JPH0740860Y2 - シェルチューブ型熱交換器 - Google Patents
シェルチューブ型熱交換器Info
- Publication number
- JPH0740860Y2 JPH0740860Y2 JP1991066466U JP6646691U JPH0740860Y2 JP H0740860 Y2 JPH0740860 Y2 JP H0740860Y2 JP 1991066466 U JP1991066466 U JP 1991066466U JP 6646691 U JP6646691 U JP 6646691U JP H0740860 Y2 JPH0740860 Y2 JP H0740860Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shell
- joint surface
- heat exchanger
- header
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本願考案は、シェルチューブ型熱
交換器、特にシェル端部の構造に関する。
交換器、特にシェル端部の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種シェルチューブ型熱交換器は、シ
ェル内に支持したチューブに被冷却流体を、またシェル
内の前記チューブの周囲に冷却流体をそれぞれ流し、熱
交換を行うものであり、その構造は、例えば図３に示す
ように、熱交換器１のシェル２の端部に、別部材である
リング状のフランジ３を嵌合して取り付け、またシェル
２内にはチューブ群４をエンドプレート５及びバッフル
板６を介して配設するとゝもに、前記シェル２の両端開
口部にフランジ８を有するヘッダ７を、両フランジ３，
８の部分においてその取付孔３ａ，８ａに挿通したボル
トナットにより取り付けた構成のものであり、図中９は
冷却流体の流出口である。
ェル内に支持したチューブに被冷却流体を、またシェル
内の前記チューブの周囲に冷却流体をそれぞれ流し、熱
交換を行うものであり、その構造は、例えば図３に示す
ように、熱交換器１のシェル２の端部に、別部材である
リング状のフランジ３を嵌合して取り付け、またシェル
２内にはチューブ群４をエンドプレート５及びバッフル
板６を介して配設するとゝもに、前記シェル２の両端開
口部にフランジ８を有するヘッダ７を、両フランジ３，
８の部分においてその取付孔３ａ，８ａに挿通したボル
トナットにより取り付けた構成のものであり、図中９は
冷却流体の流出口である。
【０００３】
【考案が解決しようとする問題点】しかし、前記のよう
な従来構造の熱交換器１、特にシェル２の端部における
フランジ３の取り付け構造のものでは、シェル２とは別
体に製作したリング状のフランジ３をシェル２の端部外
周に嵌合し、これをロー材等により溶着して固定しなけ
ればならない。したがって、溶着作業が必要であるこ
と、フランジ３の機械加工部分が多く、且つ歩留りが悪
いため高価なものとなること、更に熱歪が発生するた
め、精度維持が困難であるといった諸問題点があった。
な従来構造の熱交換器１、特にシェル２の端部における
フランジ３の取り付け構造のものでは、シェル２とは別
体に製作したリング状のフランジ３をシェル２の端部外
周に嵌合し、これをロー材等により溶着して固定しなけ
ればならない。したがって、溶着作業が必要であるこ
と、フランジ３の機械加工部分が多く、且つ歩留りが悪
いため高価なものとなること、更に熱歪が発生するた
め、精度維持が困難であるといった諸問題点があった。
【０００４】そこで、シェル２の端部にプレス成形によ
り取付けフランジ３を一体成形することも考えられる
が、この場合プレス成形によりシェル２を成形できる板
厚には限度があるので、取付けフランジ３の構造強度に
も自ずから限界があり、取付け時のボルトナット締めに
より取付けフランジ３に変形或いは歪みが生じるとゝも
に、シェル２とヘッダ７との接合面におけるシール性に
も問題点があった。
り取付けフランジ３を一体成形することも考えられる
が、この場合プレス成形によりシェル２を成形できる板
厚には限度があるので、取付けフランジ３の構造強度に
も自ずから限界があり、取付け時のボルトナット締めに
より取付けフランジ３に変形或いは歪みが生じるとゝも
に、シェル２とヘッダ７との接合面におけるシール性に
も問題点があった。
【０００５】
【問題点を解決するための手段】本願考案は、上記のよ
うな従来の問題点を解決するためになされたもので、製
作が容易で且つ構造強度も大きく、材料及び工数の削減
可能なものを提供することを目的としたものであり、そ
の要旨は、内部にエンドプレートを介して多数のチュー
ブを支持したシェルの端部に、外方向に直角に折り曲げ
て形成したヘッダの取付けフランジとの接合面と、該接
合面の先端部を内方向にほゞ直角に折り曲げて形成した
折り返し部とからなる外方フランジをプレス成形により
一体成形するとゝもに、前記接合面に、穿設したボルト
挿入用孔を挟んで内外二重のリング状凸部を形成したこ
とを特徴とするシェルチューブ型熱交換器にある
うな従来の問題点を解決するためになされたもので、製
作が容易で且つ構造強度も大きく、材料及び工数の削減
可能なものを提供することを目的としたものであり、そ
の要旨は、内部にエンドプレートを介して多数のチュー
ブを支持したシェルの端部に、外方向に直角に折り曲げ
て形成したヘッダの取付けフランジとの接合面と、該接
合面の先端部を内方向にほゞ直角に折り曲げて形成した
折り返し部とからなる外方フランジをプレス成形により
一体成形するとゝもに、前記接合面に、穿設したボルト
挿入用孔を挟んで内外二重のリング状凸部を形成したこ
とを特徴とするシェルチューブ型熱交換器にある
【０００６】
【実施例】以下、本考案を図１及び図２に示す実施例に
基き詳細に説明する。なお、図１は本考案に係る熱交換
器の分解斜視図、図２は同部分拡大縦断面図である。
基き詳細に説明する。なお、図１は本考案に係る熱交換
器の分解斜視図、図２は同部分拡大縦断面図である。
【０００７】図において、１１はシェルチューブ型熱交
換器で、筒状のシェル１２の両端部近傍には冷却流体、
例えば、水，油等を流入流出させるためのパイプ１１
Ａ，１１Ｂがそれぞれ取り付けられている。
換器で、筒状のシェル１２の両端部近傍には冷却流体、
例えば、水，油等を流入流出させるためのパイプ１１
Ａ，１１Ｂがそれぞれ取り付けられている。
【０００８】１３は前記シェル１２の両端開口部に設け
た外方フランジで、該外方フランジ１３は、シェル１２
の両端部分をプレス成形により夫々外方に直角に折曲し
て接合面１３Ａを一体形成するとゝもに、該接合面１３
Ａの先端部を更に内方に直角に折り返して形成した折り
返し部１３Ｂとから構成されており、前記接合面１３Ａ
には、ボルト挿入用孔１３ａが所定間隔で穿設されてい
る。このような構成とすることにより、外方フランジ１
３の構造強度を向上させることができる。
た外方フランジで、該外方フランジ１３は、シェル１２
の両端部分をプレス成形により夫々外方に直角に折曲し
て接合面１３Ａを一体形成するとゝもに、該接合面１３
Ａの先端部を更に内方に直角に折り返して形成した折り
返し部１３Ｂとから構成されており、前記接合面１３Ａ
には、ボルト挿入用孔１３ａが所定間隔で穿設されてい
る。このような構成とすることにより、外方フランジ１
３の構造強度を向上させることができる。
【０００９】１４はチューブ群で、その端部は前記シェ
ル１２の端部内側に取り付けたエンドプレート１５に挿
通して固定されており、中間部はシェル１２の直径方向
で且つ千鳥状に固定したバッフル板１６を挿通して支持
固定されている。また、１７は前記シェル１２の両端開
口部に取り付けるヘッダで、その一端部に取り付フラン
ジ１８を具備しており、該該取付フランジ１８には、ボ
ルト挿入用孔１８ａが前記外方フランジ１３の接合面１
３Ａに形成したボルト挿入用孔１３ａと対応する位置に
穿設されている。
ル１２の端部内側に取り付けたエンドプレート１５に挿
通して固定されており、中間部はシェル１２の直径方向
で且つ千鳥状に固定したバッフル板１６を挿通して支持
固定されている。また、１７は前記シェル１２の両端開
口部に取り付けるヘッダで、その一端部に取り付フラン
ジ１８を具備しており、該該取付フランジ１８には、ボ
ルト挿入用孔１８ａが前記外方フランジ１３の接合面１
３Ａに形成したボルト挿入用孔１３ａと対応する位置に
穿設されている。
【００１０】１９は外方フランジ１３の前記接合面１３
Ａに形成したリング状凸部で、前記ボルト挿入用孔１３
ａを挟んで内外に形成されている。そして、このような
構成にすることにより、外方フランジ１３の構造強度を
向上せしめることができるとゝもに、ヘッダ１７の取り
付フランジ１８との接合部におけるシール性を向上させ
ることができる。
Ａに形成したリング状凸部で、前記ボルト挿入用孔１３
ａを挟んで内外に形成されている。そして、このような
構成にすることにより、外方フランジ１３の構造強度を
向上せしめることができるとゝもに、ヘッダ１７の取り
付フランジ１８との接合部におけるシール性を向上させ
ることができる。
【００１１】而して、シェル１２とヘッダ１７との組み
立ては、図１に示すように、シェル１２に設けた外方フ
ランジ１３の接合面１３Ａに、ガスケット或いはパッキ
ング等を介してヘッダ１７の取り付フランジ１８を面接
する。そして、接合面１３Ａに形成したボルト挿入用孔
１３ａの裏面側からヘッダ１７の取付フランジ１８に形
成したボルト挿入用孔１８ａにボルト２０を挿入し、該
ボルト２０に螺合したナット２１を取付フランジ１８の
表面側で締め付けることにより、シェル１２とヘッダ１
７とを一体に連結す。
立ては、図１に示すように、シェル１２に設けた外方フ
ランジ１３の接合面１３Ａに、ガスケット或いはパッキ
ング等を介してヘッダ１７の取り付フランジ１８を面接
する。そして、接合面１３Ａに形成したボルト挿入用孔
１３ａの裏面側からヘッダ１７の取付フランジ１８に形
成したボルト挿入用孔１８ａにボルト２０を挿入し、該
ボルト２０に螺合したナット２１を取付フランジ１８の
表面側で締め付けることにより、シェル１２とヘッダ１
７とを一体に連結す。
【００１２】この締め付けの際に、シェル１２の外方フ
ランジ１３、特に接合面１３Ａには主として軸方向への
外力が作用するが、外方フランジ１３は接合面１３Ａと
折り返し部１３Ｂとから構成されており、且つ接合面１
３Ａには二重のリング状凸部１９が形成されているため
構造強度が大きく、歪み等の変形が生じない。したがっ
て、接合面１３Ａは波打つことなく、その全面がヘッダ
１７の取り付フランジ１８と面接する。
ランジ１３、特に接合面１３Ａには主として軸方向への
外力が作用するが、外方フランジ１３は接合面１３Ａと
折り返し部１３Ｂとから構成されており、且つ接合面１
３Ａには二重のリング状凸部１９が形成されているため
構造強度が大きく、歪み等の変形が生じない。したがっ
て、接合面１３Ａは波打つことなく、その全面がヘッダ
１７の取り付フランジ１８と面接する。
【００１３】同時に、接合面１３Ａに形成した二重のリ
ング状凸部１９は、ボルト挿入用孔１３ａの内側と外側
でガスケット或いはパッキング等を強く圧縮するため、
シェル１２とヘッダ１７との面接部分のシール性が確実
となる。
ング状凸部１９は、ボルト挿入用孔１３ａの内側と外側
でガスケット或いはパッキング等を強く圧縮するため、
シェル１２とヘッダ１７との面接部分のシール性が確実
となる。
【００１４】
【考案の効果】本考案に係るシェルチューブ型熱交換器
は、上記のように、内部にエンドプレートを介して多数
のチューブを支持したシェルの端部に、外方向に直角に
折り曲げて形成したヘッダの取付けフランジとの接合面
と、該接合面の先端部を内方向にほゞ直角に折り曲げて
形成した折り返し部とからなる外方フランジをプレス成
形により一体成形するとゝもに、前記接合面に、穿設し
たボルト挿入用孔を挟んで内外二重のリング状凸部を形
成した構成であるから、外方フランジの構造強度が大き
くボルトナットによる締め付け時における歪みの発生が
なく、精度の維持管理が容易であるとゝもに、ヘッダと
の面接部分のシール性能が向上する、といった諸効果が
ある。
は、上記のように、内部にエンドプレートを介して多数
のチューブを支持したシェルの端部に、外方向に直角に
折り曲げて形成したヘッダの取付けフランジとの接合面
と、該接合面の先端部を内方向にほゞ直角に折り曲げて
形成した折り返し部とからなる外方フランジをプレス成
形により一体成形するとゝもに、前記接合面に、穿設し
たボルト挿入用孔を挟んで内外二重のリング状凸部を形
成した構成であるから、外方フランジの構造強度が大き
くボルトナットによる締め付け時における歪みの発生が
なく、精度の維持管理が容易であるとゝもに、ヘッダと
の面接部分のシール性能が向上する、といった諸効果が
ある。
【図１】本考案に係るシェルチューブ型熱交換器の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図２】同部分拡大縦断面図である。
【図３】従来例の部分拡大縦断面図である。
１１ 熱交換器 １１Ａ パイプ １１Ｂ パイプ １２ シェル １３ 外方フランジ １３ａ ボルト挿入用孔 １３Ａ 同接合面 １３Ｂ 同折り返し部 １４ チューブ群 １５ エンドプレート １６ バッフル板 １７ ヘッダ １８ 同取付フランジ １９ リング状凸部 ２０ ボルト ２１ ナット
Claims (1)
- 【請求項１】 内部にエンドプレートを介して多数のチ
ューブを支持したシェルの端部に、外方向に直角に折り
曲げて形成したヘッダの取付けフランジとの接合面と、
該接合面の先端部を内方向にほゞ直角に折り曲げて形成
した折り返し部とからなる外方フランジをプレス成形に
より一体成形するとゝもに、前記接合面に、穿設したボ
ルト挿入用孔を挟んで内外二重のリング状凸部を形成し
たことを特徴とするシェルチューブ型熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991066466U JPH0740860Y2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | シェルチューブ型熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991066466U JPH0740860Y2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | シェルチューブ型熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0517378U JPH0517378U (ja) | 1993-03-05 |
| JPH0740860Y2 true JPH0740860Y2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=13316588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991066466U Expired - Lifetime JPH0740860Y2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | シェルチューブ型熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740860Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101395684B1 (ko) * | 2012-09-25 | 2014-05-15 | 문성호 | 가축분뇨 가온장치 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0624708Y2 (ja) * | 1988-12-31 | 1994-06-29 | 有限会社旭製作所 | 多管式熱交換器 |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP1991066466U patent/JPH0740860Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0517378U (ja) | 1993-03-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |