JPH0739954U - エア霧化式スプレーガン - Google Patents

エア霧化式スプレーガン

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JPH0739954U JP7517293U JP7517293U JPH0739954U JP H0739954 U JPH0739954 U JP H0739954U JP 7517293 U JP7517293 U JP 7517293U JP 7517293 U JP7517293 U JP 7517293U JP H0739954 U JPH0739954 U JP H0739954U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、塗装品質を低下させることなく塗
着効率を大幅に向上させることの出来るエア霧化式スプ
レーガンに関する。 【構成】 塗料ノズル1の中央先端部1aに開口する円
形の塗料吐出口10aの周囲に、塗料霧化用の圧縮空気
を噴気する環状空気孔11を形成し、その外側で且つ塗
料吐出口10aを中心にして対称位置に楕円パターン形
成用の圧縮空気を噴気する側面空気孔7を設けるととも
に、環状空気孔11の開口幅を、塗料吐出口10aと側
面空気孔7を結ぶ方向を狭く、それと直交する方向を広
く形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、塗装品質を低下させることなく塗着効率を大幅に向上させることの 出来るエア霧化式スプレーガンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エア霧化式スプレーガンとして、例えば実公昭58−37472号とか 、特開昭62−160156号のような装置が知られている。 そして、前者のような装置を含めて従来の一般的なタイプのものでは、例えば 図5に示すように、エアノズル51中央の円形の中心孔52内に、それより小径 で且つ塗料吐出口53aを備えてなる円管状の塗料ノズル53先端を臨ませると ともに、この塗料ノズル53と中心孔52の間に円環状の環状空気孔54を形成 し、その外側に複数の補助空気孔55を設けている。 そして、環状空気孔54と補助空気孔55によって塗料の微粒化、分布の均一 化等を図るとともに、更にその外側に対向して設けたパターンエア噴出用の側面 空気孔56からエアを噴出させて塗料パターンを楕円形状に変化させるようにし ている。
【0003】 以上のようなスプレーガンによる塗料パターンは、図6に示すように、塗料吐 出口53aから吐出する状態は(イ)の形状であり、環状空気孔54によって霧 化された状態は(ロ)の形状となり、補助空気孔55によって(ハ)のような楕 円形状となり、最後に側面空気孔56によって(ハ)の楕円を潰す方向に変形さ せ(ニ)の楕円形状に変形させる。
【0004】 また、後者の装置の場合は塗料噴霧の偏平化を向上させ、広範囲な塗装を効率 良く行う等のため、当初から楕円パターンで塗料を吐出するようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら上記のような装置において、前者のように塗料の微粒化、安定し たパターンの形成のために多くの空気孔54、55、56から大量のエアを噴出 させていることから、霧化した塗料がワークに当たった後、跳ね返って舞上がっ てしまい、塗着効率が悪いという問題があった。 また、後者のように当初から塗料を楕円パターンで吐出させれば、パターンエ ア量は少なくなるものの、塗料を高圧で吐出させる必要が生じ、この高圧で大量 に吐出された塗料を霧化するためには、大量のエアを噴出させなければならなか った。そして、この結果、前者と同様に塗着効率が悪くなるという問題があった 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、本考案は塗料ノズルの先端に開口する円形の塗料 吐出口の周囲に塗料霧化用の圧縮空気を噴気する環状空気孔を設け、その外側で 且つ塗料吐出口を中心にして対称位置に楕円パターン形成用の圧縮空気を噴気す る側面空気孔を設けるとともに、前記環状空気孔の開口幅を、前記塗料吐出口と 側面空気孔を結ぶ方向を狭く、それと直交する方向を広く形成した。
【0007】
【作用】
円形の塗料吐出口にすることで低圧吐出が可能となり、この周囲に形成した環 状空気孔の開口幅を、塗料吐出口と側面空気孔を結ぶ方向を狭く、それと直交す る方向を広く形成することで、吐出された塗料を楕円状の噴霧パターンとするこ とが出来る。 そして側面空気孔によって楕円形状を潰すような方向からエアを噴出させれば 、従来と同程度の微粒化を保ったままエア量を減少させることが出来る。このた め塗着効率が向上する。
【0008】
【実施例】
本考案のスプレーガンの実施例について添付した図面に基づき説明する。 図1は本考案のスプレーガンの要部を示し、(イ)は正面図、(ロ)は(イ) のA−A線断面図、図2は図1(イ)の要部拡大図である。
【0009】 図1に示すように、不図示のガン本体の先端中央部に着脱可能な塗料ノズル1 の周囲には、同じくガン本体の先端に着脱自在な空気キャップ2が設けられ、こ の空気キャップ2は、先端側のエアノズル3と、ガン本体に螺合するキャップ4 からなる。
【0010】 そして、エアノズル3の中央には円形の中央孔5が設けられるとともに、この 中央孔5を取り囲むように前方に張出すフランジ部3aが設けられている。
【0011】 また、エアノズル3の周縁内部には、中央孔5を中心として対称位置に側面エ ア室6、6が設けられ、各側面エア室6から斜め前方に向けて角孔の側面空気孔 7が開口している。
【0012】 そして、前記中央孔5と側面空気孔7を結ぶ線上の途中には、補助空気孔8が 設けられている。
【0013】 前記塗料ノズル1の中央先端部1aは、前記中央孔5内に隙間を持って入り込 むことが出来るように先細り形状とされ、しかも外周形状が図2にも示すように 、略楕円形にされている。
【0014】 そして、塗料ノズル1の内部に設けられた塗料通路10も、中央先端部1aで は先細りとなり、先端面に塗料吐出口10aとして開口している。 そして、この塗料吐出口10aは円形である。
【0015】 また、塗料ノズル1とエアノズル3の相対位置関係は、図2に示すように、塗 料ノズル1の中央先端部1aの楕円形状の長円方向が、前記エアノズル3の側面 空気孔7の方向に一致するよう位相合せする。
【0016】 従って、中央先端部1a外周と中央孔5内周との間に、円周方向に沿って開口 幅の異なる環状空気孔11が形成されることになり、塗料吐出口10aと側面空 気孔7を結ぶ方向が狭く、それと直交する方向が広く形成されることになる。
【0017】 尚、塗料ノズル1と空気キャップ2を装着した際、キャップ4内面と塗料ノズ ル1外面の間に環状の第1のエア室12が形成され、エアノズル3内面と塗料ノ ズル1外面の間に環状の第2のエア室13が形成されることになるが、この第1 のエア室12と第2のエア室13は、塗料ノズル1の連通孔14によって連通し ている。
【0018】 また、塗料ノズル1とキャップ4の間にも連通孔15が設けられ、この連通孔 15によって第1のエア室12と側面エア室6が連通している。
【0019】 従って、第1のエア室12の圧縮空気は、第2のエア室13を経由して環状空 気孔11及び補助空気孔8から噴出し、また側面エア室6を経由して側面空気孔 7から噴出する。
【0020】 以上のようなスプレーガンにおけるスプレーパターンは図4の通りである。
【0021】 すなわち、円形の塗料吐出口10aから吐出された塗料は(イ)のような円形 形状であり、その直後、環状空気孔11によって(ロ)のような形状に霧化され る。 つまり、環状空気孔11の開口幅の広い方向は空気の噴出量が多いため、拡が りが制限され、開口幅の狭い方向の拡がりが大きくなる。
【0022】 次いで、側面空気孔7からの空気の噴出によって、(ロ)の楕円形を潰すよう な方向を制限し(ハ)のような楕円パターンに変化させる。
【0023】 そして、かかる構成によって、図5に示す従来の補助空気孔55を大幅に減ら すことが出来、エア噴出量の減少によって塗着効率が向上する。 因みに、略同一の塗装品質(微粒化)を得ることを条件に塗装を施した結果、 従来のエア霧化式ガンの塗着効率が30〜40%であったのに対して、本願のガ ンでは45〜55%であることが確認されている。
【0024】 ところで、図3は別実施例を示すものである。 尚、図番は前記と同じ部品等には同一の番号を付している。
【0025】 この場合はエアノズル3の中心孔5を楕円形状とし、この中心孔5内に遊合す る塗料ノズル1の中央先端部1aの外形を円形にしたものである。
【0026】 そして、楕円形の中心孔5の短円方向を、側面空気孔7の方向に一致させるこ とで、前例と同様な環状空気孔11の開口幅にすることが出来、前記と同様の効 果を奏する。
【0027】 また、この場合は中心孔5と側面空気孔7は共にエアノズル3に形成されてい ることから、エアノズル3と塗料ノズル1の位相合せが不用である。
【0028】
【考案の効果】
以上のように本考案のスプレーガンは、円形の塗料吐出口から塗料を吐出する ことで、低圧吐出を可能にし、また塗料吐出口の周囲に、円周方向に開口幅の異 なる環状空気孔を形成して塗料を霧化させることで空気の噴出量を減らすように したため、ワークに当たった塗料の跳ね返りが少なくなり、塗着効率を向上させ ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスプレーガンの要部を示し、(イ)は
正面図、(ロ)は(イ)のA−A線断面図
【図2】図1(イ)の要部拡大図
【図3】別実施例図
【図4】本案のスプレーガンの塗料パターンの説明図
【図5】従来のスプレーガンの正面図
【図6】従来のスプレーガンの塗料パターンの説明図
【符号の説明】
1 塗料ノズル 1a 中央先端部 2 空気キャップ 3 エアノズル 7 側面空気孔 10a 塗料吐出口 11 環状空気孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料ノズルの先端に開口する円形の塗料
    吐出口の周囲に塗料霧化用の圧縮空気を噴気する環状空
    気孔を設け、その外側で且つ塗料吐出口を中心にして対
    称位置に楕円パターン形成用の圧縮空気を噴気する側面
    空気孔を設けるとともに、前記環状空気孔の開口幅を、
    前記塗料吐出口と側面空気孔を結ぶ方向を狭く、それと
    直交する方向を広く形成したことを特徴とするエア霧化
    式スプレーガン。
JP7517293U 1993-12-28 1993-12-28 エア霧化式スプレーガン Expired - Fee Related JP2555805Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008126173A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Honda Motor Co Ltd 塗布装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008126173A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Honda Motor Co Ltd 塗布装置

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JP2555805Y2 (ja) 1997-11-26

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