のブレードが
倒れて流体の抵抗を受けないで回動して便座(便蓋)を
軽く回動して起てることができると共に、便座(便蓋)
を倒すように回動するときには緩衝装置のブレードが起
立してブレードが流体の抵抗を受けて回動して便座(便
蓋)をゆっくり倒すことができ、便座(便蓋)を倒すと
き従来のように急激に倒れて大きな音がでないのは勿
論、胴部材の端部にケーシングの端部の開口を閉塞する
ために設けたフランジをケーシングの開口側に設けたフ
ランジ収納空所に密閉的に嵌合し、このフランジをフラ
ンジ収納空間にぴったり嵌め込むまでの間内部のエアを
抜くエア抜き経路をフランジ空所に連通するように設け
ているので、緩衝装置を組み立てるときケーシングにグ
リスのような流体を入れて胴部材をケーシング内に挿入
するが、フランジをフランジ収納空所に入れるときフラ
ンジ収納空所のエアがエア抜き経路を介して外部に抜
け、ケーシング内の内圧の上昇をなくすことができるも
のであって、胴部材を圧入するとき押す力を軽減できて
組み立て性を向上できると共にケーシングの破壊等を防
止できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図(a)は同
上の便座用の緩衝装置の一部切欠正面図、第2図(b)
は第2図(a)の左側面図、第2図(c)は第2図
(a)の右側面図、第2図(d)は第2図(a)の底面
図、第2図(e)は第2図(a)のX-X線断面図、第3
図(a)は同上の便蓋用の緩衝装置の一部切欠正面図、
第3図(b)は第3図(a)の左側面図、第3図(c)
は第3図(a)の右側面図、第3図(d)は第3図
(a)の底面図、第3図(e)は第3図(a)のY-Y線
断面図、第4図は同上の緩衝装置の分解斜視図、第5図
(a)は同上の胴部材の平面図、第5図(b)は第5図
(a)のC-C線断面図、第5図(c)は第5図(a)のD
-D線断面図、第5図(d)は第5図(a)の底面図、第
5図(e)は第5図(d)のE-E線断面図、第5図
(f)は第5図(d)のF-F線断面図、第5図(g)は
第5図(d)のG-G線断面図、第5図(h)は第5図
(d)のH-H線断面図、第6図(a)(b)(c)は同
上の緩衝装置の組み立てを説明する断面図、第7図
(a)(b)(c)(d)は便座用の緩衝装置の動作を
示す正面図、第8図(a)(b)(c)は従来の緩衝装
置の組み立てを説明する断面図であって、1は便器、2
は便座、3は便蓋、4は便座ヒンジ軸、5aは便座用の緩
衝装置、5bは便蓋用の緩衝装置、6は便蓋ヒンジ軸、7
は流体、8はケーシング、9は胴部材、10はブレード、
18はフランジ収納空所、22はフランジ、Sはエア抜き経
路である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−79440(JP,A) 特開 昭63−38422(JP,A) 実開 平2−6594(JP,U) 実開 昭60−154478(JP,U) 実開 昭52−143845(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】便器の上に便座(便蓋)を起倒自在に装着
    し、便座(便蓋)の起倒により便座(便蓋)と一緒に回
    動する便座(便蓋)ヒンジ軸を便座(便蓋)用の緩衝装
    置に連結し、便座(便蓋)用の緩衝装置を、グリスのよ
    うな流体を装填した一端開口有底筒状のケーシングと、
    ケーシング内に回転自在に装着されて上記便座(便蓋)
    ヒンジ軸に連結される胴部材と、便座(便蓋)を起てる
    ように回動するとき上記ケーシング内で倒れて流体の抵
    抗を受けず且つ便座(便蓋)を倒すように回動するとき
    上記ケーシング内で起立して流体の抵抗を受けるように
    胴部材の外周に回動自在に装着したブレードとにより構
    成し、胴部材の端部にケーシングの端部の開口を閉塞す
    るため設けたフランジをケーシングの開口側に設けたフ
    ランジ収納空所に密閉的に嵌合し、このフランジをフラ
    ンジ収納空所にぴったり嵌め込むまでの間内部のエアを
    抜くエア抜き経路をフランジ空所に連通するように設け
    て成る便器の便座や便蓋の起倒装置。
JP4362490U 1990-04-24 1990-04-24 便器の便座や便蓋の起倒装置 Expired - Lifetime JPH0741435Y2 (ja)

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