JPH0740351Y2 - 魔法瓶の上蓋取付け構造 - Google Patents

魔法瓶の上蓋取付け構造

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JPH0740351Y2
JPH0740351Y2 JP1988080705U JP8070588U JPH0740351Y2 JP H0740351 Y2 JPH0740351 Y2 JP H0740351Y2 JP 1988080705 U JP1988080705 U JP 1988080705U JP 8070588 U JP8070588 U JP 8070588U JP H0740351 Y2 JPH0740351 Y2 JP H0740351Y2
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JP
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locking
upper lid
locking member
annular
thermos
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JP1988080705U
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茂弘 山中
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ピーコック魔法瓶工業株式会社
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、例えば、魔法瓶を構成する容器本体の内部
掃除、またはコーヒや熱湯等の注入を容易にするために
上蓋を着脱可能に枢着した魔法瓶の上蓋取付け構造に関
する。
(ロ)従来の技術 従来、上述の魔法瓶を構成する容器本体の口金部に上蓋
を着脱可能に取付ける場合、例えば、魔法瓶の注出口側
を前部とする口金部の後部側に形成した係止部に、上蓋
の後部側に枢着した係止部材を嵌合する上蓋取付け構造
がある。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし、上述の上蓋取付け構造は、容器本体側の係止部
と上蓋側の係止部材とを嵌合しただけの取付け構造であ
るので、例えば、コーヒや熱湯等を容器本体の内部に注
入するような場合、上蓋を後部側へ回動して容器本体の
注入口を開放するが、この上蓋の回動停止位置を、上蓋
の後部側と口金部の後部側との当接により設定している
ため、容器本体の後部側に強い力で上蓋を一気に回動す
ると、回動停止時の大きなショックが上蓋の枢着部分に
集中して付与され、この時のショックで容器本体側の係
止部と上蓋側の係止部材とが簡単に分離してしまうとい
う問題点を有している。
この考案は、魔法瓶を構成する容器本体に対して上蓋を
取付ける取付け時の操作が極めて容易で、しかも、該上
蓋取付け時には強固に取付け状態を保持すると同時に、
耐衝撃力および耐久性に優れるうえ、小部品点数および
小組付け工数にて構成することができる魔法瓶の上蓋取
付け構造の提供を目的とする。
(ニ)問題点を解決するための手段 この考案は、魔法瓶を構成する容器本体の口金部に、該
魔法瓶の注出口側を前部とする口金部の後部側に上蓋を
着脱可能に枢着した魔法瓶の上蓋取付け構造であって、
上記口金部の後部側に形成された環状係止部と、上記上
蓋の後部側に枢着されて上記環状係止部の開口から下方
へ貫通されると共に、部材固有の弾性力により抜止め状
態と離脱可能状態とに変位可能な断面逆U字状の係止部
材と、上記係止部材の弾性変位可能側の第1の係止板の
外側面に一体形成され、環状係止部に対する上記係止部
材の貫通時に、環状係止部の下面に係止される第1の係
止突起と、上記第1の係止突起の下方位置の第1の係止
板に連設した第2の係止突起と、上記環状係止部に貫通
された上記係止部材の断面逆U字状部の挿入部に挿脱自
在で、該係止部材はの抜止め状態から離脱可能状態への
弾性変形を阻止するロック部材と、上記ロック部材に連
設し、該ロック部材を前記係止部材に挿入して抜止め状
態にしたとき、前記係止部材の第2の係止突起と係合す
る弾性変位可能な第2の係止板とを備えた魔法瓶の上蓋
取付け構造であることを特徴とする。
(ホ)作用 この考案は、魔法瓶を構成する容器本体の口金部に形成
された環状係止部に対して、上蓋に枢着された係止部材
を上方より嵌入貫通させて、この係止部材の外面側に一
体形成された第1の係止突起を環状係止部の下面に係止
すると共に、この環状係止部の下面より係止部材の挿入
部にロック部材を挿入して係止部材を抜止め状態にする
と共に、ロック部材の第2の係止板を係止部材の第2の
係止突起に係止する。
(ヘ)考案の効果 この考案によれば、環状係止部の開口に嵌入貫通された
係止部材の下部にロック部材を固定して相互を抜止めす
るので、ロック部材を引抜かない限り係止部材の第1の
係止突起が後退せず、該係止突起は環状係止部の下面係
止位置から外れることがない。
したがって、係止部材と環状係止部との係止は確実に保
持され、上蓋の強い回動停止時のショックおよびそのシ
ョック反動で係止部材の係止が緩み、上蓋が分離するの
を確実に防止することができ、耐衝撃力および耐久性に
優れた強固な取付け構造を得ることができる。
また、上述のロック部材を操作するだけで、係止部材と
環状係止部とを固定および固定解除することができ、上
蓋の着脱作業が極めて簡単かつ容易に行えると共に、上
蓋に係止部材を一体的に枢着しているので部品を紛失す
ることが少く、独立した部品はロック部材だけであるた
め部品の取扱いおよび管理が容易となる。
さらに、上記取付け構造を構成する部品は、環状係止部
と、係止突起が一体形成された断面逆U字状の係止部材
と、ロック部材との合計3部品のみでよいから、部品点
数の削減と組付け工数の低減とを図ることができる効果
がある。
しかも、容器本体から上蓋を取外した時、上述の係止部
材はその部材固有の弾性力により抜止め状態と離脱可能
状態との間を弾性変位するのみで、この変位量は上記係
止突起の突出量とほぼ対応程度の少量であるから、一旦
容器本体から取外した上述の上蓋を再び容器本体に取付
ける際には、係止部材の位置を環状係止部の開口位置と
符合させて、再取付け操作を行なえばよいから、斯る取
付け操作が極めて容易となる効果がある。
(ト)実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は加圧エアを供給して内溶液を注出する魔法瓶の上
蓋取付け構造を示し、第2図において、この魔法瓶1は
容器本体2の上部に口金部3を嵌着し、この容器本体2
の注出口4側を前部とする口金部3の後部側と、この口
金部3に嵌合する上蓋5の後部側とを着脱可能に枢着し
ている。
上述の上蓋5は、第1図および第3図に示すように、こ
の上蓋5の後部側に軸支した係止部材6を、口金部3の
後部側に形成した環状係止部7に上面側より嵌入貫通さ
せた後、この環状係止部7の下面側より突出した係止部
材6下部にロック部材8を固定して抜止めすることで、
容器本体2の口金部3に対して上蓋5が前後方向へ回動
可能に枢着され、一方、上蓋5の前部側に軸支したロッ
クレバー9を口金部3の内周縁部に係止して開放不可に
固定される。
上述の係止部材6は、第1図にも示すように、合成樹脂
または金属部材等で形成され、この係止部材6の上部を
上蓋5の後部側に形成した 門形の枢支部10に係合し、
この枢支部10と係止部材6の上部とに連通してピン11を
圧入することで、上蓋5に対して係止部材6を回動可能
に枢着している。
ここで、上述の係止部材6は部材固有の弾性力により抜
止め状態(第4図のロ参照)と離脱可能状態(第4図の
イ参照)とに変位可能となる如く、その縦方向断面が逆
U字状に形成されている。
上述の係止部材6には、下面側を開口してロック部材8
を圧入可能とする挿入空所12を形成し、この挿入空所12
の内面にはロック部材8の挿入方向に沿ってガイド突起
13を形成し、一方、係止部材6の上部外側面には環状係
止部7の上面側に係止する各段部14,14を一体形成し、
この係止部材6の後面側下部を垂直方向に延出して弾性
変位可能な係止板15を形成すると共に、上述の各段部1
4,14より環状係止部7の厚みを隔てた係止板15の係止面
中央部に、環状係止部7の下面に係止する係止突起16を
形成している。
上述の係止板15の係止面には、幅方向に滑止め作用する
ローレット面17を形成すると共に、後述するロック部材
8の先端部を係止する2本の各係止突起18,18…を所定
間隔に隔てて幅方向に形成している。
なお、上述の係止部材6の係止板15と対応する環状係止
部7の内周縁部には、係止板15をその部材固有の弾性力
により内側に弾性変位させるため内低外高状に傾斜させ
たガイド面7a(スラント面)6形成している。
前述のロック部材8は、合成樹脂または金属部材等で形
成され、挿入側先端部を若干先細に形成して前述の係止
部材6の挿入空所12に対して挿入を容易にし、かつ、こ
のロック部材8の挿入側先端部には、前述の挿入空所12
に形成されたガイド突起13と係合するガイド溝19を開口
している。
上述のロック部材8の後面側下部には、前述の係止部材
6の係止板15に一体形成された係止突起18に係止する弾
性変位可能な係止板20を鉛直方向に形成しており、この
ロック部材8の下部両側面には水平方向に滑止め用に各
ローレット面21,22をそれぞれ形成している。
ここで、上述のロック部材8は上記環状係止部7に貫通
された係止部材6の抜止め状態から離脱可能状態への弾
性変位を阻止する部材である。
図示実施例は上記の如く構成するものにして以下作用を
説明する。
先ず、第4図の(イ)に示すように、魔法瓶1を構成す
る上蓋5に枢着した係止部材6を、その係止板15を環状
係止部7のガイド面7aに沿って内側に弾性変位させつ
つ、容器本体2の口金部3に形成した環状係止部7に上
面側より嵌込み、この係止部材6上部に形成した各段部
14,14を環状係止部7の上面側に当接し、一方、環状係
止部7を貫通した係止板15の係止突起16を環状係止部7
の下面に係止する。
次に、第4図の(ロ)に示すように、環状係止部7の下
面側に貫通された係止部材6の挿入空所12に、すなわ
ち、係止板15の裏面側にロック部材8を下方より圧入し
つつ、このロック部材8の係止板20を係止部材6の係止
板15の係止面側に弾性変位させて、係止板20の先端部
を、係止板15に一体形成した下段側の係止突起18を乗り
越えさせて上段側の係止突起18に係止し、係止部材6の
下部にロック部材8を固定する。
すなわち、第3図に示すように、係止部材6の挿入空所
12にロック部材8を圧入して係止板15の弾性変位を阻止
することで、係止板15の係止突起16と環状係止部7に係
止された状態にロック固定される。
なお、上述の上蓋5を分離する場合、ロック部材8を下
方に引抜いた後、係止部材6の係止板15の下端部を押し
て、係止板15の係止突起16を環状係止部7の内側に弾性
変位させた状態で係止部材6を上方に引抜く。
このように上蓋5に軸支した係止部材6と、容器本体2
の口金部3に形成した環状係止部7との係止状態をロッ
ク部材8でロックしているので、ロック部材8を引抜か
ない限り係止部材6と環状係止部7との係止は解除され
ず、例えば、容器本体2内にコーヒ等の液体を注入する
ような場合、回動停止時のショックで上蓋5が分離する
のを確実に防止することができ、耐久性および耐衝撃力
に優れた強固な取付け構造を得ることができる。
また、上述のロック部材8を圧入または引抜き操作する
だけで、係止部材6と環状係止部7との固定および固定
解除を行なうことができ、上蓋5の着脱作業が極めて簡
単に行なえると共に、上蓋5側に係止部材6を一体的に
枢着しているので部品を紛失することが少く、独立した
部品はロック部材8だけであるため部品の取扱いおよび
管理が容易である。
さらに、魔法瓶の取付け構造を構成する部品は、環状係
止部7と、係止突起16が一体形成された断面逆U字状の
係止部材6と、ロック部材8との合計3部品のみでよい
から、部品点数の削減と組付け工数の低減とを図ること
ができる効果がある。
しかも、容器本体2から上蓋5を取外した時、上述の係
止部材6はその部材固有の弾性力により抜止め状態と離
脱可能状態との間を弾性変位するのみで、この変位量は
上記係止突起16の突出量とほぼ対応程度の少量であるか
ら、一旦容器本体2から取外した上述の上蓋5を再び容
器本体2に取付ける際には、係止部材6の位置を環状係
止部7の開口位置と符合させて、再取付け操作を行なえ
ばよいから、斯る取付け操作が極めて容易となる効果が
ある。
なお、この考案は、上述の実施例の構成のみに限定され
るものではない。
例えば、この考案の上蓋取付け構造は、沸騰型電気ポッ
ト等の上蓋取付け構造としても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図は上蓋取付け部分を示す魔法瓶の要部拡大斜視
図、 第2図は上蓋を嵌合した魔法瓶の上部側面図、 第3図は上蓋取付け部分の拡大縦断側面図、 第4図の(イ)(ロ)は上蓋の取付け説明図である。 1……魔法瓶、2……容器本体 3……口金部、4……注出口 5……上蓋、6……係止部材 7……環状係止部、8……ロック部材 16……係止突起、18……係止突起 20……係止板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】魔法瓶(1)を構成する容器本体(2)の
    口金部(3)に、該魔法瓶(1)の注出口(4)側を前
    部とする口金部(3)の後部側に上蓋(5)を着脱可能
    に枢着した魔法瓶の上蓋取付け構造であって、 上記口金部(3)の後部側に形成された環状係止部
    (7)と、 上記上蓋(5)の後部側に枢着されて上記環状係止部
    (7)の開口から下方へ貫通されると共に、部材固有の
    弾性力により抜止め状態と離脱可能状態とに変位可能な
    断面逆U字状の係止部材(6)と、 上記係止部材(6)の弾性変位可能側の第1の係止板
    (15)の外側面に一体形成され、環状係止部(7)に対
    する上記係止部材(6)の貫通時に、環状係止部(7)
    の下面に係止される第1の係止突起(16)と、 上記第1の係止突起(16)の下方位置の第1の係止板
    (15)に連設した第2の係止突起(18)と、 上記環状係止部(7)に貫通された上記係止部材(6)
    の断面逆U字状部の挿入部(12)に挿脱自在で、該係止
    部材(6)の抜止め状態から離脱可能状態への弾性変位
    を阻止するロック部材(8)と、 上記ロック部材(8)に連設し、該ロック部材(8)を
    前記係止部材(6)に挿入して抜止め状態にしたとき、
    前記係止部材(6)の第2の係止突起(18)と係合する
    弾性変位可能な第2の係止板(20)とを備えた 魔法瓶の上蓋取付け構造。
JP1988080705U 1988-06-17 1988-06-17 魔法瓶の上蓋取付け構造 Expired - Lifetime JPH0740351Y2 (ja)

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JPH024533U JPH024533U (ja) 1990-01-12
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