JPH0740749U - 光ファイバー切断工具 - Google Patents

光ファイバー切断工具

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Publication number
JPH0740749U
JPH0740749U JP7653593U JP7653593U JPH0740749U JP H0740749 U JPH0740749 U JP H0740749U JP 7653593 U JP7653593 U JP 7653593U JP 7653593 U JP7653593 U JP 7653593U JP H0740749 U JPH0740749 U JP H0740749U
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JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
cutting tool
base plate
clamp
cutting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7653593U
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English (en)
Inventor
浩 佐久間
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication of JPH0740749U publication Critical patent/JPH0740749U/ja
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバーの位置合せ操作を容易にすると
共に、位置決め精度が向上し、精度の安定した切断が行
なえる光ファイバー切断工具を提供する。 【構成】 光ファイバー切断工具3はベースプレート3
1と、ベースプレート31の中央に移動可能に配置され
たプリカッター32と、プリカッター32の両側に配置
され光ファイバー2をバネ力により軸方向に位置決めす
るクランプ部34と、クランプ部34を閉じる前に光フ
ァイバー2を仮押えしプリカット破断時には押えを外す
ことのできる仮押えふた36と、ベースプレート31の
上方に上下動可能に配置され光ファイバー2に当接して
湾曲させるアンビル33と、ベースプレート31の両端
側に配設され、光ファイバー2を軸方向に位置決めする
V溝35aを有するV溝ブロック35を備え、アンビル
33に光ファイバー2を湾曲させる曲面33aを形成し
たことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は光ファイバーを切断するために用いられる光ファイバー切断工具に関 し、特に応力切断法によって光ファイバーを切断する光ファイバー切断工具に関 するものである。
【従来の技術】
従来、光通信の分野では、光ファイバーの切断は切断端面から発する光の性質 の変化が生じないよう、切断端面の面角度が軸芯方向と直角(±0.5°程度) に、かつ鏡面となるよう高精度に切断することが要求されている。この要求を満 足させる光ファイバー切断法として、光ファイバー切断点に予めカッターで傷を つけ光ファイバーに張力を与えつつ一定の曲率に湾曲し、傷をきっかけとして折 り取るという応力切断法という方法がある。この種の応力切断法を用いた光ファ イバー切断工具(以下、切断工具という)として、図4に示すものが一般的に知 られている。 切断工具1はベースプレート11と、ベースプレート11の中央に配置され光 ファイバーの軸線方向と直交する方向に移動するプリカッター12と、ベースプ レート11の中央上方に上下動可能に取り付けられ光ファイバーを押圧し湾曲さ せるアンビル13と、プリカッター12の左右両側に配設されたクランプ部14 ,14と、ベースプレート11の一端側に取り付けられたV溝付ブロック15a と、V溝付ブロック15aの上方に上下動可能に取り付けられ光ファイバーをク ランプする姿勢保持用クランプ15bと、他端側に配設された位置合わせブロッ ク16から構成される。 クランプ部14はベースプレート11に取り付けられる固定側クランプ14a と、固定側クランプ14aの上方に対向配置され、上下方向に移動する可動側ク ランプ14bから成り、固定側クランプ14aと可動側クランプ14bの対向面 には、夫々ゴム材料により成形された当接部14cが接着固定されている。又、 光ファイバーを湾曲させるアンビル13の先端部分にも、同様にゴム性の当接部 13aが取り付けられている。次に、図6はV溝付ブロック15aと位置合わせ ブロック16とによる光ファイバー2の位置決め構造を示している。V溝付ブロ ック15aには光ファイバー2を挿入するV溝15cが設けられており、一方、 位置合わせブロック16にはV溝15cと同一直線上に配置される目印16aが 形成されている。光ファイバー2を位置決めする際は、光ファイバー2の一端側 をV溝付ブロック15aのV溝15cに挿入し、他端側を位置合わせブロック1 6の目印16aに合わせることによって、光ファイバー2を軸線方向に位置決め する。 以上の様に構成された切断工具1を用いて光ファイバー2を切断する際は、光 ファイバー2の一端側をV溝付ブロック15aのV溝15c内に挿入し、中間部 分をクランプ部14,14の固定側クランプ14a,14a間に架け渡し、他端 側を位置合わせブロック16の目印16aに合わせる。この状態で姿勢保持用ク ランプ15bを下降させV溝ブロック15aとの間に光ファイバー2をクランプ し、更にクランプ部14の可動側クランプ14bを下降させ、固定側クランプ1 4aとの間に光ファイバー2をクランプした後、プリカッター12を移動させて 光ファイバー2切断位置に傷を付ける。次いで、図5に示す様にアンビル13を 下降し光ファイバー2を湾曲させることによって、光ファイバー2に引張り応力 と共に曲げ応力を加え、前記プリカッター12により付けられた傷の部分から光 ファイバー2を切断する。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の切断工具1では光ファイバー2を位置決めする際、 光ファイバー2の一端側を平面状の位置合わせブロック16上に載せ目印16a に合わせるようにしているが、特に、直径が100μm以下の光ファイバーの位 置決めを行なう場合には、光ファイバーの軸方向での位置合せ精度のバラツキが 大きくなり、且つ、作業性も甚だ悪かった。又、固定側クランプ14aと可動側 クランプ14bの間に保持された光ファイバー2は光ファイバー2切断のため湾 曲させる際、光ファイバーの湾曲を許容するためクランプとの間で滑りが生じる ように構成されている。このクランプ力により光ファイバーの張力を発生させる わけであるが、従来はこの力をゴムの材質、厚さのみで決めていたため充分なク ランプ力が得られず、又、破断時、片側のV溝ブロックにクランプがあることか らファイバーに働く張力は両側均等にならない。 しかも、光ファイバーの位置決め精度がでない為、光ファイバーに加わる引張 力の方向も一定しないことから光ファイバーの精度のよい切断面が得られなかっ た。更には、光ファイバー2を押圧し湾曲させるアンビル13の先端形状が角状 に形成されているため、光ファイバー2に発生する張力は力点となるアンビル角 部に向かい軸線方向とずれた張力が働く。この為、切断時に発生する切断位置で の内部応力を抹消しきれず光ファイバーの精度のよい切断面が得られなかった。 本考案は上述したような欠点を解決する為になされたものであり、光ファイバ ーの位置合せ作業を容易にすると共に、位置決めが確実になり光ファイバーの応 力切断時の最適条件を保証し、高精度な切断が行える光ファイバー切断工具を提 供することにある。
【課題を解決する為の手段】
本考案は、光ファイバーを切断するために用いられる光ファイバー切断工具に おいて、ベースプレートと、ベースプレートの中央に配置されたプリカッターと 、プリカッターの両側に配置され、その間に光ファイバーを架け渡し位置決めす る1対の押圧力をバネで調整できるクランプ部と、上記ベースプレートの上方に 上下動可能に配設され光ファイバーに当接して押圧湾曲させるアンビルと、上記 1対のクランプ部の外側において光ファイバーを位置決めするV溝を備え、上記 1対のV溝の片側に光ファイバー取り付け時のみ回転動作により光ファイバーを 挟み込み、破断時には開放する仮押えふたを備え、上記プリカッターは上記架け 渡された光ファイバーに接離動可能で光ファイバーの切断位置に傷を与えるもの である。 以上の如く構成された上記光ファイバー切断工具によって光ファイバーの切断 箇所に傷を付ける際には、切断箇所の両側の上記光ファイバーを上記クランプ部 及びV溝に挿入することによって位置決めされる為、位置決め作業を容易にする と共に、精度よく位置決めできる。又、光ファイバーを切断する際は、上記クラ ンプによって上記光ファイバーの両端をクランプし仮押えふたを開放し且つ、バ ネ力による押圧力を加えた状態で上記アンビルが光ファイバーに当接し湾曲させ て切断する。押圧力はバネ力により調整できる為、最適値が容易に得られる。又 この時、上記両側クランプのみが光ファイバーをクランプし、バネによって光フ ァイバーに両側均等な押圧力を与えているため、従来のように張力が両方向アン バランスにならず、且つ、アンビル曲面とその面に貼られたゴムにより、張力を 破断の際に切断面に発生する内部応力を抹消する方向に発生することができ、高 精度な切断を行なえる光ファイバー切断工具が得られる。
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1乃至図3を参照しつつ説明する。 図1は本考案の切断工具の正面、側面図を示し、又、図2は本考案の切断時の 正面、側面図を示している。 図において本考案の切断工具3はベースプレート31とベースプレート31の 中央に移動可能に配置されたプリカッター32と、ベースプレート31の中央上 方に位置され光ファイバー切断時光ファイバーを湾曲させるアンビル33と、プ リカッター32の左右両側に配設されるクランプ部34,34と、クランプ部3 4,34の外側に設置されるV溝ブロック35,35と、片側のV溝ブロック上 に回転動作により自重でクランプ可能な仮押えふた36とから構成されている。 ベースプレート31は略直方体状に形成されており、その中央には、凹部31a が形成され、その中に上記プリカッター32が応力切断時に光ファイバーの軸線 と直交する方向に移動して、先端部分を光ファイバーに接触させ傷を付けるよう に収容保持されている。仮押えふた36は、光ファイバーをクランプ34,34 によりクランプする前にファイバーをV溝35aに押えつけるためのもので、プ リカット、破断時には回転動作により開放ができるように形成されており、又、 アンビル33の先端側には、光ファイバーを湾曲させるための最適曲率半径を有 するゴム付きの曲面33aが形成されている。この曲面33aにより、アンビル 33によって押圧された光ファイバーが湾曲される。クランプ部34はベースプ レート31に固定される固定側クランプ34aと、固定側クランプ34aの上方 に対向配置され上下方向に移動し、かつ押圧力をバネにより調整できる可動側ク ランプ34bとを備えている。可動側クランプ34bの先端面にはゴム性の当接 部34cが接着固定されている。下部ベースプレート31に固定されたV溝ブロ ック35の上面には、図3に示す様に、光ファイバー2を置き軸方向に位置決め するV溝35aが形成されている。このV溝の光ファイバーが接触する面は、ク ランプ面よりわずかに上がっている。 以上の如く構成された切断工具3によって光ファイバー2を切断する際は、光 ファイバー2をベースプレート31の凹部31a上に架け渡すと共に、凹部31 aの左右両側の光ファイバー2を一直線状に配設されているクランプ部34及び V溝ブロック35の夫々のV溝35aに挿入し、仮押えふた36を回転動作によ り光ファイバー2に上方より当接することによって光ファイバー2の軸方向の位 置決めを行なう。 次いで、クランプ部34の可動側クランプ34bを下降し、固定側クランプ3 4aとの間に光ファイバー2をクランプした後、仮押えふた36を回転動作によ り上方に開放し、ベースプレート31の凹部31aに沿ってプリカッター32を 光ファイバーの軸方向と直交する方向に移動させることにより、光ファイバー2 に傷を付ける。 この状態からアンビル33を下降し光ファイバー2を押圧すると、その押圧力 が光ファイバー2に伝わりアンビル33の曲面に沿って湾曲される。 以上の如くアンビル33に押圧されて湾曲した光ファイバー2にはファイバー 軸線方向に向いた、かつ両側均等な張力が加わりプリカッター32で付けられた 傷を拡大させ、内部応力を張力で抹消し光ファイバー2を切断する。
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の切断工具によれば、光ファイバーの位置決め作 業がクランプ部とV溝ブロックとに設けられたV溝に挿入することによって行な われる為、作業者による位置決め精度のバラツキがなく、且つ、位置決めを容易 に行なえる。又、光ファイバーを湾曲し切断する際には、2つのクランプのみで クランプした光ファイバーの中心をアンビルで押すことにより、従来のように張 力のアンバランスがなくなり均等な張力を光ファイバーに加えることができ、又 、バネ力を調整することで最適押圧力を得ることができる。更には、アンビルに 光ファイバーを湾曲させるための曲面を設けたことにより、光ファイバーを一定 の曲率半径で湾曲させることができ、従来のように光ファイバーの破断時の内部 応力と張力方向のずれがなくなり、光ファイバーの軸線方向に向いた張力が得ら れる。これにより、本考案では応力切断の際光ファイバーに均等な、かつ、軸線 方向に向いた引張力が加えられるようになり、精度のよい切断作業を行なえる光 ファイバー切断工具が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す正面図、側面図
【図2】光ファイバーの切断時を示す本考案の正面図、
側面図
【図3】本考案の位置決め構造を示す斜視図
【図4】従来例を示す正面図
【図5】光ファイバーの切断時を示す従来例の正面図
【図6】従来例の光ファイバーの位置決め構造を示す斜
視図
【符号の説明】
3 光ファイバー切断工具 31 ベースプレート 33a 曲面 32 プリカッター 33 アンビル 34 クランプ部 35 V溝ブロック 35a V溝 36 仮押えふた

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバーを切断するために用いられ
    る光ファイバー切断工具において、ベースプレートと、
    ベースプレートの中央に配置されたプリカッターと、プ
    リカッターの両側に配置され、その間に光ファイバーを
    架け渡し位置決めする1対のクランプ部と、上記ベース
    プレートの上方に上下動可能に配設され光ファイバーに
    当接して押圧湾曲させるアンビルと、上記光ファイバー
    を固定し、上記光ファイバーにバネにより押圧力を与え
    る1対のクランプを備え、上記プリカッターは上記架け
    渡された光ファイバーに接離動可能で光ファイバーの切
    断位置に傷を与えるものであることを特徴とする光ファ
    イバー切断工具。
  2. 【請求項2】 上記アンビルは上記光ファイバーとの当
    接部がゴムを材質とし、かつ曲面に形成してあることを
    特徴とする請求項1記載の光ファイバー切断工具。
  3. 【請求項3】 上記クランプ部の外側に上記光ファイバ
    ーを位置決めするためのV溝を設けたブロックを1対配
    設したことを特徴とする請求項1又は2記載の光ファイ
    バー切断工具。
  4. 【請求項4】 上記V溝を設けたブロック上に光ファイ
    バーを取り付ける間のみ光ファイバーを仮押えする仮押
    えふたを少なくとも一つ設けたことを特徴とする請求項
    1,2又は3記載の光ファイバー切断工具。
JP7653593U 1993-12-27 1993-12-27 光ファイバー切断工具 Withdrawn JPH0740749U (ja)

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JPH0740749U true JPH0740749U (ja) 1995-07-21

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ID=13607974

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JP7653593U Withdrawn JPH0740749U (ja) 1993-12-27 1993-12-27 光ファイバー切断工具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000016137A1 (fr) * 1998-09-11 2000-03-23 The Furukawa Electric Co., Ltd. Coupe-fibre

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000016137A1 (fr) * 1998-09-11 2000-03-23 The Furukawa Electric Co., Ltd. Coupe-fibre

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980305