JPH0740072U - ソケット - Google Patents
ソケットInfo
- Publication number
- JPH0740072U JPH0740072U JP7065893U JP7065893U JPH0740072U JP H0740072 U JPH0740072 U JP H0740072U JP 7065893 U JP7065893 U JP 7065893U JP 7065893 U JP7065893 U JP 7065893U JP H0740072 U JPH0740072 U JP H0740072U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- socket
- drive shaft
- power tool
- circular hole
- hole portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 動力工具の駆動軸とソケットとのがたつきを
無くしてトルク伝達の効率向上と、使用中の騒音低減と
を図ること。 【構成】 動力工具の駆動軸の円柱部に嵌合するソケッ
ト本体1の円穴部4には内周溝8を形成してOリング9
を配設し、Oリング9の弾性力にて駆動軸の円柱部をほ
ぼ円柱軸線直角方向に押圧するように構成する。
無くしてトルク伝達の効率向上と、使用中の騒音低減と
を図ること。 【構成】 動力工具の駆動軸の円柱部に嵌合するソケッ
ト本体1の円穴部4には内周溝8を形成してOリング9
を配設し、Oリング9の弾性力にて駆動軸の円柱部をほ
ぼ円柱軸線直角方向に押圧するように構成する。
Description
【0001】
本考案は、ソケットレンチや動力工具に装着して、ボルト・ナット類の組付け 又はその取り外しに用いるソケットに関する。
【0002】
従来、動力工具用のソケットとしては、図5に示すものが良く知られている。 このソケットは、図6に示すような動力工具の駆動軸20の軸端に装着して使用 される。そして、使用中のソケットの脱落を防止するために、両図参照、ソケッ ト本体10の四角穴部11(角ドライブ部ともいう)の側壁に形成されている貫 通孔12と、駆動軸20の四角柱部21(角ドライブともいう)に形成されてい る貫通孔22とに連結ピン24を挿し込み、連結ピン24の抜け止め用としてソ ケット本体10の外周溝13にOリング14を嵌め込む構成となっている。
【0003】
上記従来のソケットと駆動軸とは、四角穴部と四角柱部(角ドライブ部と角ド ライブ)とが極端なすきまばめとされているため、着脱時の操作性や製作時の加 工性(通常は塑性加工される)が良い反面、使用中にがたつき易いものであった 。したがって、使用中の騒音が大きく、耐久性にも悪い影響を及ぼしていた。 ところで、構造物に取り付けたボルトの軸力を測定するのは困難であるから、 適正な締めつけ力を得るために、一般的には、ボルトの締めつけトルク値を規定 する方法がとられている。しかしながら、上記のソケットのがたつきはトルク伝 達の効率が悪く、かつ不安定であることを意味しており、これがボルト締めつけ 力がばらつく原因の一つとなっていた。
【0004】 そこで本考案は、ソケットのがたつきを無くしてトルク伝達の効率向上と、使 用中の騒音低減とを図ることを目的とする。
【0005】
このために、以下のようなソケットを創作した。すなわち、本考案は、ソケッ ト本体に、ソケットレンチのシャンクあるいは動力工具の駆動軸の円柱部に嵌合 する円穴部と、前記円柱部先端の角ドライブが挿入される角穴部と、トルク伝達 対象物に係合する係合部とが形成されて成るソケットにおいて、前記円穴部の所 定部位には前記円柱部をほぼ円柱軸線直角方向に押圧する弾性部材を配設したこ とを特徴としている。
【0006】
動力工具の駆動軸の円柱部にソケット本体の円穴部を嵌め込むと、弾性部材が その弾性力によって円柱部をほぼ円柱軸線直角方向に押圧する。すなわち、ソケ ットは、弾性部材によって駆動軸に対する相対移動が軸線方向、回転方向共に規 制されるため、がたつき難くなる。
【0007】
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は実施例に係るソケ ットの一部破断斜視図であり、図2はそのソケットの断面図である。なお、図2 おいて、ソケットに挿入されている動力工具の駆動軸は、図6に示した従来例の ものがそのまま使用されている。
【0008】 図1及び図2において、ソケット本体1の内周側には、トルク伝達対象物とし てのボルト頭部に適合する形状の六角穴部2(係合部ともいう)と、動力工具の 駆動軸20(図6参照)の四角柱部21(角ドライブともいう)に適合する形状 の四角穴部3(角穴部ともいう)と、同駆動軸20の円柱部23に適合する円穴 部4とが、同一軸線上に形成されている。
【0009】 なお、上記の四角柱部21と四角穴部3との間には比較的大きな隙間ができる が、円柱部23と円穴部4との間は、手の力で両者を相対スライドさせ得る範囲 内で隙間の小さなはめあいになっており、ソケット本体1と駆動軸20との軸線 のずれや傾きを最小限に抑えるようになっている。
【0010】 前記四角穴部3にはソケット本体1の軸線直角方向に延びる貫通孔5が、駆動 軸20の貫通孔22と軸線同士を合致させ得る位置に形成され、ソケット本体1 の外周部には貫通孔5の両外側の開口部と交わる外周溝6が形成されている。そ して、外周溝6に装着されるOリング7にて貫通孔5の両外側の開口部が塞がれ るようになっている。
【0011】 さらに、前記円穴部4には周方向に延びる内周溝8が形成され、その内周溝8 にはゴム等の弾性材料で成形されたOリング9(弾性部材ともいう)がその内周 縁部を円穴部4の内側に若干はみ出させた状態で装着されている。
【0012】 次に、上記構成のソケットの作用について説明する。このソケットを用いてボ ルト・ナット類の組付け又はその取り外しをする場合は、前述した従来型のソケ ットを用いる場合とその使用方法において異なるところはない。 すなわち、図2及び図3に示すように、動力工具の駆動軸20の円柱部23に ソケット本体1の円穴部4を嵌め込み、ソケット本体1の貫通孔5と駆動軸20 の貫通孔22との位置合わせをして連結ピン24を挿し込んだ後、Oリング7に て連結ピン24の抜け止めをする。
【0013】 このとき、ソケット本体1の円穴部4の内面に配設されたOリング9は円柱部 23により圧縮されて内周溝8内に没入する一方で、その弾性力によって円柱部 23をほぼ軸線直角方向に押圧する。このため、ソケットは、駆動軸20に対し て軸線方向及び回転方向の相対移動が規制されてがたつき難くなる。
【0014】 なお、上述の実施例ではOリング9を使用したが、この例に限られるものでは なく、弾性を有するものであれば他の形状のものであっても構わない。例えば、 図4に示すように、ゴムや合成樹脂で成形した棒状部材9aを筒状本体1aの円 穴部4aに、軸線方向に延びるように並設しても良い。
【0015】
以上説明したように、本考案によれば、例えばボルト・ナット類の締めつけ時 に、ソケットがほとんどがたつかなくなるから、動力工具等においてトルク伝達 の効率が向上し、使用中の騒音を低減でき、さらに耐久性も向上するという効果 がある。また、ソケット側でトルク値の検出精度が良くなることから、ボルト類 の締めつけトルク管理をより正確に実施し得るという効果がある。 なお、本考案は、従来のソケットとの互換性を損なうものではないから、実用 的価値が高い。
【図1】実施例のソケットを示す一部破断斜視図であ
る。
る。
【図2】実施例のソケットの装着状態を示す断面図であ
る。
る。
【図3】実施例のソケットの使用態様を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】他の実施例に係るソケットを示す一部破断斜視
図である。
図である。
【図5】従来例のソケットを示す一部破断斜視図であ
る。
る。
【図6】従来例の動力工具の駆動軸を示す斜視図であ
る。
る。
1 ソケット本体 2 六角穴部(係合部) 3 四角穴部(角穴部) 4 円穴部 8 内周溝 9 Oリング(弾性部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 ソケット本体に、ソケットレンチのシャ
ンクあるいは動力工具の駆動軸の円柱部に嵌合する円穴
部と、前記円柱部先端の角ドライブが挿入される角穴部
と、トルク伝達対象物に係合する係合部とが形成されて
成るソケットにおいて、前記円穴部の所定部位には前記
円柱部をほぼ円柱軸線直角方向に押圧する弾性部材を配
設したことを特徴とするソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7065893U JPH0740072U (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | ソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7065893U JPH0740072U (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | ソケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740072U true JPH0740072U (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=13437982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7065893U Pending JPH0740072U (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | ソケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740072U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015193062A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | インパクト工具用アタッチメント及びインパクト工具 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP7065893U patent/JPH0740072U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015193062A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | インパクト工具用アタッチメント及びインパクト工具 |
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