JPH0741358A - マグネシア−ドロマイト質煉瓦とその製造方法 - Google Patents

マグネシア−ドロマイト質煉瓦とその製造方法

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JPH0741358A
JPH0741358A JP5208408A JP20840893A JPH0741358A JP H0741358 A JPH0741358 A JP H0741358A JP 5208408 A JP5208408 A JP 5208408A JP 20840893 A JP20840893 A JP 20840893A JP H0741358 A JPH0741358 A JP H0741358A
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JP
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fine powder
cao
brick
slag
weight
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JP5208408A
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Hiroichi Yamamoto
博一 山本
Tadao Teraushi
唯夫 寺牛
Tsugio Yukinawa
次夫 行繩
Atsushi Yamamoto
敦 山本
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐食性を有し、スラグの浸透に起因するピー
リング現象のないマグネシア−ドロマイト質煉瓦を提供
する。 【構成】 煉瓦を45〜75重量%のMgOと10〜5
5重量%のCaOで主に構成し、平均粒径0.5〜1μ
m のSiO2 微粉0.2〜3重量%、粒径104μm以
下のCaO微粉0.5〜5重量%、粒径104μm以下
のCaO・ZrO2 微粉0.5〜8重量%の一種以上を
マトリックスに添加し、通気率を15cm2/sec・c
m水柱以下にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精錬用などに使用され
るマグネシア−ドロマイト質煉瓦とその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】2次精錬用の耐火物として、塩基性煉
瓦、特にマグネシア−クロミア質煉瓦、マグネシア−ド
ロマイト質煉瓦が多く用いられているが、近年、価格面
や環境面からの要請で脱クロム化がすすみ、マグネシア
−ドロマイト質煉瓦の使用量が増大する傾向にある。溶
融金属及び溶融スラグと接触する2次精錬炉では、内張
り煉瓦の高耐用を確保するために、スラグに対する耐食
性と耐浸透性及び耐スポーリング性が要求される。
【0003】マグネシア−ドロマイト質煉瓦は、煉瓦の
構成成分、特にMgO/CaOの成分比により、上記の
特性が大きく影響され、CaO成分の減少により煉瓦の
耐食性は向上するものの、煉瓦中へのスラグの浸透が起
こり易くなり、スラグの浸透は煉瓦の表面層が剥離する
ピーリング現象を誘発して、煉瓦の消耗を促進し、さら
に、耐スポーリング性が低下して煉瓦に亀裂が入り易く
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
を解消し、耐スポーリング性と耐食性を確保しつつ、ス
ラグの浸透性及びこれに起因するピーリング現象を防止
した耐用の優れたマグネシア−ドロマイト質煉瓦を提供
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のマグネシア−ド
ロマイト質煉瓦は、45〜75重量%のMgOと10〜
55重量%のCaOから主としてなり、煉瓦のマトリッ
クス中に重量平均粒径が0.5〜1μmの範囲にあるS
iO2 微粉、粒径が104μm以下のCaO微粉および
粒径が104μm以下のCaO・ZrO2 微粉のいずれ
か一種以上が、SiO2 微粉については0.2〜3重量
%、CaO微粉については0.5〜5重量%、CaO・
ZrO2 微粉については0.5〜8重量%添加され、通
気率が15cm2/sec cm水柱以下とされていることを特徴
とする。
【0006】通常、マグネシア−ドロマイト質煉瓦の原
料に使用される天然マグネサイトや天然ドロマイトに
は、0.5重量%程度のSiO2 成分が不純物として含
まれているが、本発明のマグネシア−ドロマイト質煉瓦
では、マトリックス(結合部)を強化するために、さら
にマトリックス中に重量平均粒径が0.5〜1μmの範
囲内にあるSiO2 微粉、粒径が104μm以下のCa
O微粉および粒径が104μm以下のCaO・ZrO2
微粉の一種以上が、SiO2 微粉については0.2〜3
重量%、CaO微粉については0.5〜5重量%、Ca
O・ZrO2 微粉については0.5〜8重量%添加され
ている。
【0007】SiO2 を微粉の状態で加えるのは、比較
的少量のSiO2 微粉の添加で煉瓦を低気孔率化して低
通気率とし、スラグ浸透の防止効果化を得るためであ
り、重量平均粒径が0.5〜1μmのSiO2 微粉を添
加すれば0.2重量%以上で低通気率化とスラグの浸透
を防止する効果が得られる。また、SiO2 微粉が3重
量%より多く添加されると、煉瓦のスラグに対する耐食
性が劣化するので3重量%以下とされている。CaO微
粉とCaO・ZrO2 微粉については、104μm以下
(150メッシュの篩を通過する粒径)の粒径とすれば
0.5重量%以上と比較的少量の添加で低通気率化とス
ラグ浸透の防止効果が得られる。
【0008】CaO微粉は、耐消化性(水和しにくいこ
と)と、耐スラグ浸食性を考慮して純度が高く緻密な粒
子からなるもの、特に純度のよい電融微粉を添加するの
が好ましく、多く加えた方がスラグの浸透を防止する効
果は大きいが、耐食性が低下する傾向があり、煉瓦の値
段を押し上げることになるので5重量%以下とされてい
る。
【0009】ZrO2 微粉を単体で添加しても有効な効
果が得られないが、CaO・ZrO2 微粉の形で添加す
ると、スラグの浸透を防止する効果と耐食性を向上せし
める効果が得られる。この場合にも余り多くCaO・Z
rO2 微粉を添加すると、やはり煉瓦の値段を押し上げ
ることになるので8重量%以下とされている。
【0010】
【作用】スラグが煉瓦のマトリックスの気孔に浸透する
と、マトリックスを侵食するとともに、ピーリング現象
を引き起こして煉瓦の消耗を加速するので、これを防止
する必要がある。その対策としては、次の3つの方法を
挙げることができる。 マトリックスを緻密化してスラグの浸透を防止する。 マトリックスでスラグを改質(高粘性化)して浸透を
防止する。 マトリックスを強化してピーリング現象を阻止する。
【0011】本発明のマグネシア−ドロマイト質煉瓦で
は、次の対策のうち少なくとも一つを採用することによ
ってスラグに対する煉瓦の耐食性を維持しつつ、スラグ
の煉瓦中への浸透を抑制してピーリング現象が起きない
煉瓦を得る。
【0012】(a)マトリックスにSiO2 微粉を添加
することによりマトリックスの焼結を促進して煉瓦を緻
密化し、煉瓦の気孔率を小さくしてスラグの煉瓦中への
浸透を抑制し、ピーリング現象を阻止する。
【0013】(b)マトリックスにCaO微粉を添加す
ることにより、煉瓦中に浸透してくるスラグをCaO微
粉の粒子と接触させて、スラグのCaO/SiO2 成分
比を高めて高融点物を生成せしめ、煉瓦中へのスラグの
浸透を抑制する。
【0014】(c)マトリックス中にCaO・ZrO2
成分を微粉の状態で存在せしめることによって煉瓦の耐
食性を向上させ、かつスラグをCaO・ZrO2 微粉の
粒子と接触させて、スラグのCaO/SiO2 成分比を
高めることにより高融点物を生成せしめ、煉瓦中へのス
ラグの浸透を抑制する。
【0015】
【実施例】粒径5mm以下の天然ドロマイトクリンカ−
(CaO56重量%、MgO40重量%、SiO2 0.
7重量%)、粒径12〜5mmの合成マグネシアクリンカ
−、及び、粒径が104μm以下の合成マグネシアクリ
ンカ−(いずれもMgO99重量%以上)をベ−スの原
料とし、マトリックスへ配合する原料として、平均粒径
(重量平均粒径、以下、単に平均粒径という)0.5〜
1μmのSiO2 微粉、平均粒径が104μm以下の電
融CaO微粉、平均粒径が104μm以下の合成CaO
・ZrO2 微粉、平均粒径が1μm以下のAl2 3
粉、80重量%の粒径が0.4μm以下であるTiO2
微粉、粒径が104μm以下のZrO2微粉を使用し、
表1に示す調合の混合原料に結合材としてアクリル樹脂
を加え、1000kg/cm2でプレス成型して1790℃で
約4時間焼成し、230mm×114mm×65mmのマグネ
シア−ドロマイト質煉瓦を試作した。
【0016】見掛け気孔率(%)と嵩比重は、試作煉瓦
を40mm×40mm×40mmの大きさに切断した試験片に
ついて水浸法で測定した。圧縮強さ(kg/cm2) は、試作
煉瓦を50mm×50mm×50mmの大きさに切断し、10
00℃で加熱処理した試験片について常温で測定した。
通気率(cm2/sec cm H2O)は、試作煉瓦を50mm×50
mm×50mmの大きさに切断し、1000℃で加熱処理し
た試験片について、減圧空気透過水置換方法により測定
した。
【0017】耐食性及び耐スラグ浸透性は、高周波誘導
炉を使用して実炉を想定したスラグ、温度条件、操業条
件で上記試作煉瓦を比較した。テストは、上記試作煉瓦
を切断加工して断面が台形の試験用煉瓦(160mm×4
0mm×50〜80mm)とし、これらを8角柱状に組み合
わせ、内側に8角柱状の穴(内径約80mm)を有する試
験体とし、スラグ500gと溶鋼片25kgを投入した
高周波誘導炉の湯面に試験体を組み込み、1750℃×
1時間の加熱をスラグを入れ替えて4回繰り返し、この
間誘導炉本体を40 rpmで揺動させた。
【0018】スラグは、CaO62.0重量%、Al2
3 28.9重量%、MgO7.3重量%、SiO
2 1.8重量%及びCaF2 10重量%(CaF2 は外
掛け)からなる組成(最終)のものを使用した。このス
ラグは低粘性で活性であるために実炉に於いては侵食、
浸透性が大きなものである。
【0019】このスラグを500gと鋼片を25kg誘
導炉内に投入し、炉を揺動させながら溶解し、1750
℃で合計4時間保持した。冷却後、試験体を解体して試
験用煉瓦を取り出し、試験用煉瓦を長手方向に中央で切
断してそれぞれの煉瓦について最大侵食深さを測定し
た。耐食性指数Ci は、従来のマグネシア−ドロマイト
煉瓦(試験例1)の最大浸食深さをd0 mmとし、試験用
煉瓦の最大侵食深さをdi mmとするとき、Ci =100
×d0 /di によって求めた。すなわち、耐食性指数C
i の大きい方が、耐食性が優れていることになる。
【0020】また、試験後の各試験用煉瓦について、ス
ラグの最大浸透深さ(侵食面からの浸透深さ)を切断面
で測定した。耐浸透性指数Ii は従来のマグネシア−ド
ロマイト煉瓦(試験例1)におけるスラグの最大浸透深
さをb0 mmとし、試験用煉瓦の最大浸透深さをbi mmと
するとき、Ii =100×b0 /bi によって求めた。
ここでは、耐浸透性指数Ii の大きい方が、スラグが浸
透しにくく、ピ−リング現象が起きにくいことになる。
これらの試験結果を表1に併せて示した。
【0021】
【表1】
【0022】試験例1は従来精錬炉で使用されているマ
グネシア−ドロマイト質煉瓦である。試験例2は平均粒
径が0.8μmのSiO2 微粉を添加した煉瓦で、気孔
率及び通気率が小さな値となり、緻密な組織の煉瓦であ
ることが分かる。侵食試験の結果から見ると、耐食性に
ついては、試験例1の従来品に比べ若干劣るものの、耐
スラグ浸透性は従来品に比べ大幅に改善されていること
が分かる。
【0023】一方、試験例5の平均粒径が約1μmのA
2 3 微粉を添加した煉瓦は、試験例2と同じように
低気孔率かつ低通気率で、従来品とほぼ同程度の耐食性
を有するが、耐スラグ浸透性は試験例2より劣る結果と
なった。この試験例5のように組織を緻密にすることは
できたが、低融点、低粘性物質を生成しやすいAl2
3 の添加は、スラグの浸透を防ぐのに効果的でない。
【0024】また、80重量%の粒径が0.4μm以下
のTiO2 微粉を添加した試験例6の煉瓦は、通気率が
大きくなり、耐食性及び耐スラグ浸透性がともに劣るも
のであった。粒径104μm以下のCaO微粉を添加し
た試験例3の煉瓦は、物性的には従来品と余り変わらな
いが、耐スラグ浸透性において従来品に比べ改善がみら
れる。粒径104μm以下のZrO2 微粉を添加した試
験例4の煉瓦では、通気率が大きな値となり、これにと
もなって耐スラグ浸透性の低下を招いた。
【0025】粒径104μm以下のCaO・ZrO2
粉を添加した試験例7の煉瓦では、物性値は従来品と大
差がないが、スラグによる耐食性、耐スラグ浸透性がと
もに従来品に比べて優れていた。
【0026】CaO微粉とSiO2 微粉を添加した試験
例8の煉瓦は、従来品に比べて緻密になり、SiO2
粉の配合により耐食性がやや小さいが、緻密化により耐
スラグ浸透性が向上した。
【0027】以上の試験結果から、スラグの浸透に起因
する煉瓦のピーリング現象が損耗の主要因である取鍋等
には、耐スラグ浸透性に優れたCaO微粉、SiO2
粉、CaO・ZrO2 微粉を添加したマグネシア−ドロ
マイト質煉瓦が適している。
【0028】また、試験例2、3、7、8の煉瓦に関し
て、さらに微粉の配合量を変化させた試験例9〜20の
煉瓦についての結果を表2、3に示す。なお、表2、3
の試験例では、表1と同じ原料を用い、また、物性の評
価方法、試験方法及び侵食試験方法も表1と同じであ
る。
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】試験例9〜11の煉瓦は、SiO2 微粉の
配合量を0.1重量%、0.9重量%、7.4重量%と
変化させた試験例であり、配合量を多くするにつれ、低
気孔率、低通気率である緻密質な煉瓦が得られ、耐スラ
グ浸透性も向上するが、一方、耐食性は低下する。した
がって、SiO2 の配合量は、マグネシア−ドロマイト
質煉瓦の使用される操業条件(スラグ組成、操業温度、
鍋管理等)に応じて0.2〜8重量%の範囲内で最適な
配合量を選択するのが好ましい。
【0032】試験例12〜14の煉瓦は、CaO微粉の
配合量を0.5重量%、0.9重量%、9.1重量%と
変化させた試験例であり、配合量を多くするにつれ、わ
ずかながら、低気孔率、低通気率である緻密質な煉瓦が
得られ、耐スラグ浸透性も向上するが、一方、耐食性は
少しづつ低下していく。したがって、CaO微粉の配合
量は、マグネシア−ドロマイト耐火物の使用される操業
条件(スラグ組成、操業温度、鍋管理等)に応じて0.
5〜5重量%の範囲内で最適な配合量を選択するのが好
ましい。
【0033】試験例15〜17の煉瓦は、CaO・Zr
2 微粉の配合量を0.5重量%、0.9重量%、9.
1重量%と変化させた試験例である。CaO・ZrO2
微粉を煉瓦のマトリックスに添加しても気孔率が若干大
きくなり、通気率も増加傾向を示すが、スラグの浸透性
は小さくなり、耐食性も向上するという効果が認められ
る。CaO・ZrO2 微粉の配合量は、0.5〜8重量
%の範囲内で煉瓦が使用さる条件に応じて適宜選択する
のが好ましい。
【0034】試験例18〜20の煉瓦は、CaO微粉と
SiO2 微粉を同時に添加してその添加量を変化させた
試験例であり、CaO微粉とSiO2 微粉の添加量は、
それぞれ0.5〜5重量%と0.2〜3重量%の範囲内
とするのがよく、多く添加するとスラグの浸透は阻止で
きるが、耐食性が小さくなることが分かる。
【0035】また、これらの試作煉瓦について別途耐ス
ポーリング性(耐熱衝撃性と同じ、DIN1068に準
じた方法)を評価した結果、気孔率が小さくなった煉瓦
では耐スポーリング性が低下する傾向を示した。しか
し、その程度は実用上支障がない程度の低下であった。
【0036】
【発明の効果】本発明のマグネシア−ドロマイト質煉瓦
は、上記の構成を採用することにより、次のような効果
を有する。 (1)マグネシア−ドロマイト質煉瓦においてSiO2
微粉を添加することにより、組織を緻密化することがで
き、取鍋等の内張りに使用した際、無添加品に比べ煉瓦
内へのスラグ浸透が抑制され、スラグ浸透に起因するピ
ーリング現象を防止し、煉瓦の加速度的損耗の阻止を可
能にした。
【0037】(2)マグネシア−ドロマイト質煉瓦にお
いてCaO微粉を添加することにより、煉瓦内に浸透す
るスラグの改質がなされ、スラグの粘性を増すことによ
って取鍋等の内張りとして使用した際、無添加品に比べ
スラグの浸透が抑制され、スラグの浸透に起因するピー
リング現象の防止を可能にした。
【0038】(3)マグネシア−ドロマイト質煉瓦にお
いてCaO・ZrO2 微粉を添加することにより耐食性
が向上し、また、CaO微粉を添加した場合と同じよう
に、煉瓦内に浸透するスラグの改質が達せられ、取鍋等
の内張りとして使用した際、無添加品に比べスラグ浸透
が抑制され、スラグ浸透に起因するピーリング現象の防
止を可能にした。
【0039】(4)マグネシア−クロミア質煉瓦におけ
る環境問題に対して、マグネシア−ドロマイト系煉瓦を
用いることにより、脱クロム化が図れ、含クロム廃材を
処理するコストを除くことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 行繩 次夫 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内 (72)発明者 山本 敦 山口県新南陽市野村南町4976番地 日新製 鋼株式会社周南製鋼所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 45〜75重量%のMgOと10〜55
    重量%のCaOから主としてなる煉瓦であって、煉瓦の
    マトリックス中に重量平均粒径が0.5〜1μmの範囲
    にあるSiO2 微粉、粒径が104μm以下のCaO微
    粉および粒径が104μm以下のCaO・ZrO2 微粉
    のいずれか一種以上が、SiO2 微粉については0.2
    〜3重量%、CaO微粉については0.5〜5重量%、
    CaO・ZrO2 微粉については0.5〜8重量%添加
    され、通気率が15cm2/sec cm水柱以下とされているこ
    とを特徴とするマグネシア−ドロマイト質煉瓦。
  2. 【請求項2】 45〜75重量%のMgOと10〜55
    重量%のCaOから主としてなる煉瓦の製造方法におい
    て、煉瓦のマトリックスを形成する粉末中に重量平均粒
    径が0.5〜1μmの範囲にあるSiO2 微粉と、粒径
    が104μm以下のCaO微粉および粒径が104μm
    以下のCaO・ZrO2 微粉のいずれか一種以上を、S
    iO2 微粉については0.2〜3重量%、CaO微粉に
    ついては0.5〜5重量%、CaO・ZrO2 微粉につ
    いては0.5〜8重量%添加し、成形後焼成して通気率
    を15cm2/sec cm水柱以下とすることを特徴とするマグ
    ネシア−ドロマイト質煉瓦の製造方法。
JP5208408A 1993-07-30 1993-07-30 マグネシア−ドロマイト質煉瓦とその製造方法 Withdrawn JPH0741358A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6873480B2 (en) 2001-11-08 2005-03-29 Lightmaster Systems, Inc. Method and apparatus for packaging optical elements
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JP2009263691A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Sumitomo Metal Ind Ltd Vod鍋の築炉方法

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