JPH0740770A - エンジン回転信号線のフェイル検出制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン回転数に基づいた自動変速制御の動
作を適切にコントロールすること。 【構成】 吸入空気量及び燃料噴射量が所定値以上であ
るにも関わらず、イグニッションパルス発生器１４から
のエンジン回転検出信号の検出が適切に行われない場合
には、エンジン回転信号線フェイルと判定し、この判定
前の状態で自動変速制御を行わせるようにしたので、エ
ンジン回転信号線のフェイル検出が確実に行われること
から、エンジン回転数に基づいた自動変速制御の動作で
ある、たとえば変速制御（通常シフト制御）、ロックア
ップ制御（通常ロックアップ制御、スムース制御）、ラ
イン圧制御（通常ライン圧制御、始動時制御）が適切に
コントロールされる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、エンジン回転信号線の
フェイル検出を確実に行うことにより、エンジン回転数
に基づいた自動変速制御の動作を適切にコントロールす
るためのエンジン回転信号線のフェイル検出制御装置に
関する。

【０００２】

【従来の技術】ＡＴ（オートマチックトランスミッショ
ン）の変速は、基本的には、アクセルペダルの踏み加減
と、そのときの走行スピードによってコントロールされ
ている。したがって、Ｄレンジで走行している場合、積
極的にアクセルペダルを踏み込むか戻すかして、ギアチ
ェンジをすることが可能となる。

【０００３】また、従来の自動変速制御は、たとえばド
ライブ（Ｄ）レンジでは、そのときの車速とスロットル
開度とから、所定の変速線を記憶した変速マップ、たと
えば図４に示す変速線を記憶した変速マップにしたがっ
て最適の変速段が選択制御されるようになっている。

【０００４】更に、自動変速機のロックアップ機能は、
ある特定の変速段、たとえば第３速又はオーバードライ
ブ（第４速）で、ある車速以上になると、ロックアップ
クラッチを接続して、直結クラッチ状態でトルクコンバ
ータの出力軸をエンジン出力軸に直結（以下、この状態
をロックアップという）し、それ以外のときは、直結ク
ラッチ状態を解除、すなわちロックアップを解除して、
トルクコンバータの入力軸をエンジン出力軸に接続す
る。

【０００５】このように、ロックアップを解除して、ト
ルクコンバータの機能を生かすことにより、自動車の発
進時、急加速時、変速時等においては、負荷に応じて変
速を行い、スムースな発進、スムースな加速、スムース
な変速等を可能とし、エンジンのノッキング或は停止等
を生じ難くしている。

【０００６】しかし、負荷の小さい状態及びエンジン回
転の高い状態においては、トルクコンバータをロックア
ップすることにより、トルクコンバータのスリップでパ
ワーロスが生じ、燃費が低下するのを防止している。

【０００７】そして、定速走行装置は、希望の走行車速
を設定車速として、これを維持するようにスロットルバ
ルブの開度を制御するものであり、道路の状況に応じた
制御を行っている。

【０００８】ちなみに、このような自動変速制御を行う
ものとして、たとえば実開昭６３−１１５５５８号公報
には、内燃機関の回転数を電気的に検出する回転検出器
からの回転信号と、内燃機関への燃料供給設定量を検出
する設定量検出器からの設定量信号とに基づき、異常検
出回路によって異常を判断するようにした異常検出回路
付き内燃機関が開示されている。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の異常検出回路付き内燃機関では、ある車速以上
でエンジン回転数が所定値以下のとき、エンジン回転信
号線フェイルとしているものの、たとえばある車速以上
であるにも関わらずエンスト等が発生した場合であって
も、エンジン回転信号線がフェイルとなる。

【００１０】このような場合には、エンジン回転数の検
出信号を発生するためのイグニッションパルス発生器自
体のフェイル検出を行うことが不可能となってしまい、
エンジン回転数を用いての自動変速制御である、たとえ
ば変速制御（通常シフト制御）、ロックアップ制御（通
常ロックアップ制御、スムース制御）、ライン圧制御
（通常ライン圧制御、始動時制御）を適切に行うことが
できなくなってしまうという不具合があった。

【００１１】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、エンジン回転信号線のフェイル検出を確実
に行うことにより、エンジン回転数に基づいた自動変速
制御の動作を適切にコントロールすることができるエン
ジン回転信号線のフェイル検出制御装置を提供すること
を目的とする。

【００１２】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
エンジン回転信号線のフェイル検出を行うとともに、エ
ンジン回転数に基づいた自動変速制御の動作をコントロ
ールするエンジン回転信号線のフェイル検出制御装置で
あって、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出
手段と、吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、
この吸入空気量検出手段によって検出された前記吸入空
気量が所定値以上であるとき、前記エンジン回転数検出
手段によって検出された前記エンジン回転数が所定値以
下であり、且つこの状態が所定時間継続した場合に前記
エンジン回転数に基づいた自動変速制御を禁止する自動
変速制御禁止手段とが具備されていることを特徴とす
る。

【００１３】請求項２記載の発明は、エンジン回転信号
線のフェイル検出を行うとともに、エンジン回転数に基
づいた自動変速制御の動作をコントロールするエンジン
回転信号線のフェイル検出制御装置であって、車速を検
出する車速検出手段と、エンジン回転数を検出するエン
ジン回転数検出手段と、吸入空気量を検出する吸入空気
量検出手段と、前記車速検出手段によって検出された車
速が所定値以上であり、且つ前記吸入空気量検出手段に
よって検出された前記吸入空気量が所定値以上であると
き、前記エンジン回転数検出手段によって検出された前
記エンジン回転数が所定値以下であり、且つこの状態が
所定時間継続した場合に前記エンジン回転数に基づいた
自動変速制御を禁止する自動変速制御禁止手段とが具備
されていることを特徴とする。

【００１４】請求項３記載の発明は、エンジン回転信号
線のフェイル検出を行うとともに、エンジン回転数に基
づいた自動変速制御の動作をコントロールするエンジン
回転信号線のフェイル検出制御装置であって、燃料噴射
量を検出する燃料噴射量検出手段と、エンジン回転数を
検出するエンジン回転数検出手段と、前記燃料噴射量検
出手段によって検出された燃料噴射量が所定値以上であ
るとき、前記エンジン回転数検出手段によって検出され
た前記エンジン回転数が所定値以下であり、且つこの状
態が所定時間継続した場合に前記エンジン回転数に基づ
いた自動変速制御を禁止する自動変速制御禁止手段とが
具備されていることを特徴とする。

【００１５】請求項４記載の発明は、エンジン回転信号
線のフェイル検出を行うとともに、エンジン回転数に基
づいた自動変速制御の動作をコントロールするエンジン
回転信号線のフェイル検出制御装置であって、車速を検
出する車速検出手段と、燃料噴射量を検出する燃料噴射
量検出手段と、エンジン回転数を検出するエンジン回転
数検出手段と、前記車速検出手段によって検出された車
速が所定値以上であり、且つ前記燃料噴射量検出手段に
よって検出された燃料噴射量が所定値以上であるとき、
前記エンジン回転数検出手段によって検出された前記エ
ンジン回転数が所定値以下であり、且つこの状態が所定
時間継続した場合に前記エンジン回転数に基づいた自動
変速制御を禁止する自動変速制御禁止手段とが具備され
ていることを特徴とする。

【００１６】

【作用】本発明のエンジン回転信号線のフェイル検出制
御装置では、エンジン回転数を用いた場合の自動変速制
御を対象としたものであって、以下の条件が当てはまる
場合にＡＴ（オートマチックトランスミッション）の自
動変速制御を禁止するようにしたものである。

【００１７】すなわち、 ．吸入空気量が所定値以上のとき、エンジン回転数の
所定値以下の状態がある一定時間継続したとき、 ．ある車速以上のとき、吸入空気量が所定値以上であ
り、エンジン回転数の所定値以下の状態がある一定時間
継続したとき、 ．燃料噴射量が所定値以上のとき、エンジン回転数の
所定値以下の状態がある一定時間継続したとき、 ．ある車速以上のとき、燃料噴射量が所定値以上であ
り、エンジン回転数の所定値以下の状態がある一定時間
継続したとき、 以上の〜のいずれか１つの条件が当てはまる場合、
エンジン回転信号線フェイルとし、エンジン回転数を用
いての自動変速制御を禁止し、エンジン回転信号線フェ
イルと判定される前の状態を維持するものである。

【００１８】

【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。図１は、本発明のエンジン回転信号線のフ
ェイル検出制御装置の一実施例に係るコントロールシス
テムを示すものである。なお、以下に説明するコントロ
ールシステムにあっては、エンジン回転数を用いた場合
の自動変速制御を対象としており、後述する条件が当て
はまるときエンジン回転信号線フェイルとし、エンジン
回転数を用いての自動変速制御を禁止し、エンジン回転
信号線フェイルと判定される前の状態が維持されるよう
になっている。また、エンジン回転数を用いての自動変
速制御にあっては、たとえば変速制御（通常シフト制
御）、ロックアップ制御（通常ロックアップ制御、スム
ース制御）、ライン圧制御（通常ライン圧制御、始動時
制御）がある。

【００１９】コントロールシステムのＥＣＵ２０の入力
インタフェイス回路２１には、スロットルセンサ１１か
らのスロットル開度検出信号及びＡＴＦ温度センサ１２
からのＡＴＦ油温検出信号が取り込まれるようになって
いる。ここで、スロットルセンサ１１からのスロットル
開度検出信号は、変速点、ライン圧、ロックアップ車速
を決定する際に用いられる。また、ＡＴＦ温度センサ１
２からのＡＴＦ油温検出信号は、低温時のロックアップ
禁止、４速解除、ＡＴＦの高温検出を行う際に用いられ
る。

【００２０】入力インタフェイス回路２１を介して取り
込まれた各種検出信号は、Ａ／Ｄコンバータ２２によっ
てディジタル信号に変換された後、ＣＰＵ２４に送られ
る。ＣＰＵ２４に設けられているメモリ２４ａには、Ｃ
ＰＵ２４における所定の演算動作等を行う際のプログラ
ム等が格納されている。

【００２１】入力インタフェイス回路２３には、車速セ
ンサ１３からの車速検出信号、イグニッションパルス発
生器１４からのエンジン回転検出信号、インヒビタスイ
ッチ１５からの各レンジに応じた変速信号、アイドルス
イッチ１６からのスロットル全閉検出信号が取り込まれ
るようになっている。ここで、車速センサ１３からの車
速検出信号は、変速、ロックアップ、ライン圧、トラン
スファ制御を行う際に用いられる。イグニッションパル
ス発生器１４からのエンジン回転検出信号は、ロックア
ップ時のスムース制御、１，２，３レンジでのエンジン
オーバーラン防止用に用いられる。インヒビタスイッチ
１５からの各レンジに応じた変速信号は、ライン圧を決
定する際に用いられる。アイドルスイッチ１６からのス
ロットル全閉検出信号は、ロックアップ解除やライン圧
制御を行う際に用いられる。

【００２２】ＣＰＵ２４の出力は、シフトソレノイド
（１）３１，（２）３２，（３）３３のオン／オフ制御
を行う出力インタフェイス回路２５及びデューティソレ
ノイド（Ａ）３４，（Ｂ）３５，（Ｃ）３６のデューテ
ィ制御を行う出力インタフェイス回路２６に出力され
る。

【００２３】ここで、シフトソレノイド（１）３１，
（２）３２は、ソレノイドのオン／オフによって変速段
制御を行うものであって、変速時にタイミング制御が行
われることにより変速ショックの低減が図れるようにな
っている。シフトソレノイド（３）３３は、３速→２速
へのシフト時のタイミング制御とオーバーランニングク
ラッチ制御を行うものであり、タイミング制御はシフト
ダウン時のショックを軽減し、オーバーランニングクラ
ッチは減速時に作動し、エンジンブレーキを効かせるよ
うになっている。

【００２４】また、デューティソレノイド（Ａ）３４
は、ライン圧を運転状態に応じた最適の圧力に調圧す
る。デューティソレノイド（Ｂ）３５は、ロックアップ
クラッチの締結、解放、スムース制御を行う。デューテ
ィソレノイド（Ｃ）３６は、トランスファクラッチの油
圧を調圧し、後輪駆動力を制御する。

【００２５】続いて、このような自動変速制御装置の動
作を、図２及び図３を用いて説明する。まず、図２は、
吸入空気量を判定条件とした場合のフローを示すもの
で、ＥＣＵ２０のＣＰＵ２４にエアフローセンサ１７か
らの吸入空気量の検出信号が取り込まれると、吸入空気
量が所定値以上であるか否かの判断が行われる（ステッ
プ２０１）。吸入空気量が所定値以上であると判断され
た場合には、イグニッションパルス発生器１４からのエ
ンジン回転検出信号に基づくエンジン回転数が所定値以
下であるか否かの判断が行われる（ステップ２０２）。
エンジン回転数が所定値以下でないと判断された場合は
正常状態であり、たとえばＣＰＵ２４内部に設けられて
いるレジスタ（図示省略）にセットされているフェイル
フラグがクリアされるとともに、ＣＰＵ２４内部のタイ
マー（図示省略）がセットされる（ステップ２０３，２
０４）。

【００２６】一方、（ステップ２０２）にてエンジン回
転数が所定値以下であると判断され、更にこのエンジン
回転数の所定値以下の状態が一定時間継続されたとき
（ステップ２０５）、上記のレジスタ（図示省略）にフ
ェイルフラグがセットされる（ステップ２０６）。この
ように、フェイルフラグがセットされることで、エンジ
ン回転数を用いての自動変速制御が禁止され（ステップ
２０７）、エンジン回転信号線フェイルと判定される前
の状態を維持させる制御が行われる。

【００２７】これに対し、（ステップ２０５）にてエン
ジン回転数の所定値以下の判断が一定時間継続されなか
った場合には、異常判定とはみなされず、エンジン回転
数を用いての自動変速制御が継続して行われる。

【００２８】図４は、判定条件である吸入空気量を燃料
噴射量に変えた場合のフローを示すもので、まず燃料噴
射量が所定値以上であるか否かの判断が行われる（ステ
ップ４０１）。燃料噴射量を求める場合には、ＣＰＵ２
４がエアフローセンサ１７からの吸入空気量の検出信号
を取り込むとともに、たとえばその吸入空気量に対応し
たインジェクションの噴射パルス幅をマップ（図示省
略）から検索し、この検索した噴射パルス幅とインジェ
クションへの実際の噴射パルス幅とを比較することで、
燃料噴射量を判断することが可能である。

【００２９】そこで、燃料噴射量が所定値以上であると
判断された場合には、イグニッションパルス１４からの
エンジン回転検出信号に基づくエンジン回転数が所定値
以下であるか否かの判断が行われる（ステップ４０
２）。エンジン回転数が所定値以下でないと判断された
場合は正常状態であり、たとえばＣＰＵ２４内部に設け
られているレジスタ（図示省略）にセットされているフ
ェイルフラグがクリアされるとともに、ＣＰＵ２４内部
のタイマー（図示省略）がセットされる（ステップ４０
３，４０４）。

【００３０】一方、（ステップ４０２）にてエンジン回
転数が所定値以下であると判断され、更にこのエンジン
回転数の所定値以下の判断が一定時間継続されたとき
（ステップ４０５）、上記のレジスタ（図示省略）にフ
ェイルフラグがセットされる（ステップ４０６）。この
ように、フェイルフラグがセットされることで、エンジ
ン回転数を用いての自動変速制御が禁止され（ステップ
４０７）、エンジン回転信号線フェイルと判定される前
の状態を維持させる制御が行われる。

【００３１】これに対し、（ステップ４０５）にてエン
ジン回転数の所定値以下の判断が一定時間継続されなか
った場合には、異常判定とはみなされず、エンジン回転
数を用いての自動変速制御が継続して行われる。

【００３２】なお、上記の各フローにおいては、吸入空
気量及び燃料噴射量が所定値以上である場合を判定条件
の一要素としているが、これに限らず、図３及び図５に
示すように、車速センサ１３によって検出される車速を
判定条件に加えるようにしてもよい。

【００３３】すなわち、上記の各要素を判定条件とした
場合の各フローの要約は、次の通りである。 ．吸入空気量が所定値以上のとき、エンジン回転数の
所定値以下の状態がある一定時間継続したとき、 ．ある車速以上のとき、吸入空気量が所定値以上であ
り、エンジン回転数の所定値以下の状態がある一定時間
継続したとき、 ．燃料噴射量が所定値以上のとき、エンジン回転数の
所定値以下の状態がある一定時間継続したとき、 ．ある車速以上のとき、燃料噴射量が所定値以上であ
り、エンジン回転数の所定値以下の状態がある一定時間
継続したとき、 以上の〜のいずれか１つの条件が当てはまる場合、
エンジン回転信号線フェイルとし、エンジン回転数を用
いての自動変速制御を禁止し、エンジン回転信号線フェ
イルと判定される前の状態が維持される。

【００３４】このように、本実施例では、吸入空気量及
び燃料噴射量が所定値以上であるにも関わらず、イグニ
ッションパルス発生器１４からのエンジン回転検出信号
の検出が適切に行われない場合には、エンジン回転信号
線フェイルと判定し、この判定前の状態で自動変速制御
を行わせるようにしたので、エンジン回転信号線のフェ
イル検出が確実に行われることから、エンジン回転数に
基づいた自動変速制御の動作である、たとえば変速制御
（通常シフト制御）、ロックアップ制御（通常ロックア
ップ制御、スムース制御）、ライン圧制御（通常ライン
圧制御、始動時制御）が適切にコントロールされる。

【００３５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のエンジン
回転信号線のフェイル検出制御装置によれば、エンジン
回転数を用いた場合の自動変速制御を対象としたもので
あって、以下の条件が当てはまる場合にＡＴ（オートマ
チックトランスミッション）の自動変速制御を禁止する
ようにしたものである。

【００３６】すなわち、 ．吸入空気量が所定値以上のとき、エンジン回転数の
所定値以下の状態がある一定時間継続したとき、 ．ある車速以上のとき、吸入空気量が所定値以上であ
り、エンジン回転数の所定値以下の状態がある一定時間
継続したとき、 ．燃料噴射量が所定値以上のとき、エンジン回転数の
所定値以下の状態がある一定時間継続したとき、 ．ある車速以上のとき、燃料噴射量が所定値以上であ
り、エンジン回転数の所定値以下の状態がある一定時間
継続したとき、 以上の〜のいずれか１つの条件が当てはまる場合、
エンジン回転信号線フェイルとし、エンジン回転数を用
いての自動変速制御を禁止し、エンジン回転信号線フェ
イルと判定される前の状態を維持するものである。

【００３７】したがって、エンジン回転信号線のフェイ
ル検出が確実に行われるので、エンジン回転数に基づい
た自動変速制御の動作を適切にコントロールすることが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のエンジン回転信号線のフェイル検出制
御装置の一実施例に係るコントロールシステムを示すブ
ロック図である。

【図２】図１のエンジン回転信号線のフェイル検出制御
装置の動作を、吸入空気量を判定条件として説明するフ
ローチャートである。

【図３】図２の判定条件である吸入空気量を車速に変え
た場合を示すフローチャートである。

【図４】図２の判定条件である吸入空気量を燃料噴射量
に変えた場合を示すフローチャートである。

【図５】図４の判定条件である燃料噴射量を車速に変え
た場合を示すフローチャートである。

【図６】従来の自動変速制御における変速マップに記憶
された変速線を示す図である。

【符号の説明】

１１ スロットルセンサ １２ ＡＴＦ温度センサ １３ 車速センサ １４ イグニッションパルス発生器 １５ インヒビタスイッチ １６ アイドルスイッチ ２０ ＥＣＵ ２４ ＣＰＵ ２４ａ メモリ ３１，３２，３３ シフトソレノイド ３４，３５，３６ デューティソレノイド

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 エンジン回転信号線のフェイル検出を行
   うとともに、エンジン回転数に基づいた自動変速制御の
   動作をコントロールするエンジン回転信号線のフェイル
   検出制御装置であって、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、 この吸入空気量検出手段によって検出された前記吸入空
   気量が所定値以上であるとき、前記エンジン回転数検出
   手段によって検出された前記エンジン回転数が所定値以
   下であり、且つこの状態が所定時間継続した場合に前記
   エンジン回転数に基づいた自動変速制御を禁止する自動
   変速制御禁止手段とが具備されていることを特徴とする
   エンジン回転信号線のフェイル検出制御装置。
2. 【請求項２】 エンジン回転信号線のフェイル検出を行
   うとともに、エンジン回転数に基づいた自動変速制御の
   動作をコントロールするエンジン回転信号線のフェイル
   検出制御装置であって、 車速を検出する車速検出手段と、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、 前記車速検出手段によって検出された車速が所定値以上
   であり、且つ前記吸入空気量検出手段によって検出され
   た前記吸入空気量が所定値以上であるとき、前記エンジ
   ン回転数検出手段によって検出された前記エンジン回転
   数が所定値以下であり、且つこの状態が所定時間継続し
   た場合に前記エンジン回転数に基づいた自動変速制御を
   禁止する自動変速制御禁止手段とが具備されていること
   を特徴とするエンジン回転信号線のフェイル検出制御装
   置。
3. 【請求項３】 エンジン回転信号線のフェイル検出を行
   うとともに、エンジン回転数に基づいた自動変速制御の
   動作をコントロールするエンジン回転信号線のフェイル
   検出制御装置であって、 燃料噴射量を検出する燃料噴射量検出手段と、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 前記燃料噴射量検出手段によって検出された燃料噴射量
   が所定値以上であるとき、前記エンジン回転数検出手段
   によって検出された前記エンジン回転数が所定値以下で
   あり、且つこの状態が所定時間継続した場合に前記エン
   ジン回転数に基づいた自動変速制御を禁止する自動変速
   制御禁止手段とが具備されていることを特徴とするエン
   ジン回転信号線のフェイル検出制御装置。
4. 【請求項４】 エンジン回転信号線のフェイル検出を行
   うとともに、エンジン回転数に基づいた自動変速制御の
   動作をコントロールするエンジン回転信号線のフェイル
   検出制御装置であって、 車速を検出する車速検出手段と、 燃料噴射量を検出する燃料噴射量検出手段と、 エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段と、 前記車速検出手段によって検出された車速が所定値以上
   であり、且つ前記燃料噴射量検出手段によって検出され
   た燃料噴射量が所定値以上であるとき、前記エンジン回
   転数検出手段によって検出された前記エンジン回転数が
   所定値以下であり、且つこの状態が所定時間継続した場
   合に前記エンジン回転数に基づいた自動変速制御を禁止
   する自動変速制御禁止手段とが具備されていることを特
   徴とするエンジン回転信号線のフェイル検出制御装置。