JPH0740715Y2 - 遠心ポンプにおける羽根車裏の圧力漏れ防止構造 - Google Patents
遠心ポンプにおける羽根車裏の圧力漏れ防止構造Info
- Publication number
- JPH0740715Y2 JPH0740715Y2 JP12630689U JP12630689U JPH0740715Y2 JP H0740715 Y2 JPH0740715 Y2 JP H0740715Y2 JP 12630689 U JP12630689 U JP 12630689U JP 12630689 U JP12630689 U JP 12630689U JP H0740715 Y2 JPH0740715 Y2 JP H0740715Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- rotary shaft
- impeller
- centrifugal pump
- pressure leakage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、遠心ポンプにおける羽根車裏の圧力漏れ防止
構造に関するものである。
構造に関するものである。
[従来技術とその問題点] 周知のように遠心ポンプにおいて、ライナリングと回転
体との隙間から濡れる水量は、隙間の大きさ、ライナリ
ングの形状および長さ、などによって異なる。
体との隙間から濡れる水量は、隙間の大きさ、ライナリ
ングの形状および長さ、などによって異なる。
そして、液の流動抵抗を大きくするためにラビリンス機
構を併設することも行われているが、ライナリングの長
さは、回転軸の長さや径寸法に関係して制約を受けるた
め、溝の段数を多くすることはできず、十分なラビリン
ス効果は望み得ない。
構を併設することも行われているが、ライナリングの長
さは、回転軸の長さや径寸法に関係して制約を受けるた
め、溝の段数を多くすることはできず、十分なラビリン
ス効果は望み得ない。
また、隙間を小さくして濡れ止め効果を高めるについて
は、工作精度上の限界と、軸振れによる接触防止対策上
からの制約とがあり、前記ライナリングの長さの制約と
相まってポンプ設計者が苦心するところとなっている。
は、工作精度上の限界と、軸振れによる接触防止対策上
からの制約とがあり、前記ライナリングの長さの制約と
相まってポンプ設計者が苦心するところとなっている。
[考案の目的] 本考案の目的は、加工性が良好で軸振れによる接触のお
それもなく、ライナリングの長さの制約内において有効
に機能し得る、圧力漏れ防止構造を提供することにあ
る。
それもなく、ライナリングの長さの制約内において有効
に機能し得る、圧力漏れ防止構造を提供することにあ
る。
[考案の構成] 本考案に係る遠心ポンプにおける羽根車裏の圧力漏れ防
止構造は、羽根車の裏側における回転軸の外周に回転軸
保護スリーブを嵌着させ、該回転軸保護スリーブの外周
面と遊合するライナリングの内周面に環溝を凹設し、該
環溝内に遊合リングを介在させる。
止構造は、羽根車の裏側における回転軸の外周に回転軸
保護スリーブを嵌着させ、該回転軸保護スリーブの外周
面と遊合するライナリングの内周面に環溝を凹設し、該
環溝内に遊合リングを介在させる。
[実施例] 以下実施態様を例示した図面に添って説明する。
1は遠心ポンプの回転軸、2は回転軸1の先端に嵌着さ
れた羽根車、3は羽根車2の裏側における回転軸1の外
周に嵌着された回転軸保護スリーブ、4は取付ハウジン
グ5の軸孔6内に嵌着されたライナリングであって、そ
の内周面は前記保護スリーブ3の外周面と遊合する。ま
た、該ライナリング4の内径は、回転時における軸振れ
を見込んで、回転軸保護スリーブ3の外径よりも適宜大
径に形成する。7はライナリング4の内周面に凹設され
た環溝、8は環溝7内に介在して回転軸保護スリーブ3
の外周面と緩く接触する遊合リングであって、ゴムその
他の弾褥性材料で作られており、実施例の図面にはOリ
ング状に断面丸形のものがしめされているが、断面形状
は必ずしも丸形に限られることを要しない。9は四弗化
エチレン樹脂などでシートリング状に作られたバックア
ップリングであって、環溝7内における反圧力側の溝壁
面に添設される。
れた羽根車、3は羽根車2の裏側における回転軸1の外
周に嵌着された回転軸保護スリーブ、4は取付ハウジン
グ5の軸孔6内に嵌着されたライナリングであって、そ
の内周面は前記保護スリーブ3の外周面と遊合する。ま
た、該ライナリング4の内径は、回転時における軸振れ
を見込んで、回転軸保護スリーブ3の外径よりも適宜大
径に形成する。7はライナリング4の内周面に凹設され
た環溝、8は環溝7内に介在して回転軸保護スリーブ3
の外周面と緩く接触する遊合リングであって、ゴムその
他の弾褥性材料で作られており、実施例の図面にはOリ
ング状に断面丸形のものがしめされているが、断面形状
は必ずしも丸形に限られることを要しない。9は四弗化
エチレン樹脂などでシートリング状に作られたバックア
ップリングであって、環溝7内における反圧力側の溝壁
面に添設される。
駆動時におけるポンプの背圧は、回転軸保護スリーブ3
とライナリング4との間の隙間から抜けるが、遊合リン
グ8の存在によってその隙間は極めて小さく、非接触に
近い接触構造であるため、圧力漏れを最小限に抑えるこ
とになる。また、回転時の軸振れは遊合リング8によっ
て吸収され、回転軸保護スリーブ3がライナリング4に
接触することはない。なお、ポンプの背圧により遊合リ
ング8が反圧力側に強く押圧されても、バックアップリ
ング9の存在により、回転軸保護スリーブ3とライナリ
ング4との間の隙間に遊合リング8が押し込まれること
はない。
とライナリング4との間の隙間から抜けるが、遊合リン
グ8の存在によってその隙間は極めて小さく、非接触に
近い接触構造であるため、圧力漏れを最小限に抑えるこ
とになる。また、回転時の軸振れは遊合リング8によっ
て吸収され、回転軸保護スリーブ3がライナリング4に
接触することはない。なお、ポンプの背圧により遊合リ
ング8が反圧力側に強く押圧されても、バックアップリ
ング9の存在により、回転軸保護スリーブ3とライナリ
ング4との間の隙間に遊合リング8が押し込まれること
はない。
[効果] 本考案構造においては、回転軸保護スリーブ3の外周面
と、ライナリング4の内周面との間の隙間が大きく取ら
れていても、遊合リング8の存在によって非接触に近い
接触状態が保持されることになり、ポンプ駆動時におけ
る圧力漏れを最小限に抑えることができるという利点が
ある。
と、ライナリング4の内周面との間の隙間が大きく取ら
れていても、遊合リング8の存在によって非接触に近い
接触状態が保持されることになり、ポンプ駆動時におけ
る圧力漏れを最小限に抑えることができるという利点が
ある。
このように回転軸保持スリーブ3とライナリング4との
間の隙間を極限まで狭くする必要のない結果として、高
精度なラビリンス加工の必要がなくなりローコストな圧
力漏れ防止構造を提供し得られ、また、回転時の軸振れ
を吸収して接触を生じさせないという二次的効果をも伴
うのである。
間の隙間を極限まで狭くする必要のない結果として、高
精度なラビリンス加工の必要がなくなりローコストな圧
力漏れ防止構造を提供し得られ、また、回転時の軸振れ
を吸収して接触を生じさせないという二次的効果をも伴
うのである。
更にまた、ライナリングの長さの制約内において圧漏れ
防止が有効に機能するので、回転軸の長さや径寸法に関
係してライナリングの長さの制約を受ける遠心ポンプの
設計に、極めて利用度の高い構造であるということがで
きる。
防止が有効に機能するので、回転軸の長さや径寸法に関
係してライナリングの長さの制約を受ける遠心ポンプの
設計に、極めて利用度の高い構造であるということがで
きる。
第1図は本考案構造を備えた遠心ポンプの要部縦断側面
図、第2図は本考案構造におけるライナリングの要部断
面拡大図である。 1……回転軸、2……羽根車、3……回転軸保護スリー
ブ、4……ライナリング、7……環溝、8……遊合リン
グ。
図、第2図は本考案構造におけるライナリングの要部断
面拡大図である。 1……回転軸、2……羽根車、3……回転軸保護スリー
ブ、4……ライナリング、7……環溝、8……遊合リン
グ。
Claims (1)
- 【請求項1】羽根車(2)の裏側における回転軸(1)
の外周に回転軸保護スリーブ(3)を嵌着させ、該回転
軸保護スリーブ(3)の外周面と遊合するライナリング
(4)の内周面に環溝(7)を凹設し、該環溝(7)内
に遊合リング(8)を介在させたことを特徴とする、遠
心ポンプにおける羽根車裏の圧力漏れ防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12630689U JPH0740715Y2 (ja) | 1989-10-28 | 1989-10-28 | 遠心ポンプにおける羽根車裏の圧力漏れ防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12630689U JPH0740715Y2 (ja) | 1989-10-28 | 1989-10-28 | 遠心ポンプにおける羽根車裏の圧力漏れ防止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0365893U JPH0365893U (ja) | 1991-06-26 |
JPH0740715Y2 true JPH0740715Y2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=31674122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12630689U Expired - Fee Related JPH0740715Y2 (ja) | 1989-10-28 | 1989-10-28 | 遠心ポンプにおける羽根車裏の圧力漏れ防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740715Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-28 JP JP12630689U patent/JPH0740715Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0365893U (ja) | 1991-06-26 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |