JPH0740874U - 外壁の無目地構造 - Google Patents

外壁の無目地構造

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JPH0740874U
JPH0740874U JP7533993U JP7533993U JPH0740874U JP H0740874 U JPH0740874 U JP H0740874U JP 7533993 U JP7533993 U JP 7533993U JP 7533993 U JP7533993 U JP 7533993U JP H0740874 U JPH0740874 U JP H0740874U
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elastic adhesive
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外壁材が経年に亘り周囲環境の影響を受けて
寸法変化を生じても、外壁材の接合目地部のクラックの
発生を抑止できて該接合目地部の防水性を向上でき、し
かも網体の接着作業の際に該網体がカ−ルすることを防
止して作業性も向上できる外壁の無目地構造を提供す
る。 【構成】 外壁材1、1の接合目地部2表面に所要幅で
弾性接着剤6を展着し、斜方向の芯線10及びこれと略
対称的な斜方向の芯線11により略菱形の網目12を有
し且つ前記芯線10、11の交錯点が固め合わされた繊
維製の網体7を前記弾性接着剤6の表面に接着し、前記
外壁材1、1の接合目地部2の目地線Yと前記網体7の
前記芯線10、11とのなす角α、βをそれぞれ10〜
80度の範囲で略対称的に設定し、更に前記網体7の表
面を弾性接着剤8で被覆したことを特徴とする外壁の無
目地構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は建物の外壁材の接合目地部を無目地状とする外壁の無目地構造に関す る。
【0002】
【従来の技術】
乾式工法による外壁面の施工は、所定の寸法に切断された外壁材を釘、ビス又 は金具で下地材に貼着して壁面を形成するものであるが、該外壁面の接合目地部 は、弾性シ−リング剤を展着して無目地構造としたり、また外壁材の端縁部を相 決り加工した実部をコ−キング剤の介在の下に重ねて防水処理が行なわれている 。 しかしながら、該接合目地部は、年数の経過に伴い季節変化による外壁材の伸 縮が繰り返されて接合目地部周辺に応力が加わり、防水弾性シ−リング剤の展着 による無目地部にはクラックが入り、防水性能を劣化させる。又、外壁材の端縁 部を相決り加工して実部を形成し貼着した壁面は接合目地部の目地が目立ち、外 見上意匠性を低下させる。
【0003】 上記乾式工法による外壁の無目地構造に関する先行文献としては、例えば実 公昭57−12672号、特開昭58−195660号、実開昭61−1613 41号、特開昭61−200256号、特開昭64−33355号、実開平2− 32547号、実開平2−39036号、実開平4−6283号が存在する。そ して、これらの特徴は、外壁材またはパネルの接合目地部に弾性体を貼着又は充 填し、更に弾性クロス、寒冷紗または網地を埋設し、外壁材の伸縮に対応して接 合目地部のクラックを防止しようとする構造である。 しかしながら、これらの弾性クロス、寒冷紗または網地を使用しても被着の方 向によっては外壁材の伸縮に対応できず、これら弾性クロス等を構成する芯線の 切断により外壁材の接合目地部にクラックが発生したり、また被着作業の際、弾 性クロス等の両側縁がカ−ルして作業性を著しく悪化するという問題も生じてい た。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、外壁材が経年に亘り周囲環境の影響を受けて寸法変化を生じ ても、外壁材の接合目地部のクラックの発生を抑止できて該接合目地部の防水性 を向上でき、しかも網体の接着作業の際に該網体がカ−ルすることを防止して作 業性も向上できる外壁の無目地構造を提供し、もって上記従来技術の問題を解決 しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案は、外壁材の接合目地部表面に所要幅で弾性接着剤を展着し 、斜方向の芯線及びこれと略対称的な斜方向の芯線により略菱形の編目を有し且 つ前記芯線の交錯点が固め合わされた繊維製の網体を前記弾性接着剤の表面に接 着し、前記外壁材の接合目地部の目地線と前記網体の前記芯線とのなす角をそれ ぞれ10〜80度の範囲で略対称的に設定し、更に前記網体の表面を弾性接着剤 で被覆したことを特徴とする外壁の無目地構造を要旨とするものである。
【0006】
【作用】
このようにした無目地構造にあっては、外壁材が伸縮した場合、この伸縮によ る応力を、斜方向の芯線により略菱形の網目を有し且つ芯線の交錯点が固め合わ された繊維製の網体のバイアス効果による弾力により吸収、緩和し、該網体を介 在した弾性接着剤も網体によって局部的な応力集中が避けられてクラックの発生 が防止される。
【0007】
【実施例】
次に本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 本例は、図1に示すように、外壁材1、1の接合目地部2において、一方の外 壁材1の雌実部3と他方の外壁材1の雄実部4を相決り接合し、外壁材1、1の 接合目地部2表面にV字状の面取部5を施しており、該接合目地部2の表面に所 要幅で弾性接着剤6を展着し、該弾性接着剤6の表面に該弾性接着剤6の幅より も少し狭幅のリボン状の網体7を接着し、該網体7の表面に前記弾性接着剤6と 同様の弾性接着剤8を被着し、更に該弾性接着剤8表面を含む外壁材1、1表面 に弾性塗料9を塗布している。 前記網体7は、詳しくは主として図2に示すように、斜方向の芯線10〜10 及びこれと対称的な斜方向の芯線11〜11により略菱形の網目12〜12を有 し且つ芯線10〜10、11〜11の交錯点が搦み合わされるかもしくは接着剤 で固め合わされた天然繊維、合成繊維、金属繊維、ガラス繊維もしくは炭素繊維 でリボン状に構成され、芯線10〜10、11〜11と接合目地部2の目地線Y とのなす角α、βをそれぞれ10〜80度、好ましくは30〜60度の範囲で略 対称的に設定している。
【0008】 このようにした本例の無目地構造にあっては、外壁材1、1が伸縮した場合、 この伸縮による応力を、斜方向の対称的な芯線10〜10、11〜11により略 菱形の網目12〜12を有し且つ芯線10〜10、11〜11の交錯点が固め合 わされた繊維製の網体7のバイアス効果による弾力により吸収、緩和し、該網体 7を介在した弾性接着剤6、8も網体7によって局部的な応力集中が避けられて クラックの発生が防止される。
【0009】 次に上例の具体的な試験例を図3により説明すると、上例同様に相決り接合し た外壁材試片21、21の接合目地部22において、上例同様、弾性接着剤23 、24間に芯線と接合目地部の目地線とのなす角をそれぞれ45度とした網体2 5を介在し、外壁材試片21、21の裏面をそれぞれ固定材26、27に釘28 、28で止着し、一方の固定材26の側方に設けた摺動パイプ29を他方の固定 材27に摺嵌して固定材26、27を相対的に横方向に移動可能となし、外壁材 試片21、21を毎分5mmの速度で側方に引張し、接合目地部22の伸びを測定 した。比較例として芯線と接合目地部の目地線とのなす角を90度とした網体を 上記試験例と同様に構成し、これを上記試験例と同様な引張テストを行なった。 それらの結果を表1に示す。
【0010】
【表1】
【0011】 表1からも解るように、本案の具体的な試験例では比較例に対し接合目地部が 数倍の伸びに耐えられた。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の無目地構造においては、外壁材が経年に亘り周囲 環境の影響を受けて寸法変化を生じても、外壁材の接合目地部のクラックの発生 を抑止できて接合目地部の防水性を向上でき、ひいては外壁材の接合目地部を目 立たなくでき、大壁面として外見上、見栄えの良い壁面を現出でき、しかも網体 の接着作業の際に該網体がカ−ルすることを防止できて作業性も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の一部欠截斜面図である。
【図2】 同上例に用いた網体の一部分の平面図であ
る。
【図3】 同上例の試験例の組立断面図である。
【符号の説明】
1 外壁材 2 接合目地部 6 弾性接着剤 7 網体 8 弾性接着剤 10 芯線 11 芯線 12 網目 Y 目地線 α 角 β 角

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁材の接合目地部表面に所要幅で弾性
    接着剤を展着し、斜方向の芯線及びこれと略対称的な斜
    方向の芯線により略菱形の編目を有し且つ前記芯線の交
    錯点が固め合わされた繊維製の網体を前記弾性接着剤の
    表面に接着し、前記外壁材の接合目地部の目地線と前記
    網体の前記芯線とのなす角をそれぞれ10〜80度の範
    囲で略対称的に設定し、更に前記網体の表面を弾性接着
    剤で被覆したことを特徴とする外壁の無目地構造。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5712672U (ja) * 1980-06-20 1982-01-22
JPS63101632U (ja) * 1986-12-20 1988-07-01

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