JPH0740388B2 - 記録再生装置と記録装置 - Google Patents

記録再生装置と記録装置

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JPH0740388B2
JPH0740388B2 JP59142309A JP14230984A JPH0740388B2 JP H0740388 B2 JPH0740388 B2 JP H0740388B2 JP 59142309 A JP59142309 A JP 59142309A JP 14230984 A JP14230984 A JP 14230984A JP H0740388 B2 JPH0740388 B2 JP H0740388B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は回転ヘッド型磁気記録再生装置の特にトラッキ
ング制御に好適な装置に関する。
〔発明の背景〕
従来のヘリカルスキャン式VTRなどの回転ヘッド型磁気
記録再生装置において、磁気テープに記録形成されたト
ラックを回転ヘッドで正しく走査させるためのトラッキ
ング制御に、トラッキング誤差検出用のパイロット信号
を映像信号あるいは音声信号等の記録すべき主信号に周
波数多重して記録し、再生時に両隣接トラックから再生
されるパイロット信号のクロストーク量がほぼ等しくな
るようにテープ速度を制御してトラッキング制御する方
法が知られている。(特開昭53−116120,特公昭56−206
22,特公昭56−20621,特開昭54−3507号公報) しかし、いずれもパイロット信号を記録すべき主信号に
周波数多重して記録するものであるため、パイロット信
号が主信号に混入してビート妨害などのスプリアスを発
生し、あるいは記録すべき主信号がディジタル符号化さ
れたPCM信号の場合には、このパイロット信号の混入に
よって符号誤まりが発生するたどの本質的な問題があ
り、その影響を軽減するためにパイロット信号の記録レ
ベルを主信号のそれに比して十分低くすると共に主信号
の記録帯域を狭めざるを得ず、このため主信号の記録密
度が実質低下し、また再生パイロット信号のS/Nが不十
分となって安定したトラッキング制御を行わせることが
困難になるなどの問題があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記した従来技術に鑑み、トラッキン
グ制御に用いるパイロット信号を最少限の記録領域でか
つ記録主信号に妨害を与えることなく十分なS/Nが得ら
れるように記録し、かつそのパイロット信号を安定かつ
確実に検出できるようにして常に安定したトラッキング
制御を行わせることのできる磁気記録再生装置を提供す
ることにある。
〔発明の概要〕
本発明は、隣接する2つのトラックの走査開始端がトラ
ックの長手方向に垂直な方向に対し予め定められた距離
変位(該当一実施例符号τに相当する変位)しているよ
うな平行かつ斜めのテープ上のトラックに信号を記録再
生するよう配置された回転ヘッドを備える回転ヘッド形
記録再生装置において、 まず、その記録装置においては、 上記各トラックの少なくとも一部分を占有して、第1の
部分(該当一実施例符号f0あるいはfBの少なくともいず
れか一方の信号を記録する部分)と第2の部分(該当一
実施例符号f1あるいはf2の少なくともいずれか一方の信
号を記録する部分)に互いに周波数の異なる2種のパイ
ロット信号をそれぞれ上記トラック端部での隣接トラッ
ク間の距離の変位量(τ)に関連して上記回転ヘッドで
記録するパイロット信号記録手段と、 上記各トラックの第1の部分は、そのトラックに隣接す
る2つのトラックのそれぞれの第1の部分とトラック長
手方向に垂直な方向に対し互いに重ならない部分を生ず
るように配置させ、また上記各トラックの第2の部分と
それに隣々接(あるいは隣接)する2つのトラックの第
2の部分には同じ周波数のパイロット信号を記録すると
共に、隣々接(あるいは隣接)トラック間でこれら第2
の部分がトラック長手方向に垂直な方向に対し互いに重
ならない部分を生ずるように配置させ、また上記各トラ
ックの第1の部分とそれに隣接する2つのトラックの第
2の部分には互いに周波数の異なるパイロット信号を記
録すると共に、隣接トラック間で上記第1の部分の少な
くとも一部は、上記第2の部分の少なくとも一部よりも
トラック長手方向に垂直な方向に対し各トラックの走査
開始端に近くなるように配置させる手段と、 を備えて構成されることを特徴とする。
また、その再生装置においては、 各トラックの少なくとも上記第1の部分あるいは第2の
部分に記録されたいずれか一方のパイロット信号の再生
に対してその再生信号のレベルがほぼ一定になるように
制御して出力する制御手段と、 該制御手段からの再生出力に対して所定の時間関係にあ
るタイミングで、2つの隣接するトラックのそれぞれの
第2の部分に記録されたパイロット信号間の再生された
レベル差を検出する検出手段と、 を有し、該検出手段からの出力信号に応答して上記回転
ヘッドとテープの相対的位置を制御するように構成した
ことを特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
第1図は、回転ヘッド型ヘリカルスキャン式、VTRに本
発明を適用した場合の記録時のサーボ制御装置の一実施
例を示す図、第2図はその動作説明用の各部波形図、第
3図はこれにより記録形成されるトラックのパターン
図、第4図は再生時のトラッキング制御装置の一実施例
を示す図、第5図はその動作説明用の各部波形図であ
る。
第1図において、磁気テープ1はキャプスタンモータ20
により走行され、キャプスタンモータ20はキャプスタン
サーボ回路21により一定速で回転制御される。磁気ヘッ
ド4a,4bは互いにアジマス角が異なりディスク2の上に
互いに180゜の角度で取付けられてディスクモータ6に
よりディスク2と共に回転される。テープ1はディスク
2に180゜より多目に巻付けられ、このため磁気ヘッド4
a,4bがテープ1上を同時に対接する部分、即ちトラック
上で第3図のQ1,Q2に示すいわゆるオーバラップ部が形
成される。ディスク2には二つのマグネット3a,3bが互
いに180゜の角度で取付けられており、これをタックヘ
ッド7で検出して磁気ヘッド4a,4bの回転に同期したパ
ルスA(第2図のa)をタックヘッド7より得る。この
タックヘッド7からのパルスAは位相調整回路8により
磁気ヘッド4a,4bとテープ1が所定の相対位置関係にな
るように位相調整されてのち、その出力はパルス形成回
路9に供給される。このパルス形成回路9からは磁気ヘ
ッド4a,4bの回転に同期したデューティ比50%のパルス
B(第2図のb)が出力される。10は遅延マルチ回路で
あり、パルス形成回路9からのパルスBの立上り及び立
下りの両エッジでトリガされて所定の時間τの幅のパ
ルスC(第2図のC)が出力される。このτの値は任
意であるが、後述するトラック端部での隣接トラック間
の並びずれ量に相当する時間τに対して、ここではτ
=τとなるように設定される。遅延マルチ回路11にて、
この回路10からのパルスCの立下りでトリガされて所定
時間τの幅のパルスD(第2図のd)が出力される。
ここでτの値は上記τの値と等しく(τ=τ)なる
ように定められる。また、遅延マルチ回路12にて、この
回路11からのパルスDの立下りでトリガされて所定時間
τの幅のパルスE(第2図のe)が出力される。この
τの値はτ=2τとなるように定められる。更に遅
延マルチ回路13にて、回路12からのパルスEの立下りで
トリガされて所定時間τの幅のパルスF(第2図の
f)が出力される。ここでτの値はτ=2τとなる
ように定められる。また、遅延マルチ回路14にて、回路
13からのパルスFの立下りでトリガされて所定時間τ
幅のパルスG(第2図のg)が出力される。このτ
値は任意であるが、ここではτ=τとなるように定め
られる。更に遅延マルチ回路15にて、回路14からのパル
スGの立下りでトリガされて所定時間τの幅のパルス
H(第2図のh)が出力される。
16はラッチ回路であり、回路9からのパルスBが回路15
からのパルスHの立下りでラッチされ、従って回路9か
らのパルスBが時間(τ+τ+τ+τ+τ
τ)だけ遅延されたパルスI(第2図のi)が回路16
より出力される。この回路16からのパルスIはディスク
サーボ回路17の一方に供給され、その他方には記録すべ
き映像信号のフレーム周期の垂直同期信号が記録時のデ
ィスクサーボ系の基準信号として端子100から供給され
る。このディスクサーボ回路17にて回路16からのパルス
Iと端子100からの基準信号が位相比較され両者の位相
差に応じた位相誤差信号が回路17より出力さてディスク
モータ6に供給される。このためパルスIが基準信号に
位相同期するようにサーボ制御され、磁気ヘッド4a,4b
はフレーム周波数に等しい回転数で回転される。
30は映像信号処理回路であり、端子200aより記録すべき
映像信号が入力され、回路30にて適宜処理されてのち上
記サーボ制御に基づいて、磁気ヘッド4a,4bによりそれ
ぞれ第3図のトラックA,Bにガードバンドなく密に記録
される。
18は2相分割回路であり、回路13からのパルスFが回路
9からのパルスBによって2相分割され、パルスBが
“H"の期間ではパルスJ(第2図のj)が、パルスBが
“L"の期間ではパルスK(第2図のk)が出力される。
25はパイロット発生回路であり、インデックス信号f0
二つのパイロット信号f1,f2を発生する。これら各信号
の周波数は、磁気ヘッド4a,4bのアジマス角に対してア
ジマスロスが比較的小さくなるように定められ、インデ
ックス信号f0の周波数は任意に定められ、パイロット信
号f1とf2は互いに周波数が異なるように定められる。26
はブランキング信号発生回路であり、上記各信号f0,f1,
f2とは周波数の異なるブランキング信号fBを発生し、こ
こでは一例として、磁気ヘッド4a,4bのアジマス角に対
してアジマスロスが比較的大きくなるような周波数で与
えられる。
19は選択回路であり、回路11からのパルスDによってそ
のパルス幅τの期間だけ回路25からのインデックス信
号f0が選択され、また回路18からのパルスJによってそ
のパルス幅τの期間だけパイロット信号f1が選択さ
れ、また回路18からのパルスKによってそのパルス幅τ
の期間だけパイロット信号f2が選択される。更にこの
選択回路19にて回路12からのパルスEによってそのパル
ス幅τの期間だけ回路26からのブランキング信号fB
選択される。これら選択された各信号は時系列順に整列
されてその出力L(第2図のl)からは、パルスBが
“H"の期間では信号f0,fB,f1の順で、パルスBが“L"の
期間では信号f0,fB,f2の順でバースト状に出力される。
この回路19からの出力信号Lは回路30を介して第3図の
トラックA,Bのオーバラップ部Q1のPに示す領域に記録
される。なお、上記実施例では選択回路19からの出力信
号Lの前後を無信号とした場合を示したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、上記出力信号Lの前後
に、具体的には上記回路10からのパルスCに基づくその
パルス幅τの期間と上記回路14からのパルスGに基づ
くそのパルス幅τの期間に、上記インデックス信号f0
と上記パイロット信号f1,f2とは異なる周波数の任意の
信号を挿入して記録するようにしても良く、本発明の主
旨をそれるものではない。
次に第3図において、トラック端部での隣接トラック間
の並びずれ量(同図のτ)は、テープ1の走行速度と磁
気ヘッド4a,4bの回転速度に応じて定まり、磁気ヘッド
の走査する時間量にしてτで与えられる。一方、前記し
たようにインデックス信号f0は上記の並びずれ量τに等
しい時間だけ記録され、パイロット信号f1及びf2はイン
デックス信号f0に引続いて上記並びずれ量の2倍に等し
い時間2τののちに2τの時間だけ記録する。このた
め、第3図のパターンからも明らかなように、パイロッ
ト信号f1とf2の記録位置がトラック長手方向と直交方向
で隣接トラック間で一部重なることはあっても、パイロ
ット信号f1同志あるいはパイロット信号f2同志が隣々接
トラック間で重なることはなく、またインデックス信号
f0同志も隣接及び隣々接トラック間で重なることはな
く、遅延マルチ回路11,12,13の遅延時間の偏差等によっ
て互いに重なるようなことがあっても、それはわずかで
ある。
第4図は以上のインデックス信号f0、ブランキング信号
fBとパイロット信号f1,f2(以下これらをトラッキング
制御用信号と総称する。)を用いた再生時のトラッキン
グ制御装置の一実施例を示す図であり、第5図の波形図
を用いてその動作について説明する。なお、再生時のサ
ーボ制御装置については、先の第1図のサーボ制御装置
の大部分を共通に使用でき、再生時においては、回路1
8,19,26は使用されないこと、端子100には前記垂直同期
信号の代わりにフレーム周波数の所定の基準信号が入力
されること、後述する第4図のトラッキング償御装置か
らのトラッキング誤差信号が端子22に入力されること、
映像信号処理回路30において磁気ヘッド4a,4bによりテ
ープ1から再生される信号が適宜処理されて、端子200b
に再生映像信号が、端子200cに上記のトラッキング制御
用信号がそれぞれ出力されることが異なるだけで他はす
べて同じである。従って、第4図の動作については、こ
の第1図を一部並用して説明する。
第1図において、再生時には端子100にフレーム周波数
の基準信号が入力されるため、前記同様に回路16からの
パルスIが基準信号に位相同期するようにサーボ制御さ
れて、磁気ヘッド4a,4bは記録時と同じフレーム周波数
に等しい回転数が回転される。磁気ヘッド4a,4bにより
テープ1から交互に再生される信号は回路30にて十分増
幅されてのち映像信号と上記トラッキング制御用信号が
分離されて端子200cにトラッキング制御用信号が出力さ
れる。
次に第4図において、25はパイロット発生回路であり、
第1図のそれと共通にし得るので同一符号としてある。
37はパイロット選択回路であり、その一方にはパイロッ
ト発生回路25からのパイロット信号f1とf2が入力され、
その他方には第1図のパルス形成回路9からのパルスB
が端子70を介して入力される。このパイロット選択回路
37にて、磁気ヘッド4aがテープ上を走査する期間であっ
てパルスBが“H"の期間、即ち記録時にパイロット信号
f1が選択された期間ではそれと同じくパイロット信号f1
が選択され、また磁気ヘッド4bがテープ上を走査する期
間であってパルスBが“L"の期間、即ち記録時にパイロ
ット信号f2が選択された期間ではそれと同じくパイロッ
ト信号f2が選択され、これらいずれにおいても少なくと
も第3図の領域Pの走査期間で上記パイロット信号f1,f
2が選択出力され、それ以外の期間ではパイロット信号
は出力されない。この回路37からの出力はローカルパイ
ロット信号として周波数変換回路31の一方に供給され
る。周波数変換回路31の他方には第1図の端子200cから
のトラッキング制御用信号が端子60を介して供給され
る。この周波数変換回路31にて端子60からのトラッキン
グ制御用信号は回路37からのローカルパイロット信号に
より周波数変換され、両者の差周波数成分が回路31より
出力される。
第3図において、例えば磁気ヘッド4bが信号f0,fB,f2
記録されたトラックB1を走査した場合(このときの第4
図の各部波形を第5図に示す。)、領域Pにおいて主ト
ラックB1からは信号f0,fB,f2が再生される。また、両隣
接トラックA1及びA2からは信号f0とf1がクロストークと
して検出される。なお、信号fBはアジマスロスが大きい
ために両隣接トラックからはほとんど検出されない。こ
れら両隣接トラックからのクロストーク(f0とf1)は、
第3図のパターンから明らかなように、検出されるタイ
ミングが異なり、互いに2τの時間ずれをもって検出さ
れるため、両者が時間的に重なることはない。一方、上
記したように磁気ヘッド4bの走査期間では回路37からロ
ーカルパイロット信号f2が出力され、上記の主トラック
及び両隣接トラックからの再生信号は回路31にてこのロ
ーカルパイロット信号f2により周波数変換され、回路31
からはその差周波数成分が出力され、フィルタ32により
f1〜f2の成分のみが抽出され、その出力は検波回路33に
て包絡線検波される。この検波回路33からは、両隣接ト
ラックA1及びA2からのパイロッチ信号f1に基づく出力だ
けが、第5図bのx,yに示すように互いに時間2τずれ
て2τの期間検出される。この検波回路33からの出力は
両隣接トラックからのクロストーク成分のみを含みその
出力レベルx及びyはトラッキング誤差量に対応してお
り、主トラックB1に対して走査の重心が一方の隣接トラ
ックA1側にずれた場合には最初の2τの期間の検出レベ
ルxが増加し、次の2τの期間の検出レベルyは減少
し、逆に走査の重心が他方の隣接トラックA2側にずれた
場合には上記の関係はまったく逆になる。従って、これ
ら両者の検出レベルxとyを比較することにより、トラ
ッキングの誤差量とどちらかにずれたかの極性を検知す
ることができる。この検波回路33からの出力はサンプル
ホールド回路34と35の一方に供給される。
次に、50はインデックス分離回路であり、端子60からの
トラッキング制御用信号より上記パイロット信号f1ある
いはf2の所在位置を検出してトラッキング誤差信号を得
るためのインデックス信号を分離する。本発明において
は、このインデックス信号として、上記のインデックス
信号f0とブランキング信号fBのいずれか一方、あるいは
その両方を用いることにより、所望のトラッキング誤差
信号を得ることができる。この第4図はこのインデック
ス信号として上記信号f0を用いた場合の実施例であり、
インデックス分離回路50にて上記トラッキング制御用信
号よりインデックス信号として信号f0が分離出力され
る。このインデックス分離回路50からは、第5図のaに
示すように、主トラックB1からのインデックス信号f0
基づく出力Zと、両隣接トラックA1及びA2からのインデ
ックス信号f0に基づく出力U及びVがそれぞれτの期間
検出される。このインデックス分離回路50からの出力
は、パルス整形回路40にて適当なしきい値(第5図aに
示すVth)でパルス整形されて、主トラックのインデッ
クス信号f0に基づく出力Zに対応したパルス(第5図の
c)が出力される。このパルス整形回路40からの出力パ
ルスは、サンプリングパルス生成回路41に供給されて、
第5図bのxをサンプリングするための第1のサプンリ
ングパルスSP1(第5図のd)と、同じく第5図bのy
をサンプリングするための第2のサンプリングパルスSP
2(第5図のe)がこの回路41にて生成されて出力され
る。第1のサンプリングパルスSP1は、そのパルス幅が
2τないしそれ以下となるように上記回路40からのパル
スを適宜遅延して生成され、また第2のサプンリングパ
ルスSP2は、上記第1のサンプリングパルスSP1をほぼ2
τ遅延して生成される。この第1のサンプリングパルス
SP1は上記回路34のサンプリングパルスとして供給さ
れ、従って上記回路34からは一方の隣接トラック(A1)
からのトラッキング誤差に基づく誤差電圧が出力され
る。また、第2のサンプリングパルスSP2は上記回路35
のサンプリングパルスとして供給され、従って上記回路
35からは他方の隣接トラック(A2)からのトラッキング
誤差に基づく誤差電圧が出力される。これら回路34及び
35からの誤差電圧は電圧比較回路36にて比較され、その
出力はトラッキング誤差信号として端子80を介し、第1
図のキャプスタンサーボ回路21の端子22に供給され、こ
れによりキャプスタンモータ20が負帰還制御されてトラ
ッキング制御される。
以上の動作は、上記主トラックB1に引続く次の主トラッ
クA2を磁気ヘッド4aが走査する場合も同様であって、こ
の場合には上記回路37からはローカルパイロット信号f1
が選択される点が異なるだけで他の動作はすべて同じで
各部波形も前記第5図と同様である。以上の動作によ
り、上記両隣接トラックからのパイロット信号(f1ある
いはf2)のクロストーク量が互いに等しくなるように、
即ち主トラックの中心を走査するようにテープ速度が制
御されてトラッキング制御される。
次に、上記パイロット信号(f1あるいはf2)の所在位置
検出用のインデックス信号として上記ブランキング信号
fBを用いた場合も同様であって、この場合には、前記第
4図のインデックス分離回路50にて入力トラッキング制
御用信号より上記ブランキング信号fBを分離するように
成し、その出力(第5図のf)を上記パルス整形回路40
にて適当なしきい値(第5図fに示すVth)でパルス整
形し、その出力(第5図のg)より上記サプンリングパ
ルス生成回路41にて上記同様のタイミングを有する2つ
のサンプリングパルスSP1(第5図のh)とサンプリン
グパルスSP2(第5図のi)を生成することにより、上
記同様のトラッキング制御を行わせることができる。な
お、上記のブランキング信号fBをインデックス信号とし
て用いる方法では、ブランキング信号fBに対するアジマ
ス効果が大きいため、記録形成されたトラックをそれと
アジマス角の異なるヘッドが再生するような逆トラッキ
ング状態では、上記インデックス信号(fB)が抽出でき
なくなり、トラッキング誤差信号が検出されず制御系が
不手状態になる問題があるが、これについては、上記信
号f0が逆トラッキング状態においても検出できることを
利用して、上記信号f0とfBの両方をインデックス信号と
して用いることにより解決できる。その具体的な実施例
については第6図により後述する。
一般に磁気記録再生系においては、テープ(1)及び磁
気ヘッド(4a,4b)の記録再生感度のバラツキにより、
上記トラッキング制御用信号の再生出力が変動する本質
的な問題があり、このため上記インデックス信号(f0
るいはfB)が再生出力の低下によって検出されなくなっ
たり、あるいは再生出力が過大になってノイズなどによ
って誤まって検出され、正常なトラッキング制御が行わ
れなくなる問題がある。
本発明においては、上記インデックス信号の再生出力が
ほぼ一定になるように振幅制御する手段を用いることに
より、上記問題を解決するものである。その一実施例を
第6図に示す。
この第6図は、上記インデックス信号として信号f0とfB
の両方を用いた場合の一実施例を示す図であり、第7図
はその各部波形を示す図である。第6図において、50は
インデックス分離回路であり、前記第4図のインデック
ス分離回路50に対応するため同一符号で示してある。ま
た、これ以外で前記第4図と共通部分については同一符
号で示してある。51はAGC回路、52はフィルタ、53は検
波回路、54はピーク検出回路、42はフィルタ、43は検波
回路、44はパルス整形回路、45は選択回路である。端子
60からのトラッキング制御用信号はAGC回路51で増幅さ
れてのち、フィルタ52と42に供給される。フィルタ52に
て上記トラッキング制御用信号より上記信号f0が分離さ
れ、その出力は検波回路53にて包絡線検波される。検波
回路53からの出力(第7図のa)は、ピーク検出回路54
にてそのピーク値が検出され、そのピーク値に対応した
一定電圧(第7図aに示すV0)が出力される。このピー
ク検出回路54からの出力は、上記AGC回路51の制御電圧
として供給され、AGC回路51はこの制御電圧に応じてそ
の増幅度が可変制御される。以上の回路51,52,53,54で
構成される帰還ループにより、AGC回路51に入力される
上記トラッキング制御用信号のレベルが変化しても上記
回路53から出力される信号f0のピーク値は常に一定にな
るように制御され、AGC回路51から出力されるトラッキ
ング制御用信号のレベルもほぼ一定となる。この回路51
からのトラッキング制御用信号よりフィルタ42にて上記
信号fBが分離され、その出力は検波回路43にて包絡線検
波される。この検波回路43からの出力はパルス整形回路
44にて適当なしきい値でパルス整形される。また、上記
検波回路53からの出力はパルス整形回路40にて適当なし
きい値(第7図aに示すVth)でパルス整形される。上
記インデックス分離回路50における自動ゲイン調整機能
によって、上記トラッキング制御用信号の再生出力変動
の影響が大幅に改善されるため、常に安定してかつ確実
に所望のインデックス信号を、即ち、上記回路40からは
上記信号f0に基づく第1のインデックス信号と、上記回
路44からは上記信号fBに基づく第2のインデックス信号
を得ることができる。上記回路40からの第1のインデッ
クス信号(第7図のc)は選択回路45の遅延マルチ回路
46に供給される。遅延マルチ回路46にて、上記第1のイ
ンデックス信号の立上りでトリガされて時間2τの幅の
パルス(第7図のd)が出力される。その出力はANDゲ
ート48の一方に入力される。ANDゲート48の他方には、
上記回路44からの第2のインデックス信号をインバータ
47で反転した出力が入力される。以上の選択回路45の動
作について、前記第5図及び第7図の波形図を用いて説
明する。第5図は、前記したようにヘッドが記録したと
きと同じトラックを走査する正規のトラッキング状態に
おける波形図を示すのに対し、第7図はヘッドが記録し
たときと異なるトラックを走査する逆トラッキング状態
における波形図を示す。第5図において、正規のトラッ
キング状態では、上記回路44からの第2のインデックス
信号(第5図のg)に相当する。)は、上記回路46から
の出力(第5図j)と時間的に重なるため、上記ANDゲ
ート48からは、上記第2のインデックス信号に基づくパ
ルス(第5図のk)が出力される。具体的には、その出
力パルスの立下り位相が上記第2のインデックス信号の
立上り位相と一致する。このANDゲート48からの出力パ
ルスはサンプリングパルス生成回路41に供給され、その
出力パルスの立下りより2つのサンプリングパルスSP1
(第5図のhに相当する。)とサンプリングパルスSP2
(第5図のiに相当する。)が生成されて出力される。
これ以降の動作は前記とまったく同じであるから、正規
のトラッキング状態で系は安定する。
次に第7図において、逆トラッキング状態では上記信号
fBはアジマスロスが大きいため検出されず、従って上記
回路44からは上記第2のインデックス信号は出力され
ず、その出力は“L"、従ってインバータ47の出力は“H"
となる。このため、ANDゲート48からは上記第1のイン
デックス信号に基づく上記回路46からのパルスが出力さ
れる。この出力パルスの立下りより上記回路41にて前記
同様に2つのサンプリングパルスSP1(第7図のe)と
サンプリングパルスSP2(第7図のf)が生成出力され
る。一方、逆トラッキング状態では、上記回路33からは
現走査トラックからのパイロット信号(f1あるいはf2
に基づく成分(第7図bのW)だけが出力され、両隣接
トラックからのパイロット信号に基づくトラッキング誤
差成分は検出されない。従って、第7図のタイミングか
らも明らかなように、上記回路33からの出力を上記サン
プリングパルスSP1とSP2でサンプリングして得られる上
記回路34からは出力電圧と上記回路35からの出力電圧は
一致することはなく互いにアンバランスとなり、従って
上記回路36からは大きな誤差電圧が出力される。このこ
とから明らかなように、逆トラッキング状態で系が安定
化することはなく、また系が不定状態になることもな
く、逆トラッキング状態では大きな誤差信号が得られて
正規のトラッキング状態に引きもどす作用が働くから、
系の同期引込時間を短縮できる効果が得られる。
なお、以上第6図の動作説明において、上記インデック
ス分離回路50において、上記検波回路53からの出力のピ
ーク値を上記ピーク検出回路54で直接検出してそのピー
ク値に対応した一定電圧を出力するピークホールド検出
方法を用いた場合を示したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、第6図の破線の経路で示すように、上
記パルス整形回路40からの出力パルスに基づきサンプリ
ングパルス生成回路55にて生成した第1のサンプリング
パルスP1(第7図のg)により上記回路53からの出力で
ある第7図aのZのピーク値を上記回路54にてサンプル
ホールド検出するようにしても良い。更には、上記サン
プリングパルス生成回路55にて、上記第1のサンプリン
グパルスP1を時間τ遅延して生成した第2のサンプリン
グパルスP2(第7図のh)により上記回路53からの出力
である第7図aのVのピーク値を上記回路54にてサンプ
リングホールド検出し、上記第1のサンプリングパルス
P1に基づき検出したZのピーク値と上記第2のサンプリ
ングパルスP2に基づき検出したVのピーク値との和に対
応する一定電圧を上記回路54より得て、この出力に基づ
きゲイン調整するように動作させても良く、特にこの後
者の方法によれば、トラッキングが正規の位置よりずれ
た状態においても、より安定したゲイン調整を行わせる
ことのできる効果が得られる。
以上第6図の実施例は、上記インデックス信号として上
記信号f0と信号fBの両方を用いた場合であるが、上記第
6図のインデックス分離回路50を前記第4図のインデッ
クス分離回路50に適用することにより、上記インデック
ス信号として上記信号f0のみを用いて上記同様のゲイン
調整を行わせることができ、また、上記インデックス分
離回路50において、上記信号f0を分離するフィルタ52の
代わりに、図示しないが上記信号fBを分離するフィルタ
52′を用い、このフィルタ52′を用いたインデックス分
離回路50′を前記第4図のインデックス分離回路50に適
用することにより、上記インデックス信号として上記信
号fBのみを用い、かつ上記信号fBのピーク値がほぼ一定
になるように自動ゲイン調整を行わせることができ、こ
れらいずれの場合においても、本発明の主旨とする安定
したトラッキング誤差検出を行うことのできる効果が得
られるものである。
また第6図の実施例では、上記トラッキング誤差量を検
出するためのパイロット信号(f1あるいはf2)を入力端
子60からのトラッキング制御用信号より検出している
が、本発明はこれに限らず、第6図の破線の経路で示す
ように、上記AGC回路51からの出力を上記回路31に入力
し、上記AGC回路51にてゲイン調整されたトラッキング
制御用信号より上記パイロット信号(f1あるいはf2)を
検出するようにしても良くこの構成によればトラッキン
グ誤差量の検出を再生出力変動の影響を受けずにより安
定に行わせることのできる効果が得られる。
更には、図示しないが上記磁気ヘッド(4a,4b)からの
再生出力を上記AGC回路51を介して、そのAGC回路からの
出力より上記主信号(映像信号)を分離する構成にすれ
ば、上記トラッキング制御用信号と共に上記主信号も自
動ゲイン調整され、再生出力変動の影響を受けずに常に
安定かつ忠実に主信号を再生復元できる効果が得られ
る。
以上述べたトラッキング制御動作によって前記第3図の
映像信号の記録領域Vより磁気ヘッド4a,4bで交互に再
生される映像信号は、第1図の上記回路16からのパルス
Iによって映像信号処理回路30で交互に切換られて一つ
に連続した再生映像信号が端子200bに出力され、この再
生映像信号に上記領域Pからのトラッキング制御用信号
が混入することはない。以上から明らかなように、前記
第3図のオーバラップ部Q1に記録されたトラッキング制
御用信号は上記記録主信号である映像信号と完全に分離
されるため、その記録レベルを十分に高めることがで
き、従ってS/Nの良好な再生トラッキング制御用信号を
得ることができ、上述の自動ゲイン調整による再生出力
変動の影響を大幅に低減できる効果とあいまって、常に
安定したトラッキング制御を行わせることができる。
また、本発明はトラッキング制御用信号をトラック端部
での隣接トラック間の並びずれ量τに関連して配置する
ため、その並びずれ量τは任意に設定することができ、
しかも上記トラッキング制御用信号の記録領域を小さく
でき、かつ時間的に最大限のトラッキング誤差情報を得
ることができる。
以上の動作説明からも明らかなように、本発明の第1の
特徴は、トラッキング誤差量を検出するためのパイロッ
ト信号(f1あるいはf2)とその所在位置を検知するため
のインデックス信号(f0あるいはfB)をトラック長手方
向の一部に占有させて記録することにより、これらトラ
ッキング制御用信号の記録レベルが十分得られるように
してS/N良く検出できるようにすることである。また、
本発明の第2の特徴は、トラッキング誤差量検出のため
のパイロット信号(パイロット信号f1同志、あるいはパ
イロット信号f2同志)がトラックの長手方向と直交方向
で隣々接トラック間で重ならないように配置させ、また
その所在位置を検知するためのインデックス信号(f0
るいはfB)も隣接及び隣々接トラック間で重ならないよ
うに配置させることによって、これらトラッキング制御
用信号を自己干渉なくS/N良く検出できるようにするこ
とである。なお、これら各トラッキング制御用信号の自
己同志が隣接及び隣々接トラック間で一部重なる場合も
上記本発明の主旨にそうものである。また、本発明の第
3の特徴は、少なくとも正規のトラッキング状態におい
て上記インデックス信号(f0あるいはfB)の尖頭値がほ
ぼ一定になるように上記トラッキング制御用信号の振幅
値を制御することにより、再生出力変動の影響を軽減し
て安定したトラッキング誤差検出を行えるようにするこ
とである。更に、本発明の第4の特徴は、正規のトラッ
キング状態においてのみならず、逆トラッキング状態に
おいてもトラッキング誤差検出を行えるようにして、ト
ラッキング制御系が不定状態を生じないようにすること
である。
以上の本発明の主旨にそう前記第1図の実施例以外の他
の実施例に基づくトラックのパターン図の例を第8図に
示す。第8図(i)は、前記第1図の上記回路12の遅延
時間τを、トラックAではτ=2τ、トラックBで
はτ=5τに交互に切換え、また上記ブランキング信
号fBを上記インデックス信号f0に引続いて時間τだけ記
録して得られるトラックのパターンを示す。この第8図
(i)の実施例によれば、パイロット信号f1とf2の記録
位置がトラック毎に異なって隣接トラック間で相互に重
なることはなく、従ってパイロット信号f1とf2の周波数
を同じにしても正しくトラッキング誤差量を検出でき、
またこれらパイロット信号(f1とf2)の記録位置と上記
インデックス信号f0の記録位置は隣接トラック間で相互
に重なることはないから、これら各信号f0,f1及びf2
周波数をすべて同じにできる効果が得られる。なお、こ
の場合のトラッキング誤差検出方法として、前記第4図
及び第6図で示した周波数変換方法によらずに、上記各
信号f0,fB,f1及びf2をフィルタ等で直接分離検出し、上
記インデックス信号(f0あるいはfB)を基準にして上記
パイロット信号f1及びf2を検出するタイミングをトラッ
ク毎に切換える方法によってトラッキング誤差検出を行
うことができ、それと同時にトラックの自動識別を行わ
せることができる。次に第8図(ii)は、上記信号f0,f
1及びf2の記録位置は前記第8図(i)とまったく同じ
にして、上記ブランキング信号fBを上記パイロット信号
f1及びf2の記録位置に対して隣接するように時間τの期
間記録した場合のトラックのパターンを示す。この場合
にも、前記第8図(i)と同様に上記信号f0,f1,及びf2
の周波数をすべて同じにできることはいうまでもない。
次に第8図(iii)は、上記第8図(ii)のパターンで
上記信号f0を記録せずに、上記パイロット信号f1とf2
周波数を同じにして(従って第8図(iii)で上記パイ
ロット信号f2の記録位置をf1で表示している。)これら
パイロット信号を上記インデックス信号f0の代わりに用
いるようにした場合のパターンを示す。
次に上記第8図のうち(iii)で示した実施例に対する
トラッキング制御装置の一実施例を第9図に、その各部
波形を第10図に示す。第9図において、前記第4図及び
第6図と共通部分には同一符号で示してあり、その動作
は前記と同様であるので説明は省略する。57は遅延マル
チ回路であり、上記回路44からの出力(第10図のc)の
立上りでトリガされて時間6τ以上の幅のパルス(第10
図のd)が出力される。52はインデックス信号f0を分離
するためのフィルタであるが、この第8図(iii)の実
施例では、前記したようにパイロット信号f1を上記イン
デックス信号f0の代わりに用いるため、ここでは上記フ
ィルタ52にて上記パイロット信号f1が分離される。従っ
て上記インデックス分離回路50において、このパイロッ
ト信号f1のピーク値がほぼ一定になるように自動ゲイン
調整される。このフィルタ52からの出力は検波回路53に
て包絡線検波され、その出力は上記サンプルホールド回
路34と35に供給される。また上記回路53からの出力(第
10図のa)は上記パルス整形回路40にて適当なしきい値
(第10図のaに示すVth)でパルス整形され、その出力
(第10図のb)は、ORゲート58の一方に入力される。OR
ゲート58の他方には、上記回路57からの出力が入力され
る。第10図のタイミングから明らかなように、正規のト
ラッキング状態では、上記ブランキング信号fBが上記フ
ィルタ42にて検出され、このブランキング信号fBに関連
して上記回路57よりパルス幅6τ以下のパルスが出力さ
れるため、上記回路40からの出力は上記ORゲート58でイ
ンヒビットされ、従って正規のトラッキング状態では、
上記ブラッキング信号fBに関連した出力がORゲート58よ
り出力される。このORゲート58からの出力(第10図のd
に相当)より上記サンプリングパルス生成回路41にて前
記同様に2つのサンプリングパルスSP1(第10図のe)
とサンプリングパルスSP2(第10図のf)が生成出力さ
れる。これ以降の動作は前記とまったく同じであり、正
規のトラッキング状態で系は安定する。また、逆トラッ
キング状態では、上記ブランキング信号fBは検出されず
上記回路57の出力は“L"となり、このため上記パイロッ
ト信号f1に基づく上記回路40からの出力がORゲート58を
介して上記回路41に供給される。従ってこの逆トラッキ
ング状態においてもトラッキング誤差検出が行われ、系
が不定状態になることはない。
以上の実施例ではトラッキング制御用信号を第3図のオ
ーバラップ部Q1に記録した場合を示したが、本発明はこ
れに限るものではなく、第3図のオーバラップ部Q2にも
記録し、あるいはこれらオーバラップ部Q1,Q2に複数箇
所記録するようにしても良い。また、これらオーバラッ
プ部Q1,Q2に記録する代わりに、記録映像信号の垂直ブ
ランキング位置に記録するようにしても良い。また、本
発明においては記録すべき主信号として映像信号に限定
されるものではなく、例えば映像信号あるいは音声信号
等をディジタル化して得たPCM信号等他の任意の信号を
記録する場合にも適用できるものである。また、トラッ
キング制御用信号の記録位置をオーバラップ部に限定す
るものではなく、例えばオーバラップ部を生じないよう
に構成された装置においては、トラックの長手方向に主
信号の記録領域とトラッキング制御用信号の記録領域と
を分離するように時分割で記録するような場合でも適用
できる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によればトラッキング制御用
信号による主信号への妨害を無くすことができ、しかも
トラッキング制御用信号をS/N良く検出でき、また再生
出力変動の影響を大幅に低減して常に安定したトラッキ
ング制御を行わせることができるなどの効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記録再生装置のサーボ制御装置の
一実施例を示すブロック図、第2図はその各部波形図、
第3図はそのトラックパターン図、第4図は本発明によ
るトラッキング制御装置の一実施例を示すブロック図、
第5図はその各部波形図、第6図は他の実施例を示すブ
ロック図、第7図はその各部波形図、第8図は他の実施
例に基づくトラックパターン図、第9図は更に他の実施
例を示すブロック図、第10図はその各部波形図である。 50……インデックス分離回路 42,52……フィルタ 43,53……検波回路 54……ピーク検出回路 51……AGC回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接する2つのトラックの走査開始端がト
    ラックの長手方向に垂直な方向に対し予め定められた距
    離変位しているような平行かつ斜めのテープ上のトラッ
    クに信号を記録再生するよう配置された回転ヘッドを備
    える回転ヘッド形記録再生装置において、 上記各トラックの少なくとも一部分を占有して、第1の
    部分と第2の部分に互いに周波数の異なる2種のパイロ
    ット信号をそれぞれ上記トラック端部での隣接トラック
    間の距離の変位量に関連して上記回転ヘッドで記録する
    パイロット信号記録手段と、 上記各トラックの第1の部分は、そのトラックに隣接す
    る2つのトラックのそれぞれの第1の部分とトラック長
    手方向に垂直な方向に対し互いに異ならない部分を生ず
    るように配置させ、また上記各トラックの第2の部分と
    それに隣々接する2つのトラックの第2の部分には同じ
    周波数のパイロット信号を記録すると共に、隣々接トラ
    ック間でこれら第2の部分がトラック長手方向に垂直な
    方向に対し互いに重ならない部分を生ずるように配置さ
    せ、また上記各トラックの第1の部分とそれに隣接する
    2つのトラックの第2の部分には互いに周波数の異なる
    パイロット信号を記録すると共に、隣接トラック間で上
    記第1の部分の少なくとも一部は、上記第2の部分の少
    なくとも一部よりもトラック長手方向に垂直な方向に対
    し各トラックの走査開始端に近くなるように配置させる
    手段と、 各トラックの少なくとも上記第1の部分あるいは第2の
    部分に記録されたいずれか一方のパイロット信号の再生
    に対してその再生信号のレベルがほぼ一定になるように
    制御して出力する制御手段と、 該制御手段からの再生出力に基づく上記第1の部分に記
    録されたパイロット信号の再生されるタイミングに対し
    て、それに隣接するトラックの上記第2の部分の少なく
    とも一部分の位置に相当するタイミングで、該第2の部
    分に記録されたパイロット信号の再生されるレベルを検
    出する検出手段と、 を有し、該検出手段からの出力信号に応答して、上記回
    転ヘッドとテープの相対的位置を制御するように構成し
    たことを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】上記検出手段は、 上記制御手段からの再生出力より上記第2の部分に記録
    されたパイロット信号のレベルを検出する手段 を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の記録再生装置。
  3. 【請求項3】隣接する2つのトラックの走査開始端がト
    ラックの長手方向に垂直な方向に対し予め定められた距
    離変位しているような平行かつ斜めのテープ上のトラッ
    クに信号を記録するように配置された回転ヘッドを備え
    る回転ヘッド形記録装置において、 上記各トラックの少なくとも一部分を占有して、第1の
    部分と第2の部分に互いに周波数の異なる2種のパイロ
    ット信号をそれぞれ上記トラック端部での隣接トラック
    間の距離の変位量に関連して上記回転ヘッドで記録する
    パイロット信号記録手段と、 上記各トラックの第1の部分は、そのトラックに隣接す
    る2つのトラックのそれぞれの第1の部分とトラック長
    手方向に垂直な方向に対し互いに異ならない部分を生ず
    るように配置させ、また上記各トラックの第2の部分と
    それに隣接する2つのトラックの第2の部分には同じ周
    波数のパイロット信号を記録すると共に、隣接トラック
    間でこれら第2の部分がトラック長手方向に垂直な方向
    に対し互いに重ならない部分を生ずるように配置させ、
    また上記各トラックの第1の部分とそれに隣接する2つ
    のトラックの第2の部分には互いに周波数の異なるパイ
    ロット信号を記録すると共に、第1の部分の後に第2の
    部分が記録されるトラックに対し、それに隣接する2つ
    のトラックでは、第2の部分の後に第1の部分が記録さ
    れて、隣接トラック間で上記第1の部分の少なくとも一
    部は、上記第2の部分の少なくとも一部よりもトラック
    長手方向に垂直な方向に対し各トラックの走査開始端に
    近くなるように配置させる手段と、 を備えて構成されることを特徴とする記録装置。
JP59142309A 1984-07-11 1984-07-11 記録再生装置と記録装置 Expired - Lifetime JPH0740388B2 (ja)

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