JPH0740760Y2 - プーリの取付構造 - Google Patents

プーリの取付構造

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Publication number
JPH0740760Y2
JPH0740760Y2 JP1988146237U JP14623788U JPH0740760Y2 JP H0740760 Y2 JPH0740760 Y2 JP H0740760Y2 JP 1988146237 U JP1988146237 U JP 1988146237U JP 14623788 U JP14623788 U JP 14623788U JP H0740760 Y2 JPH0740760 Y2 JP H0740760Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
rotary shaft
mounting structure
pump
shaft
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988146237U
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English (en)
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JPH0267152U (ja
Inventor
伸一 小松
重幸 葉玉
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、プーリの取付構造の改良に関する。
《従来の技術》 従来のプーリの取付構造としては、例えば、実公昭59−
22310号公報記載のベーンポンプを駆動するものが知ら
れている。
このベーンポンプを第5図に基づいて概説すると、主
に、ポンプ部1と、このポンプ部1を収容するリアボデ
ィ2と、このリアボディ2と一体的に取り付けられその
内部にポンプ部1を収納封止するフロントボディ3と、
このフロントボディ3に回転自在に軸支されポンプ部1
内のロータ4に連結される回転軸5と、この回転軸5の
フロントボディ3から外方に延出された部分5aに取り付
けられるプーリ6とから構成されている。
そして、回転軸5とプーリ6との間は、半月キー7でそ
の回転方向のずれが防止された状態でナット8によって
固定されている。回転軸5の延出部分5aは、そのフロン
トボディ3側である基端側と先端側とが同一の直径に構
成されている。
また、前記構造のポンプ以外にも、特開昭60−90994号
公報あるいは特公昭50−24444号公報記載のポンプのよ
うにプーリを回転軸に圧入するタイプや、特開昭56−92
388号公報記載のポンプのように回転軸にテーパを形成
するとともに半月キーを取り付けてナットで固定される
タイプや、軸付セレーションをナットで固定するタイプ
等がある。
《考案が解決しようとする課題》 ところが、前記各取付構造では、それぞれに問題点があ
る。
半月キーで回転止めをし、ナットで固定するタイプで
は、回転軸への半月キー溝の加工が難しく、さらに、半
月キー、ワッシャ及びナットが必要で、部品点数が多
く、コストが嵩む。
回転軸にプーリを圧入するタイプでは、プーリの嵌合穴
及び回転軸に高い寸法精度が要求されるとともに、圧入
の仕方が悪いと、回転軸とプーリとが互いに滑ってポン
プとしての機能を果たさなくなり、特にパワーステアリ
ング用ポンプとして使用する場合ハンドルが急に重くな
る危険がある。
また、セレーションをナットで固定するタイプでは、セ
レーション加工及び部品点数の増加によってコストが嵩
む。
本考案は、前記問題点に鑑みてなされたもので、高い寸
法精度が不要で部品点数を減少させてコスト低減を図っ
たプーリの取付構造を提供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 本考案は、前記目的を達成するために、回転機器を駆動
する回転軸と、この回転軸に連結されるプーリとを備
え、前記回転軸の先端部に雄ねじ部を、又プーリの嵌合
穴に雌ねじ部をそれぞれ形成して螺合することによりプ
ーリと回転軸とをねじ結合すると共に、前記回転軸の先
端部にボルト頭部と同形状の六角頭部を形成し、且つ前
記プーリの嵌合穴を囲繞する位置に複数の固定用穴を形
成して構成した。
《作用》 プーリと回転軸との連結を互いの直接的なねじ結合とし
たので、部品点数が減少するとともにプーリの回転軸へ
の取り付けが確実容易に行われる。
《実施例》 以下、添付図面を参照して本考案の一実施例を説明す
る。
本考案のプーリの取付構造を施用したベーンポンプの全
体構造を第1図に示す。まずこれについて説明すると、
第1図中の符号11は有底筒体状のハウジングを示してお
り、このハウジング11内の環状凹部11aにポンプ部12が
装着されている。このポンプ部12は、主に、環状凹部11
a内に取り付けられ凹部11aの底部側に吐出室13を形成す
るフロントサイドプレート14と、環状凹部11a内のフロ
ントサイドプレート14外側に取り付けられたカムリング
15と、このカムリング15内に装着され回転することで流
体を加圧するロータ17とから構成されている。ロータ17
は、回転軸18によって回転自在に支持されている。
ハウジング11の後側には、リアカバー19が取り付けられ
て、ハウジング11の環状凹部11aを密封している。
回転軸18は、その一端をリアカバー19に設けられた軸受
け21によって回転自在に軸支され、他端をハウジング11
に設けられた軸受け22によって回転自在に軸支されてい
る。ロータ17には図示しない複数のベーンがベーン溝23
に挿入されて出没自在に配設されており、このベーンと
カムリング15とロータ17との間に作動室24が形成されて
いる。そして、リアカバー19には、ハウジング11内の低
圧通路26に連通する導入通路27を作動室24内へ連通する
吸入ポート28が設けられ、ハウジング11には、作動室24
内で加圧された流体を吐出室13へ吐出させる吐出ポート
29及び吐出通路29aが形成されている。なお、符号30は
回転軸18をシールするシール部材を示している。また、
符号31は、余剰の吐出流体を低圧通路26側に戻して吐出
流体を一定にするための流体調整弁を示している。
回転軸18のハウジング11から外方へ延出した部分18aに
は、エンジン等の駆動源からの駆動力を回転軸18に伝達
するプーリ32が取り付けられている。回転軸18の延出部
分18aには雄ねじ部18bおよびこれよりも大径の軸部18c
が形成され、プーリ32の嵌合穴32a内には雌ネジ部32bお
よびこれよりも大径の穴部32cが形成されて、軸部18cお
よび穴部32cが互いに嵌合し、雄ねじ部18bおよび雌ねじ
部32bが互いに螺合されている。また、回転軸18の延出
部分18a先端にはボルト頭部と同形状の六角頭部34を有
しており、プーリ32には、第2図に示すように、複数の
固定用穴35(本実施例にあっては4個)が設けられてい
る。
そして、プーリ32は次のようにして回転軸18に固定され
る。プーリ32の嵌合穴32aを回転軸18の延出部分18aに螺
合させ、スパナ等で回転軸18の六角頭部34を固定し、プ
ーリ32をその複数の固定用穴35を作業者が手で持って締
める。これにより、プーリ32は、回転軸18に容易に固定
され、かつ穴部32cと軸部18cとの嵌合によって回転方向
のがた付きが確実に防止される。
なお、本実施例では、回転軸18にプーリ32を固定する際
に回転軸18を固定支持する部分として、延出部分18aに
突起した六角頭部34を用いたが、第3図及び第4図に示
すように、延出部分18aに窪んで形成した六角穴部34aを
用いてもよい。
また、本考案は、前記実施例で説明した構造のベーンポ
ンプに限らず、作動室24内の流体を直接吸入側へ還流さ
せるように、カムリング15に当接して設けられるアジャ
ストプレート及びこのプレートの制御部を有するベーン
ポンプや、プランジャポンプ等、他の構造の回転機器の
場合でも確実に本考案の効果を奏することができる。
《考案の効果》 以上、説明したように、本考案のプーリの取付構造によ
れば、プーリと回転軸との連結を互いの直接的なねじ結
合としたので、プーリの回転軸への取り付けが簡単にな
るとともに、回転軸の外径及びプーリの嵌合穴の内径に
対する高い寸法精度が不要となり、かつ部品点数が減少
して、コスト低減を図ることができるという利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のプーリの取付構造を施用したベーンポ
ンプを示す側断面図、第2図は第1図のプーリを示す部
分正面図、第3図は本考案のプーリの取付構造の他の実
施例を示す側断面図、第4図は第3図のプーリを示す部
分正面図、第5図は従来のプーリの取付構造を示す側断
面図である。 12…ポンプ部、18…回転軸、18b…回転軸18の雄ねじ
部、32…プーリ、32b…プーリ32の雌ねじ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転機器を駆動する回転軸と、この回転軸
    に連結されるプーリとを備え、前記回転軸の先端部に雄
    ねじ部を、又プーリの嵌合穴に雌ねじ部をそれぞれ形成
    して螺合することによりプーリと回転軸とをねじ結合す
    ると共に、前記回転軸の先端部にボルト頭部と同形状の
    六角頭部を形成し、且つ前記プーリの嵌合穴を囲繞する
    位置に複数の固定用穴を形成したことを特徴とするプー
    リの取付構造。
JP1988146237U 1988-11-09 1988-11-09 プーリの取付構造 Expired - Lifetime JPH0740760Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988146237U JPH0740760Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09 プーリの取付構造

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JP1988146237U JPH0740760Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09 プーリの取付構造

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Publication Number Publication Date
JPH0267152U JPH0267152U (ja) 1990-05-21
JPH0740760Y2 true JPH0740760Y2 (ja) 1995-09-20

Family

ID=31415539

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988146237U Expired - Lifetime JPH0740760Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09 プーリの取付構造

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10248472B4 (de) * 2001-10-19 2016-09-29 Denso Corporation Struktur einer Schraubbefestigung eines Drehkörpers an einer Drehwelle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS541766U (ja) * 1977-06-07 1979-01-08
JPS6224161U (ja) * 1985-07-27 1987-02-14

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Publication number Publication date
JPH0267152U (ja) 1990-05-21

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