JPH0740827Y2 - 塵芥焼却炉 - Google Patents

塵芥焼却炉

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JPH0740827Y2
JPH0740827Y2 JP1990125845U JP12584590U JPH0740827Y2 JP H0740827 Y2 JPH0740827 Y2 JP H0740827Y2 JP 1990125845 U JP1990125845 U JP 1990125845U JP 12584590 U JP12584590 U JP 12584590U JP H0740827 Y2 JPH0740827 Y2 JP H0740827Y2
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JP
Japan
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dust
container
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Inventor
浩二 高田
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株式会社大東
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、塵芥焼却炉に関するものであり、特に集塵装
置によって集められた塵の廃棄に関するものである。
従来の技術 従来より、サイクロン集塵装置を塵芥焼却炉に設けるこ
とが行われている。これにより、塵芥焼却炉からの排ガ
ス中に含まれる塵が減少し、環境汚染が軽減される。
考案が解決しようとする課題 しかし、集塵装置によって集められた塵を廃棄するには
手間のかかる作業が必要であった。
サイクロン集塵装置によって集められた塵は塵収容室か
ら掻き棒により掻き出して塵取りに受け、廃棄しなけれ
ばならず、掻き出し作業時に塵が飛散して作業者が汚れ
てしまったり、作業が煩わしく感じられる等の欠点があ
った。
本考案は、以上の事情を背景として、集塵装置により集
められた塵を容易に廃棄し得る塵芥焼却炉を得ることを
課題として為されたものである。
課題を解決するための手段 そして、本考案の要旨は、燃焼室と煙突とをつなぐ出口
通路にサイクロン集塵装置を設け、そのサイクロン集塵
装置の下部からほぼその下部の周壁の内周面に対する接
線の方向に塵排出通路を延び出させ、その塵排出通路の
先端開口に密着させて塵収容器を着脱可能に取り付け、
かつ、その塵収容器の底面を塵排出通路の底面より低く
したことにある。
作用 本考案に係る塵芥焼却炉においては、サイクロン集塵装
置によって集められた塵が、サイクロン集塵装置の下部
内に存在するガスの連れ回りによって作用する遠心力に
より塵排出通路を経て排出される。この際、塵排出通路
がほぼサイクロン集塵装置の下部の周壁の内周面に対す
る接線の方向に延びているため、遠心力が効果的に利用
され、塵が良好に塵排出通路の出口に向かう。
その出口に密着して塵収容器が取り付けられており、塵
は塵収容器に収容されるが、塵収容器の底面が塵排出通
路の底面より低くされているため、塵は容易に塵収容器
に収容され、かつ、塵収容器が塵排出通路から取り外さ
れる際に塵が外部にこぼれ難い。塵排出通路の底面と塵
収容器の底面とが同じ高さである場合には、塵収容器に
収容された塵が塵収容器の底面上に盛り上がり、後から
排出された塵がその塵の山に妨げられて塵排出通路の底
面上に止まり、良好に塵収容器に収容されないことがあ
る。また、塵排出通路の底面と塵収容器の底面との境界
線上に塵が積もっている状態で塵収容器が取り外されれ
ば、境界線上の塵が外部にこぼれるのであるが、塵収容
器の底面が低くされていれば、これらの事態が良好に回
避されるのである。
さらに、塵収容器が塵排出通路の出口に密着して取り付
けられているため、塵収容器がサイクロン集塵装置の下
部内に取り出し可能に設置される場合のように、塵収容
器の外面に塵が付着することがない。
塵収容器からの塵の排出は、塵収容器を塵排出通路から
取り外して行われる。塵収容器ごと所定の場所に運搬し
て排出されるか、塵芥焼却炉の近傍まで移動して来てい
る運搬車へ排出されるのである。
考案の効果 したがって、塵の廃棄を容易に行い得るとともに、作業
者や塵芥焼却炉周辺が汚れることを良好に回避し得る。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図ないし第3図に示す塵芥焼却炉において、本体10
は箱形を成している。その内部は第2図に示すようにロ
ストル12によって仕切られており、ロストル12の上方は
燃焼室14に、下方は灰溜り16となっている。
本体10の前面のロストル12より上方の位置、すなわち燃
焼室14には投入口18が形成され、横移動により開閉する
投入扉20が設けられている。投入扉20の上部に横方向に
並んで2個のローラ22が取り付けられる一方、本体10に
はガイド23が第1図に示すように側方に延び出して設け
られており、これらローラ22とガイド23との係合によ
り、投入扉20が横移動可能となっているのである。さら
に、投入口20の下方であってロストル12の上方には回動
により開閉する手入れ扉24を備えた手入れ口25が設けら
れている。また、ロストル12の下部すなわち灰溜り16に
は、回動により開閉する灰出し扉27を備えた灰出し口28
が形成されている。また、灰出し扉27には1次空気口29
が数個形成されており、この数個の1次空気口29に対応
する開口30を有する円盤体31が灰出し扉27に回転可能に
取り付けられている。1次空気口29と開口30を完全に一
致させることによって最大の開口面積が得られ、この位
置から円盤体31を任意の角度だけ回転させることによっ
て任意の開口面積が得られるのである。灰溜り16に供給
された空気はロストル12を通して燃焼室14へ流入する。
また本体10は耐火レンガ32によって構成されており、複
数個の2次空気口34を有している。2次空気口34の1つ
は投入扉20に形成されており、この2次空気口34には2
次空気扉35がその上端縁において回動可能に取り付けら
れている。
本体10の上面には、L字形の出口通路36が燃焼室14とサ
イクロン集塵装置38とに連通して設けられている。サイ
クロン集塵装置38の上部には煙突42および陣傘43が取り
付けられている。煙突42にはブロワ44につながる導入管
45が取り付けられており、このブロワ44を作動させるた
めの操作盤46は本体10から外方に突出して設置されてい
る。下部には塵受室47が設けられ、その下端は本体10に
固着されている。塵受室47には塵排出通路54を介して塵
収容器48が取り外し可能に取り付けられている。
第4図ないし第7図を参照し、サイクロン集塵装置38お
よび塵収容器48についてさらに詳細に説明する。
第4図から明らかなように、サイクロン集塵装置38によ
って集められた塵が塵収容器48に収容され易くするため
に、サイクロン集塵装置38の塵落下口52の中心と塵排出
通路54の中心が平面視でKの距離だけずらされている。
塵受室47は断面形状が円形であり、塵排出通路54が塵受
室47の周壁の接線方向に延び出すようにされているので
ある。塵排出通路54の先にはフランジ56が塵収容器48を
取り付けるために設けられている。またフランジ56には
横方向に伸び出すクランプユニット取り付け板58が設け
られており、そこに後述するクランプユニット60が取付
けられている。塵収容器48に取り付けられたフランジ62
が、フランジ56と合わせられて、クランプユニット60に
より固定されるのである。また、第5図に示すように、
サイクロン集塵装置38の底はフランジ64が設けられてお
り、このフランジ64が本体10の上面に固定される。サイ
クロン集塵装置38の下端は必ずしも本体10に固定されな
くてもよいのであるが、煙突42の支持強度を確保するた
めには固定する方がよいのである。
第6図および第7図に示すように、塵収容器48の両側面
に把手66が取り付けられて着脱および運搬の便が図られ
ている。塵収容器48は、箱状の本体68の前面に塵収容口
70が形成されるとともに、その前面の上縁と左右側縁か
ら外方へ延びるとともに下縁から内方へ延びるフランジ
62が設けられたものである。塵回収口70とフランジ62と
はそれぞれ上記塵排出通路54の開口およびフランジ56に
対応した形状、寸法を有しており、フランジ62がフラン
ジ56に合わされ、第4図に示すようにクランプユニット
60で固定された状態で塵収容口70が塵排出通路54の開口
と丁度合致し、塵収容器48の底面が塵排出通路の底面よ
り段状に下がった状態となる。
クランプユニット60は、第8図に示すようにハンドル7
4,トグル機構76および支持ボルト78を含み、支持ボルト
78およびハンドル74が二点鎖線で示されている位置にあ
る状態からハンドル74が時計方向に回動操作されるのに
伴って、支持ボルト78がまずほぼ垂直な姿勢まで回動
し、塵収容器48のフランジ62を塵排出通路54のフランジ
56に押し付けて固定するものである。
以上のように構成された塵芥焼却炉において、投入扉20
を開けて投入口18よりロストル12上へ投入された塵芥は
燃焼室14内で燃焼させられ、燃焼室14で発生した燃焼ガ
スは、出口通路36へ流れる。この燃焼ガスは出口通路36
に沿って流れ、サイクロン集塵装置38内に流入し、サイ
クロンが発生する。ここで燃焼ガス中の塵がサイクロン
の遠心力によって遠心方向に飛ばされ、サイクロン集塵
装置38の内壁に沿って回転しながら落下し、一方、除塵
された燃焼ガスは煙突42,陣傘43を経て大気中へ排出さ
れる。サイクロン集塵装置38から落下した塵は塵受室47
によって受けられるが、塵受室47内のガスも第4図に矢
印Lで示すようにサイクロン集塵装置38内の燃焼ガスに
連れ回っているため、遠心力で塵排出通路54へ排出さ
れ、塵収容器48に収容される。
したがって、塵芥を焼却した後ハンドル74を塵収容器48
から離間させる方向に回動させ、クランプユニット60を
外して作業者が塵収容器48を取り外し、収容された塵を
塵収容口70から廃棄することができる。
本実施例装置における塵収容器48の有効性確認試験を行
った。燃焼室14内で塵芥を燃焼させる代わりに、ブロワ
44を作動させて燃焼室14からサイクロン集塵装置38を経
て煙突42への空気の流れを生じさせ、出口通路36の燃焼
室14側開口へ多量の発砲スチロール型の小球を近ずけた
のである。小球は出口通路36へ吸収され、サイクロン集
塵装置38により分離されて、塵受室47および塵収容器48
へ排出された。ブロワ44停止後、塵収容器48に収容され
た小球の量、塵受室47に残った小球の量を測定したとこ
ろ後者1に対して前者は23であり、塵収容器48の有効性
を確認することができた。
以上の実施例はサイクロン集塵装置および煙突が塵芥焼
却炉本体上に設置される形式の塵芥焼却炉に本考案を適
用したものであるが、サイクロン集塵装置および煙突が
塵芥焼却炉本体から横へ外れた位置に設置される形式の
塵芥焼却炉にも本考案を適用し得る。サイクロン集塵装
置が塵芥焼却炉本体と並べて設置され、その上に煙突が
立てられる形式の塵芥焼却炉が従来より知られており、
この場合、サイクロン集塵装置の底面は床に固定される
ことが望ましい。
その他、実用新案登録請求の範囲を逸脱することなく、
当業者の知識に基づいて、様々の変形,改良を施すこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はそれぞれ本考案の一実施例の塵芥
焼却炉の正面図,平面図,I−I断面図およびII−II断面
図である。第5図は上記塵芥焼却炉のサイクロン集塵装
置の下部を示す断面図であり、第6図および第7図は上
記塵芥焼却炉に取り付けられる塵収容器の正面図(一部
断面)および側面図である。第8図はクランプユニット
の拡大正面図である。 38:サイクロン集塵装置 48:塵収容器 52:塵落下口 56,62:フランジ 58:クランプユニット取り付け板 60:クランプユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼室と煙突とをつなぐ出口通路にサイク
    ロン集塵装置を設け、そのサイクロン集塵装置の下部か
    らほぼその下部の周壁の内周面に対する接線の方向に塵
    排出通路を延び出させ、その塵排出通路の先端開口に密
    着させて塵収容器を着脱可能に取り付け、かつ、その塵
    収容器の底面を塵排出通路の底面より低くしたことを特
    徴とする塵芥焼却炉。
JP1990125845U 1990-11-28 1990-11-28 塵芥焼却炉 Expired - Fee Related JPH0740827Y2 (ja)

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JPH0482533U JPH0482533U (ja) 1992-07-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0482533U (ja) 1992-07-17

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